幻想郷とは魔理沙曰く山奥の山奥の山奥にあるという。
それ故に霊夢も魔理沙も海というものを見たことがないらしい。
じゃあ魚は淡水魚しか食べたことないのか?
と思ったが二人とも鯛やマグロも食べたことがあると胸を張っていた。
特にマグロの話を魔理沙としている時の霊夢の反応は見ものだった。
まさか霊夢のアレが……
まぁそんなことはともかく
重要なことは幻想郷が山間部にあることだ。
山間部の日中は短い。
背の高い山が東にあると日の出が遅くなり、
背の高い山が西にあると日の入りが速くなる。
しまったな。
どっかの誰かのフライングボディープレスを受けてから1時間はたっただろう。
川原から見上げた空は先ほどの青空と白い雲とはうって変わり、
西日が雲を黄土色に染める夕方直前の顔に変っていた。
できれば湖で日が沈む方向を確認したかったが…。
胸の底をくすぐるような焦りを感じた俺は八つ当たり気味に葉っぱのカーテンの向こうを睨みつける。
だがその途端、葉っぱの隙間から洩れた日差しが視覚を集めて形成した目に直撃して俺は一瞬目をくらませた。
思わず顔をしかめた俺はやりきれない不満をこめて地面を強く蹴って走った。
それにしてもこのままだと湖に着く前に日が暮れてしまう。
さすがに夜空を見て方角がわかるほど俺は星に詳しくはないからできれば日没目に洋館を見つけたい。
あの烏は人里まで歩いて一刻半…今で言うとだいたい3時間ぐらいか。
そう言っていた。
俺の足ならヒトより早くつける自信はある。
だからそろそろ湖についてもいいような気もするのだが。
まぁ近くはなっているだろう。
川の幅は滝の周辺と比べても広くなっているし。
そう信じて歩みを進めていると突然視界が白くぼやけた
湿り気?
霧か?
いや、今日は晴れていたし気温も低くはなかった、
いくら水辺でも夕方に霧ができるはずがない。
体を包んだ怪しすぎる霧に歩みを進めつつ周囲を警戒した次の瞬間。
うお!?
突然視界が一段右に傾いた。
そしてボチャンという音と前足に伝わる冷たさを感じ、
反射的に 俺は跳び退いて姿勢を低くして身構えた。
…簡単な話ビビッて跳び上がっただけだがな。
警戒して思わず身構えた俺はふと一瞬前足に感じた感触に首を傾げた。
川じゃない?
川だったら前足にある程度流れを感じるはずだ。
恐る恐るその水に近づいて水面に顔を近づける。
ためしに鼻先を水面に近づけてみるが水は流れず岸の壁にぶつかってチャポチャポと音を立てていた。
ここが射命丸の言ってた湖か。
霧のせいで湖かどうかを確認することはできないが水たまりではないだろう。
ペッペと鼻先と前足に付いた水を振り払いながらためしに右の空を見上げた。
しかし俺の視界に夕日を捕らえることはできない。
んー、北から南下してきたから右手の方が西のはずだが、
霧で太陽が見にくい。
これでは方角も分からないな。
とりあえず今まで辿ってきた川はさっきの太陽の位地を見る限り、
どうやら湖の北西から流れ込んでいるようだ。
左に行けばその洋館とやらにつくだろうか。
そう考えて体を左に向けたその時、俺は思わず自分の目を疑った。
突然周囲の霧が赤く染まり始めた。
まるで白い液体に赤い液体を落とした時の様にそれは一瞬にして広がった。
周囲のいきなりの変化に戸惑いキョロキョロと辺りを見回した。
そしてふとあることに気づいた。
この赤は…。
燃えるようなその赤に見覚えのあった俺は思わず振り返った。
振り向いた西の方角から赤い霧を突き抜けるように一筋の鮮烈な紅の光明がさしている。
この光は…夕陽?
