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[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H 処女作・習作) 
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/06/06 21:46
【説明】

・この小説は作者の妄想をたらたら書いた愚作&処女作なので他の投稿されている作品よりかなりいろいろたりていませんがそれでもよろしければご覧ください。

・この作品は地の文が足りず骨年齢のレベルで言うと100歳前後の老人並みです。原作片手か思い出しながら風景など想像してもらえるとありがたいです。

・天空闘技場編を書き終えたら多分最初から地の文に肉付けしていくと思います。

・原作キャラが若干?オリキャラ化してます

・キャラが安定しないところがあります。

・このようなへっぽこ作者なので外伝や番外編などの話しを作る時に大変ネタに困ったりします。
ですので、読者様からのこんな外伝書いてみて欲しいというのがあれば、感想掲示板のほうにネタ投稿してもらえればなと思います(XXXネタ以外でお願いします)。
作者が能力不足なため、全部は無理ですがいくつかは書かせて頂こうと思いますので、よろしくお願いします。



【感想を書き込んでいただける皆様方へ】
今まで作者の不注意で止めていませんでしたが、これからはコメントに対するコメントを行うのを控えてください。それと荒らしに近いコメントがあった場合は、作者はスルーするので皆様方もご協力お願いします。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H) 一話(修正)
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/24 23:53





う~ん、ここどこだ?

みなさん始めまして俺の名前はシュウ・ナカジマ。


某私立大学で講義を受けコンビニでバイトをした帰り道、トラックにはねられたと思ったら気づけば草原っぽい所に寝転がっていた。

俺自分の血だらけの体見て、気を失ったと思ったんだけど……

体に痛みも無いので、起き上がると、自分の手足が縮んでいた。

うえぇ……リアルコ○ン君?

せっかく酒・タバコをどうどうとしてもOKな年になったのに……

俺はがっくりと項垂れた。

自分の体を確認すると、だいたい5歳児くらいの幼い子供のような手足で、目線がかなり低くなっている。

目の前にはずっと草原が続いているし、町も見えないのでどうしようかと考えていると、ご都合主義よろしく後ろから声をかけられた。



「「そこの君、こんな所に一人でいたらあぶないよ?」」



首だけ後ろに傾けると、美人の双子さんがいらっしゃいました。

うわ、見分けつかね~。

これほどの美人さんを見たことが無かったので、緊張しながらここがどこだか尋ねたがカミカミだった。

クスクスと二人に笑われ、二人に落ち着いてしゃべりなさいと目線を合わされ頭を撫でられた。

小さな体……いいかもしれない!!

俺は初めて子供の体に感謝した。

俺は落ち着こうと深呼吸をし、再度質問をすることにした。



「あのぅ、ここが何処だかわかりますか?」

「ここは名もない島で、今ここで私たちはゲームを作っている所だよ。」

「だからここにはハンターの人でも入れないようにしているはずだけど…どうやってここにきたの?」



ほうほう、島でゲームねぇ。

ゲームの制作会社なのかな?やっぱり盗作防止で関係者以外立ち入り禁止か。

やばいなぁ……俺警察とかに突き出されたりするのかな?

そういや日本語通じているけど、ここって日本か?

けどこの二人どう見ても外人さんやしな……

留学とかで日本語ペラペラなだけだろうな。

海外某国のネズミーランドのショップ店員さんで、どこからどう見ても外国人なのに、関西弁ペラペラの人とかもいてたしね!!

俺はとりあえず無断で立ち入った事を謝って、そのあとできれば電話のあるところまで送っていってほしいと頼んだ。

とりあえず家に電話かけてみよう。

双子さんはそれなら連れて行ってあげると、手を片方ずつ握られ、両手に花状態になった。

何このサプライズ!!

しかも疲れたら抱っこかオンブしてくれるって……五分くらい歩いたら頼んでみよう。

せっかく子供の体になったのだから、十分堪能しようじゃないか!!

双子さんにつれられて(現在片方の人にオンブされています)大きな城みたいな所に案内された。

ここに来る途中お互いに自己紹介を済ませ、双子さんの名前がエレナさんとイータさんだと知った。

ちなみに今俺をオンブしている人はイータさんです。

それにしてもエレナとイータってどこかで聞いたような名前だな……

少し考えたがすぐには思い出せなかったので、ドラマかなにかで聴いたのだろうと自己完結してしまった。

ここで気づけてもよかったのになぁ。

俺はお城なんてテーマパークのなんちゃってお城しか行ったことがなかったので感動しながら背中で周囲を見回している。

双子さんはきょろきょろしている俺を見てクスっと笑っていらっしゃいました。

はずかしい……/////



「「ただいま~」」



食堂みたいなところにつれてこられた。

机長いな~何人座れるんやろ?

机の上には果物も載っており、いかにもお金持ちの家の机って感じだ。

イスも豪華そうだし、壁にかけられている変な絵も雰囲気をかもし出している。

そんな中でなにやらイケメンのにいちゃんが読んでいた本を閉じ、机に置き、イスに座りながら話しかけてきた。

服装も金持ちの家の一人息子って感じなので、この城の持ち主の家族かなと思った。

イータさんが俺を地面に降ろすと、ジュースを持ってくるから少しここで待っておいてくれと言い、部屋から出て行った。

エレナさんは一言二言イケメンの人と話しをすると、俺の身分確認をするから、このリストって人の質問に答えていってくれと言ってきた。



「それじゃぁまず、自分のお名前と住んでいた国とかわかるかな?」



他にもいろいろ質問され俺はそれを答えていった。

最初日本っていったらジャポンのことかな?と聞き返された。

外国の人からしたら、やっぱりジャポンのほうが言いやすいのだろうと勝手に納得し、イエスイエスとさらっと流してしまった。

その後もイケメン兄ちゃんは、質問しながらパソコンに俺の情報を打ち込んでいるようだった。

ある程度打ち終わると、イケメン兄ちゃんが質問に嘘は言ってないかと聞いてきた。

何でこんなときに嘘つかなきゃいけねぇんだよと思ったが、顔には出さずどうしてかと聞いてみた。



「君のデータが一切ないからだよ。実は流星街の出身だったりしますか?」



……流星街って某漫画に出てくるゴミの町?

いやいやまてまて、落ち着け、餅つけ、引っこ抜け!!

ってちが~~う!!最悪の展開が頭の中によぎります。

まさかねぇと思いながらその町について聞くとビンゴでした。

驚いた俺は世界地図を見せてもらいましたが……はい、みたことねぇよ!

その後流星街が出たので、もしやと思いハンター・ネテロ・ゾルディック・天空闘技場などの単語を出してみると、すべて答えてくれました

………ハンターハンターか、ちきしょう!!

トリップで命を助けてもらったので、文句は言いませんが、せめて殺し合いのない世界がよかったです。

ほらハ○ヒとかリリカルの世界とかさ、色々あるじゃない!!

ある程度ヘコミ終わったので、俺は軽くトリップについて三人に事情を説明した。

すると、責任者のところに行くから、そこで話してほしいと言われゲストルーム?見たいな所に案内された。

そこには無精ひげのおっさんとターバン?にいちゃんの二人がいた。



「ん?その子供はどうした?」

「だれかの子供か?」



ん~この双子がエレナさんとイータさんで、ここがハンターハンターの世界って事は、話の流れ的にG・Iの作成前だよな?

この人がリストさんってことは、このおっさんがドゥーンでターバンがジンなのか?

エレナさんたちが、一緒に説明するからとジンらしき人に言うと、エレナさんが製作者全員に通信の回線をつなげ、俺について簡単に説明をした。



「「さぁシュウ君みんなに説明してあげて」」



そう言われ自分の今起こっていることについて・この世界は本になっていることのほか自分の知っていることすべてを彼らに話した。

話しの合間合間に、色々質問されたがそれにも分かる内容なら答えた。

話し終えるとジンに面倒を見てやると言ってもらえた。

俺は気が抜けて、急に眠気に襲われたので、そのまま眠りについた。













[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:12




知らない天井だ……このネタをやるとは思ってなかったな、そういやトリップしていたんだった。

昨日のことを思い出しベッドの上で体を軽く伸ばした。

ベッドに寝かせてくれてたのはうれしいんですけどここどこの部屋ですか?部屋を出ると右を見ても左を見ても同じような感じの通路が見えます。

まあいいや多分こっちだろと適当に歩いたのが間違いだった……絶賛迷子中!!

俺は涙を両目に溜めながらかすかな記憶をたよりに昨日歩いた通路らしきものを見つけるまでさまよった。

さ迷うこと30分昨日案内された食堂に到着した。



「おはよう」

「「おはよう、昨日はよく眠れたかしら?ってどうしたのなにかあった?」」



エレナさんとイータさんは俺が泣きながら食堂に入ってきたのにびっくりしてすぐさまかけよって頭を撫でてくれた。

俺は起きた部屋から食堂目指そうとしたら迷子になって30分さまよったことを告げた。

二人はあちゃーという顔をして俺に謝ってくれた。

けど迷子くらいで泣くなんて……トリップして肉体にあわせて精神年齢まで下がってきてるのか?

俺は気を取り直してここにいない人について聞いた。



「ジンとリストは別室でアイテムに関するイベントを考えているわよ」

「ドゥーンは街の場所の候補地を回っているはずよ」

「そうか、ちょっと二人に話があるんだけどいいかな?」

「「どうしたの?」」



オレはこの世界で少しでも生存率をあげるために昨日から考えていた原作キャラへの弟子入りを計画立てていた。

このふたりなら無茶な指導もなくやさしく教えてくれるのではと思い二人に弟子入りを志願した。

二人は二つ返事で了承し、俺はテンションをあげコレで俺も念能力者かと思わず顔がにやけるほどうれしかったのを覚えている。

やっぱり子供の精神なのか感情の起伏がとても激しい。

しかしあぁこの時になぜこの二人に弟子入りしたのだと今となっては激しく後悔している。

過去にもどれるならぶん殴ってでも自分を止めたい気分だよ。





「ギャー、死ぬ~~~多いって。来んな~!!」



現在山の中で二足歩行をする狼集団に追いかけられている最中です。

早いし多いし武器もってるしでかなりやばいっす!ってあぶな掠った!!

狼の攻撃が頬をかすめた。

俺は逃げながらなぜこんな状況になっているのか思い出す……

あの二人に四大行と応用を指導してもらいすべて合格点をもらったとたん、このゲームのプレテストのついでだと、モンスターすべてを倒して来いといわれモンスター討伐にいろいろな場所を回されることになった。

うん…幼児にだす課題じゃねぇな何考えてんだあの人たちは!!

念のためとスペルカードのリターンを渡されたが、もし使ったりしたら……

ダメだ!思い出すな!!足や膝どころか体全体が震え上がる。

思考カット思考カット!

脳内で今まで受けた虐待もとい、修行の数々が走馬灯のように駆け巡るのを止める。



くそぅ不意打ちで一匹しとめたのはよかったがまさか倒したすぐ近くに狼どもの住処があるなんて。

足にオーラを集め狼どもから距離を離すと俺は手ごろなところで絶を行い、木陰にかくれて狼どもをやり過ごす。

戦わないのってか?………いや念習ったけど元一般人が狼とかチンピラに追いかけられたらダッシュ&隠れるしかなくね?さてと、



「ブック」



ボインと妙な効果音とともに一冊の本が現れた。

その本をぺらりとめくりカードをその中にいれた。

この本はまだ指定ポケットもなくただフリーポケットが大量にあるだけとまさにモンスターを倒した証拠として集めるにはちょうどいい本だった。

円を行い近くにてきがいないのを確認した後バインダーの中身を確認する。

えっと多分これで全部そろったかな?モンスターをすべて集め終えオレは久々に城に帰るとリーメイロの町がほぼ完成されておりNPCも町で生活をしておりオレはすこし迷子もとい観光していくことにした。



「ただいまぁ~」

「ようおかえり。町がかわっていてびっくりしただろ?」

「うん、いよいよゲームもスタートするの?」

「いやもうちょい煮詰めなきゃいけねぇよ。ほらこれ預かったカードだ。使い方はわかるよな?」



城に帰ってまっすぐ食堂を目指し中にはいったらドゥーンしかいなかった。

他のみんなはまだゲームのバグやイベント作成とやることが多いので外にいるそうだ。

俺がモンスター退治に行っている間にスペルカードがすべて完成したそうだ。

それにともなってゲームマスター専用のスペルカードも作ったそうでこれは使ってもなくならないらしい。



「そのスペルカードはゲームマスター専用のスペルカードで俺たちと同時に『交信』の効果が使えるってやつだ。修行が終わったら使って話かけて来いってさ」

「わかった。『会議』オン」

「「ひさしぶり。カードは全部あつまった?」」



久しぶりに二人の声を聞いてちょっとウルっときた。

やっぱり修行という名の虐待を受けていたとはいえこの方たちは一応こっちの世界の育ての親?みたいなものなので久々の親子の再会!!って感じです。

テーブルマナーが悪いと念で強化されたハリセンでどつかれまくったのなどいい思い出だ……ちょっと口の中がしょっぱいです。



「集まったよ。これでオレも一人前の能力者だね。」


「「ええ、いままで頑張ったわね、おめでとう!これであなたも一人前の念能力者の仲間入りよ」」



今までの修行が報われた瞬間だった。

俺はその場で、ガッツポーズをして固まる。

いやぁいろいろあったなぁ。

特に山脈作りたいからって永遠と穴掘り&土砂運びやらされたっけなぁ………

そのときはゴンたちみたいに応用技の訓練ってわかっていたけど精神的につらかった。ゴンたちがきたら教えてあげたい。

あの一つ目の巨人モンスターがでた山脈の半分は俺が掘った穴を基に作ったのだと!!

あと島の左上のほうの小島がいっぱいあるところも俺が穴掘って作った。

しかも掘った土を山作りたいからと島の反対側のところまで何度も運ばされた。

よくがんばったなぁ俺!!



「「これからシュウはどうするの?」」

「う~ん、それも考えていたんだけど、いろいろ世界を見て回ってそのあとハンターライセンスとろうかなって思ってる」



どうせなら天空闘技場やクルルーマウンテンやヨークシンなんかも見てみたい。

まぁ行ったとしても闘技場なら絶対200階とか目指さないし、クルルーマウンテンなんて門見るだけで結構です!!

闘技場で150階くらいを行ったりきたりして金貯めたりヨークシンで 「凝でぼろ儲け作戦」 は、ぜひともやってみたいです。

それに試験うけるならゴンたちと一緒のときにうけたいなぁ。

そう考えていると



「わかったわ。シュウが決めたならそのとおり自由にやってきなさい」

「私たちはここにいるからつらくなったらいつでも帰っていらっしゃい」



二人の優しい言葉に感動してオレはまたもやすこし涙目になり二人にその姿を感づかせたくないのですぐに旅立つことにします。



「いってきます!」

「「いってらっしゃい」」



二人の大切な人に見送られながらオレは島を出発した。



「行っちゃったね」

「そうね」

「お前ら最後のほう俺をいないものとしてただろ。最後の方なんてオレセリフ一行もねえじゃねぇか!」

「「気のせいよ」」



怖い笑顔でそう言われドゥーンは押し黙るしかなかった……








[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三話(修正)
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/25 00:50


―――――十数年後

オレは今、ハンター試験会場まで行く船の中にいた。

う~ん、いい天気だなぁ!!

原作の中じゃ、ゴン達の船って確か、大嵐のなかで最後は3人しか残らないんだったけ?

これからこの船もそうなるのかな……

そんなことを考えていると、案の定よく船出したなって位の大嵐がやってきた。

船が飛んだり跳ねたり?しているようなGが体にかかります。

もう縦揺れが激しいから、とか横に揺れるとかのレベルではありません!!

部屋の中にあった荷物が、あちらこちらに飛んでいっています。

そんな中にいる俺が無事なわけがありません!!

頭打つは、人に押しつぶされそうになるはで大変でした。

それにしても、エレナさんとイータさんに拷も……ゲフンゲフン、修行してもらっていなかったら、俺絶対ここでリタイアだな。

波が少し収まると、船長から避難を促す放送があり、乗っていた受験生のほとんどが救命ボートで逃げ出していった。

船の部屋がガランとなってしまった。

俺以外にも一人残っていたので話しかけようとしましたが、残ったものは甲板に来いと放送があったので、俺は放送に従った。

けどあの帽子ってどっかで見たような……もしかして



「おれはこの船の船長のマドックだ!お前たちを今回の会場まで案内することになった、まぁよろしくな。

よければ自己紹介でもしてもらおうかな」

「俺の名前はシュウ・ナカジマです。今年初受験です。(今年になるの待っての初受験ですけどね)」

「私はポンズよ、会場までよろしくお願いします。」

「とまぁ自己紹介も終わったとこで特にもう用事もないから部屋に戻っていいぞ。

せっかく若い男女二人なんだからお互い仲良くしといたらどうだ」



原作キャラやっほ~~~い!!

そうだと思いましたが、予想通りポンズさんでした。

いややっぱり原作キャラと出会うとテンションが上がります。

ヒのつくような、自分の命に関わりそうなキャラだと逃げる&隠れるだけですけど、自分に無害な原作キャラなら大歓迎っす!!

船長に言われるままに、俺たちは部屋に戻った。

といっても個人部屋などなく、さっきまでいた、だだっ広い以外何も無い部屋だ。

とりあえずお互いにもう一度ちゃんと自己紹介することにした。



「これからよろしく、ハンター試験は初受験だからいろいろご指導おねがいします」



やっぱり第一印象をよくするのが、いい人付き合いの基本だよね!

決してポンズが、思っていた以上にかわいかったので、舞い上がっているってことは………あるよ!!

めっさかわいいやん。

ごめん実写版ポンズなめていました、ってかエレナさんとかイータさんとか、なんでこっちの原作キャラは、美人さんが多いかなぁ。

美人が多い世界に飛ばしてくれた神様に感謝したいです。

……命の危険性が無ければね。



「こちらこそ、私は今回が3度目よ、年は私のほうが上そうだけど敬語はなしで行きましょう。」



そう言って頭を撫でてこられました……はい、惚れそうです!!

ポンズはどうやら撫でポのスキルを持っていたようです!!

それに彼女いたことない童貞に、こんないい笑顔、めっちゃきついです  OTZ

エレナさんたちと一緒のときは、精通してなかったので、大丈夫でしたが、精通起こってからは、以前の世界も含め、彼女がいたことないのでかなりいっぱいいっぱいです。

そう………某お笑い芸人の「惚れてまうやろ~!!」というフレーズが、頭の中を駆け巡っています。

頭の中の煩悩もとい思いを隠しつつ、ポンズと仲良くなるためにお互いのことを話し合いました。



「へ~、ハンターにそんな必須能力が必要だったなんて初めて知ったわよ。

実際に見せてもらってなかったら信じられなかったけどね。」



………はい。念即ばらしです。

俺は念の実演として、船の壁に罅入れたり、紙切れを刺したりしました。

船長さんには、あとで修理費を払うことにします。

最初信じていなかったので、調子に乗って色々やりすぎてしまいました。

ん?なぜばらしたかって?

だって向こうに



「今教えた以外で、あなたが知っていることがあったら、私にも教えてほしいんだけどいいかしら?」



と、首を傾けて聞いてこられたのです。

美人さんの首傾げで落ちない男はいないんです!!

いや一般人に念を教えてはいけないって事はわかっていますよ。

けどポンズって、NGL編では、普通に使っていたと思うし、遅いか早いかの違いじゃないかと、自分をごまかしてみましたが、実際はここで念教えたら、もっとポンズと試験中どころか試験後も仲良く……いや、お付き合いできるのでは!と思ったわけです。

しょうがないじゃないですか!!

