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[56] alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2003/12/13 21:32
赤い 紅い アカイ

すべてが赤い世界に少年は一人で居た、赤い少女は当の昔に目の前の赤い世界に還っていった。

少年は己が既に人あらざる者である事にきずいた、そしてその力を使い再生を望んだ・・・新たなる世界、新たなる歴史を世界は刻み始めた。

しかし少年は知らなかった、己の乗っていた紫の巨人と白き巨人に内包されし紅き玉砕け、青き星に散らばったことを。

後の世界に混乱を招きしその欠片を人は「賢者の石」と呼んだ。
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思うこと

続くのか?コレ?



[56] Re:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:34
数億、数万の時が流れた、しかし少年はその姿を変えず存在し続けた、それが彼にかせられた罪。

はるか地下、かつて人類最後の砦と言われたネルフ本部、しかし其処にはかつて有ったピラミッドではなく巨大な塔が立っていた、そして彼はその中に今も居る、知識の探求、この世の心理、とうてい普通の人間には理解不可能な実験、其処から生み出された知識の一部は現在地上で「錬金術」と呼ばれている、そして今彼の実験、研究の集大成が完成しようとしていた。

「ここをこうして、鋼材はSTMとLCL」

果てしなく大きく複雑な魔方陣、その中心で作業を続ける少年、名は碇シンジ、この世界を創造した少年である。

「できたっと、いやー!まさか魂のみの生成がこんなに難しいとはな!」そう言いながら汗を拭く仕草をするシンジ

今実験中なのは魂の生成、しかも霊体自身に呪文を刻み込むことで自己判断能力があり、さらに自分に絶対服従の機動兵士を作る所、本人曰く「暇なんだよ!暇!こんな事しなくちゃ気が狂うよ!」。

長すぎる時が彼の精神構造に大きな変化をもたらした。

「さてっと、じゃ!やるか」そう言いながら練成陣に力を込め、さらに己の肉体内に有るS2機関から多量の生命エネルギーを注ぎ込む、通常だとここで練成陣が不安定になり「向こう側」に肉体を持っていかれる、しかし其れを大出力の生命エネルギーで安定させ練成を続ける、そして生まれる新たな魂

{シュ~~~}辺りに多量の煙が舞う

「せいこうかな?それとも」ドキドキしながら結果を見るシンジ

煙が晴れる、其処には少々小さい甲冑があった、不意に其れが立つ

「お!成功だ!僕って天才!」はしゃぎ回るシンジ、しかしおかしい事にその場から一歩も動かない甲冑

「ん?おかしい?ちょっと覗いてみよう!」甲冑内の記憶を覗き込むシンジ

「ありゃりゃ、空っぽ、これじゃ何もできんな・・・書き込むか」そう言いながら何かブツブツと唱え始めるシンジ

そして{ゴーーーーーン!}何処から出したのか、ハンマーで額の辺りを叩く!

「いたーーー!」

「お!成功♪」喜ぶシンジ

「成功じゃ有りませんマスター!死ぬかと思いました!」

「いやさ、一々書き込むのめんどくさいから直接霊体に送り込んだんだよ、知識と一緒にさ」ハハハハハと笑いながら言うシンジ

「冗談じゃ有りません!下手したら魂自体が崩壊するかもしれませんよ!」

「ハハハハハ!良いじゃないか、終わりよければ全てよし!其れよりお前の名前、何てする?」

「?マスターが決めてくださるんじゃないんですか?」

「僕!んーーーーー、ポチ」「却下」「シロ」「G○と被る」

「下僕の癖して主人に口答えか!」ついに切れるシンジ

「私は貴方の下僕じゃありません!」言い返す甲冑君(仮)

「くそ!書き込みのときミスったか、仕方がないなお前の名前は・・・マテリアルだ!」

「鋼材・・・皮肉?」

「うん」言い切るシンジ

「仕方ないね・・・で?マスター、この後如何するんですか?」

「一応お前も完成したし、地上巡りでも行くか!」

「唐突ですね、もう少し考えてから行動してください」

「うるさい、行くぞ!」

「はいはい(全く!自分勝手だな!)」

そして彼ら(?)二人の冒険は始まった
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思うこと
眠い・・・お休み!



[56] Re[2]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2003/12/14 17:32
サードインパクト、その大破壊により全てが無に還った世界、神は死にこの世の理は崩壊した、新しき神となった「シンジ」は新たな理を作成した、しかし彼は失敗をした・・・物質の変化の理に一部のエラーが有り其処から生まれし力、人其れを「錬金術」と呼んだ。

「・・・おいマリア・・・こりゃあいったい?」

「・・・砂漠ですね・・・。」

「そんなの判ってる、でも前出たときは森だったんだけど」

「マスター、いったい何年前ですか?」イライラしながら言うマテリアル(略してマリア)

「ほんの30万年前くらいかな?」一体何歳なんだ!

「馬鹿ですね、そんだけ時間がたてば環境だって変わります」

「・・・仕方ない、町探すか」

「・・・そうですね」とぼとぼと歩き始める二人

二日後・・・。

「着いた・・・やっと」半死半生で言うシンジ

「もう砂はヤダ・・・体に入って循環用のLCLが濁る。」此方も背中に闇を背負いながら言うマリア

「とにかく何か食べよ」そう言いながら町の中に入っていくシンジ。

「マスタ~、待ってくださいよ!」後を追うマリア
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

{ガツガツガツ}そんな音を立てながら食事をするシンジ

「お前凄い食いっぷりだな・・・」驚く店主

「すみません、なんせ二日も食べてないもんで、マスター!もう少し上品に食べてください!」怒るマリア。

「ぶるふぁえ!ばらべってんば!」(煩い!腹減ってんの!)

「ハハハ、元気な事だな」店の店主が言う。

{ゴーーーン}突然鳴り響く鐘の音

「お!放送の時間だ、ラジオラジオっと!」そう言いながらラジオをつける店主。

{この地上に生ける神の子らよ祈り信じよさすれば救われん}

「ん?」(神?俺のことか!)尚も続く放送

{太陽の神レトは汝らの足元を照らす、見よ主はその御座から降って来られ汝らをその諸々の罪から救う、私は太陽神の代理人にして汝らが父}

「何ですかねコレ?マスター?」

「神様は此処にいるっつの、全く神様に神とは何かと解くなんて・・・アホらしっつの」呟くシンジ。

「こんないい加減な人がこの世界の神なんて知ったら信者の半数が自殺しますね。」さり気なく突っ込むマリア

「うるさい」問答無用で蹴りを打ち込むが避けられカウンターが半壊する

「あ!!困るよお客さん!!」叫ぶ店主

「ん?すまん、今直す」そう言いながら瓦礫に手を置くシンジ

「直すって・・・」どうやってと言おうとすると突然光が満ちる

「はい終了」新品同様のカウンターを指差すシンジ

「・・・こりゃ驚いた!あんたも「奇跡の業」が使えるのかい!?」

「奇跡?これは錬金術だよおじさん?まあかなり特殊だけどね」

「はー錬金術ね、すごいな!そんな若いのに」

「ハハハハハ」(あんたの数千万倍生きてるよ)

「こんにちはおじさん!」後ろから聞こえてきた声に振り向く二人

「おっいらっしゃいロゼ、今日も教会に?」

「ええ、お供えものを・・・あら!見掛けない方」

「旅の錬金術師さんだよ」答える店主

「そうですか、旅が安全だと良いですね、レト神の御加護が有ります様に!」そう言いながら去っていく

「ロゼもすっかり明るくなったな」

「ああ、これも教主様のおかげだ」

「へ?」疑問符を浮かべるシンジ

「あの子は身寄りも無い一人者の上に去年恋人まで事故でなくしてな」

「あん時の落ち込みようと言ったらかわいそうで見てられなかったよ」

「それを救ったのは創造主たる太陽神レトの代理人コーネロ教主の教えだ!」

「生きる者には不滅の魂を、死せる者には復活を与えてくださる、その証拠が「奇跡の業」さ、お前も見に行くと良い!!ありゃ正に神の力だ!」

「神の力ね・・・」(気になるな、見に行くか)

{祈り信じよ、さすれば汝の願いは成就せり}ラジオから流れる声が響く。
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思うこと
まだ原作と殆ど差が無いな・・・がんばろっと!                                                                                                                                                           



[56] Re[3]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2003/12/14 22:45
「向こう側」それは旧世界の神が作りし超巨大記憶装置、その内部にはあらゆる生物の記憶が蓄積されている、しかし三度目の大破壊によってその封印が一時的に開放された、その力を用い僕は世界を作り直した、システムは大破壊後初めての接続者を神と認証し、旧世界の記憶を消し去ったそれが新たなる神の、僕の願い、そして新たなる世界の記憶、心理を記憶し続けている、その重き扉を開こうとするものは神であろうと代償を払う、人ならなお更、しかし一度その扉を開けば今まで大量に蓄積された記憶が流れ込む、しかし本当に旧世界の記憶は全て消えたのか?それが判らない     (碇シンジの日記から抜粋)

「神の力・・・胡散臭いが何か臭うな・・・」考え込むシンジ

「おい!おまえ!!」急に後ろから声を掛けられる、振り返ると其処には金髪のチビとでっかい甲冑が立っていた。

「何か用?金髪君と・・・」

「あ!ぼくアルフォンス・エルリック、アルって呼んでください」

「じゃあ金髪君とアル君は何か僕によう?」

「おれは金髪じゃなくてエドワード・エルリック!名前位知ってるだろ」ふふんっと笑うエド君

「知らん」「知りません」シンジとマリアの声が重なる

「な!まあ良い、お前さっきやった錬金術、どうやった?」

「ん?どうやったって普通に」答えるシンジ

「ふざけるな!錬成陣も書かず、循環させる輪も作らず!あんなの錬金術じゃない!お前何者だ!!」喧嘩を売ってると思われ切れるエド

「何者って・・・いちお神様・・・かな?」まじで答えるなよ!!