燃えるような赤い光の光度がだんだん強くっていき
次の瞬間まるでそれを嫌うかの様に霧がブワリと音を立てそうなほど急に消滅した。
…。
そろそろ幻想郷にきて一か月近くなるがここの自然現象の原理は全く理解できない。
一瞬のうちで白くなったり赤くなったり晴れたりする慣れない環境にに若干疲れを感じながら顔を上げる。
目の前には今まさに山の裾に沈みかけている太陽があった。
ってもう日没が始まってるのか。
このままだともう10分もたたずに日が完全に沈むな
俺は呆然とする頭を無理やり切り換え、霧の晴れた湖を見回した。
沈む間際の太陽に照らされた湖は澄んだ水に満たされ、
山と森の木がそれを暖かそうな色で包んでいる。
やはり湖と言うだけあるな。向こう岸まで1,2キロはありそうだ
湖を見回した俺はふと紅く染まる光景の中に一点違和感を覚えた。
それは湖の畔に建てられた唯一の人工物のせいだった。
あれが洋館か。
洋館と聞いて普通に西洋風の建物だと思っていたが、
遠くからでもはっきり見えるどっしりと屋根の上に身構える時計台や
それを囲む長い塀がまるで洋館というより一つの城のような雰囲気を出していた。
その厳粛な雰囲気にも驚いたがそれ以上に
…赤っ!?
洋館は周りの風景と同じく夕陽に染められているが、
どう見てもその赤は夕暮れの赤というより絵の具の赤のような鮮烈な色だった。
更に屋根は壁の赤とは比べ物にならない沈んだ深紅。
夕方に来たからまだいいが真昼にきたら絶対風景に浮いてるだろ。
あの洋館ヒトが住んでるんだよな?
まぁそれ以外の可能性もあるが住んでいたとして
あそこまで赤く染める館の主のセンスを一度見てみたい。
…わがままな性格だろうな、賭けてもいい。
何かのしきたりでもない限り原色の赤を塗るにしたら絶対家族とか従者とか誰かが反対するはずだ。
それにそんな注文、設計者や建築者でさえ戸惑うだろう。
なのにそれを押し通して紅い洋館を作るように命じる主人とそれをなだめようとする従者。
そんな光景が脳裏をよぎった。
…まさかな。
このままここで正解かどうか確認できないものを予想していても意味がない。
俺は妄想いったん中断して一度後ろを振り返る。
あぁ、はやく洋館の方へ行かなくちゃ。
太陽はもう三分の一が山に突っ込んでいる。
いつの間にか下ろしていた腰を上げた俺は慌てて洋館に向かって走り出した。
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湖岸沿いに走って5分ぐらいだろうか。
全力で走ったおかげで太陽が全部沈みきる前に何とか洋館を囲む塀まで辿りつくことができた。
近くで見るとやはり大自然の中でぽつんとそびえ立つ3,4階建ての赤い館は
すさまじい違和感となにか近づきがたい雰囲気を出していた。
ふとそしてここまできてようやく違和感の原因がひとつ分かった。
紅い壁もそうだがこの洋館、湖を背にするように北向きに建てられているのだ。
普通建物は日光を取り入れるために南を向いているはずだが…。
それに湖の方をを向いた南側は大きなテラスが一つあるだけで窓はほんの少ししかない。
その窓もすべて遮光カーテンで遮られていて中の様子が全く分からない。
これでは部屋の中が暗すぎやしないか?
違和感のオンパレードな館の後ろを回り込むように塀と湖の間を歩きながら俺は首をかしげた。
まるで館その物が太陽を嫌っているみたいだ。
ふと何か背筋に寒いものを感じた俺はそそくさと塀のはじっこを目指した。
塀は洋館を守るように方形に伸びている。
館が完全に北を向いているとしたら、館に向かって左手奥が南東の方角だろう。
なんだ太陽関係ないじゃないか。
そう考えて少し安堵したがホッとする間もなく俺はふむと悩みだした。
問題は正確に南東まっすぐに進めるかだ…。
触手をまっすぐに伸ばしていくか?