童貞男がこんなチャンス見逃すわけがないのです!!

だって俺だってオリ主なんですから、それなりにモテたいし、できるならハーレムしたいんです!!

そんなことを思いつつ、ポンズに燃える方の念のあと念について説明し危険性なども話しました。



「けど私に教えてもよかったの?こんな簡単に教えていいものじゃないってわかったけど」

「試験に受かればどっちみち覚えることになるんだから別にいいんじゃないかな。」

「それじゃぁ私からお願いがあるんだけど………」

「念を教えて?かな。いいよ、ゆっくりと無理矢理とどっちにする?」

「それはもちろん無理矢理でお願いするわ」



ああ、やっぱりね。

ハンター試験受けに来るだけあって、若いけどたくましいなぁ。

こうして俺の下心を隠しつつ師弟関係ができあがった。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  四話(修正)
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/26 22:31




だだっ広い部屋の中央で、上着を脱いでもらい、俺はポンズを一度周で包み込むことにする。

一応死なれては困るので、少しでもリスクを減らすために、纏の感覚を覚えてもらうことにする。

この方法は、俺が覚える時に行った方法で、一度体験しているとしていないでは、かなり違ってくる。

それにしてもポンズの肌白いなぁ……ブラ紐の色は黒でした。

顔と下半身の一部に血が集まっているのが分かる。

俺は首を左右に振り、煩悩を飛ばす。

とりあえず平静を装いポンズに話しかける。



「この状態で何か感じるか?」

「えぇなにか薄い布で包まれている感じよ。これがオーラ?」

「ああそうだ、今俺のオーラでポンズを包んでいる。

オーラが体中を駆け巡ってとどめている感覚がわかるか?」

「なんとなくだけど…」



ポンズの後ろに立ち、ポンズの背中に手を当て、ポンズをオーラで包み込んだ。

ポンズをオーラで包むこと数分、なんとなくではあるが、感覚を掴んだようだ。

これも原作チートの恩恵か、俺の時と比べるとありえないくらい早いです。

ポンズ本番に入っていいかと聞くと、心の準備もできたそうだ。

今度は今までと違い、ポンズの精孔をすべてこじ開ける感じでポンズにオーラを飛ばします。




「じゃぁ今度は本番でポンズ自身のオーラを起こすから今みたいにとどめてみてくれ」

―――ドン


「ちょっとこの湯気みたいなやつ聞いていたより早く吹き上げているけど大丈夫なの?」

「説明しただろ、それが普通だ、さっきの感覚を思い出してオーラをとどめろ!!」



俺は少し強めにポンズに注意すると、死のリスクを思い出したのだろう、ポンズは見た目平静を取り戻した。

ポンズは俺のアドバイス通り、自然体になり、目を閉じ、オーラの流れを留めようと勤めた。

垂れ流しだったオーラの量が徐々に減っていき、ポンズは纏をすることに成功した。

ポンズはなんとか纏をすることができたが、オーラをつかいきったのか、その場に崩れ落ちるようにして、眠ってしまった。

俺は横になっているポンズが、風邪を引かないように布団をかけた。

ポンズが落ち着いたことを確認できた俺はポンズから離れ、大きく息を吐き出した。

はぁ…うまくいってよかった。

よし!ここからは俺の戦いだな。

勝てるかな………煩悩に。

かわいい子が無防備に横で寝ていて数分は確実に起きないことがわかっています。

だけどがんばれ俺!負けるな理性!!

俺はそんな卑怯な男じゃないはずだ!!!

とりあえずポンズを視界に入れないようにし、自分の修行をすることにする。


煩悩退散煩悩退散!!





――――数時間後


「ん…なにしているの?」

「燃えるほうの燃だよ。おはよう、昨日のこと覚えているか?」



燃で集中し煩悩を消していると、ポンズが目をさました。

よかった、俺の理性の勝利だ。

それにしても限界だ、眠い……



「私…生きているってことは纏ができたってこと?」

「あぁできていたぞ、ねむったのはオーラを一時使い切ったんだろう。纏は一度おぼえた

ら自転車みたいに乗り方を忘れることがないから安心しろよ」

「そうよかったわ。そういえば船はあとどれくらいでつくかわかる?」

「今朝だから、予定じゃ今日の昼につくらしいぞ」

「そう、それじゃぁそれまでになにかできることってあるかしら?」

「燃えるほうの念をやればいいよ。基本はどんなことでも大事だからね」

「わかったわ。シュウはその間どうするの?」



俺はポンズに、最低限やっておくことを伝えると、眠ることした。




SIDE ポンズ


私の三回目のハンター試験に向かう船の中で、私はシュウという男の子に念を教えてもらうことになった。

最初に話を聞いたときは、ちょっと頭のおかしい子なのかと思ったが、実演を見せてもらい、本物であると理解した。

ハンターの必須技能なんて初めて知ったわよ。

シャツ一枚になり、シュウに背中を向けると、後ろでごそごそしていたので、こっそり後ろを覗くと、顔を赤くして下半身を膨らませ、頭を左右に激しく振って、それを必死に抑えようとしていた。

そんな姿を見て、かわいい親戚の年下の男の子みたいだと思った。

落ち着いたのか、シュウが私の肩に手をふれると、体全体にもやみたいなものがまとわりついてきた。

これがオーラというものらしく、これを体にとどめるイメージを一生懸命に覚える。

ある程度練習を繰り返すと、いよいよ本番が来たようだ



「そろそろ本番に行くけど大丈夫か?」



シュウにそう言われ私は、大丈夫よと自信満々に言った。

本当は少し怖かったけど、これもハンター試験の一つだと思うことにして、自分を奮い立たせた。

シュウにドンと背中を押されたと思った次の瞬間、自分の視界がオーラの湯気で覆われた。

私は少しパニックになり、シュウに質問をした。



「ちょっとこの湯気みたいなやつ聞いていたより早く吹き上げているけど大丈夫なの?」

「説明しただろ、それが普通だ、さっきの感覚を思い出してオーラをとどめろ!!」



ちょっとしたパニックになったが、練習した感覚を思い出す。

徐々にオーラを留めていけているのが分かる。

少しすると、なんとかオーラをとどめることができた。

ほんと死ななくてよかったわ。

留めることができ、安心すると、すごい眠気が襲ってきた。

私は眠気に勝てそうにも無いので、その場で崩れ落ちた。



目を覚ますと、シュウが座禅しているところが目に入った。

シュウに纏が習得できたと言ってもらえた。

シュウは私に船が到着するまで何をすればいいか伝えると倒れるように眠ってしまった。

もしかして私を心配して一晩中看てくれていたのかな?

私はうれしくなりシュウの頭を撫でることにする。



「ありがとう、おやすみなさい。」



撫で終わると、あのかわいい弟みたいな師匠の言っていた、燃をすることにする。

私って一人っ子だったし、兄弟ができたみたいでなんだかうれしいや。




「これからよろしくね。エッチな弟君。」






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  五話(修正)
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/26 22:36



港につくと、ポンズの案内で、ナビゲーターの家に行くことになった。

ナビの人は、幻獣の人かと思っていたが、普通の人間でちょっとがっかりした。

ナビの人に話しかけ、人間以外のナビはどのくらい要るのかと聞いてみると、やっぱり人以外のナビはめずらしいらしく、ほとんどいないそうだ。

ナビの人に案内され行きついた店に入ると、すぐに違う店のどこどこに行き○○をしろと言ってたらい回しにあいました。

その後、たらいまわしの末に、たどり着いた店の前で立ち尽くす……。



「えっと………ほんとにここであっているの?」

「あっているわよ!言ったでしょ毎年試験会場までへんな道のりだって!!」



疑いの目でポンズに問いかけると、声を荒げて返してきた。

いやだってねぇ…………

今回の試験会場が定食屋ってのは、しっているけどそこに行くまでの中継ポイント?でここに来たけど、どう見たってエロビデオの販売ショップやん。

しかもこの店、堂々と18歳以下立ち入り禁止の張り紙をし、その横でエロビデオのチラシを張りまくっています。

こっちのエロビデオは過激なものが多いなぁなどと、チラシを見回していると、視界が遮られた。

どうやらポンズに目をふさがれたようだ。

どうせならこのままだ~れだ?って言ってほしいなと思ったけど、心に秘めておくことにした。

ポンズに両手で目を隠されながら店に入ると、いらっしゃいませという店員の声が聞こえた。



「ここって定食屋じゃなかったかしら?そこの肉料理が食べたかったのだけどつぶれたのかしら?」

「あぁ前に入っていた店は、ザバン市に移転したんだよ。

地図を描いてあげるからちょっと待っておいておくれ。」



ポンズに手を伸ばしてと言われたので、言う通りにすると、手にメモを握らされた。

メモを貰うと、ポンズに押され、すばやく店を出て行くことになった。

あ~あ、店の中見て回りたかったのになぁと、不満そうにしていると、ポンズにシュウには早いといわれた。

ん?俺は少し疑問に思い、ポンズに俺が何歳に見えるかと聞くと、実年齢よりかなり下を言われた。

ええ、ええ、確かに身長が1○5cmしかありませんけど、これから伸びる予定なんです!!

念を早くに覚えたせいか、俺の身長は、一般よりも少し……小さいかもしれないけどいつか伸びるんです!!

どうしても伸びないのなら……

あの薬でも使って……などと考えていると、ポンズにゴメンゴメンと謝られながら頭を撫でられた。




「ザバン市のめしどころ・ごはんに行ってステーキ定職弱火でじっくりを頼めってさ」

「ザバン市っていったら隣町ね。じゃあバスでいきましょうか。」



メモを頼りにバスに乗ることにした。

やっと試験会場のある町に着けそうだ。

ハンター協会も変なとこでこっているよなぁ。

バスの座席に座ると、ちょっと気が抜けたのか、眠気が襲ってきた。

時間もあるし到着まで少し眠ることにするとポンズに伝える。



「肩貸してあげるからゆっくり休みなさい。」



なんだろぅ………扱いが子ども扱いじゃありません?

まあ貸してくれるといっているので、遠慮なくかりることにします。

けど実際に肩を借りて眠るって……ドキドキして眠れません。

目をつぶって寝る努力をしますが、顔に血が集まっているのが自分で分かります。

というか寝る努力なんてしている時点で寝れないと思います。

俺はザバン市についたとポンズに起こされるまでずっと寝たふりをしていました。





SIDE ポンズ

今年もそうだけど、やっぱり試験会場までたらいまわしにあった。

そしてその中でこっ…こんなシュウの教育に悪そうな店に入らないといけないなんて……。

普通こういう店ってもっとひっそりとしているものじゃないの?

シュウが店の表に貼ってあるチラシを見ているのが目に入ったので、両手でシュウの目をふさいだ。

私たちはそのままの体勢で店の中に入った



「ここって定食屋じゃなかったかしら?そこの肉料理が食べたかったのだけどつぶれたのかしら?」

「あぁ前に入っていた店は、ザバン市に移転したんだよ。

地図を描いてあげるからちょっと待っておいておくれ。」




シュウが目を隠されながら手をのばしてメモを受け取ってくれたのでそのまま外に出た。

店の外でシュウが不満そうにしていたので、注意すると、シュウが何歳に見えるかと聞かれたので、一応見た目+3歳位で言ってみた。

……え!?シュウとそんなに年齢がかわらなかった。

えっとゴメン、シュウがとてつもなく落ち込んでしまった。

ザバン市に向かうためにバスに乗ろうと、私はシュウの手を引き、バスに乗り込むことにした。

バスに乗り、座席に座るとシュウが到着まで眠るといったので、肩を貸すことにする。

シュウは、顔を真っ赤にして、頭を肩にのせている。

私は必死に笑いをこらえつつ体が揺れないように気をつけた。




SIDE シュウ

嬉し恥ずかしのバスを降りるとそのすぐ前にめしどころがあった。

躊躇しても仕方ないのでとっとと入ることにした。



「すいませ~ん。ステーキ定職弱火でじっくり二人前おねがいします。」

「奥にどうぞ~。」



奥に通されると定食が準備されていた。

う~んいいにおい………これってタダなのか?

ゴンたちも食べていたのを思い出したので、俺もそれを見習い食べることにする。

俺は食事をしながら、今後のポンズの修行プランを軽く説明すると、念についてはすべて任せてくれると言ってもらえた。

とりあえず試験中は、自分の生命の危機とかがないかぎり、念の使用というか、纏しかできないけど、一応念を禁止した。


変態ピエロとか顔面鍼だらけの目に留まったらどうなることやら……


チンという音がすると、エレベーターの扉が開き、人の集まりが目に飛び込んできた。



さぁハンター試験の始まりだ!!







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  外伝1話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:32

エレナさんとイータさんに仕事の合間に念をおしえてもらうことになった。
そしてこれは教えてもらって少したったお話



「ほらシュウ、堅の形が汚い。右腕全体の出力が大きすぎるから抑えなさい。」



ベチリとイータさんに右腕をはたかれる。

ちなみに念は無理矢理オーラを起こして覚えました。

現在座禅を組んで堅の修行中です。

2時間目突入です………俺肉体年齢7歳くらいなのに最初からこれってきびしくない?と思っていたら



「余計なことは考えない。」



と頭をはたかれました。

いやいい加減足しびれてきたんですけど、などともいえずおとなしく続けるとオーラを使い切った。



「イータさ~ん、うごけませ~ん」

「それじゃぁ5分休憩したらこの荷物この地図どおりに配置してきて。」




と気軽に言ってきますけど動けないって言っている人間にこの仕打ちってどうよ。

原作で少し読んだ感じじゃぁやさしそうだったのにやっぱりジンさんの仲間は全員どこかぶっ飛んだ人の集まりだったとひしひし感じてきた今日この頃………



ある程度念を覚えたとき、自分の堅について色々把握しなければいけないといわれ。

ジンたちに手伝ってやると念で強化されたボールをぶつけられたのはいい思い出だ。

オーラをまとっていないボールとかなら何も感じなかった、だからって調子に乗っているとオーラを籠められたボールをぶつけられるとバキバキバキッとアバラが折れた。


「あ、わりぃ力加減間違えた。リスト~ちょっときてくれ~」

「あ~もう何しているんですか内蔵まで傷ついているじゃないですか。」



と軽いやり取りで傷ついたからだを最近できた大天使の息吹(仮)を使い俺の体を治してくれた。

そんなやりとりを双子の師匠はあんな程度で破られるなんて修行をもっと厳しくしないと!とか言っているし、ドゥーンにいたっては爆笑である。


――場面はもどって

5分の休憩を絶ですごし、少しでも回復をはかります。

絶は比較的すぐに覚えることができたのもあり結構得意です。

体力も回復するし結構お得です。

しかし寝ている間も修行だとたまにジンさんたちがドッキリをしかけてくるのです。

うかつに寝ていると落書き女装は当たり前。

ひどいときにはパジャマで雪山にほったらかしとかもありました。

寝ている間に円をする習慣ができました。

そのおかげで30Mは範囲を広げられるようになったのですが、この人達と比べるとぶっちぎりで最下位です。

ちなみにトップは双子師匠です。

あの方々はこの島を丸々すっぽりと包めるそうです。原作チートめ………


「イータさん、配置おわりました~」


堅の形が気に入らないとイータさんになかなか合格点がもらえない。

2時間も維持できるようになったのだから少しはほめてくれといったら横からドゥーンに


「おめぇそんなしょっぼい堅をまだ2時間しかもたせれねぇのにほめてほしいのか?」



泣きました。悔し泣きです。

えぇえぇここの人達は普段の生活を堅で過ごしてもまったく問題ないくらいすごいですよ。

ドゥーンめ………今度俺の考えている能力が完成したら真っ先に地獄に落としてやるぜと復讐を近いその日の夜、枕をぬらしました。








[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  六話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:38



チンという音がしてドアが開いたのでエレベーターを降りるとそこは原作にみた光景が広がった。

地下トンネルっていうか、これ崩れそうだけど大丈夫なのか?

見上げていると豆っぽい人に声をかけられた。

お~これがマーメン…何頭身?




「こちら番号札になります、お付けください」




245か…ポンズは246の札をもらい腰のところにつけていた。

俺も腰につけることにした。

そうするとポンズにおそろいねと言われ、はずかしくなったのでそっぽを向いた。

まだ時間があるらしくポンズと壁の近くにいきそこで時間がくるまでポンズと話込もうとしていると



「はじめまして。ルーキーかい?」




トンパらしき人が話かけてきた。わ~い原作のやられキャラだ~w

手にはジュースを持っている。てかほんとに鼻が四画だよ、骨どうなってんねやろ?

これどうなっているんだろぅ、とトンパの登場に喜んでいるとポンズが割り込んできた。


「新人つぶしのトンパさん、彼は私の連れなので他にいってもらえますか?」

「あっあぁ…わかったそれじゃぁ失礼するよ。」


とポンズが周りにも聞こえそうな声量と怖い笑顔で言うとトンパはそそくさ、とバツの悪そうに他に行きそうになったので


「すいませ~ん、そのジュースもらえませんか?」

「……かまわねぇよ、ほれ。」


そういいジュースを一本投げて渡してくれた。

俺はそれをかばんの中に入れた。


「そんな物もらってどうするの?あきらかに何か薬物はいっているわよ?」

「飲むわけじゃないからいいんだよ。」

「じゃぁどうするの?」

「内緒。」


ポンズは絶対間違って飲まないようにしなさい。

といってきたが俺ってそんなに間抜けに見えるのか?と結構深刻に思ってしまった。

それにしても顔近い!いいにおいするし。顔赤くなるやろがい!!



SIDE ポンズ


今回の試験もやっぱり地下がスタートだった。

ハンター協会の人って地下がすきなのかしら?と思っていると今年も受付の人に番号札をもらったので腰の辺りにつけることにした。

シュウも腰につけたのでおそろいねといったら顔を赤くしてそっぽをむかれてしまった。

………思わず頭を撫でたくなる。

二人で話をしていると見知った顔のやつがシュウに話かけてきた



「はじめまして。ルーキーかい?」



確かこの男はハンター試験の新人に毎回妨害行為をして新人が落ちていくのを見て楽しもうとしている男のはず。

シュウは人が良さそうだし私が守ってあげないと……



「新人つぶしのトンパさん、彼は私の連れなので他にいってもらえますか?」

「あっあぁ…わかったそれじゃぁ失礼するよ。」



私は周りにも聞こえるように彼をにらみつけた。

無事に追い返せたと思うとシュウが


「すいませ~ん、そのジュースもらえませんか?」

「……かまわねぇよ、ほれ。」

と怪しい飲み物をもらって大事そうにかばんの中にしまっていた。

「そんな物もらってどうするの?あきらかに何か薬物はいっているわよ?」

「飲むわけじゃないからいいんだよ。」

「じゃぁどうするの?」

「内緒。」



一応絶対間違って飲まないようにしなさいと釘をさしておいたが何に使うつもりなのだろう?と疑問に思っているとシュウはこの話はおしまいと打ち切ってしまった。



「やぁ☆君達能力者のようだね、僕の名前はヒソカっていうんだ、よろしくね♤」



変態ピエロに話しかけられた。

なぜばれた?二人ともオーラは垂れ流しの状態にしていたしばれる要素が見つからないと思考を働かせていると



「彼女が今さっき一瞬纏をするのを見たからね♡ 君の方は鎌をかけただけなんだけどその様子じゃあたりかな♢」



俺の疑問に答えるようにヒソカは答えた。

クソっこんな引っ掛けにひっかかるなんて……それに俺どころかポンズ自身も気がつかなかったくらいの一瞬の無意識の纏を見るってほんとに化け物だな。



「念を覚えてからこの試験に臨むものはめずらしいからただ挨拶しにきただけだよ☆」


ポンズを後ろにかばい警戒して凝で見ても陰を使っている雰囲気もなかったしピエロを信じることにした。



「俺はシュウでこっちが」

「ポンズよ、今はこの子に念を習っているところよ。」



俺達が自己紹介を終えるとヒソカは一人はなれてどこかにいってしまった。

本当に挨拶だけだったようだ。

ポンズが崩れ落ちそうになるのを支えゆっくりと座らせた。

ヒソカに能力者だとばれた以上隠す必要がないのでポンズに念の使用を許可した。

ヒソカの挨拶のあとも時間があったのでポンズに絶の修行をさせることにした。



SIDE ポンズ

「やぁ☆君達能力者のようだね、僕の名前はヒソカっていうんだ、よろしくね♤」



私はその挨拶に思わず動揺してしまった。

しかもこの男はトンパなんかとはレベルが違う、本能でニゲロ・近寄るなと感じる。

しかもどうしてばれたのだろう、シュウの言いつけは守っていたし纏をつかった覚えはない。



「彼女が今さっき一瞬纏をするのを見たからね♡ 君の方は鎌をかけただけなんだけどその様子じゃあたりかな♢」



シュウが悔しそうに歯を食いしばっているのがわかる。

ふと気づけば私の前にシュウがかばうように出ていた。



「念を覚えてからこの試験に臨むものはめずらしいからただ挨拶しにきただけだよ☆」


そう言ってその後お互い軽い自己紹介をするとピエロはどこかへ行ってしまった。

こしから崩れ落ちそうになったけどシュウがささえてくれた。

シュウは隠す必要がなくなったといい念の使用を許可し残りの待ち時間を絶の修行に当てるといったので気持ちを引き締め絶の練習をすることにした。



守ってくれてありがとうかっこよかったよ。と私はシュウに聞こえないような小さな声で囁いた。







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  七話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:42


現在会場のすみのほうでこっそりと絶の講習会中!