「神?なるほど、この町に居る神の代理人ってあんただな!ちょうど良い!化けの皮はいでやるよ!!」そう言いながら両手を合わせその手が光ると手から生えてくる刀身

「なあ!何言ってんだお前!{ビュ!}あぶな」{ドカ!}刀で切りかかられたのを何とか避けるがすかさず叩きこまれる蹴り、宙を舞うシンジ

「へ!嘘ついてるから痛い目見るんだよ」勝ち誇るエド、しかし

「いってー!このチビが!優しくしてりゃあ調子に乗りやがって!!」立ち上がるシンジ

「{プチ}・・・だれがミジンコどチビだ!ぶっ殺す!!」ついにマジ切れする二人、そして。

「やめて下さい!マスター!」「やめてよ兄さん!人違いだよ!!」

「「へ?」」同時にアホな声を上げる二人

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
説明中
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「なるほど!お前は神(自称)なのか・・・って信じられるか!まあお前が噂の教主じゃ無いのは判った」

「まったく!兄さんは早とちりなんだから、僕がマリアさんと知り合いじゃなかったらどうなっていたことか」

「へ?アル、お前こいつのこと知ってるの?」疑問をぶつけるエド

「うん、この町に入ったとき同じような格好してたから一寸話したんだ」

「本当か?マリア」今度はシンジが聞く

「本当です!全く!マスターは一人で突っ走り過ぎです、もう少し考えて物事を述べたり行動したりして下さい!!」お互い手のかかる相棒を持つと苦労するようだ。

「そうか・・・済まなかったなエド」謝るシンジ

「いや・・俺のほうこそ急に切りかかって悪かった」言い返すエド

「「やれやれ」」ため息を吐く保護者二人

「そういやあお前の名前、聞いてなかったな?なんて言うんだ?」

「名前?碇シンジだけど?」答えるシンジ

「碇?知らないな・・・あんだけの腕が有れば有名な筈なのに?」疑問に思うエド

「まあそんな事どうでもいいって、其れよりその手から生えている刀は何?」エドの腕から不自然に生えているものを指して聞くシンジ

「これ?ああ、俺の右腕と左足は機械鎧だからな、材料の金属を錬成して作ったんだ、俺も聞くけどあの店での錬金術、どうやったんだ?」

「ああ、あれはね錬成陣をイメージして錬成反応を起こしたんだよ」簡単に言うがこれは大変な事である、人間のイメージ力ではそんなに鮮明な陣をイメージすることは難しい、できたとしても変な物しか錬成できない。

「イメージ!お前凄いな」

「まあね・・・あ!そういえば教会に行く途中だったんだ!悪い、おい!行くぞマリア」

「それでね、あ!はい、じゃあねアル!」二人が話している間普段の苦労話をしていたようだ。

「じゃあねマリア!」「あばよシンジ、またな!」

「ああ!じゃあな!エド!」そう言いながら走り去るシンジ

「さてっと、仕事に戻るかアル、いくぞ!」

「うん、兄さん行こうか」そう言ってその場から移動した二人、この出会いが後にどのような変化をもたらすのか、正に神も知らないことである。
________________________________
思うこと
鋼とシンジの出会いは編でした、あとシンジくんは知識と能力はありますが基本的な身体能力は低いです。



[56] Re[4]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:39
まさかアイツが!・・・ロー・・・がよみ・・るな・・、あいつ・蘇っ・ま・ゼ・・が再・さ・・・・・、対抗・と・・奴の・を書きか・・、「向こう・」・行き魂の情・の上書・・実行する、しかし・もなにかを・・だろ・、もしかしたらこれが最後のページになるかもしれない。
(碇シンジの日記{損傷が大きくこれ以上の修復は不可能})

「此処が大聖堂か・・・時代が変わっても人が想像するものは一緒だな」聖堂の奥にある像を見上げながら呟くシンジ

「マスターには似ても似つきませんね」

「うるさい!それに良いんじゃない?人が信じるのはこういう神様でさ、僕は何もしてあげないんだから仮初の神様でもすがるものがほしいんだよ」言い訳じみているな・・・。

「あら、確かさっきおじさんのところにいた・・・」横から声が聞こえ見ると其処にはロゼが立っていた

「レト教に興味がおありで?」シンジに問うロゼ

「いや、悪いけど僕今は無宗教だから、それに神様はちょっと・・・ね」はにかんだ様に笑うシンジ

「いけませんよそんな!神を信じ敬うことで日々感謝と希望に生きる・・・なんて素晴らしい事でしょう!」手を胸の前で合わせクルクルと回り始めるロゼ

「電波系?」呟くマリア、確かに怪しい

「神様に祈たって何もしてくれないよ、神様も自分の事が一番なんだから、何も変わらない・・・」昔何かにすがって生きていた自分を思い出しながら言うシンジ

「そんな事ありません!実際教主様だって「神に祈れば死んだものでも生き返るって言われたのか?」・・・はい」ロゼの言葉を途中で遮り言い放つシンジ

「バカバカしい、人が死ぬ、それは運命と言う名の呪縛、なんびとたりとも其れから逃れらえれない、運命を決めるのは神様か?ロゼ」問うシンジ

「・・・そうです」答えるロゼ

「じゃあ神様が決めたことを神様に変えてくださいって言ったって叶えてくれるはず無いじゃん」クククと笑いながら言うシンジ

「そ!そんなこと「有りませんっか、あのな良いこと教えてやるけど神様は全知全能じゃないんだよ、殺されれば死ぬし、人と同じで悩む事だってある、神様はそんな良いもんじゃないよ?」・・・まるで自分が神か神と同等の存在みたいな言い方ですね、高慢です・・・」冷たく言うシンジにムっとするロゼ

「じゃあ教主様の奇跡の業を見てください!貴方だって神の力を信じます!行きましょう」そう言ってシンジの手を引っ張り外に連れて行くロゼ

「マスターも意外とキツイ言い方しますね・・・待ってください!マスター!!」後を着いていくマリア

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ワーーーーーーーーーーーー!!
辺りに聞こえるのは歓喜の声「教主様!」「奇跡の業を!」「教主様ー!!」皆が皆花を投げながら言う

教主が一輪の花を拾い其れを手で覆い隠す、するとその手がひかり、小さい花がヒマワリに変化した。

「どうです!コレが奇跡の業です!コレで貴方も信じてくれますね」ロゼが言うが其れを無視してシンジはマリアに声を掛ける。

「マリア、ありゃあ法則を無視してるな・・・生け贄をあげてる様子もないし・・・まさか!S2機関?でもあれは僕とマリアしか持ってないはず・・・」

「可能性は有りますね・・・誰かが錬金法を開発したとか・・・、でも波動が感じられません、オリジナルのS2じゃ無いみたいですね。」ひそひそと話す二人

「こりゃあ1回あの爺さんに会ってみなくちゃわからんな・・・」ポツリと言うシンジ

「あの・・・二人で何を話しているんですか?」突然二人で話し始めたので声を掛けるロゼ

「いやぁー!凄い!!あれぞまさに神の業!僕この宗教に興味持っちゃった!ぜひ教主様に合って話をしてみたいな!」棒読みで言うシンジ

「マスター、そんなのじゃ騙せませんよ」あきれながら言うマリア

「まあ♪やっと信じてくれたんですね!」見事に引っかかるロゼ

「ヲい!」思わず声を上げるマリア、唯一の常識人(?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「教主、面会を求めるものが来ています」扉を開け教主の部屋に入ってくるいかつい男

「・・・で?名は?」聞き返す教主

「子供と鎧を着た二人組みでシンジと名乗っていますが・・・」答える男

「何だそれは?私は忙しい帰ってもらえ」紅茶を飲みながら言う教主、何処が忙しいのか?

「!まて、もしやその少年、イカリシンジと名乗っていなかったか?」何かを思い出したようにいう教主

「はぁ確か子供のほうが・・・」

「まさかあの方の言ったことがこうも早く現実の物になろうとは・・」俯きながら言う教主

「?どうかなされたんですか?」

「・・・その者は我らに災いをもたらす者、慎重に始末しろ・・・いいな?」教主が言うと慌てて出て行く男

「フー、しょうがない、始末するしか無いようだな、それがあの方た達のご意志なのだから」そう言って椅子から立ち部屋から出て行く教主、後には静寂のみが広がっていた。
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思うこと
次回やっとシンジくん大活躍?です。



[56] Re[5]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2003/12/16 21:18
LCL、其れは人の材料、人を形作っているもの、それに魂を込めるということは生命を作るということ、人には禁じられた術、神のみが許された術、それ故に人はその力を求めその力を手に入れようともがく、其れが無意味なことだと知らずに・・・。(???の日記)

「どうぞ、此方へ・・・」男に案内されるまま連れてこられたシンジ

「教主様は忙しい身、なかなか時間が取れないのです、あなた方は運がいい」静かに言い放つ男の言葉が部屋に響く

「悪いね、ちょっと聞きたいことが有ったから」答えるシンジ

「・・・その必要はありません{パンパン!}」先を歩いていた男がマリアの甲冑の繋ぎ目に銃弾を打ち込む、飛び散る赤い液体、倒れるマリア。

「ん?」後ろから棒で拘束されるシンジ

「師兄!何をなさるんですか!!」突然の惨劇に驚きを隠せないロゼ

「ロゼ、この者は我等神の子に災いと破滅をもたらす者、即ち悪だ!」言い放つ男

「そんな!だからと言って教主様がお許しになられるはずが・・・」語尾が段々と弱々しくなりながら言うロゼ

「教主様からの直々のご命令だ」フッっと笑いながら言う男。

「教主様のお言葉は即ち神の言葉!神のご意志だ!!」言いながら銃身をシンジに向ける男

「へー、その神様、マスターよりたちが悪いですね」僧兵達が振り向くと其処には一人の少女が立っていた。

「お!お前何処から入ってき{ドガ!}ガファ!」銃を持っていた男が少女の鉄拳で吹き飛ばされる

「「な」」シンジを拘束していた男も驚く、其処を見逃さず二人を足払いし其のまま頭を打ち気絶する男

「ふー、意外とやばかったな、ありがとマリア」シンジが少女に言う

「いえ、しかし困りましたまさかこんなに早くボディが壊れてしまうなんて・・・」見ると先ほど撃たれた鎧の継ぎ目がバチバチと帯電している

「うーん、やっぱりあれこれ入れたら脆くなったかな?それより循環用のLCLで足りたの?」マリアに聞くシンジ

「ええ何とか、でも量が少なくてこの体が精一杯ですね、マスターは私のボディの回収をお願いします」

「仕方ないな・・・」そう言いながら鎧に手を置き其れをゆっくり上げていく、すると何層にも重積して表れる錬成陣、それが鎧の表面に陣を刻んでいく、あふれる光、光がやむと其処には小さくなった鎧が有った

