<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

Muv-LuvSS投稿掲示板


[広告]


感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[40193] Muv-Luv ignition
Name: 紅蓮◆aa211c24 ID:4389f9f5
Date: 2014/07/14 00:22
UNLIMITEDやAlTERNATIVEとも違う世界の物語です。一部のキャラクター名を吉宗様の原作から拝借しています。

感想は専用の板、質問やアドバイスはTwitter @guren_Muv_Luv

歴史の歩み
『BETA大戦』事の発端は、探査衛星ヴァイキング1号が火星で生物を発見し、画像送信の直後に通信不能となる事件が起こった1958年まで遡る。仮説や検証実験を繰り返した結果、火星表面の巨大建造物発見により火星生命が知的生命体である可能性が示唆され、コミュニケーション方法を確立する目的の研究が開始される。それが、『オルタネイティヴ計画』。世界規模の巨大計画は、1967年に起こった想定外の事件によって世界中に恐怖と不安を広げた。
『サイクロボスコ事件』後に世界史で語り継がれるそれは、国際恒久月面基地「プラトー1」の地質探査チームが、火星の生命体と同種の存在を発見した後消息を絶つというものだった。我々の脅威となる、BETA(Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race=人類に敵対的な地球外起源種)と人類の初めての接触だった。長きに渡り月面戦争を繰り返すが、人類は敗北を繰り返していた。
BETAが大地に足を踏み入れたのは1973年4月19日のことだった。中国新疆ウイグル自治区喀什(カシュガル)にBETAの着陸ユニットが落下。中国の必死の抵抗も虚しく、我々の地球に『オリジナルハイヴ』と呼ばれる巣の建設を許してしまった。その土地を失ってしまうという戦術核を使った作戦を決行するまで追い込まれたが、それを使ってもBETAに大打撃を加える事は出来なかった。国連は、 直接的な侵攻と驚異の物量に歯が立たない実状を受け、決定的な成果を生まないオルタネイティヴ2が見切られ、ソ連主導の 『オルタネイティヴ3』を発動した。
1974年、米国は戦略防衛構想(Strategic Defence Initiative)を発表する。人工衛星や軌道ステーション、宇宙往還機がBETAの攻撃対象とならない事実から、衛星軌道上に前哨線を設置し、それまで個別に行われていた空間迎撃、軌道攻撃、高々度迎撃、地表迎撃を統合的に運用し盤石の防衛ネットワークを築く事を提唱した。(翌年には国連が国際防衛計画としてこの構想を採択し世界規模の計画に発展・昇格した)更には、以前から進めていたBETAに有効とされる3次元機動を生かした人類初の戦術機F-4 ファントムを実戦配備することに成功した。
『戦術機』戦術歩行戦闘機(Tactical Surface Fighter)は光線属種の登場により、無力化された航空兵力の空洞を埋め、対BETA戦用に開発された"人類の刃"。しかし、その兵器特性である3次元機動と柔軟な任務適応能力──高い運動性や兵装の汎用性によって、設計時には予測もされなかった様々な評価を得るに至った。
1975年、ソ連はライセンス生産機F-4Rを現地改修した『MIG-21 バラライカ』の実戦配備を開始した。しかし同年、黒海沿岸を北上したBETA群がソ連領カザフスタン州に侵入。地球に3つ目となるウラリスクハイヴが建設てしまう。ソ連共産党政府はBETAの侵攻に圧迫される形でハバロフスクに首都機能を移設した。1978年、 NATO・ワルシャワ条約機構連合軍によって1976年ソ連領に建設された2ヶ所のハイヴのうちの1つ、ミンスクハイヴに攻略作戦を開始する。2ヶ月の激戦後、全欧州連合軍を陽動に、ソビエト陸軍第43戦術機甲師団・ヴォールク連隊がミンスクハイヴ地下茎構造への突入に成功するも数時間後に全滅するも、 後に『ヴォールクデータ』と呼ばれる貴重なハイヴ内の観測情報を人類にもたらす。しかし、その後パレオロゴス作戦の報復であるかのようなBETAの一大攻勢によりソ連は東西に分断され、前作戦で消耗しきった欧州戦線が全面瓦解。ユーラシア北西部から人類は完全に駆逐されてしまう。ソ連領スルグートにハイヴが建設される。
1995年、日本帝国の『オルタネイティヴ4』が発動された。それまでソ連主体となっていた『オルタネイティヴ3』は接収され、それが直接的な原因ではないが、元々危機の中にあったソ連は崩壊。新しくロシア連邦として国を再建。ロシア連邦初の計画として、『ウラジーミル計画』を発動する。ウラジーミル計画の内容は、
・まず周辺の国と同盟を結び国力を高める
・ソ連時代に生産された戦術機をライセンスで輸出する
・ティレリア海を貰い受け、周辺国の支援要請に応えるための基地を建設
・これまでの戦術機運用のデータを応用し、新型戦術機を生産
・運用中の戦術機を強化
というものであったが、それを5年以内に完遂させるという前代未聞の巨大計画であった。1996年末には大東亜連合を含めた周辺国と同盟関係を結ぶことに成功。さらに、国連のプロミネンス計画への参加も許可された。1997年には、ソ連時代に開発途中であった『Su-37 ターミネーター』を完成させ実戦配備、国連を中心とした周辺国にも輸出を始めた。ターミネーターの性能は素晴らしく、 10年以上BETAの侵攻を持ちこたえていたアラビア半島の戦線が瓦解した時、ロシア連邦はアフリカ連合軍と中東連合軍と共に前線を再構築し、アフリカ大陸への侵入を食い止めることに成功した。この事実に衝撃を受けたEUを中心とする周辺国はライセンス生産の申請を急ぐことに。
更に同年、ティレリア海を貰い受けるが、国連寄りの立場とした方が有利と考えたロシアは国連に打診。即時承認され、国際連合軍属ティレリア海海上派遣軍事基地を建設した。
1999年、国連は日本帝国本州奪還作戦・明星作戦を開始。日本帝国と同盟関係のロシア連邦は国連軍に参加を打診。即時承認され、国連軍、ロシア連邦軍、大東亜連合、日本帝国軍によるアジア方面では最大、BETA大戦においてはパレオロゴス作戦に次ぐ大規模反攻作戦が始まった。横浜ハイヴの殲滅と本州島奪還が優先戦略目的だったが8月5日、米軍が許可無く2発の新型戦略兵器を使用する。これによって人類史上初ハイヴの奪還に成功したが、日本帝国を中心とした国は米国に不満を募らせる。
同年初め、新型戦術機生産案として『プロミネンス計画』を象徴する成功例のひとつともといえる機体である『MIG-29OVT ファルクラム』の発展形『MIG-35』と、ペーパープランではあるがSu-37をベースにハイヴ攻略・制圧戦における密集格闘戦を主眼に再設計が施され、究極の機動近接格闘性能を追求した強化改修機である『Su-47 ベルクート』の良点の殆どを集めた新型戦術機を開発することに決定。急ピッチで作られ、翌年の3月5日には実戦配備が開始された。


感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.0123450756073