ヒソカに話かけられたのが功を奏したのか俺とポンズのまわりには妙な空間がぽつんとあいており、他の受験生のほうを向くと


サッ     バサッ

フイ     バサバサバサ


このように目をそらされる始末。

ポンズに教えやすい空間ができたことは感謝しよう。

ただしヒソカこれだけは言っておきたい。

………俺の出会いを返せばかやろぅ OTZ


まぁ心の中でヒソカを凹って、精神的におちつきを取り戻すとポンズに対して絶についての実演と講習をおこなった。

修行中はけじめをつけるために師匠を言わせるようにした。

一度言ってもらいました。



「…師匠?」

バンバンバンバンバン



なっなんて破壊力………思わず悶え太ももを連打した。

首傾けつつ「師匠?」って反則です!かわいいです!!

出会いなんて生いってすいません。

ポンズさんだけでおなかいっぱいです!!!

これじゃぁ俺の理性…いや、もつけど修行が進みなさそうなので元にもどしてシュウと呼んでもらうことにしました。

さぁ気を取り直して修行再開です。



「あ~なかなかうまくいかないわ、どうしても精孔をとじきれないわ」

「念のほとんどはイメージを強く持つことが大事だから精孔ひとつひとつすべてに栓をするイメージをもってみたらどう?」



なかなかうまくいかないらしくポンズは四苦八苦していた。

上半身は比較的精孔が閉じているが下半身の特に末端にいくにつれてちびちびとオーラがもれている。

それにしても俺も最初はこんなかんじだったのかなとエレナさんやイータさんに教わっていた頃を懐かしみ………鳥肌が立ち、膝が笑いました。


ブルルルル

頭を振るってトラウマになりかけている映像を飛ばす。

そうこうしてポンズが絶の練習をしていると俺の目当ての人物がとうとうやってきた。


「待っていたぜ。来たな…ゴン・フリークス!!」


俺は自然と笑みを浮かべ原作の主人公たちを眺めていた。





SIDE ポンズ

ヒソカとの会話のあと私たちの周りには不自然な空間が出来上がった。

シュウは周辺を見回すがすべて目線をそらされている。

そりゃぁ私だってあんなのと知り合いのやつなんて自分から近づこうとは思わないし関わりたくもないだろう。

まぁ念を教えてもらうには役立っているようだから結果オーライでしょ。

シュウの一人百面相が終わると絶の実技と講習を受けた。

そしていざ絶をやろうとしたとき



「けじめをつけるために今度から修行中は俺のことを師匠と呼んでくれ。」



となにやらかなり目を輝かせていってきた。

まぁこれくらいのサービスはいいだろうと



「…師匠?」



と首を傾けていってやると予想通り顔を真っ赤にして悶えたうえに軽くひきそうなアホ面をしたあと元に戻すように言ってきた。

…刺激つよすぎたのかしら?と頭の片隅で考えつつ絶の練習をすることにした。



「あ~なかなかうまくいかないわね、どうしても精孔をとじきれないわ」

「念のほとんどはイメージを強く持つことが大事だから精孔ひとつひとつすべてに栓をするイメージをもってみたらどう?」



とアドバイスを受けてはみたもののどうしても膝から下の足全体からちびちびとオーラが漏れ出てしまう。

纏の時みたいに一回精孔を閉じる感覚を体に覚えさせたほうがいいのかしらと考え再度百面相をしているシュウに提案しようとすると、急に今まで見たことのないような顔つきで新しく入ってきた受験生を見て呟いた。



「待っていたぜ。来たな…ゴン・フリークス!!」


不覚にも少しドキっとしてしまった。




SIDE シュウ


「知り合いでもきたの?」

「まぁそんなもんかな。」


目線をゴンたちからポンズに戻す。

ポンズから絶も纏の時みたいに一回精孔を閉じる感覚を体に覚えさせられないかと言われその方法が試してみるとまぁぎりぎり合格?ってレベルの絶はできるようになった。

まぁ自動車でいう仮免くらいの合格っぷりだ。



「そういえば知り合いにあいさ「ギャーーーーー」


ポンズの声を掻き消す様な悲鳴がきこえた。

あぁそういやヒソカって受験生の腕切り落とすんだったっけ。



「あ~あなくなっちゃった♢ぶつかったらあやまるものだよ?」



ヒソカは不気味な笑みをうかべながら切り落とした男に向かって話しかけていた。

ポンズがその光景を見そうになっていたのでさりげなく俺はポンズの前に立ち切り落とされた男がみえないようにした。

するとポンズが



「ありがとう、かっこいいぞ男の子!」



と頭を撫でられた。

この不意打ちは卑怯だと思います!

すぐにそっぽを向いたが頬をつつかれるし、照れているの?って照れるにきまっているでしょうが!!

俺って一応この人の師匠なのに上に立っている気が一ミリもしません。

そのあと二人でじゃれあっていると




ジリリイリリリッリリリリ



「これより第287期ハンター試験を開始します、これより第一次試験を開始いたしますのでこちらへどうぞ」


いよいよハンター試験がはじまった。




[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  八話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:46




ドドドドドドドドドド


そんな音をたてながら俺たち受験生は試験官のサトツさんを追いかけて爆走していた。

ポンズには纏をつかってオーラを使い切られたら困るので絶の練習をしつつ走ってもらっている。



「これいつまで続くのかしら?もうだいぶ走ったと思うのだけど。」

「まだまだじゃない?もしかしたらエレベーターで下った分階段があるかもしれないし。」



原作を知っているので予想したふりをしつつネタバレをしてみると、それはありそうだとポンズはうなだれた。

しかしただひたすらサトツさんについていくより誰かと会話しながらのほうが暇がつぶせて助かる分ポンズと仲良くなってよかったなとポンズのありがたさを再認識した。



「そういえば本当に知り合いの子に挨拶とか行かなくてよかったの?」

「知り合いってほどでもないからいいよ。彼自身は俺の事知らないし、俺が知っているのはあの子の親だしね。」

「どんな関係?」

「う~ん、俺の師匠の仕事仲間かな。」

「へぇ。シュウの師匠の話って聞いてなかったわ。どんな人?」

「ヤ…ヤサシクテイイヒトデスヨ」



思わず片言になってしまいポンズに心配された。

今頃師匠たちは何をしているのだろうか。

前に連絡したら新しいゲーム挑戦者が4ヶ月程来ていないらしく、最近のエレナさんとイータさんはもっぱらぷ○ぷよで対戦しているそうだ。

ドゥーンはニートでリストはゲーム内のサプライズイベントを担当して楽しんでいると聞いた。

ジンは未開拓の樹海で友達になった大きな空飛ぶトカゲと遊んでいるらしい。

子供の養育ほったらかしてなにやっているんだかあのおっさんは………。




SIDE ポンズ


数十キロ走ったところで最初の脱落者がでたらしい。

今年は結構全体のレベルが高そうだ。

絶の練習をしつつ走りシュウにいつまでつづくのかなと問いかけたら、階段がありそうだといわれそれに納得できる自分がいて階段がまだ見えていないのでがっくりきた。

そのあと知り合いの子にあいさつにいかないのかと聞きそのあと師匠の話になるとシュウが急に怯えだした。

トラウマでもあるのかしら?

そうこうしていると階段が見えてきた。

試験官の人がさらにスピードをあげ階段を駆け上がっていくのがみえたので、さらに私たちはスピードをあげた。



「すごい光景ね。」

「まさに阿鼻叫喚な状況だな。」



ついに体力の限界がきたのか階段で座り込む人が続出していた。

この人達…すわるなら端っこにいきないよ。

いちいちよけて登るのが面倒なのよ!

そういえば、これだけ走っているのに息が切れていないことを疑問に思ったのでシュウに聞いてみると絶は体力を回復や温存させるのにむいているらしい。

纏で若さも抑えられるらしいし念っていいわ。




SIDE シュウ

平坦な道が終わりいよいよ登り階段になった。

ここでさらに体力を行使され脱落者が続出していった。

ポンズがいつもより体力が続いていることに疑問をもったらしく念のおかげかと聞いてきたので



「体力を使うとオーラの消費量が増えて垂れ流しの状態もふくめてオーラの放出量が増えるんだよ。

だから絶でオーラを消費しないようにしているから走っていてもいつもより体力をつかってないんだよ。」



と小声で答えた。

するとポンズはなにやら前を向いてニヤニヤしているので放置しておいた。

うん…見なかったことにしよう。

女の子があんな顔するものか。と女の子にきれいな幻想をみて現実逃避をすることにした。



「へぇ、しっかりと先生やっているし結構仲いいみたいだね♡」

「ありがと、も…もしかして彼氏彼女にみっみえたかな?」



横からヒソカが話しかけてきた。

…ごめんヒソカ今まで勘違いしていたよ。

原作じゃ変態でどうしようもなかったと思っていたけど実際はいいやつじゃな…かった



「いやどっちかというと姉弟かな♢」

「どうも…それでなにか用ですか?」



くそぅやっぱりこの変態ピエロなんて嫌いだ。

ちょっと期待していたのになんだよ、姉弟ってこれでも色々がんばっているんだぞ!!



「ただ走っているだけじゃ暇だったから話し相手がほしくってさ♤」

「じゃあ相手になるから少しアドバイスくれよ。」

「なにをだい?」

「絶でどうしても足先からオーラが漏れ出すんだけどなにかコツとかないか?」

「その子のかい?そうだなぁ…上半身は完全に閉じている様だから精孔を閉じる順番を足先からにしてみたらどうだい?」



あっさりとうまくいった。

ポンズも原作チートの恩恵なのか俺があれだけ苦労して覚えていったことをぽんぽん覚えられていくとかなり悔しいです。

俺教え方へたなのかなぁOTZ



SIDE ヒソカ


ただ黙々と走っていることに飽きたので周りの誰かを殺ろうかなと思っていたらすぐ後ろのほうから聞いたことのある声が聞こえたので話かけた。

なにやら絶についての話をしていたようで隣の女の子は絶がうまくいかないそうだ。

話し相手になってくれるという条件でアドバイスがほしいといわれたので思ったことを口にすると女の子はすぐに絶をすることができた。

彼はがっくりと肩を落として落ち込んでいるのを見て思わずクスリと笑ってしまった。

ウン…この子はおもしろいね、行動もそうだけどやっぱり



「それで、いつまで凝をしているのかな♡?そういえばキミはボクと会ってからボクに対してずっと凝で注意して疑っているね♢ボクがそんなに怪しいかい?」

「いや失礼だとは思っていたけど、近くに念能力者がいたらほぼ無意識に凝で疑うように訓練されていてさ。まぁ気にしないでくれると助かるよ。」



念能力者に対して戦闘になった場合凝は基本中の基本だ。

それをやっているかいないかで初心者かそれ以外かと分類できる。

かなり自然に凝を行っていたしよく見れば彼のオーラの流れもきれいだ。

なかなか強そうだしいい師に育てられたのだろう。

彼と話しているとどうやら平原に出たようだ。

ここで少し後ろの人を待つようだけどどうしよう、彼のオーラに当てられてすこし高ぶってきちゃった♡


まだ移動するようだしこの高ぶりをどうやって解消しようかな♢




[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  九話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:48



「騙されるな!そいつは偽者だ!!」



はい人面猿さんが出てこられました。

本当にサトツさんにそっくりだなと笑いそうになっていると袖をクイクイと引っ張られた。



「コレも試験のうちだから引っかからないようにね。」

「試験官がただの動物にやられるわけないしね。」



ポンズはうなずいてくれた。

…よし今回は顔を赤くせずに耐え切れた。よくがんばった俺!

袖くいくい⇒耳へのささやき⇒うなずきの三連強力コンボを赤面せずに耐え切った俺はまた一つ大人の階段をのぼったのだろう。

気づけば人面猿がヒソカにトランプで殺されている所だった。

サトツさんがまた進み出したのでサトツさんが投げ捨てたヒソカのトランプを数枚回収してからサトツさんを追いかけた。



「またそんな変なもの拾ってきて……ごみの収集癖でもあるの?」

「失礼な!そんなもんないわい。」

「じゃぁどおして拾ってきたの?」

「だからいったでしょ、内緒って」



ポンズの追求をかわしその後ヒソカの殺気を後ろのほうから感じたのでポンズに前のほうに行こうと背中をおした。

原作どおりやっぱり殺しまくるんだろうな……ヒソカとゴンの初対決を見るだけは見たいけど巻き添えをくらいたくないので行きません。

霧が深くなってくるとサトツさんのすぐ後ろを走っているゴンからレオリオ達に向かって大きな声で前のほうに来たほうがいいと言うとすぐに後ろからツッコミが返ってきていた。

それからしばらく走ると後ろから悲鳴が聞こえ、それを聞いたゴンは反転し俺のすぐ横を通り過ぎそのまま悲鳴のほうに行ってしまった。


ため息をつきながらサトツさんのすぐ後ろを走っていたキルアらしき少年と併走する形になったので実写版キルア君お顔はいけ~ん♪と思って顔をちらりと覗き見ると声をかけられた。



「なに?なにか用?」

「いや、君は追いかけないのかなと思ってさ。友達じゃないの?」


とゴンの走っていった方向を指差した。

ガン見していたのかな?チラっとみただけのつもりだったけど向こうから話しかけられるなんて思ってなかったわ。

一瞬殺気を出されてちびりそうになったのは内緒です。



「行ったら帰ってこれなそうだし、こんな事で試験落ちたらバカみたいじゃん」

「ふぅん、冷静だな。けど多分彼は帰ってくると思うよ。」

「はぁ?そんな事あるわけないじゃん。あんたゴンの知り合いかなにか?」

「あの子の父親の知り合いだよ。彼自身の事は一方的に知っているだけだよ。」



その後自己紹介をしてついでにポンズも自己紹介したがその時ポンズがかわいいと頭を撫でようとしたので阻止して俺がかわりに頭を撫でておいた。

………決してやきもちをやいたというわけではない!!

そう、髪の毛を一本回収するために俺がさりげなくなでただけだ!!!くっ悔しくなんてないぞ。

といいつつキルアとポンズの間にはいりポンズの手に届かないようにする。



SIDE ポンズ

猫みたいなキルア君を撫でようとしたらシュウにブロックされた。

まったくこの子ったらこんなことでやきもち焼くなんてと苦笑いした。

キルア君は若干あきれて嫌そうに頭を撫でられていた。

シュウの撫で方が雑だったのか数本髪の毛がぬけてキルア君にシュウが謝っている。

そしてさりげなく私とキルア君の間に入って走っているシュウを見て、犬の散歩中に他の犬を撫でた時の自分の飼い犬みたいだと思った。



「あっ着いたみたいね」



試験官の人が小屋の前で止まるのが見えた。

小屋にここがゴールだと書いてあり、二次試験開始まで時間があるので近くの木の根元に行き腰をおろし、後から続々と到着してきた受験生を眺めていた。そして少しすると



「おっやっぱりおいついてきた。キルアあっち行ってきたらどうだ?」

「うわ、マジ!本当に追いついてきたよ。それじゃあ俺ゴンの所行ってくるわ。伝言ある?」

「それなら俺のこと内緒にしといてくれないか?」

「?まぁいいけど。」



とキルア君はシュウとの会話のあと首をかしげ、その後ゴン君のほうに走っていった。

キルア君が離れるとなにやらごそごそと荷物を引っ張り出していた。

覗こうとするとエッチと言われたのでコツンと頭を殴っておいた。

子供かこの子は。

待っている間に新しい修行にはいった。

練について実演と説明を受けるとさっそく私は練の練習を始めた。





SIDE シュウ

俺は第二次試験が始まるまでの時間を利用してポンズに練についての実演と説明するとさっそく修行に取り掛かっていた。

ポンズが練習にはいったのを横目に寿司についての対策を考えることにした。

もし俺とポンズが合格した場合追試がなくなるかもしれない。

やっぱり卵とるためのノーロープバンジーが無難かなぁ…と考えていると12時の鐘の音が響き渡った。





[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:52



グルルルルルル グルルルルルル


扉がひらくと中から聞こえていた音がさらに大きくなり、その大きな音と共に二人の美食ハンターが登場した。



「おまたせ~どお?ブハラ、そろそろおなかすいてきたかしら?」

「聞いてのとおりもうおなかペコペコだよ、メンチ~」

「というわけで二次試験内容は…料理よ!!」



料理と聞き数人の顔に冷や汗が見えた。

横のポンズもかいているのは見なかったことにしよう。

受験生の中に試験内容に文句があると試験官の二人に抗議しているが気に入らないなら帰れとまったく取り付くしまがない状態だ。

俺はその会話を聞き流しつつある一点を集中して見ている………乳です。胸です。おっぱいです!!

美人さんのおっぱいで、しかもいい感じの巨乳その上さらに美乳です。

露出も多め、会長がガン見していた気持ちが痛いほどわかります。



「じろじろ見ない!!」



ゴンっとポンズに念で強化された拳骨をくらいました。

修行の成果で流を使いダメージを軽減できましたがかなり痛かったです。

タンコブできるかも。

けど油断した……あまりのおっぱいでポンズの攻撃を探知できませんでした。

おそるべしメンチのおっぱい!!