「はい、じゃマリアが持ってね♪」そう言って小さくなった鎧を渡すシンジ

「有難うございます、重さは兎も角場所をとらなくなりました」そう言って体内に収納するマリア

「ななな!なにがどうなって!!」やっと再起動したロゼが叫ぶ

「どうなてって、こいつが鎧の中身になるのかな?」マリアの頭に手を置きながら言うシンジ

「中身って!そんなに小さかったら「はいりませんって?」そうです!」息を荒がせていうロゼ

「だってコイツ人間じゃないもん、まあ僕の作品って所かな?」

「その作品に面倒見てもらってるんだから、ホント困りますね」ハアっとため息混じりに言うマリア

「ま!深く考えないことだな!」はははっと笑うシンジ

「それよりマスター、ここの神の正体見たり・・・ですね」

「ああ、こりゃあかなりの悪者だな・・・」めんどくさそうに答えるシンジ

「そんなの!何かの間違いですよ!」まだ信じようとするロゼ

「まあ入ってみりゃあ判るだろ?」そう言いながら奥にある扉を見るシンジ、この先に何があるのか?
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思うこと
まだ続くのか・・・。



[56] Re[6]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2003/12/17 00:36
錬金術の更なる発展、今まで描いた錬成陣は所詮平面だ、立体にするには空間に干渉しなければいけない、しかし空間干渉は疲れる・・・、その結果思いついたのが2重錬成だ、空気を錬金して炎を作りそれで更に錬成陣を作り錬金する、上手くいくだろうか?
(碇シンジの日記)
{ギィィィィ}独りでに開く扉

「教主様がおいでおいでって言ってるよ、行く?マリア」

「目の前に道が有るんですから・・・行くしかないでしょマスター?」律儀にも答えるマリア

{カツカツカツカツ}入っていく二人、光は無く暗闇が広がっている

{ギィ~~~、バタン!!}開いたときと同様に独りでに閉まる扉

「ようこそ、神聖なる我が教会へ」教主の声が突然聞こえる

「教義を受けに来たのかね?」笑いながら問う教主

「悪いけど間にあってんでね、結構だよ。それよりアンタが指に着けるS2機関、誰に貰ったか教えてくんない?」指を指して言うシンジ

「ほう・・・、賢者の石の隠語まで知っているとはな・・・、君の言う通りコレは遥か古代、今の世界ができる前から存在していたという幻の物質S2機関、通称賢者の石だ・・・それを知っているとは君は何者かな?」シンジを睨みながら言う教主

「そんなことはどうでも良い、あんたみたいな三下は所詮其の石の力を金の錬金位にしか使わなそうだしな・・・」馬鹿にしたように言い返すシンジ

「クククク、金など要らん・・・勝手に懐に入ってくるからな・・信者の寄付という形で、其れよりも私のためなら命を投げ捨てる従順な信者こそ必要だ・・・死を恐れぬ軍隊、見ているが良い!後数年!ほんの数年で私がこの国の王となってみせる!!」シンジに必要以上に喋る教主、余裕からか・・それとも単なる馬鹿か

「喋り終わったか?この大馬鹿野郎が・・・、今ならまだ許してやる、黙って石を渡せば俺は黙ってこの町を出る、逆らえばボコして石ふんだくって手前の悪事を町にばらす・・・」口調が突然変わるシンジ

「クハハハハ!!賢者の石は私の手にあり、さらにお前は余所者!!一人で叫んだところで誰も信じてくれぬ!!お前こそ大馬鹿もんだ!!」下品に笑う教主

「そう・・・でも」ゆっくりと今まで込めていた力を解くシンジ

「彼女ならどうかな?」幻の如く現れるロゼ

「な!一体どうやって!!」驚く教主

「なに、簡単さ、空気中の水と熱の濃度と温度を極度に変化させて光を屈折させていたんだよ・・・、これで終わりだな」ニヤリと笑うシンジ

「教主様今おっしゃっていた事は本当ですか!?奇跡の業も!神の代理人というのも!あの人を蘇らしてくれるというのも!全て嘘なんですか!!」涙声ながらに叫ぶロゼ

「ふ・・・確かに神の代理人と言うのは嘘だ、しかしこの石があれば今まで数多なる錬金術師が望んだ人体錬成も可能かもしれない!!」開き直り叫ぶ教主

「ロゼ」そう言いながら手を握るマリア

「ロゼ良い子だから此方へおいで」ゆっくりと差し伸べられる手、其れがロゼには救い主の手に見えた

「ロゼ・・・行くなら言っておく、何時までも大切な人の死に惑わされちゃ駄目だ、人はそういう壁を乗り越えて大きく成長していくんだ・・・僕も大切な人を、友達をこの手で殺めたこともある、でも・・・それでも今はできるだけ前向きに生きていこうと思ってる、大切な人の死は心に刻むのは大切だけど・・・何時までも引きずって生きていちゃいけないんだ・・・」静かに言い放つシンジ

「ロゼ!お前の願いを叶えられるのは私だけだ、そうだろう?最愛の人のことを思い出せ!ロゼ!!」声を荒げ言う教主

そして・・・ロゼは・・・。
________________________________
思うこと
小出しに小出しに・・・ロゼの行動に変化が有るかな?



[56] Re[7]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:44
神様って一体何なんだろう?それに近しい存在になった僕でさえまだ判らない・・・神自身も自分の存在を認識しきれないんじゃ無いのか?己の力を使いこなせないんじゃないか?僕はこの過剰な力を封印する事によって自分を認識できた・・・、でも其のせいで人と同じく死せる肉体に変化した、でもS2が有るから老いないけどね(碇シンジの日記)

「私は・・・わたしは・・・」その場に座り込み泣き始めるロゼ

「ロゼ・・・」彼女の心の痛みが伝わってくる、掛ける言葉が見つからないシンジ

「ふん!使えない女だ!悪いが私の教団を裏切った者と災いをもたらす者には死の制裁を与えなければな!」そう言いながら後ろの壁にあるスイッチを切り替える。

「この賢者の石というのは全くたいした代物でね、こういう代物も作れるんだよ・・・・・あれ?」何時まで経っても出てこない

「悪いけど・・・あの出来損ない、処分させてもらったから」代わりに聞こえてきたのは少年の声

「!エド・・・なのか?」暗闇の中から聞こえてきた声に聞き返すシンジ

「御名答っと、アルも一緒だぜ」そう言いながら暗闇の中から出てくる二人

「き!貴様、どうやってあの部屋に入った!!」怒鳴りつける教主

「ん?ああ、外から錬金術で穴掘って部屋に出たらさ、いきなり襲い掛かってきて、いやー、危なかったな!アル!」ハハハと笑いながら言うエド

「何言ってんだよ兄さん!相手をしたのは僕でしょう!兄さんは{アルーがんばれー}って応援してただけどしょ!」鼻息を荒くしながら怒るアル

「ふ!ふん!今更一人二人増えたところで変わらん!!くらえ!」持っていた杖を錬金してマシンガンを生成する教主

「ぬえ!逃げるが勝ち!!逃げるぞマリア!!」そう言ってロゼを抱え走り始めるシンジ

「了解」それを追うマリア

「逃がすか!喰らえ!!」{ドドドドドドドドドドドドド}放たれる鉄の玉、舞う砂塵、しかし其れが肉体をえぐることは無かった

煙が晴れると其処には一枚の壁が立っていた

「悪いな、アイツにはちょっと悪いことしちまったから、ただ指くわえて見てる訳にはいかなくてな・・・」壁を錬成し、シンジ達に凶弾が当たらないようにしたアル

「な!お前錬成陣無しで!」あの距離からして陣を書く時間は無い、それに驚く教主

「エルリック兄弟・・・知ってるだろ?」壁の影から言うエド

「な!鋼の錬金術師だと!国家錬金術師が町に入ったなんて知らぬぞ!!」驚きを隠せない教主

「ふん、お前らみたいな雑魚に見つかるような行動はしなかったからな」

「く!しかしその壁であいつらを庇っても扉の開閉はこちらが・・・」扉のほうを向きながら言うが其処には既に扉は跡形も無く砕けていた

「んなあ!!馬鹿な!!あれは中に鉄の板が入っていたんだぞ!!」あからさまに動揺する教主

「おい!貴様らがやった・・・」驚いている間に全員この部屋から退室してしまったようで静寂が流れる・・・虚しい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

長い廊下を走りながら何か考えているシンジ

「・・・・・・(!)なあロゼ、町のほう向いてる部屋、何処か判るか?」

「はい・・・其処を右に曲がって真っ直ぐいった突き当たりの部屋です」何故か頬を赤くしながら答えるロゼ

「そうか・・・、マリア!投影機使えるか?」

「待ってください・・・・・・、はい使えます、幸いやられたのは駆動系のみのようですから・・・」答えるマリア

「そうか{ニヤリ}」ゲンドウ張りの笑い方をするシンジ・・・怖い

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

シンジ達を追いかける教主

「ハアハアハアハアハア」何時に無く走り続け、息が上がってる教主

「ハアハア、此処だな・・・」{ギーーーー}扉を開けると窓際に立っているシンジが居た

「小僧!もう逃がさんぞ!!」かなり怒っているようで肩がフルフルと震えている

「もう諦めなよ教主さん、どうせこんなんじゃすぐボロが出て町中に広がるよ?」さげすむ様に言い放つシンジ

「ぬかせ!教会内は私の直属の部下のみだ!馬鹿な信者などどうとでも騙せる!」興奮し本音が駄々漏れのようだ

「教主さん、もう少し人を信じたほうが良いよ?」

「だまれ!アホな信者など唯の戦の駒に過ぎん!使い捨ての駒だ!!奇跡の業などと言って錬金術で騙されるアホが悪いのだ!!」

「あ~あ、言っちゃった・・・マリア?どうだった?」窓の外に居るマリアに声を掛けるシンジ

「バッチリです!いまリピート再生しています」見ると壊れて動けない体を壁に背を付け目(!)から映像を空中に投影している。

「なぁああぁあああぁあっぁぁぁ!!」何処からそんな声が出ているか知らないが凄まじい声を上げる教主

「くくくそぉ!!死ねえ!」そう言いながら先ほど錬金した銃をシンジに向けようとするが{バキャ}凄まじい音がする、何とシンジが銃身を蹴り曲げてしまった

「いってぇ!!」そう言いながら脛を押さえ片足で飛び跳ねるシンジ

「く!しかしこの石がある限り私は負けん!!」そう言って壊れた銃を錬金しなおそうとするが、その時{パキ}何かが砕ける音がした

「ぎゃああああああああああ!う!腕が!私の腕がーーーー!」錬金に失敗し腕と錬成途中の銃とが融合してしまった

「あ~あ、やっぱり模造品か・・・オリジナルにしては力が弱いと思ったら・・・とんだ粗悪品を掴まされたもんだな・・きょうしゅさま」最後のところを何とも嫌みったらしく言うシンジ

「なにーーーー!!」突然部屋の外から声が聞こえる

「あ、エド・・・如何したの?」声の主を見て名前を言うシンジ

「ちょ!ちょっと見せてくれ!!」そう言いながら教主の指にはめられている指輪を見るエド、其処には無残に割れた賢者の石が有った

「な!おい爺!!こりゃあどういうことだ!完璧なる物質の賢者の石が壊れるはずが・・・ま・さ・か・・・偽者・・・」口から魂が抜けていくエド

(ちゃ~んす!この餓鬼だけでも殺してやる!!)運良く(?)手には殺傷力を持てるだけの凶器は有る

「ゆるせん・・・町の人を騙すのはどうでも良いが・・・俺を騙すとは!!許せん!!!天罰的中!!」建物を錬成し巨大な石造を作る、其れが教主を見下ろし、!鉄!拳!を振り下ろす(ドォン!)。




「おい、何で助けるんだ!シンジ!!」見ると先ほど潰されたと思われた教主がシンジの手の中で気絶している

「・・・無益な殺生はしない方が良いからな、それにこのままほっといた方がコイツには苦痛だ」

「・・・け!勝手にしろ!おい!帰るぞアル!」扉の影に居るアルに声を掛けるエド

「あ!待ってよ兄さん!・お世話になりましたシンジさん、あと・・・マリアさん?」マリアの方を見るが力なく座っているので少し声に不安の色が混じっている

「ん、じゃあな!二人とも!」挨拶をさえれたら挨拶で返す、社会の一般常識だ!