長さに限界があるし曲がっても気がつかないだろう。
磁石でもあればなー。
今持っているのは傷付いた電子辞書と少ししか入っていない瓢箪徳利。
うーむ、ちょっとの散歩のつもりだったからな、ろくなもん持ってないぜ。
徳利か…そう言えばお腹すいたな。
滝で触手を使っちまったからな。
霊気補給して2時間もたってないのに空腹感を覚えてしまう。
くそぉ、あの犬っころめ。
さっさと逃げてくれれば無駄に消費することなかったのに。
…………まぁ手をのばされて嫌な気はしなかったがな。
その時、突然頭の中で犬が烏にいじられてキャンキャン鳴いている姿が飛び出した。
……出てくんな。
頭を振ってそいつらを頭の中から追い出した直後、
ようやく塀が直角に曲がる場所についた。
塀の東側にはまだ若くて細い木が塀に沿って植えられており、
そこから湖に向かって小さな並木道の様になっていた。
塀の角も確認したし、ここでちょっと霊気を補給しよう。
俺は犬の形を崩して久しぶりに元の丸い体に戻り、
適当に選んだ並木の一つによじ登った。
一応道みたいだからヒトが通る危険性もある。
正直、まだ彼女たち以外のヒトに会う勇気がないのだ。
元の姿に戻ったのは今の大きな犬のままではこの木は折れそうだったからだ。
紅蓮から群青に染まる空をバックに枝が分かれた部分に体を落ち着かせる。
そして黒い羽根がくくりつけられた瓢箪のコルクをキュポンと引き抜き、
太陽の最後のひとかけらが山に沈んでいく様を眺めながら中の酒をトクリと少量口に含む程度を体の中心に送り込んだ。
ジワリと体の奥で酒が発熱し、その熱が全身へ沁み渡っていく。
くぅ…、もっと飲みたいが今はこれで我慢しよう。
今はとりあえずの分だけで十分だ。
俺は後ろ髪を引かれる思いで再びコルク栓を閉めた。
コルク栓を閉めてフゥと気持ち溜息をついたその時だった。
ふと俺は覚えのある違和感を覚えて思わず身を固くする。
この感覚は…視線?
誰かが俺を見ているのか?
だが椛の視線の様にチクチクとした敵意は感じられなかった。
それが逆に俺を戸惑わせた。
視線は館の方からだったが…。
てっきり俺はこの館の住人が俺に警告を込めた視線を送っているものだと思ったのだが、
視線からはまるっきりそう言った敵意やら殺気やらを感じることはできない。
俺は体を硬直させたままその視線の元を探した。
視線の主はあっさりと見つかった。
なぜかというと、暗くなっても赤が映えるその館の数少ない窓の縁からそれはは
み出ていたからだ。
腕ではない。足ではない。頭でもない。
それは宝石だった。
それぞれ色鮮やかな光りたたえた宝石が一つの枝のようなものに生っていた。
夜が今まさに訪れたにもかかわらずそれは、それ自体が輝いているのか紅い壁の中でとても目立っている。
なんだあれは?
ただの装飾ではないだろう。
俺が窓のはじっこから飛び出た謎の物体に首を傾げたその時、
その物体Xの隣からちょこんと白いものが飛び出した。
…饅頭?
白い饅頭はユラユラと数秒揺れた後ほんの少しだけ浮き上がった。
そしてチラリと金色の瞳がこちらを覗いた。
子供…!?