「で、どんな料理をつくればいいんだ?」

「まず俺の指定する料理をつくってもらい」

「そこで合格したものだけが私の指定する料理をつくれるってわけ。

まぁようするに私たちふたりがおいしいと思う料理を作れば合格よ。何か質問は?」



受験生の一人が代表して聞くと試験内容が発表された。



「ないようね!それじゃぁ最初の指定する料理は」

「豚の丸焼き、この当たりの豚ならなんでもいいよ」

「それでは、よ~いスタート!!」


ゴーーーーーン

というドラの音が鳴らされるといっせいに受験生は走り出した。

俺たちも豚を探しに森の中へ入っていった。

原作でも書いていたけどこのあたりの豚ってグレイトスタンプってやつしかいないんだろ?ならグレスタの丸焼きって言えばいいのになぁ。

ポンズにグレスタの弱点を伝えとく。

……俺?楽勝ですよ!G・Iにいるモンスターに比べればグレスタなんてミジンコレベルですよ。

正面から戦いませんけどね。

落とし穴をほって罠にかかるのを待ちます。



「なんじゃこりゃぁ~」

「ギャー!なんでこんなところに落とし穴なんてあいているんだよ!」

「うわぁーーー……グフっ」


よし豚げっちゅ!!額を強打し気絶させて豚を引き上げると豚の下から受験生らしき人がいました。

………見なかったことにしましょう、ついでに他の穴にかかった方々もスルーです。

それにしてもG・Iの修行と土木工事の経験がここまで活きるとは……あれってハンターに必要だったんだなぁ。

内臓すべて取り出し豚を焼きます。

ポンズはどうなったかな?と考えていると何かが折れる音がかすかに聞こえ、その後なぜか寒気におそわれました。



SIDE ポンズ


シュウにこのあたりにいる豚についての特徴と弱点を聞き一人で豚を探した。

それにしてもあの子ったらあんなに鼻の下のばしてメンチとかいう女性の胸を凝視するなんて………かなりイラっときたのでオーラをこめて殴っておきました。

私と会ったときは顔赤くしていたけど胸なんて全然みてなかったじゃない。

たしかにあの人とくらべるとサイズはかなり負けるけど………おっと目の前にこのイライラを発散させるための豚発見


「あんのエロ餓鬼~!!」

ドン    


バキバキバキ…ドサッ


オーラを纏った足で力いっぱい蹴り飛ばさせてもらいました。

豚は面白いように飛んでいき木を三本くらい折りその下で横たわっていました。

ちょっとスッキリしました。

豚を焼いて試験官の所にもどる途中シュウと再会したので一緒に提出しました。

他の受験生もほとんど同じタイミングで提出されたので試験官の人は手近な豚から食べ始めました。

かなり黒焦げの豚までおいしいと食べていますがあの人本当に味わかっているのかなと疑問に思いました。



「豚の丸焼き70頭完食~。」

「「「「「「「「豚の丸焼き70頭!!バケモノだ……(受験者一同心の声)」」」」」」」」

「あんたねー食べた豚すべておいしかったっていうの?審査になってないでしょうよ」

「まぁーそれなりに人数はしぼれたじゃないか。それに細かい味を審査する試験じゃないんだしさ」

「あんたも美食ハンターなら自分の味覚に正直に生きなさいよ~。

まあいいわ、ハンター試験第二次試験 豚の丸焼き70名通過~。」




SIDE シュウ



ゴオオオオオン


メンチが豚丸焼きの課題通過をいいわたしつつドラをならした。

メンチさんその乳揺れナイスです!

それに引き換えブハラさんあんたの胃はどうなっているんだ?念なのか?

あきらかにブハラさんの体積の4倍ちかくありそうな量の豚たちを一匹残さずおなかに納められました。

目の前で見せられると原作知識で知っていてもびっくりです。

今思ったけどグレスタ70頭も採ったら生態系のバランスおかしくなるんじゃないか?

こっちの世界は不思議でいっぱいです!!

さて…スシどうしよう。




[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  外伝二話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:54

パシャ パシャ


「プ…ククククク…」

「おいジン、起きるだろ笑うなって…プッ」

「そういいながら笑っているじゃないないですか。あっ起きそうですね、ほら二人とも撤収しますよ。」


バタンという音と共に目を覚ます。

ん…なんかケツがつめたいような……寝汗でもかいたかな。

ウンと背すじを伸ばし体をほぐし、ベッドからおりようとして手をつくとべチョッと言う感触を味わい、手を着いた場所に目をやると時が止まった。

やっべぇまさか…いやいや待て落ち着け……おねしょか?いやおねしょなら出した瞬間きづかねぇか?………は、ケツは濡れているけど前濡れてねぇじゃねぇか!!



「あんの三馬鹿!!でてこ~い!!!」



長い廊下を走り3馬鹿がいるであろう食堂を目指す。

能力者としては世界トップクラスでハンターとしても数々の功績を残している、さらにたくさんのハンターの憧れを受けているあいつらだが実際は小学生みたいな悪戯を本気で楽しんで仕掛けてくるような変人ばかりだ。

おっ前から双子師匠が歩いてきた



「「おはよう、シュウ。シーツはちゃんと洗濯機にいれといてね。寝る前にジュース飲むのはやめなさいって言ったでしょ!」」

「おはようエレナさんイータさん。3馬鹿の悪戯をうけただけだから!おねしょなんてしてないから!!」


二人の言葉にグサッときたので事情を話し前のほうが濡れていない証拠のズボンを見せる。

なぜ知っていたのかと聞くと写真をみせてもらったのだという。

師匠二人は、またかという感じでため息をつき今日の修行は午後から行うと告げそのまま歩いていった。

くそう…いらん恥かいたじゃないか。

今日という今日は絶対ゆるさねぇ!!食堂のドアが見えたので俺はそれを蹴りあけた。


バン!!!



「ここか3馬鹿!今日という今日はゆるさねぇぞ!!」

「おっ来たなほらコレよく撮れているだろ~。これでまたアルバムに一枚追加できるな」

「えぇもうすぐアルバム10冊目が全部うまりそうですし新しいアルバム買いに行かないといけませんね。」



ジンはできたての写真をこちらに見えるようにひらひらさせている。

リストにいたっては、聞き逃せないことを言い放ちやがった。

10冊目ってなんだ!一人に対してアルバム10冊って相当な親馬鹿かナルシストしかつくらねぇぞ。

怒りの内容がおねしょドッキリからアルバムに移行します。



「アルバムっていつそんなもん作りやがった。つうかどこだ、出せ!」

「ほらコレだよ。それお前用だからやるよ。」



ドスン


ドゥーンがダンボールを机の上においた。

ダンボールに10冊のアルバムが入っています。

これは処分しないと……お前らこんなん作るなよ!ってか何でアナログなんだよせめてディスクにしろよ、かさばってしょうがねぇよ。

処分する前にタイトルと中身を確認すると


『シュウ君観察&育成日記 NO.1   作 GM一同』


3馬鹿じゃないっぽい綺麗な字で書かれていました。

しかも中身は悪戯されている所や修行で虐待を受けているところが中心で撮影されていました。

写真の横にあるコメントや写真に書き込みがあるのはまだいいですが、これG・Iの制作メンバー全員がコメントなど書き込んだ後があります。

全員なにやってんですかOTZ



「そういえば俺用って事はもしかして…」

「「「ゲームの制作メンバー全員一部ずつ持っているぞ」」」

「おっ覚えてろや、3馬鹿~。いつか泣かしてひーひー言わしてやるからな~!おまえのかーちゃん出ーべそ~!!」


アッカンベーをしながら走り去ります。

冷静になって考えると殴り合いになると勝つ可能性が万にひとつもなかったので、後で地味な嫌がらせをすることにします。

雑巾の出汁で作ったコーヒーを飲ませるのはもうやったので次はあいつらのお気に入りの漫画や本を捨ててやることにします。

上中下の三部作が狙い目だ。

………この場合捨てるのはもちろん中巻です。

あとアルバムをなんとしてでも全部処分しなければ!!




「「今日は水見式で自分の系統を知ってもらいます。その後は自分の発作成に移ります。」」

「はい。」


いよいよ来ました水見式。

我慢して勝手にやったりしていません。

さぁ来い!希望は特質無理なら強化系!!グラスを練で覆います。


「「水の色が変わったからシュウの系統は放出系ね。」」



水がオレンジ色に変わりました。

くそぅ特質で俺Tueeeeやりたかったのに。

だってトリップっていったら無敵になって原作知識使って活躍し、女性キャラ手篭めにしてモテモテのハンターライフを送ったりするものだろうよ。

うなだれていると双子師匠によって発に関しての説明を聞きました。

放出系なので某管理局の白い悪魔様の3つの技について説明しそれを能力にしたいと言ったら、オーラ総量やメモリの量が問題で多分威力がそこまで出ないと却下されました。


「先生…砲撃がしたいです OTZ」


二人にきょとんとした目で見られた。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十一話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 01:59




「二次試験後半。私の指定する料理は……スシよ!!」

(((((スシ……!?スシってなんだ?)))))


受験生の全員(主人公&ハンゾーをのぞく)に沈黙が訪れ思い思いにスシとは何か考えだした。

まぁこっちの世界だとジャポンは本当にドマイナーな国だからなぁ。

ポンズも腕を組んで考えています。…萌えそうです。


「大分困ってるわね。ま、知らなくても無理ないわ。ちいさな島国の民族料理だからね。

ヒントをあげるわ!スシに必要な道具と材料はそろえてあるしスシに不可欠なライスはこちらで用意したわ。

そして最大のヒント!!スシはスシでも握りズシしか認めないわよ!」



スタートを言い渡すと受験生のほとんどがご飯でおにぎりのようなものを作り出した。

周りの人に気づかれない様にポンズの手を引き外に出ます。

ポンズの手の米粒をとってから手を握るべきだったと後悔しました。

ヒソカがこっちをガン見していたのでヒソカに向かってオーラで字をかいて空中にとどめメッセージを送ります。



「シュウはスシってどんな料理か知っているの?」

「ちょっと待ってて。すぐにもう一人来るから」



知らない間にあとをつけられて完成品をつくったらバッサリと奪い殺されるなんて事故を防ぐためにあえてこちらからコンタクトをとります。

やっべぇ……のど乾いてきた。



「やぁお待たせ♢スシについて教えてくれるって本当かい?♡」

「教えてやるから貸しひとつな!そのうち返せよ!!」



とりあえず恩を売っておいてこちらに敵対の意思がないことを伝えます。

どうせならイルミにも伝えてもらって二人に貸しを作っておきたいです。

ポンズとヒソカにスシの作り方を教えた後スシをおいしく握るには普通10年かかることを告げました。



「それじゃぁその職人さんでもいない限りこの試験に合格者なんて出ないじゃない!」

「何を考えているんだろうねあの試験官は♢」

「ほんとにねぇ」



森の中をひた走り、川を目指します。

ヒソカに自分の連れにも教えていいかと聞かれたのでそいつにも貸しひとつって言っといてといいました。

…イルミだよね?ヒソカは携帯電話みたいなものを取り出しイルミに連絡を取るとイルミさんも貸しに納得してくれました。

……ニヤリ、計画通り!新世界の神様並みの極上スマイルです。


川から戻ると小屋の前で大量の受験生とすれ違いました。

レオリオが大声でばらしたのかな?調理台についたのでさっそく魚っぽいものをさばきます。

俺のは、比較的魚の形をしているのを選びとってきましたが、後の二人…ポンズは3色カラーのなめこっぽいものですし、ヒソカにいたっては紫の小魚を大量にとってこられました。



『上手にできました~!!』



スシが完成すると脳内でアナウンス?がながれた。

……モンハンやりてぇなぁ。

他の二人もできたようなので一緒にもって行きます。

ポンズのスシは、形はあっていますが刺身がみごとに三色です。

ヒソカにいたっては軍艦巻きをつくって上に紫の小魚が大量にのっています……てかヒソカさんそれまだ生きているじゃないですか!!

何匹か跳ねてこぼれていらっしゃいますよ!?



「245番、刺身の切り方が悪いしシャリが少し硬すぎ。やりなおし」

「246番・44番 あんたたちは私を毒殺するきかぁ!!」



俺の分は食べてもらいましたがやり直しです…クスン。

二人にいたっては箸もつけずテーブルごとひっくり返しました。

あんたは星さんのパパさんかいな!受験生がそろそろ帰ってきました。

俺たちは三人で邪魔にならないように端のほうへ行くことにします。



「どうするの?シュウのスシでだめなら他の人が受かるわけないじゃない!」

「そうだね♢こうなったら試験官殺してこようか…♡」

「やめなさい!多分この試験は再試験になると思うから暇つぶししとかない?」



俺はあるところにメールを送ります。

その後ハゲ忍者が会場全体にスシの作り方をばらし受験生がぞろぞろとスシを持っていっています。

俺ら?ヒソカのトランプでポーカーしてますよ。

二人揃ってテラつよス!!………やばい、財布がピンチです。

ポンズは神がかって強いしヒソカも念を使っていないのに鬼強いです。

やっぱ原作キャラって運も高めなんかなぁ。




「しかたないでしょそうなったんだから!テスト生が料理法ばらしちゃったのよ。

とにかく私の結論にかわりないわ!二次試験後半の料理審査、合格者は0よ!!」



ざわざわざわと受験生たちに不満の波紋がひろまります。

ヒソカさんとポンズさんそのオーラしまってください。

対策はしといたから!ってポンズさんそれ練ですよ、できてるじゃないですか。

二人を一生懸命なだめていると



ドゴオオン!!



255番のメタボな受験生が調理台を破壊しました。

メンチさんに文句をぐだぐだと言っています。

あんた賞金首ハンターってそのお腹でかいな?メンチさんの来年頑張ればという言葉にキレてメンチさんに殴りかかります。

でた~ブハラさん張り手!!パンという音と一緒に小屋の二階の窓を突き破り外に放り出されました。

あれ普通の人間死ぬよな?



「ブハラ、余計な真似しないでよ。」

「俺がやらなきゃメンチが殺してただろぅ?」

「ふん、まーね。あんたその程度で賞金首ハンター?笑わせるわね。

武芸なんてどんなハンターでもやっていたらいやでも身につくのよ!

今回私が試験で知りたかったのは未知のものへ挑戦する気概なのよ!!」


『それにしても合格者0はちときびしすぎんかのぅ』


飛行船からネテロ爺さんが落下してきました。

メンチさんががちがちになっています。

ネテロさんの目線は俺の時と同じく乳へ……まだ現役なんかいエロじじい!

このあとでゆっくり語り明かそうぜ!!


そしてその後再試験が行われメンチさんの実演のあとノーロープバンジーで崖を飛び降り、卵をとってきた。

ゆで卵テラうます!!

びっくりしすぎて耳がでっかくなりそうです。

お土産用に卵は多めに採っておきました。

エレナさんとイータさん喜んでくれるかなぁ。



第二次試験後半 メンチの審査 43名通過






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十二話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:02



「残った43名の諸君にあらためてあいさつしとこうかのぅ。

わしが今回のハンター試験審査委員会代表責任者のネテロである。

本来なら最終試験で登場する予定であったがいったんこうして現場に来るといい緊張感がつたわってきていいもんじゃ。

次の会場まで同行させてもらうことにする」

「次の目的地は朝の8時到着予定です。こちらから連絡するまで各自自由にお過ごしください。」


ネテロ爺のあいさつのあと豆のひとからアナウンスがあった。

キルアはゴンをつれて探検に出かけていった。

若いっていいなぁ。

ん?メールの着信だ。画面を確認しメールを読んでいると



「私シャワー浴びてくるけどシュウはどうする?」

「俺ちょっと用があるんだ。だから次の目的地までお互い自由行動にしない?」

「わかったわ。シュウもちゃんとシャワー浴びなさいよ。それと寝る前に歯をみがきなさいね。」

「ういうい。了解です。おやすみポンズ。」

「おやすみシュウ。」



なんだか母親みたいなことを言われた後ポンズと別れた。

本気で弟か息子に見られてそうだな……どげんかせんといかん!!

さて、呼び出しがあったのでその人のもとへ向かいます。

約束まで時間あるし俺もシャワーあびてからいこうかな……。




SIDE  メンチ

「ねぇ、今年は何人くらい残るかな?」

「合格者って事?」

「そ。なかなかツブぞろいだと思うのよね。サトツさんどう思う?」

「ふむそうですね、新人がいいですね今年は。」

「あ!やっぱりー!?あたしは245番がいいと思うのよねー。まぁあの子も連れに料理法教えていたみたいだったけど。」

「私は断然99番ですな。彼はいい」

「あいつきっとわがままで生意気よ、一緒に住めないわ!」



私たち試験官に割り当てられた部屋で晩御飯をたべています。

うんやっぱり労働の後のご飯は最高ね!今回の受験者たちの話でもりあがり今回の試験について反省する。

あのハゲがばらさなきゃもうちょっとましな試験になったのになぁ。

そういえばこちらから連絡してから会長の到着がいやに早かったけどどうしてかしら?まさかこうなることを疑われていた?…まさかね。




SIDE  シュウ


くっそ、人呼んどいて部屋にいねぇじゃねえか。

やっぱり原作通りなのかねぇ。

飛行船の中の廊下を歩いていると前からキルアが殺気立って歩いてきた。

よくみれば血もぬぐってないし…だれか殺してきたな。

まぁ知り合いだし大丈夫だろうとそのままとおり過ぎようとしたら


シュッ!



「どういうつもりだキルア?」

「へぇよけるんだ。ちょっとストレスたまっててさ~。ごめんごめんもうしないって」



ちょっぴりムカっときました。

それだけのために命狙われたんかい!修行してなかったら死んでたぞ俺!!

……ここはやっぱりやられたらやり返せ!の精神でいきましょう。

ふっ、念の覚えてないキルアならまだ俺のほうが強いもんね!!



『動くな、キルア』

「ぐっ……クッソなんだよこれ!」



発を使いキルアの動きを封じる念をかける。

右腕をキルアに向けオーラを飛ばし威嚇します。

この時のキルアは念を覚えていないのでこれだけで顔面蒼白してかなり逃げたそうにしています。

しかぁし俺の能力で縛っているので逃げられません。

俺はキルアの頭に手を乗せいつもより低い声でこう言った。



「キルア…次ふざけたことしたら殺すから。ポンズに対しても。」



一応ポンズに飛び火しないように忠告しときます。

念をといて、頭をクシャっとしてから立ち去ります。

キルア君が即逃げていくのがわかりました。

……気持ちいい~!!うわぁ俺TUEEEEかっこよくね~?

いやぁ原作キャラに勝てると気分い……あーーーやっばい。ムカついて後先考えずやってしまった。

キルアが念覚えた後復讐されたらどうしよう   OTZ  

 
とりあえず次の日の朝一で土下座することにします。




SIDE キルア

読み間違えた。

俺はあいつから少しでもはやく距離をとるために行き先も考えず走っていた。

ただただあいつから離れたかった。

あいつとは何度か会話もしたし近くにいることがあったけどあそこまで強いと思っていなかった。

そう、いつでも殺せると思った。

だが実際は、あいつのプレッシャーにまけて俺の体はまったく動かなくなりその上あいつからはアニキみたいなイヤな感じがした。

死を覚悟したし俺の頭の中ではさっきからアニキの言葉がずっと繰り返されている。

あいつと一緒にいたポンズとかいう女ももしかしたらあいつくらい強いのか……。




「昨日はどうもすいませんでした!!」

「…はぁ?」


朝になってシュウに出会ったので逃げようとしたら簡単に捕まえられた。

やっぱりこいつ強い。

俺は殺される覚悟をしたが次の瞬間地面を頭につけて謝られた。

そのあと昨日のことは、お互いに忘れるということになった。

こいつって本当に強いのか?シュウに対してますますわからなくなってしまった。










[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十三話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:06



暗い迷路のような道の中。俺はポンズと手を握りながら下へ下へと進んでいる。

怖がりなポンズはなにか変な音がするたびに体を密着させていき、いつのまにか俺の腕全体に絡みつくように抱きついています。

やわらかいものが2つ当たっておりそろそろ我慢の限界だ…というかもう無理です!


ガバッ!!