「・・・シンジさん」声を掛けるロゼ

「・・・恋人のことは吹っ切れたかい?」やさしく声を掛けるシンジ

「はい・・・、昔のことは胸にしって私は第二に人生を歩みます」シンジに熱い視線を送りなが言うロゼ

「そ・そうかい、其れはよかった」(何かいやな予感が・・・・)

「そう・・・、第二の恋人を見つけたんです!シンジさん!貴方です!!」そう言いながらにじりよって来るロゼ

「えぇ!いやさ、その・・好意は嬉しいんだけど・・・その・・・ご!御免なさい!!」そう言いながら音速で去っていくシンジ

「ああ!待ってください!シンジさーん!」此方も高速で追いかけていく・・・逃げられるのか?シンジ!

「マスター・・・良い気味ですね(笑)」日ごろの不満からか、こんな言葉が自然と口から出てくるマリアであった

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「くそ!くそぉ!あんな餓鬼達に私の計画が・・・崩されるとは・・・全てはあの方達の言うとおりにあのシンジとか言う餓鬼を入れたのが間違いだった・・・」
そう言いながら知らず知らずのうちに最初にシンジ達と会った広間に来た教主

「当たり前じゃない、貴方は当て馬・・・アイツの実力を図るためのね」暗闇から聞こえてきたのは女性の声だった、その女性が寄りかかっているのは大きな体躯をした男だった

「あ!あんた達は・・・」驚く教主

「まああれ位じゃあ何にも判らなかったけど・・・全く、使えない爺さんだこと、私達の叔父様とは大違い」見下すような口調で言う女性

「うるさい!あんたらが本物の賢者の石を渡してくれれば今頃あんな餓鬼の一人や二人など物の数ではなかった!」今言われた言葉に怒りを露にし叫ぶ教主

「全く、あんたみたいな三下以下に本物を渡すわけ無いじゃない・・・グラトニー、食べちゃいなさい、後は残さず綺麗にね♪」女性が自分の横にいる男に言う

「いいの?じゃあ頂きます」そう言って教主に一歩一歩近ずくグラトニー
「や!やめろ!おい!う!うぎゃああああぁぁぁぁ・・ぁ・・・・ぁ」だんだん声が小さくなる教主、後には生々しい音が部屋に響いていた
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思うこと
誤字・脱字が多すぎて修正に時間がかかってしまった・・・け!決して「逆転裁判」シリーズにはまってなど・・・あ!で!ではさらばだ!



[56] Re[8]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:46
魂の錬成、其れは有から無を作ること、ではその逆は?無から有を作り出す、其れに必要な物とは一体何なのか?其れが判れば錬金する時場所を選ばず物が作れるようになる、この研究はやりがいが有りそうだ。
(碇シンジの日記)

前回?無残に壊されてしまったマリアのボディ、その修理のためジオフロントに一時帰ったシンジであった。

「やっぱり家が一番だな!」そう言いながらゆったりとしたソファーにボスっと座るシンジ

「和んでないで早く私の体を修理してください!」そんなシンジに切れるマリア

「ん?いやさ、パーツなんて無いから」さらっととんでもない事を言うシンジ

「へ?じゃあ何で帰ってきたんですか!」

「まだ現段階でお前のボディの完成は不可能だと思ったからさ、悪いけど暫くの間体はL・C・Lで構成しておいてくれないかな?此処ならまだ大量に有るから」ハハハハハと笑って言うシンジ

「・・・・、もしかして私の体って何時止まってもおかしく無かったんですか?」少し引きながら言うマリア

「それどころか完成した瞬間爆発しないか少しドキドキしてたよ!いやー良かった良かったナハハハハハハ!」笑い事では無い

「・・・・(泣)」(嫌だ、○ージンジ・○ージンジに電話したい・・・)上司に困ったようだ

「まあ此処に帰ってきたのは別の理由もあるけどな」

「?別の理由ですか?」

「そ!今回外に出て迷ったからさ、ちゃんと地図を作って旅に出ようと思って」胸を張って言うシンジ

「・・・・、地図なら砂漠の町に行ったとき私が買っておきました、全く!マスターは少し(?)変です!」いや・・・かなり変だと思う

「・・・・、さー!出発だ!ドコニイコウカナ」最後のほうが棒読みのシンジであった

「まずは情報が要りますね・・・此処なんてどうです?セントラルシティー、大体大陸の中央に有りますから何処に行くにも便利ですし」指で指しながら言うマリア

「ん!其処にしよう!では出発!「の前に準備をしてきます」・・・早くしろ」言葉を途中で切られ一気に不機嫌になるシンジであった

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「準備ができました、では行きましょう!」そうい言ったマリアであったが先ほどとかなり姿が変わっていた、先ほどは小学生程の背丈であったが今は170cmほどの長身になり外見はアジア系、髪は艶やかで肩辺りまで伸び出るところはある程度出て引っ込んでいる所はある程度引っ込んでいる、まあ美形とも取れず、普通とも取れない、上の下と言った所である

「・・・・・(怒)」何やら気に入らない様子のシンジ、実はシンジくん、身長は約165cm程、鎧に入ったマリアよりも少し大きい位である、其れなのに一気に背を抜かれ何やら気に食わない御様子のシンジくんであった

「?どうしたんですか、行きましょう!」そう言って走っていくマリアの背を眺めるシンジ、虚しい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1日後

駅構内

「前回に比べて同じところに着たにもかかわらず早く着きましたね・・・マスター?」何やらブルブルと震えているシンジ

「こ・・ロゼ・たら、怖い、ロゼ来たら・・・・」何か精神異常者の様だが前話の後シンジがどれだけ恐ろしい目に有ったか知ればそんなことは言えない・・・作者も言いたくないただ言うとすれば「まるで影法師だ・・・何処までも追っかけてきてそして!(余りにも酷いのでカット)あまつさえ(またカット)うう・・・思い出しただけでも寒気が・・・。」見ている人の想像にお任せします

「・・・・、さあマスター!新たな土地に旅立ちましょう!いざ行かん!」そう言って汽車に乗り込むシンジ達であった・・・、この先どのような苦難が待ち構えているのやら・・・続劇!
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思うこと
熱があって暇だから書いたけど・・・駄目だこりゃ!次回はもう少し練ってから書きます!さらばじゃ!!



[56] Re[9]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2003/12/28 22:47
White evil spirit(白い悪魔)数年前の東の内乱時、多数の人々を惨殺した男、その姿は普通の少年だが其の頭髪はまるで老人のような白髪であったと言われている・・・。白い悪魔の系譜・冒頭

汽車に乗ってセントラルに旅立ったシンジ達であったが・・・。

「なあマリア・・・」何やら怒気を込めながら声をかけるシンジ

「・・・はい(ビクビク)」

「僕達が行く予定だったのは何処かな?」

「はい・・・セントラルシティーです」

「じゃあさ・・・、さっき車掌さんは何ていってた?」

「・・・イ・イーストシティ行きって・・・」

「・・・間違えたんだね・・・マリア・・・」

「御免なさい・・・」もう踏んだり蹴ったりだね

「しかもさ・・・何気にテロが起きてるからね・・・」

「ううぅぅぅ、御免なさい・・・」

汽車を乗り間違えただけでなく何とその乗った汽車がテロの標的になってしまったのだ!何でも政府の高官が乗っているのを狙ったらしい・・・ありきたりだな、ま!どうせ失敗するだろうけどね

「おい!貴様ら何ぺちゃくちゃ喋ってる!勝手に喋るな餓鬼は黙ってろ!」シンジ達が余りにも煩いので切れる一味

「・・・餓鬼?」実はシンジ君、やたらと煩く喋る奴と自分を餓鬼呼ばわりする奴と髭とロン毛と魚肉ソーセージが大嫌いなのだ

「あちゃぁー(マスター怒ってるな)」もう駄目だこりゃあ状態のマリア

「黙れって言ってるだろうが!この餓鬼が!」{プチ}何やら切れる音が聞こえる

「フフフフフフフフフフフ(激怒)」トランス状態になってしまうシンジ君・・・ヤバヒ

「君には死よりも恐ろしい目に合わせてあげるよ・・・・」静かに呟くシンジ

「お・おい!勝手に立つな!そ・その手は何だ!来るなぁ、ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・ぁ」あぁ、周りにいる人が怖がってるよ・・・シンジのことを

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
場所は変わり東方司令部

「全く、今日は夕方からデートだというのに・・・そうだ!此処は将軍閣下に尊い犠牲になってもらいさっさと事件を片付ける方向で・・・」何気にやばい事を口走っている男、彼の名はロイ・マスタング大佐(焔の錬金術師)である

「馬鹿なこと言わないで下さい大佐・・・・はい、乗客名簿上がりました」そう言って機械から吐き出された紙を渡す男

「あー本当に乗ってますねハクロのおっさん」タバコを咥えながら横から覗き見る男

「まったく、東部の情勢は不安定なのに・・・・・」何やら独り言を言っていたマスタング大佐だが急に何かに気付く

「ど・如何したんですか大佐?」急に雰囲気が変わった大佐に声を掛けるタバコを咥えた男

「白い・・・・悪魔、まさか奴が乗っているのか・・・、緊急招集だ!!ありったけの兵士を駅構内に送り込め!!もしかしたら白い悪魔が表れたかもしれん!」突然叫ぶマスタング大佐、突然のことで東方司令部一行が固まる

「何をしている!早くしろ!」「「「「りょ・了解!」」」突然の変わりように驚く暇も無く動き出す東方司令部、白い悪魔とは一体?