ゾッと背筋が凍る。
また恐がられるのではないかと目の前が暗くなる。
全力で逃げよう。
あの子が叫べば館の中のヒトが出てくるかもしれない。
俺は子供が怖がる前に木から飛び降りようとした。
だが次の瞬間少女が予想外の行動をした。
俺が木から飛び降りようとした瞬間、
窓の隅からのぞいていた子供があっと口を開いて窓に両手をついて隅から跳び出した。
それを見て思わず俺はピタリと木の上で動きを止めた。
気のせいかもしれない、
俺がそう見えるように望んだからかもしれないが…。
その姿はまるで俺を呼び止めるように見えたのだ。
当の本人は窓に両手のひらをついて口を薄く開いたままジッとこちらを見ていた。
窓にへばりついていたのは年を10行くか行かないかというほど幼い少女だった。
日没と同時に館の中はぼんやりとした光がわずかにともっているだけだったが、
少女の容姿はそのわずかな光を反射していた。
薄い黄色の髪に太陽を浴びたことがないような真っ白な肌、
そして何より暗い室内で少女の金色の目が光を反射してキラキラと綺麗に輝いていた。
そうとても綺麗に…。
その瞳の中には俺が映っているはずなのに恐怖や焦りが微塵も感じられなかったのだ。
なぜだ?
俺は胸の中で思わずそう呟いた。
別に怖がってほしいわけじゃない、
だが室内にいたとしても家の周りわけのわからん生き物が徘徊してると思ったら
普通怖がるもんじゃないか?
少女は窓越しに俺を見つめ、キョトンとした表情で俺に首をかしげて見せた。
突然動かなくなった俺に、どうしたの?と問いかけるようなその仕草に
戸惑った俺はどうすればいいのかわからなかった。
そして思考が停止状態のままの俺は何を思ったか首を傾げる少女のまねをするかの様に体を傾かせた。
すると今度は少女が首を反対側へかしげた。
それにつられるように反対側へ傾く俺の体。
さらに少女の首は体ごと傾いてく。
更にそれにつられるように傾いていく俺の…うおっ!?
俺は自分が今乗っている木が細いことにその時になって思い出していた。
体が枝からこぼれおちそうになって必死に手を伸ばす。
ガシャンと葉が擦れる音と共に木が大きく撓む、
がギリギリで小さな棘状の触手を喰い込ませられたおかげで地面にダイブぜずにすんだ。
…も、もう少しで落ちるとこだった。
枝にしがみついた俺の必死な様を見て少女の頬にニヤと小さなえくぼが浮かぶ。
もしかしてわざとか…!?
枝に垂れ下がった状態から俺が必死に足掻いて枝の上に登った時、
彼女はとうとうクックッと噴き出して小さな肩を揺らした。
このっ……。
俺は急いで枝の上で体制を立て直し、体を大きく見せる。
小さな子に笑われるのはなんか…
こう…年長者としての威厳が崩れるような気がしたのだ。
だが俺の威嚇を見ても少女はクスクスと笑いつづけていた。
悔しいことにそれを見ているうちにだんだんと虚勢を張ることがばからしく思えてくる。
まったく…、と子供のいたずらに呆れるような気持ちになった俺は体を元に戻した。
その時だった。
少女が何かを見つけて突然アッと小さく口を開いて驚き、
一生懸命下の方を指差した。
「だれか…いるんですか?」
ふと塀の向こうから女性の戸惑った声が聞こえた。
あぁ、まずい。
さっき木を揺らしたせいで館のヒトが出てきてしまったか。
俺は急いで木から下りる。
着地したと同時に塀から遠ざかりながら犬の姿に変形して離れるつもりだった。
あぁ、その前に。
変形する前に俺は振り返ると少女はまだ窓にしがみついてじっと俺を見つめていた。
その表情がすこし悲しげに見えたのは気のせいだろうか。
少女の表情を見て俺はその場で触手を一本作り出した。
先端を丸から5つに分裂させてその一本一本に関節を作る。
更に少し色をつけてやった。
こんなに暗くちゃ黒は見づらいだろうからな。
そして俺は即席でできた肌色の大きな腕を彼女に見えるように大きく振った。
少女はすぐにそれに気付いてこちらに答えるように大きく手を振り返した。
窓の中で白い肌が大きく揺れるのを確認したこと、塀の方からガチャリという鍵が外れる音が聞こえた。
ってそんなとこに裏口なんてあったのか!?