理性のタカがはずれポンズを押し倒す。

ポンズの上着の下のほうから手を進入させましたがポンズは抵抗せずに俺を受け入れてくれたので、俺は試験中だということを忘れポンズの体を堪能し大人の仲間入りをはたした。




――――――――という夢をみました。

下着がえらいことになっています。

備え付けの洗面所でモミ洗いしました。

ショックをうけて、うなだれているとショックつながりで昨日のことを思い出しました。

早速着替えてキルアのもとに訪れた。

キルアがびっくりして逃げようとしましたが捕まえて土下座であやまりました。

向こうからも悪かったと謝ってもらいお互い昨日のことは水に流すということで結論づきました。

そのあと食堂に行くとポンズにあいました。



「おはよう。昨日はよく眠れた?」

「おっおはははよよよようごっざざいます。ポポポポポッポンズさん」

「どうしたの?熱でもあるの?」



夢の影響でまともに顔が見られません!!

やばいやばいやばいやばいとってもやばいです。

このままでは変なやつに分類されてしまいます!!

ポンズの手はやわらかくてつめたくていい気持ちです……ってあっか~ん余計あせる!

落ち着け俺!そう Be Cool Be Cool

ってそんなんで落ち着けたら誰も緊張とかしませんよねぇ。

全然落ち着けませんしポンズとの会話もほとんどドモってしまいました。




「ここはトリックタワーと呼ばれる塔の天辺です。ここが三次試験のスタート地点になります。

さて試験内容ですが試験官の伝言です。生きて下まで降りてくること。制限時間は72時間です。」


それではスタートです!と言って豆の人は飛行船にのって飛んでいってしまった。

ロッククライマーの人が合格者一番のりは俺だぜと死亡フラグをおったてて塔の側面を降りていきました。

馬鹿だねぇ戦場で俺この戦争を無事に帰ったら彼女と結婚するんだって言ったようなものですよ。

案の定遠くからあらわれた鳥さんたちの餌になられました。南~無~とおがんでおいた。



「シュウこっち来て!」

「どうしたの?」

「こことここに隠し扉みたいなのがあるけどここを使って下に降りるんじゃないかしら?」



ポンズさんが隠し扉を発見されました。

探す手間がはぶけました。

そこでふと今朝の夢を思い出します。

…まさか正夢か!いよっしゃ~~!!大人の階段かけあがるぜぇ!

二人で相談の結果扉を選び、別れを告げて同じタイミングで扉を使いました。

まぁ短い別れになるんだろう。

72時間ポンズとシッポリむふふな時間をすごせると期待し思わず顔がにやけます。



「カタカタカタカタカタ」



………人生ってそううまくいきませんよねぇ。

どうしよう、前がかすんで何も見えません。

うん、まぁポンズと一緒に行けないことは一万歩ほど譲って納得しましょう。

ハンター試験ですしそういつまでもずっと一緒というわけにもいかないでしょう。

けど、できればこういうときは女性のオリキャラとかとの出会いが欲しかったです。



『ここは二人で進む道。二人のどちらかが死んでもいけない。この先にいきますか?』



ゴンたちの二人バージョンの道っぽいです。

まぁこの試験中イルミがいるので楽勝でしょう。

ヒソカを通じて飛行船の中で挨拶もしたので一応顔見知りです。

イルミは針を抜き、もとの顔にもどっています。

やっぱり顔を変えっぱなしはつらいそうでやってあげようか?といわれましたが断りました。

なぜにあんな顔にならなあかんねん!!

けど針はどんなものを使っているのか気になったのでそのことを伝えると予備の数本を売ってもらい投げ方も教えてくれました。



「へぇ、それじゃぁうちの弟が迷惑かけたね。」

「それほどってわけじゃないよ。それにこっちも念で脅かしちゃったし。」

「それはキルの自業自得だよ。それにオレも何回か念でおどかしているし。」

「あはは厳しいねぇ。やっぱりそういう家系だから?」

「まぁね。キルは将来期待されているしやっぱりかわいがっちゃうんだよ。

それにしてもまさかハンター試験受けに来てるなんてびっくりだったよ。」



いつからなんでしょう。

ハンター試験前には絶対に関わらないようにしようと思っていた人物たちと普通にフレンドリーに話をしちゃっています。

逆に主人公たち(キルア以外)とは全然会話すらしていませんよ。

危険人物二人はまぁ…ぶっ飛んでいるけど師匠たちと比べるとだいぶマシなので話しやすいです。

世間話で時間をつぶしながら歩いていると大きな広い空間に出ました。



「我々は審査委員会に雇われた試験官である。ここで君たち二人は、我々5人と戦ってもらい5人全員に勝つことができればここを通ることができる。

勝負方法は1対1で勝ち抜き戦だ!そしてこの勝負に君たち2人が負けた場合その場で試験脱落となる。さぁどちらから先に出るか決めてくれ!」



うん、こんなもんはイルミにまかせますよ。

だって試験官さんたちの顔怖いし男しかいないしその上能力は発の制約にひっかかって発使えないし。

いや能力なしでも勝つ自信はまんまんですよ?けどイルミの活躍奪っちゃわるいし……

イルミと相談しようとするとイルミはこれで二次試験の貸しはなしね!といいリングにあがっていきました。

後姿がとてもかっこよかったです。




SIDE  イルミ

彼は最初に会ったときから変なやつだった。

二次試験でスシを教えてもらったのでヒソカに紹介してもらい改めてお礼を言った。

そこで自己紹介したがオレのことをゾルディックって知ってもなお顔色変えずに普通の態度で話かけてきた。

三次試験で彼と再会するとなぜか泣き出したのでちょっとびっくりした。

彼はオレのことを知っているので針を抜いて顔を元に戻した。

針を抜いた後彼が針を凝視しているのでやってほしいのかと思い尋ねたが違ったようだ。



「その針っていつも変装用に使ってんの?」

「いやコレは武器としても使えるんだよ。」



そう言って針を壁に投げつけた。

刺さっている針に感動したのかきらきらした目でほしいといったので数本売ってあげることにした。

サービスで投げ方も教えといたがなかなかうまくいかないようで今度練習するといって鞄の中にしまっていた。

大きな空間で試験官に試験内容を発表され、どちらから戦うかといわれたので貸しもあったしボクから出てすべて片付けることにした。

戦闘自体はすぐに終わり、その後たいした障害もなくボクと彼は三次試験をクリアした。



245番301番   所要時間65時間32分19秒!   第三次試験通過!!!




SIDE シュウ

三次試験よく考えたら、ボタン押しているだけで終わってしまいました。

こんなんでよかったのだろうか?残り時間があと2時間になったときポンズがひとりゴールした。

ポンズの道でも途中で戦闘があったようだ。

怪我してなくてよかったです。お互いの合格を喜んでいるとアナウンスが流れた。


『三次試験 26名通過!!』

さて次はいよいよサバイバルだ!






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十四話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:12




「第四次試験 これから君たちにはお互いのプレートを奪い合ってもらう。

ルールは簡単今君たちにひいてもらったくじに書いてある番号が自分のターゲットの番号だ。

そのターゲットの点数は3点そして自分のプレートも3点それ以外のプレートは1点とする。

最終試験に進むために必要な点数は6点!がんばって集めてくれ」



4次試験の説明が終わり島に向かう船の中周りにはピリピリした空気が流れていた。

船の中で来年の試験会場無料招待権が与えられるという事をお姉さんが説明していたが受験生の辛気臭そうな顔を見て島まで2時間だと告げそそくさと立ち去ってしまった。



「何番だった?」

「198。ポンズは?」

「私は103番だったわ、誰だかわかる?」

「バーボンって名前のターバンまいた蛇使い。」

「知ってるの?もしかして有名なやつ?」

「いや全然!それに念使ったら今のポンズならヒソカとギタラクルと俺以外になら油断しなきゃ余裕で勝てると思うよ。」



さりげなく自分の強さをアピールしときます。

ポンズは198が誰だか知らないと謝ってきました。

自分だけ教えてもらったのが悪く感じたのでしょうか…謝っている姿がたいへんかわいらしいので何でも許しちゃいそうです。

ポンズに知っているから大丈夫だとつげ久々に念の修行をつけることにします。



「……どこが悪い?」

「う~ん。二次試験のとき一度できていたから後はその感覚を思い出せればいいんだけど。

ポンズの場合は細胞一つ一つからオーラを集めて一気に外へ!のイメージより怒りで体の中心からこみ上げてくるものを一気に外へ!の方がいいかもね」

「わかったわ。やってみる」



もう一回目をつぶって集中します。

……約3日ぶりにあったポンズさんはたいへんかわいいです!

やはり男と一緒にいる3日より女の子といる3日のほうが気分のノリが月とミジンコくらいの差がでます。

だって男の子だもん!!

船が島に着くと三次試験の合格者順にスタートしていきます。

船の中で必要な物も手に入ったしとりあえずポンズと合流する前にターゲットを狩っときますか!

先にキルアに狩られてプレート投げ飛ばされたら大変です。

円を広げて探すことにしますけどあれ?なぜか7人ほど一定の距離をとって俺を追いかけて来ています。

…7人ってことは一人が俺の監視役だろうし…って事は6÷2で3!!3兄弟?神様ありがとぅ!



「3人とも出てきたらどうだ?」

「…よくわかったな。プレートを渡せば怪我せずにすむぜ?」

「3対1はさすがにきついだろ?おとなしくわたしておけよ」

「お前みたいな新人が俺たちアモリ3兄弟にかなうわけないだろう。」


3人が草むらから出てきました。

三人は三角形の形になるように動いてこちらに近づいてきます。

お前ら能力者じゃないのに能力者相手によくそこまで言えるなと呆れます。

たしか原作だとアモリとイモリしか名前出てなかったけどまぁいけるかな。



『アモリ・イモリ 動くな』

「「なっ………」」

「どうした二人とも、貴様なにをした!」

「お前たちのプレートをよこせば開放してやる。ただし断れば次は死ねって命令してしまうかもなぁ」



オーラですこし威嚇しつつ脅しをかけます。

本当はこっちの能力じゃ人は殺せないのですが脅かすには十分です。

とりあえず『眠れ』といい二人を眠らせました。

ここまでくれば俺が二人を操っているとわかったのでしょう。

あきらめたように3人分のプレートを渡してくれました。

発を解除して二人を起こしちょっかいをかけてくれば次は殺すと脅しその場を後にします。


発を使ってポンズの位置を特定し一直線に向かっている途中ハンゾーに出会いました。

あの三人を俺の円の範囲外から観察していたようでプレート一枚を交換しないかと持ちかけてきたのでハンゾーのターゲットのプレートと交換しました。

362か…どんなやつだったっけ?




SIDE ポンズ

「ポンズ、プレートはあつまった?」

「!!!シュウ!?よく私の場所がわかったわね。……それも念能力?」

「まぁこれは俺用の能力みたいなもんかな」

「もしかしてそれが発ってやつ?」

「そうだよ。どんな能力かはまた今度ね!」


私がターゲットを木の上から尾行していると急に後ろからシュウに声をかけられた。

びっくりして思わず声をあげかけたがシュウが口をふさいでくれたので助かった。

それにしても念能力って本当に何でもありね。

けどシュウの能力ってどんなのかしら…探索系の能力?



「あっ洞窟に入った。どうする?」

「そうね…洞窟内に罠を仕掛けられたら厄介だし罠が完成する前にこちらから仕掛けるわ!」

「どうやって?」

「睡眠ガスを持っているからそれを使って洞窟内にガスを充満させてターゲットを眠らせたあとプレートを奪うわ。」

「一応念のため纏は使っていいから気をつけてね。」



私はガスを使った後纏を使い洞窟内に入っていった。

ターゲットは洞窟の途中で倒れていた。

プレートを探しているとヘビが全身を噛み付いてきたが纏のおかげで牙がまったく皮膚に刺さらなかった。

プレートを奪うと外でシュウが待っていた。



「大丈夫だった?」

「もっちろん!」


シュウは洞窟のすぐ前で待っていてくれた。

私が笑顔でプレートを見せるとシュウは安心したと息を吐いた。

心配してくれるのはいいけどちょっと過保護すぎないかな弟君?まぁうれしいからいいけどね!


私たちはお互い6点分集まったのであとは終了まで奪われなければいいだけだ。

シュウと落ち着ける場所を探し時間があるので私たちはそこで念の修行をすることにした。






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十五話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:18




試験開始4日目

俺とポンズは見晴らしのいい場所に陣取り念の修行を開始しました。

川もすぐ近くにあるので飲み水にはこまりません。

ポンズは練ができるようになったので今は凝の練習中です。

俺の隠で出している数字がみえたら合格としています。

……ポンズさんの顔が小さい字をみるおばあちゃんの目みたいな感じになっています。

けどそんなところもかわいいです!



「これって目に集中すれば見る力が上がるってことは手に集中すれば殴る威力があがるってこと?」

「そうだよ。もうちょっとしたらやる予定だけどまぁいいか。

体の色々なところにすばやくオーラを集中させる事を流っていうんだけどこれは応用技だから今は目だけでいいよ」



俺は右手に集めていたオーラを左手、次は足という順番でオーラを集め、流をみせた。

そういや応用技って実は念の教える立場の人からは教えてはいけないそうです。

なんでも自分で気づいた事だからこそ自分の物となる!だそうです。

俺ってば全部最初から知っていたから双子師匠に全部完璧にできるまで叩き込まれましたよ。

隠で隠された念弾をよけつつ当たりそうになったら流で防御とかよくやったなぁ

………何回骨が折れたとか内臓がつぶれたかとかは覚えてないけどね。



試験開始5日目

ついに凝ができました。

けどかなりゆ~~~~っくりです。

まぁ出来てはいるので合格にしました。

いよいよ発の練習にはいります。

ポンズに属性と相性を示す六性図を地面に書いて発の説明をした。



「そして今から自分のオーラがどの特性に適しているか知ってもらいます。」

「どうやって?」

「水見式って方法で調べる。こんなふうにコップに水をいれてその上に葉っぱを乗せてそれに練をして手をちかづけると」



ポンズの目の前で水見式をおこないます。

グラスの中の水がオレンジになったところでポンズを見るとかなりわくわくして自分でもはやくやりたそうです。

俺もこんなんだったなぁ。

けどポンズ、自分の分準備しにいってすぐにやりたいのはわかるけど最後まで説明きこうね?



「水の色が変わるのは放出系の証。俺のオーラが放出系のオーラに属していることをしめすんだ。

他は量が増えれば強化・味が変われば変化・葉っぱが動けば操作・水の中に不純物が出れば具現化・それ以外は特質系だ。」

「へぇシュウって放出系なんだ。」

「んじゃそろそろやってみ。」

「やった!」



しつこいですが笑顔が素敵っす。

胸キュンものです!

ポンズがうれしそうにグラスに手を近づけます。

そうすると若干水の色が黄色になりました。

ポンズも俺と一緒の放出系でした。

ポンズの系統がわかったのであとはグラスの色が透明じゃなくなるまで発の練習をやらせます。



試験開始6日目

ポンズの発の練習をしているところをじっと眺めています。

うん…ずっとこの時間が続けばいいのに。

かわいい女の子は何日みていてもいいもんです!

ただちょっとした問題が…ずっと一緒にいるもんで自己処理ができません。

そのうち又無意識に出そうで怖いです。

おっと円の範囲に監視役の人以外のだれかが入ってきた。



「ポンズ警戒して、だれか来た。」



ポンズは纏をおこない俺の指指したほうを向いて構えています。

蜂さんがちょっとこわいです。

襲ってこないってのがわかっていても近くにくると逃げ出したくなります。

………いや念おぼえてもこの恐怖はとれませんよ?3センチ以上の蜂さんが大量にブンブンいってるんですよ?俺が敵なら逃げるか降参しますよ。



「シュウ・ポンズ。俺だって。」



手をあげてキルアが出てきました。

どうやらプレートをあまっていたら譲ってほしいそうです。

あぁ俺キルアのターゲットの札持ったままだったわ。

うっかりうっかり^^;

キルアに試験終了までボディーガードを条件にプレートをあげました。

キルアは俺たちに合流するまでに2枚とっていたそうで3点分あまってしまいました。


そのまま夜になるとキルアに起こされました。

ゴンとその他2人が来たそうです。

俺の円の範囲に入っていなかったので気づきませんでした。

100M先の森の中にいる人を発見できるって円いらねぇじゃん。

くそう原作チートの恩恵うけているやつはみんな滅びてしまえ!

ってキルア、ポンズを起こすのは俺の仕事なのでとらないでください。



「キルア、そいつらはお前の知り合いか?」

「あぁそうだけど…どうしたんだ?お前ら全員プレートあつまったのか?」

「俺だけまだなんだ。そして俺のターゲットが彼女なんだけど…」



レオリオが先頭であらわれました。

クラピカは剣を抜いてるしゴンも釣竿を両手にもってます。

初めての主人公パーティーとの出会いがターゲットとしてって最悪やん!

できれば仲良しこよしの関係からのスタートがよかったです!!



「俺プレート2枚余ってるからやるよ。シュウも1枚余ってるんだしあげてやれば?」



キルアがレオリオにプレート2枚を投げ渡しました。

えっとなんでもうプレートもらえる気になっているんですか?

いやあんたら俺ら狙ってきたんでしょ?

てか三人とも襲う気満々でしかも謝罪もせずにプレートもらっていく気ですか?

何もうもらえる気で武器なおしてるんですか!?

あんたらハンター試験なめとんか!!

ちょっとカチンときたのでキルアも含めてお仕置きタイムです。


キルアを含めて4人にむかって敵意をもってオーラを叩きつけます。

ポンズがびっくりしてこっちを見ていますけど気にしません。



「お前ら俺襲おうとしておいてそれですむと思ってた?」



4人がすぐさま臨戦態勢をとりますが体が震えているのがわかります。

念なしでこのオーラはきついだろ。

それにキルアったらそんなでも闇の世界の住人なんでしょう?

自分狙ってきた敵そのまま逃がすんですか?

俺が4人に向かって発でも使おうかなと考えながら一歩踏み出すと



「ほら、何怒っているの!おちつきなさい。」



ポンズが進路に割り込み抱きしめてこられました。

何事?えっとなんなんですか?夢ですか?

あぁやわらかい…抱きしめられた格好で頭をポンポンとされます。

頭ナデナデかなり気持ちいいです!!

頭で考えるより先にオーラが引っ込むのがわかりました。

うむ…ポンズに抱きしめてもらって気分は怒りから有頂天にシフトチェンジです!

いやっふ~!!

プレートはくれてやりましたよ。

キルアたちはなにやら思い思いの目でこちらを見て去っていきました。

ポンズはしばらくの間抱きしめてくれたままでした。





SIDE ポンズ

キルア君の友達?が来て背の高い男性に私がターゲットだと告げられた。

横の二人も武器を手にしているので私から奪う気なんだろう。

けど3点分あまっていたしキルア君の友達ならあげてもいいと思っていた。

キルア君とシュウの分もらえばいいしね。キルア君は自分で取っていた2点分のプレートを男性に渡すとシュウにも渡すように促してきた。

私はシュウがプレートを渡してそれで終わりかと思っていたらシュウは怒ったような雰囲気で彼らにオーラを飛ばした。

聞いたことのない低い声で彼らを威圧しそのまま彼らにむかって歩き出した。

念は一般人に使用してはいけないはずでそれをシュウはわかっているはずだ。

それを無視するくらい頭に血がのぼっているのだろう。

このままじゃキルア君が危ないので私が体を張ってとめることにした。



「ほら、何怒っているの!おちつきなさい。」


これくらいで止まるかわからないけど彼を抱きしめ頭をかるく叩いた後ゆっくりと頭を撫でた。

そうするとさっきまでのオーラがすぐに引っ込んだ。

キルア君たちはプレートをもらうとすぐにその場から立ち去った。

立ち去った後も少しの間私たちは抱きしめあったままだった。



「どうしてあんなことしたの?」

「ん?……ポンズを狙ってきたから?」

「そんな疑問形でかえされても…。別に点数に余裕あったし横にいたゴン君だっけ?知り合いなんでしょう?」

「ポンズのほうが大事です」

「…ありがとう。」



シュウってたまにびっくりさせるわね。

私はお礼とともに軽く頬に口づけた。

……シュウは鼻血を出した後真っ赤になって気絶した。

別の意味でびっくりした、この子コレくらいで気絶していて将来大丈夫なのかしら?私はシュウが目をさめるまで膝で寝かせていた。


四次試験 10名通過!!