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汽車の中

先程シンジの事を餓鬼と言った男を含めその後悲鳴を聞いて駆けつけた仲間をボコボコにしていくシンジ、あと5人

「ふーーーー、ふーーーーー」獣のような呼吸をしているシンジ、少し怒りが収まったようだ。

「マスター、やり過ぎですよ・・・まあ自業自得ですけどね」そんな事を言っているマリアであるが二人とも見事に血化粧されている・・・・そりゃあ真っ赤に。

「ふぅ・・・、あれ?マリア、何でそんなに真っ赤なの?」どうやらトランス状態の時の事は忘れているようだ

「さあ?其れよりこの先の車両に居るのが最後ですよ、殺りますか?」

「何を?」本当に覚えてません(笑)

「テロリストですよ!悪人だから何してもOKです♪」・・・彼らが不幸に見えてきた

「ん?そうだね♪じゃあ殺るか(ニヤリ)」

「ええ(ニヤリ)」創造主とその作品・・・気が合うようだ




「おい!後部車両との連絡は取れたのか!!」叫ぶ黒人男性

「知らねえよ!俺だって知りたいくらいだ!!」同じく叫ぶ男、二人で言い争っている

{ドン}急に響く銃声

「喚くな・・・最強のカードはまだ此方に有る・・・、人質という名のな」二人を黙らしたのはリーダー格の眼帯をした男、見ると右手が機械鎧である

「其れは如何かな?」後部車両の扉が開きシンジが出てくる

「?如何して此処にこんな奴が?ボス・・・?」リーダの方を見た黒人男性だったが何とそのボスがガタガタと震えている

「ど・如何したんですかボス!」驚く男

「し・白い悪魔・・・し!死ねえ!!」そう言うと仲間二人を巻き込みつつ銃を連射してくる男

「無駄だよ」放たれた弾丸は確かにシンジ目掛けて突き進んだ、しかし当たる直前弾丸が九十度曲がり壁に当たる

「このぉ!死ね死ね死ね死ねぇ!!」既に正気を失い銃を乱射する男

{バキ!}「んがぁ!」突然男が倒れる

「マスター、終わりですね」笑いながら後ろから男を張っ倒すとは・・・恐ろしい

「そうだね・・・でも僕を見てコイツ白い悪魔って言ったんだけど何だったんだろ?」

「さあ?其れより席に戻りましょう!」そう言って後部車両に戻っていくマリア、後には人質として捕まっていた家族と死体二体と気絶させられた男が残っていた・・・。
シンジ君の珍道中、この後どうなるのか?
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思うこと
白い悪魔ってなんだー!誰か教えてくれー!!



[56] Re[10]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:49
白い悪魔、当局が調査した結果彼の姓名が判明した、「イカリシンジ」・・・、イシュバール内乱以前はイシュバール人と共に暮らしていた模様、しかしその彼が何故大虐殺を行ったかは今だ不明である。白い悪魔の系譜・その背後関係(調査中)

「なぁマリア・・・なんでこんな所に居るんだろう僕達」

「はぁ・・・列車から出たらいきなり{ボン!}っと炎が、それから銃を持った兵隊がわんさかといて・・・、あれよあれよと言う間に牢ににぶち込まれて・・」

「いや・・・、何でこんな目に会わなくちゃ行け無いの?って意味でさ」

「さぁ?」黄昏ている二人であるが此処は東方司令部地下特別危険犯罪者専用牢獄である、通常の木製の扉ではなく金属製、しかも壁まで・・・その上対錬金術師用に壁には錬金反応が起こせないように特別な陣が描かれている。

「おい!お前ら先程から煩いぞ、それから大佐から尋問の要請だ・・・」そう言って扉を開けてなだれ込んでくる兵士

「うわぁ、随分いっぱい居るんですね」暢気なシンジ君

そう言っているとその兵士の間からやたらと偉そうな男とよぼよぼの爺さんが出てきた

「ん?貴方ですか?僕を捕まえるように命令したのは?」老人に話しかけるシンジ

「いや違う、こっち」そう言って偉そうなつり目の男を指差す

「おい!お前!将軍に気安く話しかけるな!」

「そう言うアンタは誰だ?其れに老人には席を譲れ」辺りに静寂が満ちる、見るとマスタング大佐が椅子に座っている

「私の名はロイ・マスタング、階級は大佐だ」椅子を立ちながら言うマスタング大佐

「じゃあロイ!何で僕を捕まえた」いきなりファーストネームかよ!

「・・・」こめかみに指を当てながら無言のマスタング大佐、よく見ると青筋が立っている

「あ!怒った?駄目だよその位で怒っちゃさ!其れに冗談だよ、じょ・う・だ・ん!判った?」

「まったく、このままでは埒があかん・・・、聞くが君の名前は?」

「イカリシンジです!年は秘密、趣味は実験と開発、好きな食べ物は「言わなくて良い」何だよ!」言葉を遮るマスタング大佐

「・・・率直に言う、君には将校238人、一般兵820人、国家錬金術師18人、一般人多数の殺害の疑いが有る」

「へ?」

「いまから数年前に東で起きたイシュバールの内乱時にイカリシンジ、通称{白い悪魔}が殺害した人数だ・・・、君は同姓同名、当然内乱終了後大陸全土を調査したがその様な変わった名前を持った者、外見が一致する者は居なかった・・・そして今君が現れたっと言うわけだよ」

「・・・僕が犯人だと?」

「そう言いたい所だが残念ながら証拠が無い、絶対的な証拠がな・・・、だから君には保護監察官を付けたいと思う、どうかな?」

「拒否権は?」

「無い、もし拒否すれば二度と太陽が拝めなくなるだけだ」

「・・・監察官って誰?」

「もうそろそろ来るはずだ」そういったマスタングの顔色は優れなかった
そう言ってから数分後部屋の中にホークアイ中尉が入ってくる

「大佐、マイ・アーヴェイ少佐を連れてきました」

その瞬間「うをおおおおおおおおおおおお!感度っす!」そう言って入ってきたのは以外にも少女だった

「本物っす!白い悪魔の!!サインほしいっす!でもすぐ死刑っす!悪いやつっす!!」煩いな・・・

「黙れマイ少佐」そう言いながらマスタング大佐が問答無用で発火布をすりマイ少佐は火だるまになる

「「「「「・・・・・」」」」」(((((し・死んだ!)))))その場に居る兵士が全員そう思った

「い・痛いっす、マスタング大佐酷いっす」そう言ってむくりと起き上がる少女

「君がその程度で死ぬはずが無いからな不死身の錬金術師君、さて・・・君に下された命令はもう知ってるな?」

「当然っす!白い悪魔の死刑しっこ{ボン!}あちゃぁぁぁぁぁぁぁ」またしても火だるまになるマイ少佐

「違うだろ!まだ確証が無いからそんな長期に渡って捕らえられない!だからお前はコイツと一緒に外で行動し尻尾を掴むんだろ!・・・あ!」怒りが頂点に達しつい口を滑らしてしまうマスタング大佐であった

「無能ですね」突っ込むホークアイ中尉

「む・無能」ガーーン!!その場に座り込みいじけ始めるマスタング大佐

「さて、この人はほって置いて、あなた」ホークアイ中尉がシンジを指差す

「・・・・・・・ん?何ですか」あまりの喜劇に声を失っていたシンジ

「釈放です、しかし先程も言いましたがこのマイ少佐と一緒に行動してもらいます、週に一度の連絡が彼女から無ければ軍が派遣され発見しだい射殺されますので」

「ハーーイ、マリア行くぞ」そう言って後ろを見ると軍の兵隊にナンパ(汗)されているアリアの姿が

「ねー、こんな餓鬼とじゃなくて俺達とどっか行かない?」「それいいね!」「行こう行こう!」

「結構です」切って捨てるマリアであったが彼らは禁句を言ってしまった

「餓鬼っていうなー!」「「「うぎゃー!!」」」三人ともボコボコにされましたとさ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「うーん!娑婆の空気は旨いな!」背を伸ばすシンジ

「そうですね」答えるマリア

「叫びたくなるっす!」なんか違うぞ!

「さてと!当初の目的どうりセントラルシティーに行くか!思わぬ収穫も有ったしな!」

「収穫?」疑問詞を浮かべるマリア

「そ!俺と同じ姿で同じ名前の奴が居るってこと!そいつの正体も気になるがとにかく絶対的に情報が足りない、セントラルシティに行けば何かわかるかもしれないし」そう言って歩いていくシンジ達、新しい仲間(?)も増えてこの後どうなる??
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思うこと
やっとこさ更新です・・・バイトで忙しい!



[56] Re:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)設定集!!ver1.04
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:33
どうでも良いことをつらつらと書きます・・・。

マイ・アーヴェイ少佐(18)
新たに登場したオリキャラ、皆さんも良く知っているある国家錬金術師の弟子(?)であり、彼と同じく接近戦を得意とする、戦法はhit&away、他にも不死身の錬金術師の名の通り大体の怪我なら瞬時に治癒する(本人の治癒能力もかなりの物)、代価は目に見えるものでは無い、その体には治癒錬金の秘密が有るらしいが・・・。
容姿は黒髪のチョコボヘアー、目は青、容姿は綾波似だが肌は日に焼けている(本人の性格が違いすぎるのと喜怒哀楽がはっきりしている為シンジも気づいていない)背が小さいので子供と間違えられる

イカリシンジ(測定不能)
神様になっちゃった男の子、その能力の大半(99%以上)を封印している為肉体能力は低い(一時的に高めるのは可能)、余りにも長い時間一人で居たため一人で居ることを極度に恐れる、人前では明るくしているがその中身は誰にも見せたことが無い。

白い悪魔(不詳)
容姿などがシンジに似ているとされる男、イシュバール人と共に暮らしていたらしいが・・・。

マリア(生後一週間位)
シンジ君のおもり役、シンジ一行の中で唯一の常識人(!)完成時シンジの言うことを聞かないなど問題もある。
容姿ですが髪は黒で瞳も同色、髪は肩の少し下辺りまで、目は少々細目気味、口はいつも少し笑っている、性格は苦労人(汗)

男(不明)
スカー(傷の男)と同様多くの国家錬金術師を葬っている、その外見は黒いロングコートを口元から足元まで、黒いサングラス、黒い帽子を被っている、通り名はダークネス(悪夢)

「自分の作品書いてて思いました・・・、錬金術の説明が無い!!だから書く!以上!!」

二重錬成
コレは物質が「火」「水」「土」「風」の四大物質からなりその大元、第五物質「エーテル」に一度分解、再構成した後、前者の四つに再構成して新たな物質を生成する、更に只作るだけでなく大きさ(密度の変化)の変更も可能・・・便利だな!!