俺は慌てて山犬の姿に変形し地面を蹴る。
これでは振り返る暇もない。
どうして俺はもうちょっと落ち着いて出発できないのかねぇ?
触手を戻し体から霊気少し削れたのを感じながら、
俺は塀の角が指す方角を確認して暗い湖畔を走った。
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塀の角が指す方角には綺麗な三角形の形をした小山が存在していた。
だからその方角を目指せばおのずと博麗神社の近くへ行けるはずだった。
できればその方向へ一直線に進みたがったが、
残念なことに湖は方形ではなく大きく歪んだ丸い形をしていた。
そして塀の角と三角の山の直線上に湖があった。
これは湖を渡った方が近道だろうか?
一応おれはおぼれることもないし…。
館から少し離れたところで走りながら湖を眺めたその時、
ザバンとおおきな水音が湖面に響いた。
それは遠くで、そうかなり遠くで一匹の魚が宙にはねた、
どうみてもその音の発生源は館より遠くで起こったものだ。
そこからここまで容易に目視できるほどの大きさ。
うん、やめよう。でかすぎる。
……てか何だ今のっ!?え、魚!?
ギョッとして思わず歩みを止めた瞬間そこで巨大な水柱が上がった。
あー、どうやらこの湖にはなんか主的なものがいるようだ。
…入らなくてよかった。
水中であんなものにあたらただじゃ済まなかっただろうなという安堵と同時に
そう言えば俺さっき湖ん中に突っ込んだっけなと思い出して背筋に寒いものを感じた。
次の瞬間。
立ち止まった俺の目の前でブクブクと湖面が泡立ち始めた。
ま、まさか今のバカでかいやつがまだいんのか!?
ハッとして身構えたがそれより早く湖面から水柱が上がった。
俺は水と一緒に大きな石でも跳んできたのか何かに当たって思わず体制を崩した。
そして目の前に巨大な影が現れて俺にのしかかろうとした。
ヤバい!?
俺は無理な体勢で必死に後ろ足で地面を蹴り、
その場から脱出した。
同時に岸に上がった来たその影の主を見た。
その影は魚ではなく、あの魚ほど大きなものではなかった。
だがそれでも馬ぐらいのおおきさはあるそれは…。
か、カエル!?
なんと湖の岸から姿を現したのは、
テラテラと不気味に光る緑に茶色のまだら模様をもった巨大なカエルだった。
ソイツは横に細い瞳孔をギョロリと動かして俺を睨みつけた。
…ん?俺を睨んだ?
それにしては視線が俺の視線から外れてい…。
「あうぅぅ…。」
突然俺の上から何かのうめき声が聞こえた。
なんだなんだと首をひねると、
そこにいたは陽炎のようなうすい羽根をもったサイドポニーの女の子が
俺の背中の上で干された布団のように引っかかっていた。
え?どういう状況だこれ!?
さすがの急展開に俺はパニくった。
そして目の前で牛…って規模じゃねぇな、
象ガエル(仮称)がゲコと低い声を湖面に鳴り響かせた。
>あとがき。
こんばんわ!ねこだまです。
あちゃー、やってしまった。
久しぶりの予告ブレイク。
チルノが出てない。
いや、一応もう場面の中にスタンバってるですけど、
今回は大ちゃんのあーうーで区切ってみました。
そういえば今回も会話なし、名前なしの大妖精。
通称大ちゃんの登場です。
なぜカエルと一緒に登場かは…チルノが絡めば誰でも予想できますね。
さて、今回微妙に妹様登場。
よく妹様は2次創作で発狂キャラだったり地下室に閉じ込められているという設定が使われていますね。
実際のとこ妹様は気がふれているだけで発狂していませんし紅魔館の中は自由に移動しているようです。
以上のことを絶対覚えておいてくださいね!
フラン怖くないよ、かわいいよフラン。