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  外伝三話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:21




ドカッ   ズサァアアアア


「ぐ…いってぇ。」


エレナさんの蹴りを受け、体が後ろに飛ばされるのを足でブレーキをかける。

今日は平原での戦闘訓練です。

元一般人なので格闘経験がいっさいなかったので戦い方も学びます。

みなさんあのかわいい見ために騙されてはいけません、戦闘なんてできそうなエレナさんですが実際は鬼強いです!いや鬼です!!悪魔なんです!!!



「さて、なんだか失礼な事を考えていたようですがもうよろしいですか?」



素敵な笑顔のエレナさん。怖いです。

けどそうも言っていられないので真面目に戦うことにします。

今度はこちらから動くことにします。

踏み込んでややななめ上にむかって蹴りを放ち、胴を狙う。

サイドステップでかわされたと思ったらエレナさんの姿がきえる。

死角に入られた。急いで頭と後ろ半身にオーラをあつめると背中に重い一撃をうけた。


バキッ


左腕に続き今回はアバラが何本か折られた。

受身をとったあと大きく一度息を吐き出す。

エレナさんからは目を離さない。痛みを我慢しもう一度こちらから仕掛ける。

左足で蹴りのフェイントをいれ右こぶしを打ち下ろす!

だが次の瞬間景色が回転し背中から地面に叩きつけられた。


ドスン!



「はい。これで頭を踏み抜かれて本日7回目の死亡です。」



肺の空気がすべて吐き出され一瞬目の前が真っ白になったかと思えば次の瞬間にはエレナさんの足が頭をかすめ死亡通告をされた。

あぁエレナさんの足は細くて白いなぁなんてことを考える。



「日も暮れてきそうですし今日はここまでにしましょう。立てますか?」


ゆっくりと起こしてもらいました。

まさにアメと鞭。修行のあとにこの優しさはけっこうくるものがあります。

あぁ大天使の息吹気持ちいいなぁ~。

体中から感じていた痛みが一瞬で引きました。

怪我を治しエレナさんとリーメイロ城にもどります。

今日の晩御飯なんだろなぁ



―――――数ヵ月後

ドゥーンに外からのお土産だと女神像らしきものを渡され部屋に飾るように言われたのであまり疑わずに部屋の窓のふちに置いてから一週間。

最初は目覚ましがならなかったり何もないところでつまずいたり楽しみにしていたおやつが食べられていたりするくらいだったが、最近では階段から落ちたりシャンデリアが落ちてきたりエレナさんとイータさんの修行が理不尽に厳しくなったりと命の危機を感じるようになるわ、おやつを一週間食べ損なうわで、おかしく思いドゥーンを問い詰めた。



「やっときづいたのか?あれは呪われた幸運の女神像っていうゲーム内のアイテムだよ。で効果はどうだった?」



とニヤニヤしながら聞き返された。

そしておやつは3馬鹿が食べていたそうで、今日のコーヒーミルクプディングはもうジンの胃の中だそうだ。

俺は即部屋に帰って女神像をドゥーンの部屋に放り込み自分の部屋でどうやって復讐するか考えた。

そういえば双子師匠から発の作成許可が出ていたのを思い出した。



「ふははははははは!みてろや3馬鹿!!積年の恨み、くらうがいいわ。」



人生初めての発をつかった。

ドゥーンの苦しんでいる顔を想像しドゥーンの元へもどるとピンピンしていらっしゃいました。

………あるぇえ?お腹が痛くなったりしていないか聞くとさっき痛くなったけどトイレにいったらすぐに消えたといわれた。

失敗かと考えているとドゥーンに、俺様に念をかけるなんて100年早いしお腹が痛くなるようになる能力ってなんだよと笑われた。

くっ悔しいです!!さっそく師匠に泣きつきました。



「「へぇジャポンの陰陽呪術ねぇ。おもしろいそうじゃない。そういえば制約と誓約はなにかつけた?」」

「あ………忘れてた。どんなのがいいと思います?」

「「それは自分自身できめなさい!私たちの事を信頼してくれることはうれしいけど、自分の制約と誓約については師匠である私達だけでなくだれにも教えてはいけません」」

「はい。それじゃぁ自分の部屋で考えてきます。」

「「一度決めれば二度と変更はできないから、あせっちゃだめよ。」」



師匠の部屋を後にして、自分の部屋にもどった。

自分ができるけど無理のない制約と誓約を考えました。

師匠たちがいうには基にしたものがあるならそれに近いものがいいらしい。

後はフィーリングが大事だそうだ!まってろよドゥーンお前は俺を怒らせた!!

しかし制約ひとつではまたもや効果がなくしばらくの間

制約をつける⇒発を使用⇒様子見⇒失敗⇒さらに制約をつける⇒発を使用⇒様子見


を繰り返した。

3馬鹿に念をかけるためには結構な数の制約と誓約が必要だったがおかげで世界トップクラス相手にも念をかけられることが可能なことに気づきそこだけは3馬鹿に感謝した。

………そしてついに能力が完成した!


3馬鹿がトイレにこもってから半日がたった。

双子師匠にその旨を報告するとほめられました。

しかしこの時の俺は調子に乗りすぎた。ルンルン気分でスキップして廊下を進み自分の部屋にもどっている途中



「「「今すぐ念を解くか俺らにボコボコにされた後念を解くか選ばしてやる…さぁ選べ」」」



3馬鹿が今まで見たことない本気のオーラと声で脅かしてきました。

言われてすぐに首を縦に何度も振り念を解除すると頭をぽんぽんとされ、そのまま3人は去っていきました。

3人がいなくなると腰がぬけその場に崩れ落ちました。

あのオーラはやばいです。

一瞬で格の違いがわかるようなオーラ量と密度、そして美しさ………あの3人が世界トップクラスの念能力者だと肌で再認識した瞬間だった。



「ふぅーーーーーー」


大きく息を吐き出した後、立てるようになったので早足でその場をさります。

………替えの下着とズボンさがして師匠たちにばれないように洗濯しなければなりません。

いやあのオーラを肌で感じてちびらない元一般人はいないと思います。と言い訳しつつ誰にも会いませんようにと願い部屋を目指した。








[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十六話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:25



SIDE ネテロ


「10人中7人が新人か。ほっほっほ、豊作、豊作!」

「たまにあるんですか?こんなことって」

「うむ、たいがい前触れがあってな。10年くらい新人の合格者が一人も出ない時期が続きそのあと突然わっと有望な若者が集まりよる。

わしが会長になってこれが4回目かのう」



わしら試験官一同は飛行船内で食事をしながら最終試験まで残った者たちの話でもりあがった。

それにしても今年はおもしろい年になったわい。

あのジン・フリークスやゾルディックの子倅共が受けに来たということもあるのじゃがやっぱり一番はあのシュウが試験をうけにきたことかのう。



「そういえば会長、今回のこった受験生の中に知り合いがいるって言ってましたけど、どなたなんですか?」

「245番のシュウ・ナカジマというものじゃよ。」

「へぇどういう関係なんですか?」

「ほっほっほっほっほ。秘密じゃ。」



4人はぽかんとした顔でわしをみておった。

そして最終試験のために受験生と面談をすることを告げ準備をさせることにした。



《えーこれより会長が面談を行います。番号を呼ばれた方は2階の第一応接室までおこしください。受験番号44番の方、44番の方おこし下さい。》



「まぁすわりなされ」

「まさかこれが最終試験かい?」

「全く関係ないとは言わんが、まぁ参考程度にちょいと質問するだけじゃ。まずなぜハンターになりたい?」

「資格をもってると便利だから♡それに人を殺しても免責になることが多いしね♠」

「なるほど、ではおぬしが9人で注目しているのは?」

「………99番♡405番と245番も捨てがたいけど一番は彼だね。いつか手合わせしたいな♢」

「では最後に戦いたくないのは?」

「それは…405番だね99番もそうだけど…今はまだ戦いたくないね。ちなみに今一番戦いたいのはあんたなんだけどね♠」

「うむご苦労じゃった。さがってよいぞ」



ふむすごいオーラじゃったのう。

あやつのような戦闘大好き人間はこちらから身構えずやりすごすのが一番じゃのう。

いちいち相手にしておってわ、きりがないわい。

さて次のものがきたようじゃ



「注目しているのは404番かなバランスがいいし。戦いたくないのは44番だね(ポックル)」

「ゴンだね、あ 405番のさ。同い年だし!53番かな戦ってもおもしろくなさそうだし(キルア)」

「44番だなイヤでも目に付く。405番と99番だ。子供とは戦いたくない(ボドロ)」

「99番。 44番と245番(イルミ)」

「44番かなヒソカとは色々あったから。う~ん99・403・404の三人はえらべないや(ゴン)」

「ヤバさでいうと44番、戦い方でいうなら245番。44番と245番だな(ハンゾー)」

「いい意味で405番悪い意味なら44番と245番。理由があれば誰とでも戦うがなければ誰とも争いたくない(クラピカ)」

「405番だな恩もあるし合格してほしいともおもうぜ。そんなわけで405番とは戦いたくねーな(レオリオ)」

「245番です。注目ってより目が離せないかんじですけど。44番と245番と301番ですね。私の今の実力じゃ勝てないので(ポンズ)」



246番はたしかシュウが弟子に取った子じゃったのう。

あれは弟子というよりお姉ちゃんじゃな。

さとて後はシュウだけかのぅ。

あやつ自身目立つのが嫌いじゃといっておったが結構目立っておるのぅ。

まぁあやつはああ見えてなかなか短気じゃからいろいろしでかしたのじゃろう。



「失礼しま~す。久しぶりネテロ爺さん。

ってかてめぇ3次試験まで行く間の飛行船でよんどいて部屋にいないってどういうことじゃぼけぇ!」

「相変わらず敬う気がかけらも見えんのうくそ餓鬼が!

とにかくいろいろ聞くことがあるから座らんかい!!」



おとなしく入ってきて挨拶したと思ったら案の定飛び掛ってきおった。

わしは念で地面に叩きつけて正座を強制し正座させる。

まったく……ますますジン達に似てきおって…こやつの将来が心配じゃわい。

その後シュウに他の受験生たちと同じ質問をした後すこし雑談をすることにした。



「ネテロ爺さんお茶くれ!!」

「そっちにあるから自分で入れろ。ついでにわしの分も。」

「へいへい。」

「で……なぜ今回ハンター試験を受ける気になったんじゃ?

前に何度か誘ったがまた今度って流してばかりじゃったろぅに。」

「爺さんも予想してると思うけどジンの息子が試験を受けたからだよ。」

「ほぅ何をしでかすつもりじゃ?」

「何もしないって!ジンにはゴンがハンターの才能がなさそうなら両手足叩き折ってでも試験から落としてくれって頼まれてただけだし」



あれでも一応親というものなのかのぅ………。

そのあとわしらは最終試験会場につくまでメンチの乳の話で盛り上がることにした。

うむさすが数年来わしのエロ話友達じゃ!

すこし見ん間に成長しておるわい。







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十七話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:28




「違うだろ!いつからてめぇはそんなやつになっちまったんだよネテロ爺!!」

「なにを言っておる!シュウこそどうしてそこまで意見を変えんのじゃ!!このわからずやが!!」



俺とネテロ爺さんはお互いに引くことなくヒートアップしていく。

外にも声がもれていたのだろうか心配した試験官の方々がのりこんできた。



「「「「どうしたんですか会長!」」」」

「「ん?」」



俺とネテロ爺さんはなだれ込んできた試験官たちをどうしたの?という顔で迎えた。



「「「「えっと…激しい言い争いが起こっているようだったので止めに来たのですが…」」」」

「うむ…ほれシュウの声が大きいからいらん迷惑をかけてしまったではないか!」

「いや俺だけかよ!爺さんも十分声張り上げてたじゃねぇか!!」

「ふぅなんでも年寄りのせいにして…これじゃから最近の若い物は。」



とため息をつきやがりました。

こんなことやってくる爺にやることは唯一つです!

くたばりやがれ!と思い発を発動させようとしたのですが先に攻撃され地面に叩き倒されました。

くそやっぱこの爺つえぇ。

腕も極められ動くと痛いです。



「「「「ちょっと会長!受験生相手になにやってんですか!!」」」」

「そうだそうだ、弱いものいじめはんた~い!!」

「わしらはいつもこんな感じじゃから安心せいて」

「たすけて試験官さ~ん。この暴力エロ爺がいたいけなか弱い少年をいじめていますよ~。

てか爺さんいい加減痛いし重いから降りんかい!」

「ほっほっほっほっほ」



爺はそういいながらゆっくりもとの位置に戻った。

試験官の人達は、もうお好きにどうぞって感じで退出していった。

というか外まで漏れるほど大声だったのか……声は抑えよう。

そうして俺とネテロ爺さんは『胸の次は足か尻か!』という議題に対して会場に到着する3日間話続けていた。

胸いったら普通尻だと思うんだがなぁ…ネテロ爺さんとの会話はずっと平行線でした。

ポンズ?発の修行するように言ってるので大丈夫です。



「さて諸君最終試験は一対一のトーナメント方式で行う!そしてその組み合わせはこうじゃ」


スル

トーナメント表にかけられていた布がはずされ受験生たち全員がトーナメント表の自分の番号を探す。

俺の初戦はポックルとでポンズの一回戦の相手はレオリオです。

確か原作じゃあポックルとポンズって一緒に行動してたんだよな……つきあってたのかなぁ。

それなら俺のやることは決まっています。


「さて合格の条件じゃがいたって簡単!たった一勝で合格である!!つまりこのトーナメントは負けたものが上に登っていくシステムじゃ。

つまりこの表の頂点は不合格者をいみするわけだ、もうおわかりかな?」

「不合格者は一人って事か!けどトーナメントに公平さがない理由はなんだ?」

「この組み合わせは今までの試験結果をもとに組み合わされておる。

成績の良いものにはそれだけ多くのチャンスを与えたというわけじゃ」

「それって納得できないな。詳しく点数のつけ方とか教えてよ」



いやキルアよ、そんな点数のつけ方なんて外に出すわけないじゃん!ってやり方は教えんのかい!!

ネテロ爺さんの話に印象値が大事だといわれキルアは黙ってしまった。

まぁ自分より弱そうなやつに比べてハンターの資質で負けているなんて言われても納得できないだろうなぁ。

ネテロ爺さんはやり方を教え終わると試験の説明にもどった。



「戦い方は単純明快!武器OKの反則なし。ただ相手にまいったといわせれば勝ちじゃ!

ただし相手を殺してしまった者は即失格!!その時点で残りのものが合格で試験は終了じゃ。」



知ってけれどもここまで残った受験生がそんな簡単にまいったなんて言うわけないじゃん!

相変わらずいやな爺さんだなぁ。

まぁ殺さなければ何をしてもいいわけだしやりようはあるけどさ。と考えていると一回戦が始まった。



「それでは最終試験を開始する。第一試合ハンゾー対ゴン!始め!!」



ダ!!


ゴンが開始の合図とともに左へとダッシュするがすぐにハンゾーに追いつかれた。



「おおかた足に自信ありってとこか。みとめてやるよ」

ドコ!!


ハンゾーは手刀でゴンの首筋を叩いた。

ドッという音をたてゴンが前のめりに倒れる。

目の焦点が合ってなさそうだ。

ハンゾーはゴンを無理矢理起こし、目を覚まさせた。

ゴンの頭がぐらぐらしているからまだ気持ち悪いんだろう。

ハンゾーは後ろからゴンを支えギブアップをするようにいった。

ゴンがイヤだといった瞬間


パシン!

「……!!げほっ」

「よく考えな今なら次の試合に影響は少ない。意地はってもいいことなんてひとつもねぇぞ?さっさといちまいな!」

「~~~~~誰が言うもんか!!」



さすが主人公!って感じだけど実際拷問に近いなこれ。

レオリオはゴンにギブアップしろといった後クラピカに自分の立場ならするかと聞かれ速攻で否定していた。

いや矛盾だらけやな!………てかゴンが思っていた以上にやられています。

これほんまに原作どおりにいくんかいな?







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十八話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:30




三時間。ゴンとハンゾーが一方的な戦いをおこなった時間だ。

ゴンはもう血反吐がでないほど痛めつけられている。見るにかねたレオリオは



「いい加減にしやがれぶっ殺すぞてめぇ!!俺がかわりに相手してやるぜ!!」

「…見るに耐えないなら消えろよ。これからもっとひどくなるぜ。」

!!

レオリオがハンゾーに一歩踏み出すと、黒服二人が道をさえぎり、手を貸した場合ゴンが失格になるといわれレオリオは何もできない自分を悔やみ、歯を食いしばった。



「ポンズ…大丈夫か?」

「平気よ…けどちょっと肩かしといて。」



いつのまにか肩に摑まって青い顔をしていたポンズを心配して声をかけた。

大丈夫だといっているが確かにこれは見るのがつらいだろう。

しまった…もうすこし早く気がつくべきだった。

俺は発を使いポンズを眠らせ、ポンズの体を支え壁際に運んだ。



「彼女大丈夫かい?」

「一応念で眠らせたから俺が起こすまでおきねぇよ。ヒソカこそお気に入りのおもちゃ壊されかけてるけどいいのかよ。」

「大丈夫だよ♢それにこれくらいで壊れるようならいらないし♡」



ヒソカと会話をしているとゴンの腕が折られた。

ボキッという大きな音とともにゴンから声にならない悲鳴があがる。



「マジで折りやがった。」

「さぁこれで左腕は使い物にならねぇ。」

「…!!クラピカ止めるなよ!あの野郎これ以上何かしやがったらゴンにゃ悪いが抑えきれねぇ。」

「止める?私がか?大丈夫だおそらくそれはない。」



レオリオは我慢の限界寸前のようでクラピカにいたっては目が真っ赤に変色しています。

倒れているゴンにむかってハンゾーは自分についてゴンに語りだした。

ハンゾーが片手での逆立ちの状態から指を一本ずつ減らしだし、今は指一本で逆立ちをしている状態だ。たしかこの時に



ドゴン


ハンゾーから小さくあっという声が聞こえた。

どうやらゴンは長い話のおかげで頭のほうが少し回復したようだ。

起き上がり、ハンゾーの顔面を思い切り蹴り飛ばした。

蹴り飛ばした衝撃で尻餅をついたがすぐに起き上がりまだまだ自分はやれると宣言した。

ハンゾーは鼻血を出しながら立ち上がり蹴られた言い訳を言うと腕に隠していた剣を取り出し次はゴンの足を切り落とすと宣言した。



「それは困る!!…足を切られちゃうのはいやだ!でも降参するのもいやだ!!だから別のやり方で戦おう!」

「な…ってめーーー自分の立場わかってんのか!」



ヒソカはくっくくと笑っている。

俺?大爆笑ですよ。

さすがジンの息子アホさ加減が遺伝子レベルでそっくりです。

お互いの戦力や傷の程度もさっきと何も変わっていませんがゴンのペースで会話が進んでいった。


ビュ  ピシッ!