昇華
第十一話に出てきた新たな能力、二重錬成との違いは錬成陣を使用していないので他の物質から新たな物を作る際構造の複雑なものは錬成が不可能で「等価交換」の法則にも縛られる、まあ緊急用の物ですね

シンジとその他の錬金術師の違い
上記の能力以外にもシンジは他の錬金術師とでは根本的に異なる点が有る、其れは錬金過程での「理解」の深度の違いだ、通常の錬金術師は幾ら優秀でもその物質の元素レベルまでしか「理解」できない、しかしシンジはさらにその奥、物質の根源的ファクターまでも「理解」している為他の追随を許さない錬金術が可能なのだ、それが上記にあげた四大物質である。



[56] Re[11]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:54
錬金術とは「理解」→「分解」→「再構成」である、しかし「分解」の後に「変換」を行い物質の存在自体を変異させることに成功した、つまり水から金が、土からパンが作れるのだ、たったコレを入れるだけで錬金術は魔法に昇華され無から有が作れる・・・、しかしその代償は高い、その代償とは・・・・・。
(イカリシンジの日記)

唐突であるがシンジ君は不機嫌である、何故かと言うと事の始まりはマイ少佐のこの一言

「歓迎会っす!食べに行くっす!」

これに同意したのが間違いだった・・・食べる食べる!あっという間にお金が尽きる、セントラルに行けずマイ少佐はほくほく、僕はとほほ・・・困った僕が金の錬成をしようとしたら

「犯罪っす!金の錬金は国家錬金法で禁止されてるっす!全く計画性が無いからそんな事になるっす!」一発殴っておきました・・・

そして今

「如何しようかマリア」駅の付近で佇むシンジ達

「歩いていきますか?セントラルまで」

「何週間かかるんだか」

「誰っすか!こんなに無計画にお金を浪費したのは!」

「「お前だ!!」」シンジとマリアの声が重なる

「・・・、まあすぎてしまったことはしょうがない、どうやってセントラルまで行くか考えなくちゃね」そう言うシンジ

「そうですね・・・如何しましょう?」考え込むマリア

「むーん・・・{ゾク!}」急に背筋が凍るシンジ

「?如何したっすか?シンジさん」

「いや・・・急に寒気が」そう言いながら後ろを振り向く・・・誰も居ない、しかしシンジの本能が叫んでいた、「逃げろ!振り向くな!」と

「如何したんですかマスター?」

「いや・・・なんでもな」い、と言おうとするとまたもや寒気が・・・シンジが油の切れたブリキのおもちゃの如く振り向くと其処には・・・ハァハァ言いながら近づいてくるロゼの姿が(核爆!)

「・・・・」何も言わず駆け出そうとするシンジ

「府婦フ不不ふフ、私から逃げられると思った?シンジさん」逃げようとするシンジの手をガシっと掴むロゼ

「ヤアロゼサン、コンナトコロデナニヲシテイルンデスカ?」カクカクと言うシンジ

「シンジさん!この人あなたのコレっすか!?」そう言いながら小指を立てるマイ

「チガイ{ギロ!}ソ・ソウデス」ロゼの一睨みで黙るシンジ

「良い子ね坊や、お姉さん貴方みたいな子供は好きよ」笑いながら言うがその顔の下では何か言い表せないものが蠢いていると思われる、人其れを「煩悩」と言う

「む!子供じゃないっす!コレでも十八才っす!其れに坊やじゃなくて女っす!」女と言った瞬間ロゼの瞳の色が変わった、いや、その瞳に明確な殺意が芽生えたのだ

「そう・・・、貴方も(?)私のシンジさんに付きまとうのね・・・滅殺!」其処からは正に血で血を洗う戦いだった・・・マイ少佐が後に語る「彼女なら錬金術無しでも国家資格を持った錬金術師を殺れるっす!」その戦いの隙に逃げ出すシンジであった・・・己の身が一番可愛いものなのだ・・・誰でも
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ふう・・・、此処までくれば安全かな?」イーストシティまで追っかけてきた女である・・・、安心はできない

「うぎゃああああああ!!」突然シンジの居る路地裏の奥から絶叫が響く

「なんだ!」驚きつつも奥に足を進めていくシンジ 

「い・1つ・・が貴方の元・・・・・・、その・・・に彼らを迎え入れ哀れな魂に安息と救いを与えたまえ」近づくにつれはっきり聞こえてくる声、その発生源には返り血を浴び真っ赤になった男が立っていた、その足元には軍人と思われる男が死んでいる。

「何をしている!」突然の惨劇に声を上げるシンジ

「・・・、見られたか、悪く思うな・・・!!」振り返りながら言うがシンジの顔を見たとたんその男の体が硬直した

「おまえは・・・おまえが・・・何故!!何故だ!!」そう叫びながら前傾姿勢で突っ込んでくる男

「なぁ!」突然のことに驚くシンジだが突き出される左腕を右手で上に弾き一気に懐に飛び込み当身を食らわす、体重差が有るため大したダメージは与えられないが距離をとるには十分だった

「ぐぅ!何故お前が居る!お前は・・お前は!」1メートルほど後ろに飛ばされる男、その声には一言で表せないほどの多くの感情が含まれていた

「・・・、君は僕を知っているみたいだけど僕は知らない」(凄い重たい一撃だ、先程は我武者羅な一撃だったから凌げたけど・・・この男凄まじく強い!)声には表さないがあせるシンジ、今の封印深度だと倒せないかもしれない

「!!貴様はあれほどのことをして!許さん!お前には地獄すら生ぬるい!」その顔に、体に明らかな殺意と怒りが表れる・・・

「やるみたいだな・・・、仕方ない本気でいく!」虚空から一本の棒をつかみ出すシンジ、その光沢から其れが金属であると思われる

「その力、間違いない!」左手に右手を添えトラのように低姿勢で構える男

暫しの沈黙が流れ戦いは唐突に始まった

先手をきったのは男の方であった、その姿勢から一気に間合いを詰める、相手が棒術を使うので間合いは自分が若干不利、超接近戦で一気に畳み込もうとする、しかしシンジは落ち着きをはらい棒で突く、其れを左手で「分解」して其のままシンジに止めを刺そうとするが棒を引き回し蹴りを蹴り込むシンジ、其れをモロに受け壁に叩きつけられる男

「・・・、その能力、異端だな」そう呟きながら使い物にならなくなった棒を捨てると其れが消える

「その能力、あの時と変わらないな・・・、今の私では敵わぬか・・・、必ず殺す!」そう言いながら地面を「分解」してその場から逃げる男

「何だったんだ一体・・・」思考の渦に落ちていくシンジ、自然とその足は駅に向かっていった

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「・・・、何ナノコレ」額にでっかい汗を掻きながら呟くシンジ、彼がそう言うのもしょうがない、先程まで平和だった駅前が今や地獄絵のごとくである、その中心でロゼを足踏みにし立っているマイ、其れを呆然と眺めるマリア

「あ!マスター、戻ったんですか?見てください!お金がこんなに!」そう言って何処からか取り出す帽子、其処には大量のお金が入っている、どうやら世紀のタイトルマッチを見た観客がお金を入れたようだ、かなりの量が有る

「・・・、まあ良いか」そう言いながら駅構内に入っていくシンジ達、壊した物をそのままにして・・・、良いのか?

後日談
何でもイーストシティの軍の大佐が偉くご立腹だったご様子。
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思うこと
久々の更新、戦闘描写はコレが今の限界です!男(?)との関係は?これからどうなるのか?気になります!!



[56] Re[11]超番外編!マイ少佐VSロゼ!震撼する世界!(何!?)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/01/20 23:32
「どーも!作者の末期症状車?です、今回はこの超番外編!を御覧頂き本当に感謝感激です!今回は短編で11話の陰で行われた世界最強タイトルマッチ(?)を書きたいと思います!ではど~ぞ!」

超番外編!マイ少佐VSロゼ!震撼する世界!(何!?)

シンジが去った後その場に佇む二人

「ふふふふ、シンジさんが欲しければ私の屍を踏み越えて行きなさい!!」全身から瘴気を出しながら言い放つロゼ

「負けないっす!勝ってシンジさんを頂くっす!(何!)」その場の雰囲気に流されてそう言い放つマイ少佐

「わー!」「やれー!!」何時の間にか人だかりができ其れが壁となり簡易コロシアムとなっている

「はいはい!観覧料は此方に」そう言ってちゃっかりお金を集めるマリア

「「・・・・・・」」二人は間合いを取りつつ相手の隙を伺っている

(このチビ・・・強い!)ロゼは今までに無い戦慄を覚えていた、今まで滅殺してきた女子達とは比べ物にならないほどの殺気を放ってきたのだ

(凄い瘴気っす!こんなに強そうな相手は今まで師匠以外居なかったっす!)

二人の間では既に凄まじい攻防が行われている、相手が一瞬でも隙を見せれば其処に漬け込み、逆に自分は隙を見せぬように、先に精神力が尽きた方が負ける、しかし場数を踏んだマイ少佐と違いロゼは一応普通(??)の女の子、先手必勝と突っ込んでくる

「っふ!」確実に人体の急所、正中線上(体を二つに折り曲げたときの中心線)を狙ってくるロゼ、其れに加えレバー、目潰し、フェイントなどを織り交ぜ凄まじいコンボを叩き込んでくる、それに対して防戦一方のマイ少佐

「ふ!如何したんですかっは!貴方の実力はこんなもの?」話しかけてくるが其れな対して答えを返さないマイ少佐、チャンスを伺っているようだ

「っ!はあ!てりゃあ!」次第に息切れしてくるロゼ、勝利を焦ったのか技が大降りになってくる、そして一際大きいモーションで拳を放ってくる

「(ニヤ)貰いました」そう呟くマイ少佐、拳を避け右手をロゼの頭に添え右足をロゼの両足に引っ掛けそのまま己の全体重、そして全力を込めロゼの頭を石造りの地面の叩きつける、その余りの威力に辺りの地盤が沈没し、半径20mほどマイ少佐を中心に軽い傾斜がかかっている(死んだ?)