ハンゾーがゴンの眉間にぎりぎり当たるように剣を伸ばした。

ゴン…反応遅いって。

当たってからきづいてるやん。

ゴンの眉間から血がタラリと流れます。その状態での会話でもゴンは一切ひこうとしません。

今は逆にハンゾーがあせりだしています…やさしいなぁ。



「命よりも意地が大事か!そんなことでくたばっても本当に満足だってのか!!」

「……親父に会いに行くんだ。親父はハンターをしている。今はすごく遠い処にいるけどいつか会えると信じてる。

でももし俺がここであきらめたら一生会えない気がする。だから退かない。」

「退かなきゃ…死ぬんだぜ?」



そのまま二人が少し見つめあった後ハンゾーがギブアップした。ってゴンまだ勝負する気なんかい。

ゴンはハンゾーに向かって勝負についてこんな風に勝ってもうれしくないやらもう一度真剣勝負してゴンが気持ちよく勝てる方法を探そうなどと言ってます。



「あほかーーーーー!」



ハンゾーの怒りのアッパーとともにゴンは吹っ飛ばされ地面に落下すると目を回していた。

ハンゾー……よくやった。

あの猪突猛進一直線バカにはあれくらいがちょうど良いよ。

さてと次は俺か…………クックックック、ポックルよポンズがどっちの嫁かはっきりしとこうぜ!!





[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  十九話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:34


SIDE ポックル

「ぐはっ…!」



何が起こったかわからなかった。

試験開始の合図と同時に後頭部に衝撃をうけ、両足の脛のところにも似たような衝撃を受けた。

思わず前のめりに倒れると、背中からさっきと同じような衝撃を何度か受け俺はその場に叩きつけられた。

俺はまずいと思いすぐさま体を起こし自分の武器である神経系をマヒさせる薬品を塗った弓矢を相手にむけて構えたが。



「神聖なる砲撃(ディバイ○バスター)!!」


ズドン!



相手がこちらに指差し何かをつぶやくと腕にさっきとは比べ物にならないほどの衝撃を受けた。

腕が吹き飛ばされ腕がなくなったと思った。

あまりの痛みでそう錯覚しただけだったが激痛が走り腕は使い物にならないだろう。

回りもざわざわしていて何が起こった?とか後ろの壁までぶち抜いてるぜ!という声が耳に入る。

壁?と思い後ろを見ると外まである数十枚の壁すべてが貫通し穴が開いていた。



「次はさっきと比べられないくらいの威力の攻撃するけどギブアップしないか?」

「な……っ!?」

「まぁこんな感じの攻撃なんだけど!」

「破壊の星光(スターライトブ○イカー)」



彼が人のいないほうを指差しまた何かをつぶやくと、何かの砲撃があったような音と共に建物がきれいに抉れていた!

それどころか外に見える森まで一直線の抉れた道が出来ていた。

俺は思わず降参する。誰だって命が惜しいからな。

彼は最終試験に唯一のこっている女性のもとへ戻っていった。

彼の恋人なのだろう、彼は彼女からハグを受け祝福の口付けを受けていた。



――――普通の最強オリ主のスペックがあればこんな展開だったのかなぁ………


「第二試合シュウ対ポックル。始め!!」



試合が始まったので妄想はストップさせます。

まぁいい今の俺は最強オリ主じゃないけれど多分きっと強くなる!!はず。

さぁて他の二次作品小説とか原作でちょっと彼氏的なポジションに立って調子乗りやがって!ポンズは俺の嫁!!

今は弟っぽい感じになってるけどいつか彼氏にシフトチェンジするんです!!

今日はお前と俺の立場をはっきりさせてやるぜ!

試合開始の合図とともにお互い様子見で接近戦の格闘をしましたがすぐに距離をとりました。

武器ありの試合のためポックルはさっそく弓矢を構え俺に数本撃ってきました。



シュ シュ!

「練」



すべて練で受け止めました。

毒がぬっていても皮膚に刺さらなきゃ問題なし!

こっちも反撃と俺は懐からダーツの矢を取り出します。

戦闘中にふと思ったけど、俺ってハンター試験来てから一回も真面目に戦闘してなくね?

………あぁだから弟扱いか!確かに念習っているとはいえ、自分より年下の子がそこまで強いとか思わないだろうしな!!

なんだぁそれが原因かぁ……クスン

いいやまだここで挽回すればいい!

と俺は張り切って相手を倒しにいきます。見とけよポンズこれが俺の戦い方だ!!


こちらからもダーツの矢を投げポックルの動きを制限していく。

もうちょい右いけ…後一歩……よし発動!

俺は発を使いポックルの足を止める。

ポックルは急に自分の両足が地面から離れなくなったことに驚き何とかしようと手で足を動かそうとするが全然離れない。

俺はその間にポックルの弓めがけてオーラをこめたダーツの矢を投げます。



パキ!   ダン!!



ダーツの矢が弓の上1/3の所に命中し弓を破壊しました。

そしてダーツの矢が弓を破壊した後そのまま壁に当たり壁を陥没させました。

ポックルは音にびっくりして音がしたほうを向きダーツの矢の威力を見て顔を青くしています。

おいおい戦闘中に視線ずらすって初心者かいな。

まぁいいやあのダーツの矢見たんなら



「お~い。あたったら危ないから降参してくんない?死なれてもこまるしさ。」

「い…いやだ!俺はまだやれる……こっこい!!」



さっきの試合でもゴンが勝てたから自分もって思ってんのかな?めんどくさい!

あ…そうそうさっきまで投げいてたダーツはオーラをこめて投げているだけで特別な能力はもっていません。

ん?なんでダーツの矢に何か能力つけないかだって?能力二つもつくったのでメモリがいっぱいなんです!!

ポックルがなかなか降参してくれないので俺はもう一つの能力を使います。

この効果はジン達に使ってえらいことになって封印していたのですが開放する時が来たようです………ニヤリ(^ー^)


「っく…!」

「どうした?顔色が急に悪くなってんぞ?」

「うっうるさい!どうもしないからかかってこい!」



ポックルはお腹を押さえて内股になっています。俺はさっきから薄ら笑いを浮かべ相手をしていましたがやばいです!爆笑しそうです!!

とりあえずポックルの後ろに歩いて回りこみ背中を蹴飛ばし両手を地面につかせます。

今度は地面から手が離れなくなってポックルは四つんばいの状態になりました。

ポックルの表情がおもしろいことになっています。



「ポックル…あっちにさ女の人とかもいるしさ…わかるだろ?降参してくれたらそれといてやるんだけどどうする?」

「わかった。まいった!まいったから早くこれをといてくれ!!」



メンチを指差しポックルに耳打ちするようにそういうとポックルはあっさりと降参してくれました。

俺の勝利が告げられたので能力を解除するとポックルはダッシュで部屋から出て行きました。……間に合うかな?

まぁあんなやつは放っておいて、ポンズ俺勝ったよ!

どうだったという感じでポンズのほうを振り向きましたが………

眠っておられました。

あぁ俺眠らせてからポンズに対して能力解除してねぇや。………やっちまったOTZ


俺がうなだれているのをみてネテロ爺さんは爆笑していました。






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:38



SIDE ポンズ

私は第一試合の時気分が悪くなってシュウに捕まっていたらいつのまにか気を失っていたようだ。

シュウにもうすぐ試合だと起こされた。

視界がどんどん鮮明になっていき頭もさえてきた。

どうやらヒソカとキルア君の友達の金髪の男の子が試合をしているようだった。

シュウの試合はもう終わって勝ったそうだ。

どういう戦いだったんだろう参考にしようと思っていたのにな。



「勝者 クラピカ!!」



ヒソカがなにかをクラピカ?さんにつぶやくと自分からギブアップをしていた。

何をいったのだろう?次にあのゴン君を痛めつけていた人とシュウに負けたらしい人との試合だ。

ってゴン君あれからどうやって勝ったの?

シュウに問い詰めどんなことが起こったかきいたけど……いろんな意味ですごい子ね。



「勝者 ハンゾー!!」



ハンゾーさんはシュウに負けた人を組み倒し何かをつぶやき負けを認めさせた。

さてもうそろそろ私の番なのでストレッチをして体をほぐしておく。

戦闘に念を使ってもいいのかとシュウに聞くと相手の精孔こじ開けないように注意してならいいと許可をもらった。

なら戦闘で負けることはないわね!相手は能力者じゃないんだし!!



「勝者 ヒソカ!!」



一方的な試合の後ヒソカが勝った。

さぁいよいよ私の番だ!シュウに帽子を預け私は中央へ行った。


「それでは第5試合 ポンズ対レオリオ! 始め!!」

「よう姉ちゃん。降参してくれねぇか?俺あんまり女子供に手をあげたくないんだよ。」

「はぁ?なんで自分より弱い相手に降参しなきゃいけないのよ。あなたバカなの?」




SIDE シュウ

なにやら口論が始まった。あのうポンズさん戦闘しないんですか?っとポンズさんなんかどんどん話しの内容が口喧嘩になってきてませんか?



「あんな男とデート気分で試験に受けてきてお前ハンター試験なめてんのか!」

「あの子は私の弟みたいなものよ!あなたなんて4次試験の時シュウにプレート恵んでもらわなかったらここにすらいれてないじゃないのよ!

貴方のほうこそ貴方の友達におんぶに抱っこでここまできたんじゃないの?あなたのほうが試験なめてるじゃない!!」

「なっ俺は実力でここまでのこってんだよ!お前こそあの彼氏にここまで連れてこられたんじゃないのか?じゃなきゃ女でここまで残れるわけないもんなぁ!!」



どんどんとヒートアップしていく。レオリオが言う俺の悪口よりポンズの弟!とか手を出すわけがないなどの言葉に俺はノックアウト寸前です。

心の汗を上を向いて出さないようにがんばっているとレオリオがついに切れたようでポンズになぐりかかった。

ポンズはそれをひらりとかわしレオリオにカウンターでボディーを思い切り殴り飛ばした。

レオリオは顔をしかめ、3Mほど殴り飛ばされた。

レオリオはポンズに向かって怪力女やらゴリラやら色々言っている。

ポンズはもう相手にしないことにしたようだ。

レオリオの悪口を無視して接近戦をしようと相手に踏み込んだがレオリオは殴られたところがまだ痛いのか抑えながら俺のすぐ前まで後退した。

俺の目の前には今レオリオの背中が見える状態だ…邪魔!ポンズがみえないだろうが!!

動こうとすると前からレオリオごとオーラが叩きつけられた。



「どうする?今降参すればまだ軽症ですむわよ?もうそろそろ貴方のバカ声聞くのも飽きたし終わりにしたいんですけど。」



なにやらポンズさんは結構怒っていらっしゃるようです。

悪口効果テキ面じゃないっすか!!

やばいなぁレオリオ殺されなきゃいいけど……!!

蜂が一匹帽子から飛び出しレオリオの首に向かって飛んでいった。



「痛っ!!」



レオリオはすぐさま刺されたところを抑えましたが、意味はないようです。

レオリオの足が震えだしました。

肩膝をついた状態で苦しそうにポンズに問いかけました。



「てめぇ何した!」

「この子は珍しい毒蜂でね、刺されても死にはしないけどそのかわり一生全身が麻痺したままになるのよ。

それでコレが解毒剤!早く飲まないと後遺症でどこかは一生麻痺したままになるわよ?」

「てめぇきたえぇぞ!!正々堂々と勝負しやがれ!!」



うわぁ…えぐいなぁ。ポンズはとてもきれいな笑顔でどうしよっかな~っという感じで薬をぷらぷらさせています。

ポンズはもうあと数秒もすれば後遺症決定で一分もすれば植物人間ね!といった。

レオリオは力をふりしぼって手を伸ばそうとするが限界なのだろう。



「まいった。俺の負けだ……だからはやく解毒剤をくれ!俺医者になりたいからマヒとかのこしたくねぇんだよ!!」



レオリオは相当あせっていたのでしょう。

泣きながらポンズに薬をもらって急いで飲み干していました。

うんあれは誰でも怖いわ。

なんで帽子を俺にあずけたのかと思ったけどレオリオの死角からの蜂攻撃狙ってたんだな。

というかあんな蜂のほかにも色々な毒もった蜂飼っていそうだよなぁ…怒らせないようにしよう!

ポンズの勝利が告げられポンズがかえってきた。



「おめでとう、これ返すね。最初からコレ狙ってたん?」

「えぇそうよ!だからあいつを追い詰めて動き止めて蜂に合図おくったの。

それとあの蜂って手足の筋痙攣起こさせるだけ痙攣もすこししたら勝手になおるのよねぇ。

だから実際はマヒが残ったりはしないのよ。」



えっとつまりあれは演技?じゃああの薬はときくとただのビタミン剤だそうだ。

…女性はこわいものだと思いました。

さてとこのあとってキルアが白髪のおっさん殺しておわりだっけ?



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  外伝四話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:40





ゲームが完成し宴会をするからと連絡があり久々に島に帰ってきた。



「「「「「「「「「「「かんぱ~い!!!」」」」」」」」」」」



いやぁ色々あったなぁ!土木作業や町の建設もそうだけどイベントのネタを考えるのもかなり苦労した。

指定アイテム系のイベントは参加しなかったけどそれ以外のサブイベントは結構俺も考えた。

けどこれ絶対全部体験できるやついねぇよ!全部やろうと思ったら何十年かかるかわからねぇし。



「そういえばこのゲームってどんな名前にするんですか?」

「「そうね、どうするのかしら?」」

「それなら製作者全員の頭文字をとってつけねぇか?」

「「それならジンが最高責任者だしGからはじめましょうか。」」



リストさんからはじまりドゥーンがアイデアをだしました。っというかゲーム名をなづける瞬間にたちあえるなんて感激です!!

みんなの頭文字を紙に書き色々並び替えて単語を作ることにしましたが



「おまえら、なんで俺の頭文字がDなんだよ!」

「「「「「「「「「「え?ドゥーンってDからじゃないの?」」」」」」」」」」

「お前らひっでぇな、WだよW!!W・D・W・U・N・Eでドゥーン!!わかったか!!」

「そうか、じゃあWとれ!今からお前はDWUNでドゥーン!!」




うわぁ………ドゥーンがへ?っという顔をしている間にジンが電話とパソコンを使い法的にも完全に名前をかえてしまった。

っというかジンさん、WだけじゃなくEまで取っちゃっているじゃないですか。

ジンに伝えるとまあ直すのめんどくさいしこのままでいいやと言ってきました。

いや数分でしたやん!



「「これいいんじゃないかしら?グリードアイランド!」」

「おっそれいいな。よしこのゲームの名前はグリードアイランドだ!」



こうしてゲーム名が名づけられ宴会はヒートアップしていった。

世界トップクラスの念能力者たちがほとんど酔っ払いとかしました……しっ死にそうです。





―――――ゲーム発売日

「いらっしゃいませぇ!ご予約されていたチェルフェス様ですね?身分確認のためハンターライセンスの提示をおねがいします。…ありがとうございます。

それではこちらが商品になります。ご確認ください。ゲーム一点で58億ジェニーになります。はいちょうどお預かりいたします。ありがとうございました~!」



はい。G・Iの店頭販売中です。ぽんぽんと現金一括で58億もって来る人の気が知れません。っていうかなんで売り子やらなきゃいけねぇんだよ!

人雇えよ金腐るほどもっているでしょうよ!!

一日のみ会社を作りその会社までゲームを買いに来てもらっています。



「あと何本?」

「「あと7本で完売よ。」」

「けど外って何人待ってるの?」

「「2万人近くいるわね」」

「暴動とか起きないの?」

「「売り切れと同時に島に飛ぶから大丈夫よ。」」



最後のゲームを売ったあと金をもってG・I内にもどりました。

もうさっそく何人かゲームスタートしたそうで早い人はもう指定ポケットを一枚ゲットしているそうです。

はやいなぁ。ちなみにまだ死者は出ていないそうです。



「「それじゃぁ私たちもゲームの管理に回るわ。今日はありがとうねシュウ、助かったわ!

今日のアルバイト代は振り込んでおいたから確認しといてね。それじゃぁね、お疲れ様。」」



200億振り込まれていました。びっくりです。

ちなみにこの口座はエレナさんたちに管理されていて引き出すには許可をもらわないと引き出せません。

なぜかって?無駄遣いするからだそうです。

こっちのゲームがめずらしく色々衝動買いしたり、携帯の高性能さに感動してしょっちゅう機種変更していたのがいけなかったです。

双子師匠に2時間ほどお説教を食らいました。

お金を使う練習だともうひとつ自由に出来る口座がありますがそっちにも5万振り込まれていました。

ちなみに毎月のお小遣いは5万ジェニーなのでとてもうれしいです!!



「よし今日は豪勢に行こう!!」



俺はいつもよりワンランク高いファミレスで晩御飯を食べました。しめて3千ジェニーなり!!

もちろんお小遣い帳に記入しましたよ!











[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十一話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:46



イルミとキルアの戦闘がはじまった。

イルミは開始と同時に顔の針を抜きキルアに素顔をみせた。

キルアは目を見開いてびっくりしている。

キルアってイルミのこの能力知らんかったんかいな。仕事とか一緒に行かんかったんかな?



「母さんとミルキを刺したんだって?」

「まぁね。」

「母さん泣いてたよ。」

「そりゃそうだろな。息子にそんなひでぇ目にあわされちゃ…やっぱトンでもねえ餓鬼だな。」

「感激してた。あの子が立派に成長してくれててうれしいってさ。」



レオリオはその言葉にこけていた。

レオリオよあの一家に普通の感覚持ち込んでも意味ないぞ~。

イルミはそのまま会話を続けた。

そしてイルミはゴンがキルアと友達だと思っているとレオリオに聞かされると



「よし、じゃあゴンを殺そう。殺し屋に友達なんていらない、邪魔なだけだから。彼どこにいるの?」



イルミがキルアに背を向け試合を放っておいて離れようとしたので試験官がイルミに近寄った。

イルミは試験官に針を刺しゴンの居場所を聞き出しゴンのもとへ行こうとするがレオリオやクラピカ・ハンゾーなどがドアの前で待ち構えていた。

俺?見てるだけですよ。こわいもん。

ポンズにも行かないでいいの?と聞かれましたが本気で殺す気じゃないから行かないし、いざとなったらとめれるからと小声で伝えました。



「うーんそうだ合格してからゴンを殺そう!それなら仮にここの全員殺しても俺の合格が取り消されることもないよね?」

「うむ、ルール上問題はない。」

「聞いたかい、キル。俺と戦って勝たないとゴンを助けられない。友達のために戦えるかい?できないね!

だって俺と親父はキルに勝ち目のない敵とは戦うなって口をすっぱくして教えたよね?」

「………」



キルアの顔色がどんどん悪くなっていきます。

イルミはオーラをキルアにむけて放出し動くな!動くと戦闘開始とみなすと告げました。

キルアは小刻みに震えています。もうそろそろ限界かな?



「まいった。俺の……負けだよ。」

「あ~よかったこれで戦闘解除だね。はっはっはウソだよ、キル。お前をちょっと試してみたのだよ、でもはっきりした。

お前に友達をつくる資格はない!必要もない。今まで通りに親父や俺の言うことを聞いてただ仕事をこなしていればそれでいい。

ハンター試験も俺が時期をみて指示するから受けなくていいよ。」



試合が終わりレオリオやクラピカが駈け寄り色々と話しかけますがキルアは抜け殻のように何に対しても反応を返しません。

ポンズも大丈夫かと話しかけていますが反応がないのをみると、その後イルミを睨みつけています。

ん?いやポンズさん俺にいわれてもあれに喧嘩売るのはちょっと……ってえ~~~意気地なしってOTZ

なぜかボロクソにいわれました。



「レオリオ対ボドロ始め!」


ドス!!