「・・・今回は私の負けです(ガク)」其れはすがすがしい顔で気絶するロゼ、其れを足踏みにし勝利のVサインを天高く掲げるマイ少佐。

彼女の番外編は続く(爆)

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思うこと
これから色々な人と戦う予定(?)



[56] Re[12]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/01/21 23:25
何でこうなるの・・・。

イカリシンジの日記

何とか旅のお金を入手(?)したシンジ達、セントラルシティーに到着することができた

「やっと着いたね・・・」ぼそりと呟くシンジ

「そうですね・・・、何か良い情報が有ると良いんですが」

「情報っすか?其れなら僕の師匠に聞くと良いっす!凄い怖顔だけど本当は良い人で博識っす!」

「師匠?其れなんて人?」聞き返すシンジ

「豪腕の錬金術師、アレックス・ルイ・アームストロング師匠っす!」

「何か通り名から大体外見が想像できるね」額にデカイ汗を掻きながら言うシンジ

「む!とにかく行くっす!」そう言って歩いていくマイ少佐

「まあ他に当たるところも無いし・・・しょうがないか、行くぞマリア!」そう言ってマイに着いて行くシンジとマリア、ご冥福を祈ります(謎)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

暗闇の中、其処には二つの人影が有った

「どうした?お前から俺に会いに来るとは」そう言った男、顔に大きな×傷が有る、彼の通り名はスカー、連続国家錬金術師殺人犯の片割れだ

「済まない・・・、如何しても言いたいことが有ったから」答える声が有る、その姿は暗闇で確認はできない、しかも其の声色からは性別も判断不能である

「言いたいこと?何だ」

「あいつが・・・、×××を殺したあいつが現れた・・・、しかもあの野郎、私達のことすら覚えていない」名前は聞き取れなかったが其の声には殺意・悲しみ・絶望・そして僅かな歓喜が含まれていた、其の喜びが何に向けられているのかは判らない

「!あの白髪がか?しかし奴は・・・」

「煩い!あいつだ!間違い無い!・・・あいつを殺す!」

「・・・本来お前はこの破壊の右手と対なる物を持っている、しかしお前が其れに逆らい破壊の力を行使し続ければいずれ・・・」

「・・・、腰抜けめ!」そう言ってその場から遠ざかっていく足音

「・・・お前にはこのような過酷な道を歩いて欲しくは無かった」同じく其処から去っていくスカー、二人の過去、其れはまだ判らない・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「此処がこの国の中心っす!」そう言って指差すマイ少佐、其処にはすんばらしい(←ココ大切)建物が建っていた

「ほー、ココがね・・・」呟くシンジ

「凄いですね」あまりに凄く、それしか言えないマリア

「今師匠を呼ぶっす!」そう言って息をスゥーっと吸い込むマイ少佐

ヤバイと思い耳を塞ぐシンジとマリア次の瞬間

「すぃ~~しょぉ~~~~!!!!!!!!!」凄まじい音波が地を揺さぶり木を揺らし、近くに居た憲兵の耳からピンク色の物がはみ出る
・・・
・・

「ぬおおおおぉおぉおおおお!」凄まじい雄たけびと共に建物の方から土煙を上げ何かが突っ込んでくる

「ししょおおおお!」

「マイよーーーーー!!」

「ししょおおおおお!!」

「我が弟子よーーーー!!!」

二つの影が重な・・・失敬、小さいほうが大きい方に轢かれました(汗)

「な?」「は?」余りもの事態に声を失うシンジとマリア

「ぬおおおお!マイよ!確りせい!」

「師匠・・・最後に・・・パフェ食いたかったっす(バタ)」余りもの衝撃に焔の一撃に耐えた肉体も悲鳴を上げたようだ

「ぬおおおお!死ぬなー!」そう叫びながらマイをワシっと抱く、体から「メキ」っとか「グシャ」っとか何気にヤバイ音が聞こえる

「あのー、その辺にした方が」余りもの惨劇に声を掛けるシンジ

「ぬ?そうだな、失礼、ほれ起きんか我が愛弟子よ」

「し・しぬっす」

「むう、暫く経てば直るだろう」何か字が違う

「し・師匠ぅ!」そんな彼女の鳴き声は空に消えた

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「成るほど・・・白い悪魔についてですか」あれから暫くして回復したマイ少佐が詳細を伝え場所は建物内の応接間へと移った

「ええ、何か知っていますかね?」聞くシンジ

「・・・・・・あの戦いで多くの仲間が死にました、余り語りたくはありませんが・・・其の情報がどうしても欲しいと言うのならお教えいたしましょう」

アームストロング少佐が語り始めた、その語りには一体どんな秘密が隠されているのか?
________________________________
思うこと
末期症状車?の体調が回復した!



[56] Re[13]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:58
恐怖・緊張・死、全てが一度に押し寄せてきた

(ある兵士の日記)

「何処から話せば良いのか・・・」何から話せば良いのか悩んでいる豪腕

「じゃあ白い悪魔が表れたときの事をお願いします」そう言うシンジ

「表れたとき・・・・、そう・・・、あれは第三小隊が宿営地近くの町で何か問題事を起こした・・と、その後ですね、町のほうが光り・・・当然調査隊を派遣しましたが通信途絶、不振に思われ国家錬金術師二名からなる戦闘部隊を派遣しましたがこれも又・・・」

「・・・そうですか、で?その後どうなったんですか?」

「国家錬金術師が殺られたとなると大部隊の反抗勢力の可能性が出てきましたので・・・、私やイーストシティにいる焔のなどからなる戦闘師団を急遽結成し一気に畳み込もうとしました・・・、しかしその時既に遅かった・・・、白い悪魔は銃を持つでもなく、拳で相手を砕くのでもなく・・・そう、まるで紙切れを引き裂くかのごとく、人を・・・真っ二つに・・・相手が一人とは思わなく気づいた時には既に部隊と戦闘状態にありました・・・戦闘終了時には死傷者だけでも1千名近く、重軽傷者を含めると一万名近くに上ります」

「?白い悪魔は殺ったの?」話の重要部分が欠落しているのに気づき聞くシンジ

「戦闘・・・、あれが戦闘と呼べるのか・・・あれは・・・虐殺だ、我輩達は何もできなかった、銃弾は全て彼を避け・・・そう、私が今ここにいるのはあいつが消えたからです・・・、そう、霞の如く・・」

「消えた?一体どうやって?」疑問符を浮かべながら聞くマリア

「其処までは・・・、しかし消える直前急に泣き叫んだんです、アイツが・・・、そう・・・あれは・・・悲しみの泣き声だった・・・」

「泣いた・・・か、それ以外に何か思い当たることは?」シンジが問う


「有りませんな・・・、少しはお役に立てましたかな?碇シンジ殿?」

「ええ・・・しかし話の概要が判っただけで他には何も・・・、そう言えば白い悪魔を調査した時の調査書とかは無いんですか?貴方が知っている事以外にも何か記載があるかも知れませんし」

「有るには有ったんですが・・・」

「有った?」

「ええ、この前中央図書館の第一分館でボヤ騒ぎが有りまして・・・その時一緒に燃えてしまいました」

「燃えたっか・・・、何か他に手段は有りませんかね?」

「・・・、そう言えば今{鋼の錬金術師}がその燃えた別の資料の一部を入手したとか、しないとか・・・」

「鋼?・・・あ!も・もしかして・・・なんて言ったっけ?あの金髪のチビ!」名前忘れてるよ!!

「ほう、エドワード・エルリックの知り合いで、では彼に会うと良いでしょう何か手がかりが見つかるやもしれませんし」そう言って紙に何かを書く

「コレは?何ですか」

「彼らの居る場所です、マイ少佐に連れて行かせるのが一番でしょうが久々に弟子とのコミニケーション(?)もしたいので・・・、失礼ですがお二人で行って頂けますか?」そう言って紙を渡してくる

「えぇ・・・」紙を受け取ると其処にはあんな短時間で書いたとは信じられないほど精密な地図が書かれていた

「・・・・、絵がお上手なんですね」そう言ったマリアの声にシンジは心の中で{いや・・・、上手いとかじゃなくてさ}と思っていた

「ふふふ、アームストロング流似顔絵のちょっとした余芸ですよ」かなり褒められて嬉しいのかくしで前髪(??)を整えている

「じゃあ僕達は二人で行ってきますので、何かあったら地図の目的地に居ますんで、じゃ!」そう言って元気に飛び出していくシンジ

「失礼しました!」そう言ってお辞儀をしながら出て行くマリア

「・・・・あの女性は・・・・まさかな」???

________________________________
思うこと
アームストロングのおっちゃん弟子の頼みとは言えこんな易々と言うなよ!



[56] Re[14]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/04 23:32
目の前にあるのはこれまた立派な建物、その前で佇むシンジ

「・・・着いたね」慢心創痍で言うシンジ

「そうですね・・・うぅ、まさかあんなことが」

「いうな!傷口が痛む!」一体何が有ったのか、それはまた別の機会に書きます
・・・・
・・・
・・


建物内に入るとこれまた立派!

「此処が中央国立図書館か・・・、しかし誰も居ないな・・・」そう、受付嬢を除けば誰一人視界に入らない・・・。

「すみません、此処にエドワード・エルリックって言う名前の人が居るはずなんですが・・・ご存知ですか?」早速受付嬢に聞くシンジ

「エドワード?それなら二階の一室に居ますね、入り口に軍人が立ってますから入れてもらえないと思いますよ」

「そうですか・・・有難うございます!行くぞマリア!」

「あ!私は此処で本を読んでますので一人で行ってください」

「そう・・・じゃあ行ってくるから」そう言いながら階段を上っていくシンジ
・・・・
・・・
・・


「軍人、軍人っと・・・・居た!」二階に上って直に視界に入ってくる向こうも気付いたようで此方を向く

「ん?ロス少尉、子供が居ますよ」

「ブロッシュ軍曹、私達は一応任務遂行中なんだから私語は慎みなさい」

そんな会話を聞きながら近づくシンジ

「ロス少尉、来ますよ?」

「静かに」そう言うロス少尉

ついに二人の目の前に来て無言で室内に入ろうとするシンジ

「ちょ!この部屋は関係者以外立ち入り禁止です!」慌てて手で進行方向を遮るブロッシュ軍曹

「ん?立ち入り禁止?じゃあ入らなければ良いのか」そう言ってニヤリと笑うシンジ

「そうです、判ればよろし「みじんこ!どちび!マイクローン!ヤックデカルチャ!!」い」最後のは謎だが禁句を連呼するシンジ

{ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ}彼らの目の前にある扉が凄まじい殺気で音を立て始める

そして其れは突如として表れた

「誰がマイクローンミジンコドチビだ!このヤロー!!」扉を蹴破り(!!)表れるエド少年、その目は血に飢えた狼の如くギラついている

「お前か!」{メキョ}鋼鉄の拳がブロッシュ軍曹の顔面にめり込む

「お前かぁ!!」{びゅん}・{ドカ}一本背負いをロス少尉にかます

「お前かぁぁぁ!!」鋼鉄の左足が唸り回し蹴りがシンジの頭部をかすめる

「落ち着け」{メキョ}シンジのチョップがエドの頭部にめり込み気絶する

「全く、こんくらいで怒るとはまだまだ修行が足りんな、ほら起きろ」そう言ってエドの頬をペシペシと叩く

「う~~~~ん、あれ?何でこんな所に?ん??シンジ!お前なんで此処にいるんだ!!」目が覚めるとシンジの顔が目の前にあり驚き飛びのくエド

「あははははは!さあ?其れよりエド、何か調べ物している途中では?」先程の事はエドは覚えていないようだ

「う・・・、ど・何処でそれを知った!」

「ん?アームストロング少佐から聞いた」

「・・・、口が軽いなあのおっさん」

「兄さん!扉を蹴破っちゃ駄目でしょ!それにブロッシュさんとロスさん大丈夫ですか?」部屋の中から出てくるアル

「「きゅ~~~」」見事に気絶している御二人

「あ!シンジさん、お久しぶりですね!・・・あれ?マリアさんは?」

「こいつお前達と別れた後ずっとマリア・マリアって、恋煩いだったりして」ククククと笑いながら言うエド

「に・兄さん!冗談は程々にしてよ!」かなり慌てるアル

「ハハハハ、アルくん、マリアなら下で本を読んでるよ」此方も面白いネタに乗るシンジ

「べ!別に僕は・・・・」後が続かないアル

「ケケケケ」
「クククク」

二人とも悪魔(片方は神)の様に笑う

「・・・・」その場から走って逃げていくアル

「ケケケケ、初めてあいつとの喧嘩に勝った」

「クククク、君とは馬が合うね」

此処に最狂コンビが誕生した!!待て次回!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
思うこと
久々の更新、見ている人はいるのかな?



[56] Re[15]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/02/12 20:28
「そういやあシンジ、なんで此処に居るんだ?」

「ハハハハ、図書館で調べる物は一つしか無いだろ!書物・文献等々!」

「いや・・・、そう言う事じゃなくて」思いっきり的から外れた事を言うシンジにつっこむエド

「『白い悪魔』の記録を追ってきたら此処についたんだよ、そう言えばお前、燃えた資料をサルベージしたらしいけどどうやったんだ?」

「シェスカっていう本の虫(?)に書いてもらったんだ、なんでも一度見た書物は全て記憶してるらしくてな!流石に驚いたよ」

「ふーん、で!その方は今何処に?」

「知らん!!」ヲイ!

「・・・・、エド君?痛いの・痛くは無いけど脂っこいの(謎)・滅殺どれがいい?」恐ろしい殺気を放ちながら呟くシンジ

「あははははは(汗)どれも嫌だなあ!」そう言いながら逃げようとするエド

「逃がさない」そう言いながらエドの服の首をひっつかむシンジ、なおも逃れようと足をバタバタさせるエド
・・・・
・・・
・・

3分後

「いやー、いい汗かいたなぁ」そう言って華やかに汗を拭う仕草をするシンジ、その足下には死「ゲフンゲフン、んー、のどが痛いなぁ」

ナレーターの言葉を遮るな!

「うるさい!世の中には言って良いことと悪いことがあるんだ!今のは悪いことだ!」

何だと!この!

『暫くお待ち下さい』バックミュージック・殴り合う音

ま・負けた(ガク)

「ふー、まさかあんなご都合主義な技を連発してくるとは、流石に作者の使いはやるな」両者ともボロボロである

「あのー、済みません」突然シンジの後方から女性の声が聞こえる

「ん?何方ですか?」顔についた血糊(!)を拭いながら振り返るシンジ

「エドワード・エルリックさんとアルフォンス・エルリックさんが此方に居ると聞いて伺ったんですが・・・・(大汗)」そりゃあ入ってきたらそのエドワード・エルリックさんが倒れて居るんですから驚きます

「ああ、ゴメンゴメン、さっきボコしちゃったからさ、で君は?」

「シェスカって言います」

「そう、シェスカ・・・シェスカ?ってあのシェスカですか!」

「何のシェスカかは知りませんが私の名前はシェスカって言います」のほほんっと答えるなよ!

「ちょうど良い!君に聞きたいことがある!『白い悪魔』っていう犯罪者に関する資料について知らないか?」

「白い悪魔ですか?・・・・・、ああ!知ってます!あの変わった報告書の事ですね」

「?変わった?どういう風に?」

「それは「おーっと其処までな、一応そういう資料は軍関係者以外閲覧禁止だからな、お嬢さんもそう言うことを易々と話しちゃだめでしょ」」扉の奥から出てきたのはあごひげが格好いい軍服を着た男性だった

「ひゅ・ヒューズ中佐ぁ・助けてくれー」シンジの後方にある物体E(エドのE)がうめく、すでにプライドがどうのこうのと言う事態では無いらしい

「ぬおお!エド!どうした!誰にやられた!安心しろ、線香は一本くらいあげてやるから」

「あ・僕がやりました」シンジが呟く

「へ?」目の前のひょろっとした男、いや男の子がこんな残虐かつ非道な尋問(??)を行ったと言い言葉を失うヒューズ中佐、四人の間に何やら寒い風が吹いたような気がする

続行!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
思うこと
『未定』との同時連載、どうなる作者!



[56] Re[16]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/03/05 14:19
「あの・・・それよりも閲覧禁止って、どういうこと?」

「そのままだよ、閲覧禁止!軍関係者意外な!それよりコレお前がやったって本当?」

「そうだよ!ったく!本当に今日は腹立つことばっかりだ!」

「・・・・」それ以上突っ込むと今度は自分が被害者になりそうで怖いので黙るヒューズ中佐

「・・・・あぁ!もしかしてあの筋肉バカのオヤジ!僕をはめたな!!」つまりこういう事だ、シンジに易々と資料のことを教えたり有る場所を教えたりしたのはシンジを国家錬金術師にするための布石、先に進むにはその方法しか無い

「あのぉヒューズ中佐、突然で悪いんですが国家錬金術師になるにはどうしたら良いんですか?誰かの推薦とか必要なんですか?」

「んん!?もしかしなくても君は万国ビックリショーの一員になりたいと・・・、まあ推薦ねえ・・・、其処にいるエドの書いた推薦証が有ればかなり楽に試験受けられると思うが」言い終わる前にシンジはエドの頬を連続びんたをかます

「のおおおおおおおおお!!痛いぃぃぃいいいい!!」

「そうか痛いか、止めて欲しかったら推薦証書いてください、てか書け!」

「書く書く書く書く!だから止めてくれ!」やっと手が止まり一息つくエドとシンジ

「そうか、で?何処に提出すればいいのですか?ヒューズ中佐」

「俺!?えーっと・・・多分大総統府だと思うけど」

「じゃあお願いします・・・ヒューズ中佐さん、イヤなんて言いませんよね」其れはもう清々しい位笑いながら言うシンジ

「アハハハハハハハ、イ・イイトモサ!オジサンニマカセトケ」

「済みませんねぇ、細かいことはエドに聞きますから・・・・、書き上がったね、じゃあお願いします」

「アハハハハハハハ」ドップラー効果で声がどんどん小さくなる

「さてと・・・、説明お願いねエド君」

「は・はい!」

________________________________
思うこと
シンジ壊れ気味(ってか壊れてるな)



[56] Re[17]:alchemist sinji(錬金術師 シンジ)
Name: 末期症状車?
Date: 2004/03/12 00:19
????

其処に有るのは暗闇と17個の赤き玉そして・・・赤き槍、ふと声が聞こえた

「選定の時は近い、より強き者が統べる、破滅か存続か・・・、でも私は負けない・・・イヤ負けるわけにはいかない、其れが私の罪、私を縛る鎖そして・・・誓い」

「約束の時は・・・近し」闇が深まった

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方シンジはというと

「むうぅううう、そのような見解も有るのか!」

「そうですよ!ったく、面接官さん、これじゃあ立場が逆ですよ!」あの日から早数日、既に筆記試験は終了し面接試験を実施中であった

「まぁそれは置いてと・・・君には人格その他諸々の問題なし!」そう言って書類にデカデカと『合格』と判子を押す男

「後日最終試験を大総統府で行う!以上」
・・・
・・


「マスターどうでしたか?」宿に戻るとベットに横になりながら問いかけるマリア

「ん?合格だよ、ったくさあ、もっとパパっとできないのかねえ・・・試験て」ぼやくシンジ

「そうですかぁ・・・・・」何処かボーっとしているマリア

「ん?どうしたマリア?」

「いえ・・・ちょっと寝過ぎちゃって頭がボーっとしてるんですけど・・・、変な夢を見たんです」

「ふーん、それで?」

「・・・・、忘れちゃいました」そう言うマリア

「あー、もしかしてお前・・・」そう言いながら深刻そうな顔をするシンジ

「え!もしかして私変ですか?それともマスターのずさんな技のせいで私に機能不全が出たとか!」不安そうな顔をするマリア

「いや・・・ボケたか?」ニシシシシっと笑いながら言うシンジ

「むう!女性に向かって失礼です!」

「アハハハハハ、元気でたか?」ニヤっと笑いながら言うシンジ

「はい、おかげさまで」

「ハハ、じゃあ少し町を散策するか!」

「そうですね!そうしましょう!」そう言いながら部屋から出て行くマリアとシンジ
・・・
・・


町お歩きながらふとあることを思い出すマリア

「そう言えばマスター、マイさんって今どうしてるんですか?」

「あぁ、彼女なら・・・・、毎日筋肉マッチョと組み手してたよ、いやぁ何時も憲兵達が巻き込まれて大変そうだったな」

「そうですか・・・、数日ぶりに会いに行きますか?マスター」

「そうだな・・・・、生きてるかな?」

「さあ・・・まあ彼女火だるまになっても生きてましてたし・・・・多分平気でしょ」引きつった笑みを浮かべながら言うマリア

彼らの足は大総統府に向かっていた

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思うこと

久々の更新ですね


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