試合開始の瞬間にキルアの右腕がボドロさんの心臓を貫いた。

だれもがびっくりして動けないでいる中イルミの口元がかすかに笑っているのが印象的だった。

キルアは失格を言い渡されそのまま会場を出て行ってしまった。

原作読んでいる時はわからんかったけどイルミ……操作してたんだな。

キルアが飛び出した時に凝をおこなうとキルア以外のオーラがキルアを包んでいた。



「キルア選手が失格のため、受験番号403番ハンター試験合格!これにて第287期ハンター試験を終了とさせていただきます!

合格者の皆様は、本日こちらのホテルで一泊していただき、明日の正午より簡単な講習を受けていただきます。

講習後ハンターライセンスを配布させていただきその後解散とさせていただきます。」



そう言われ俺たちは各々部屋に案内された。

一人の受験生にワンフロア貸切です!すごいなぁ。

部屋の中にプールもあります!!ここってラブホ?

明日の正午まで何しようかなと思っていると備え付けの電話が鳴った。



「シュウ・ナカジマ様のお部屋でしょうか?フロントでございます。

おくつろぎの中申し訳ございませんが本日最終試験のあった会場までご足労いただけないでしょうか?

会長がお呼びです。」



なんだろう?俺は呼び出しに答え廊下に出てエレベーターを呼んだ。

上からよんだエレベーターの中にはヒソカとイルミが乗っていた。

外に出るのかな?エレベーターが動き出したがすぐに止まりポンズが乗り込んできた。



「シュウ!?シュウも会長によばれたの?」

「ポンズも?ってことはもしかして……」

「ボクたちも呼ばれたんだ♢」



何このメンツ?ヒソカとイルミは呼び出し食らってお説教は納得できるけど俺とポンズって何かしでかしたっけ?

とりあえず行けばわかるので4人で試験会場を行っていた部屋にいった。

部屋をノックして入っていいといわれたので入ると中には会長を始め今までの試験官だったサトツさんやメンチ・ブハラが並んでおられた。

なにすんの?


「よくきたのぅ。君たちにはこれより本試験とは別に試験を受けてもらう。」

「どういうことですか?それにハンター試験の合格はどうなるんですか?」

「ハンター試験の合格はかわらんよ。ただ君たちはすでに念を知っているので今ここで裏ハンター試験を受けてもらうだけじゃ。よろしいかな?」

「裏ハンター試験って何をするんですか?」

「なにただ念がどれほど使えるのかチェックするだけじゃ。合格基準に達していればはれて本物のプロハンターの仲間入りというわけじゃ。

本来なら協会で登録された念の師範に採点してもらうか協会の本部に行き試験を受けるものなのじゃが、今受けたほうが君たちにとって都合がいいと思い君たちを呼んだわけじゃ。」



ポンズはホッとした様子だ。へー登録した師範に合格もらわないとダメってのは知らなかった。

って裏ハンター試験って四大行ができるってだけじゃないの?え…ここでみせるのは「纏」「絶」「練」「凝」なんですか?師匠以外に系統が他の人にばれるのを嫌う者もいるので発はやらなくていいらしい。

それぞれが最低纏と絶は30分で練は1分維持できないといけないらしい凝はつかえるかどうかだそうだ。

うんまずい!ポンズ凝以外アウトじゃないか!!

ポンズは裏ハンター試験の内容を聞きがっくりとうなだれていた。



裏ハンター試験3名通過!


ポンズが一人落ちた…。







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十二話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:49




裏ハンター試験も終わりそれぞれ部屋に戻ることになった。

ポンズはがっくりとうなだれて部屋に戻っていった。

試験後俺はポンズのために念の師匠の登録をするとネテロ爺さんに告げるとなら特別に今ここでそのテストしてやると応用の「周」「隠」「堅」「硬」「円」「流」をやらされた。



「うむ、それだけできればよいじゃろ。合格じゃ!コレに必要事項書いて明日提出せい。それとほれ、これが師範用のテキストじゃから一応おぼえるように!」



テキストとかあったんかい!びっくりです。

試験後俺が部屋に帰ると部屋がある階のエレベーター出口のところにポンズがいらっしゃいました。

どうしたのと聞くと裏ハンター試験合格のために修行をみてくれといわれたので俺の部屋ですることにしました。



「ごめん裏ハンター試験のことあまり詳しく知ってなくてさ。」

「シュウも初めて人に教えたのでしょう?ならしかたないわよ。

それより私は纏と絶と練で試験を落ちたからその練習をしたいんだけど何をすればいいのかしら?」



とりあえずオーラを限界まで使う⇒点の練習⇒オーラ限界まで使うを繰りかえすように指示を出した。

そういやあんまり燃えるほうの念やらしてなかったわ。

テキストを見せるとどこで手に入れたのかと聞かれ、さっきまでのことを話した。

ありがとうととても綺麗な笑顔で言われました。

顔が赤くなったのが分かったので本で顔を隠し、本を熟読することにします。

くそう大分免疫できたと思ってたのになぁ




SIDE ポンズ

裏ハンター試験に落ちた。

私は凝だけおまけで合格できたが纏と絶と練はまた今度規定の時間を維持できるようになったら協会の本部に見せに行かなければならないらしい。

シュウはなにやら用事があるそうで試験後も残っていた。

私はシュウに修行を見てもらうためにシュウの部屋のフロアのエレベーター出口で待つことにした。



「おかえり、さっそくなんだけど修行みてもらえないかしら?」

「いいよ、それじゃあ部屋に行こうか。」



シュウに裏ハンター試験について謝られたが私は気にしないで返した。

私は合格のために何をすればいいのかと聞くとオーラを何度も使いきれ&燃えるほうの念の時間を増やせといわれた。

燃えるほうってそういえばあんまりやってなかったわね。

この教本にも書いてあると念の指導するための本を見せてくれた。

どこで手に入れたのかと聞くとさっきの試験後に協会に師匠として登録するために試験を受けてきたのだという。



「そこまでしてくれたの?ありがとう。」



シュウは顔を真っ赤にして本で顔を隠してしまった。……本当にシュウっていい子だわ。

その日私はシュウの部屋に泊まって修行することにした。

シュウに別の部屋で寝たほうがいいやらシャワーは別の部屋で浴びてくださいやら色々言われたが一緒の部屋で寝たし(ベットは別よ?)同じ部屋のシャワーを使った。

シュウが頭を抱えて悶々としている姿がとてもかわいかった。


私ってSなのかしら?




SIDE シュウ

眠れなかった。昨日ポンズと同じ部屋で寝た。

試験中も近くで一緒に寝たことがあったが、密室で隣のベット・同じ部屋でシャワーを浴びるなんて場面……

理性が崩壊しなかった俺をほめてあげたいです!!

…君のもとへ行けそうだよパ○ラッシュ……パタン



「おはようシュウ。よく眠れた?」

「……オハヨウ、ポンズ。ヨクネムレマシタヨ」



片言になってしまった。いやかなり眠いっす。

朝ごはんはルームサービスで食べることにしました。

ポンズに野菜を食え、もっとよく噛みなさいやら色々言われました。

まずい……どんどん彼氏のポジションから遠ざかっている気がする。

食後は昨日に引き続きポンズはオーラを使い果たす練習ののち点の修業、俺はテキストの熟読をすることにした。


プルルルル



正午30分前に備え付けの電話が鳴った。

講習30分前だから遅刻しないようにきてくださいといわれた。

10分前にあったのでポンズと荷物をまとめて講習がある部屋に向かった。

部屋にはイルミとクラピカそれにハンゾーが先に座っていた。

俺とポンズは左の空いている席に並んで座った。

すこしして全員がそろうとネテロ爺さんが入ってきた。



「諸君昨日はよく眠れたかな?それでは只今より講習を始める」

「「会長、すこしお話があります。」」



レオリオとクラピカが会長に意見をしだした。

キルアの不合格に意義があるようだ。

そうするとバン!!という音とともにゴンが怒りの形相で入ってきた。

ゴンはそのままイルミの席の横まで歩いていき



「キルアに謝れ!」

「謝る……何を?」

「そんなこともわからないの?お前に兄貴の資格ないよ!」

「?兄貴に資格がいるのかな?」



ゴンはイルミの右腕をつかみ片手でイルミをグンと持ち上げイルミを席から立たせた。

お~すげぇ念もなしであんなことできるってやっぱ主人公やなぁ。

ポンズもびっくりした顔で見ています。



「友達になるのだって資格なんていらない!!」



ゴンは腕を握っている力を強くしてイルミの骨を折った。えっと…講習そっちのけ?







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十三話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:52




キルアが誘拐されたやら暗示をかけられたいたやらレオリオを助けたやらと様々な弁論が交わされたがゴンがぶったぎった。



「どうだっていいんだそんなこと。人の合格にとやかく言うことなんてない。自分の合格に不満なら満足するまで精進すればいい!!

キルアなら次うければ合格できる。今回落ちたのは仕方ない、それよりもキルアが望まずに無理矢理人殺しをさせていたのならお前をゆるさない!!」

「許さないか…でどうする?」

「どうもしない。お前たちとキルアをもう会わせないようにするだけだ!」


スウ


イルミが掴まれていた手に向かって精孔が開かないようにオーラをあてた。

ゴンは何かを感じたのだろう。

手を離し一歩後ずさった。

ゴンは以前の俺から受けた感覚を思い出したのか俺のほうに一度顔を向けた。

他のみんなの目線も一緒にもらった。……照れる///


会長によって試験の合否の変更はないと告げられ講習が再開した。



「ライセンスはいきわたったでしょうか?皆さんにお渡ししたカードがハンターライセンスです。

意外と地味とお思いの方もいらっしゃると思いますがそのとおりで偽造防止が施されている以外は他のものと変わりありません。」



講習が豆の人によって続けられていった。

カードの効果や注意点など説明したあとクソ長い規約について1時間も話しやがった。

一応聞いていたが最初のほうの規約とかもう覚えてないぞこのやろう!!

他のやつも同じみたいでほとんどのやつが聞き流しているっぽかった。



「さて以上で講習をおわります。あとはあなた方次第です。試験を乗り越えて自信の力を信じて前に向かって前進してください。

それでは…ここにいる9名を新しくハンターとして認定いたします!!」



豆の人の講習が終わった。

うんと背伸びをしていたら前のほうでゴンがキルアの家の場所について聞いていた。

原作どおり乗り込むんやろうなぁ。

ネテロ爺から最後の一言をもらい各々が部屋から出て行った。

俺もネテロ爺さんに師範の登録書を渡しまた今度連絡するといって別れた。

部屋から出るとハンゾーがこちらに来てホームコードの交換を言ってきたのでアドレスを渡した。

ヒソカとイルミとは携帯の番号のみ交換してますよ。

ん?主人公達とポックル?向こうから来てないので交換してません。

ポンズとこれからどうするかと話しているとヒソカに声をかけられた。



「念の修行をするなら天空闘技場なんてどうだい?僕はそこにいくつもりなんだけど君たちが来るなら案内するよ?♡」



まさかヒソカに誘われるとは思っていなかった。

ポンズと話し合い行ってみたいと言われたので行くことにします。

俺が参加しなきゃ安全だしね!!

ただお互い合格の報告をしたい人がいたので一度別れてから1週間後に現地集合することにしました。

ポンズの報告する人がだれなのか気になったので聞くと親だそうです。

よかった男じゃなくて!!

ポンズは飛行船の予約をし、玄関でまた1週間後にと別れた。

一応ポンズには休まず修行をするように言ってある。



「キミはこのまま彼女の師匠として行くのかい?♢」

「どういうこと?」

「天空闘技場で彼女は参加するようだけど君はどうなのかなって思ってさ♠もしキミも参加するなら戦ってみたいなと思ってさ♢」

「え~めんどいからいいや。」

「残念♡けどこれだけは言っておこうかな……キミのかっこいい戦う姿を見れば彼女もキミに対する態度もか・な・り変わると思うんだけどな♢」



俺がそんな簡単な誘惑に乗るとでも思ったか!

単純だと思っていたのか!!

よくわかっているじゃないか!!あぁヒソカよ、いい事言った。

そうだよポンズに強いところ見せれば少しでも彼氏のポジションに近づけるかも!!

あそこにはヒソカがいるけどヒソカと戦わなければ結構安全&お金がっぽりじゃないか。

エレナさんたち管理じゃない口座にお金振り込んでもらって豪遊しよう!!



「それじゃヒソカまったな~♪」



るんるん気分でヒソカと別れた。

さてととりあえずジンとの約束もあるしくじら島目指しますか!

お金をおろし俺は飛行船と船のチケットを予約しさっそく向かうことにした。

ゴンたちが5つほど隣でジンについてめくっている様なことが聞こえたがスルーして通り過ぎることにした。



「本日はもきゅもきゅ飛行船をご利用頂まことにありがとうございます。当機は2日間のフライトでドーレ港に向かいます。ごゆるりと空の旅をご満喫ください。」




なにかの動物の形の飛行船に乗り込んだ。

ライセンスを使ったので部屋はスイートだ。

ベットがふかふかな上飲み物の見放題です。

俺は空の旅を満喫しちょっと荒い船旅を経てクジラ島に到着した。

空気がおいすぃ~~~~~~!!



「すいません。この島にミトって人とゴンって子が住んでいる家があるってきいたんですけどどこだか分かりますか?」

「あぁ知っているよあっちの丘の上の煙突から煙がでている家みえるかい?そこだよ」

「ありがとう」



港の人に聞くとすぐにわかった。

あの人達って有名人なんかな?と考えながらゴンの実家を目指す。

ここがジンとゴンの故郷か~あんな化け物親子を生んだ土地だけど結構まともだし空気がきれいないいところだな。

家に近づくとミトさんらしき女性が布団のシーツ?を干しているところだった。



「すいません、あなたがミトさんですか?」

「えぇそうよ。どちらさまですか?」

「はじめまして。ゴン君と同期に合格したハンターでシュウ・ナカジマと申します。」

「ゴンのお友達?ごめんなさいねゴンったら合格したって連絡来たくらいでまだ帰ってきていないんですよ。」

「知っているのでお構いなく。それと今回はジンの約束でこちらに寄らしてもらったので…」

「ジンの?あなたいったい……」



俺はジンとの約束の一つを果たした。

ミトさんは美人さんで料理もおいしかったです。

嫁さんにはこういう人がほしいです。







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十四話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:55


俺はジンとの約束を果たした後久しぶりにG・Iに帰ってきていた。

お土産の卵とトンパのジュースをわたすためだ!G・Iの入り口でイータさんにあった。



「久しぶりねシュウ。ハンター試験はどうだった?」

「受かったよ。これライセンス!ついでに裏ハンター試験もうけて師匠の登録もしてきた。」

「へぇシュウが師匠ねぇ……弟子は女の子ね?どんな子なの?」

「ちょっなんで女の子って決定してんの?男かもしれんやん!」



それはないと言われた。うんよく分かっていらっしゃる。

イータさんにお土産と卵を渡そうとしたら…腐ってました。

あ~やっぱり常温で数週間はやばかったか。

えっとちょっと待って下さい一般常識の勉強必要かしらってそんなことおっしゃらないでください。

もう指導はかんべんです。俺は土下座であやまった。

ドゥーンにでもあげなさいと言われたのでこれはドゥーン行きだな。

イータさんにはかわりにくじら島でかったお土産を渡しておいた。



「ブック、磁力オン!ドゥーンへ!!」



イータさんに貰ったスペルカードを使いリーメイロ城へと帰ってきた。

ドゥーンは俺が帰ってきたことにびっくりしていたがすぐにお帰りと言ってくれたのでお土産のトンパのジュースと腐ったクモワシの卵を上げることにした。

お腹壊してくたばりやがれ!!ドゥーンはゆで卵にしてくれといわれたので作ってあげることにします。

ささジュースをぐいっとどうぞ!!



「ゆで卵できたぞ~ジュースどうだった?俺が飲んでおいしいと思ったやつかってきたんだけど。」

「おっ、サンキューまぁまぁだな。で、ジンの息子にあったんだろ?試験の話きかせろよ!」

「そうだね。どうせならみんなも聞くか聞いてみるからちょいまって。『GMスペル 会議』オン !みんなひさしぶり~シュウだけど今大丈夫~?」



色々と返事があったあとゴンと会ったと伝え今回の試験の話しをした。

みんなやっぱり親子だなとかあのばかっぷりが遺伝したのかとかそれじゃあそのうちここにも来るんだななどと好き好きに感想を言っていた。

ん?どうしたドゥーン。トイレ?あぁいってらっしゃ~い!…作戦成功!!



一通り話すことも話したので天空闘技場に行くことをつげ俺は島を後にします。

急がないとドゥーンが帰ってきてしまいます!

エレナさんに近くの港まで飛ばしてあげるといわれたので遠慮せずに天空闘技場のある国まで飛ばしてもらうことにします。



「うんついたなぁ…闘技場までバスかな?」



約束の日まであと一日分あります。よし…観光しよう!

バスの中で今日の予定を決めバスが到着すると目の前に空まで続くとてつもなく高い塔が見えた。

これが天空闘技場か~ほんとに空まで続いてるわ…うへぇ列なげえなぁ明日あれに並ぶんか~めんどくさい。

ヒソカに一応こっちにはついたとメールを送ると食事に行くかと誘われたが断りました。

何が悲しくてショタホモ疑惑の変態ピエロと二人っきりにならなあかんねん!!



「こちらがお部屋になります。なにか御用がありましたらなんなりと申しつけください。」



ハンターライセンスってとてもすごいです!!

ホテルで提示したら宿泊費が普通の部屋の料金でスイートに案内されました。

いやぁ取っててよかったなぁ!

ポンズにメールを送ったら明日の朝にこっちに着くそうだ。

俺はホテルに荷物を置くとさっそく観光に行くことにします。

天空闘技場があるせいか周りにはホテル以外にもかなり多くの店があります。

天空闘技場饅頭って○○饅頭は俺の前の世界も含めて全世界共通なのか?



「お兄さん天空闘技場200階で大人気のヒソカ戦のチケットあるよ。買わないかい?今ならたったの15万ジェニーだ!」



饅頭を片手にぷらぷらと歩いているといろんな人に声をかけられたがヒソカ戦のチケット売ってくる人がいるなんて思わなかった。

そういやダフ屋でるほど人気選手なんだっけ?ってかヒソカ今日戦うんかい!!

さっそくメールしてきいてみると今日は試合組んでいるだけで行く気はないらしい。

……チケットもったいね~!15万払って見に行ったらヒソカ来ませんでしたって金返せって暴動おきるんじゃないか?

俺は一通り町を見て回ったあと天空闘技場に見学客として見に行った。



「いらっしゃいませ。天空闘技場へようこそ!ここでは見学するフロアによって料金が変わりますが何階の見学をご予定ですか?」

「え~と200階をお願いします。」

「はいかしこまりました。200階の見学でよろしいですね。一名様で5000ジェニーになります。」



見学って金必要だったそうです。

100階以下なら無料ですがそれ以上だと金が必要なうえ200階の戦闘は入場料の他チケットが必要なそうです。

え~っと今日はヒソカ戦がメインイベントでもうチケットは当日分も売り切れと書いてあった。

俺は只見にきただけなので見知った名前を見つけその人のチケットを買うことにした。



「おまたせしました!只今よりギド選手対カルフェン選手の試合を開始します。」



そうゴン君を最初フルボッコにした独楽人間さんだ。

チケットが1000ジェニーと安かった(自由立ち見席)のでそれにした。

ギドの相手は念を覚えてないようでオーラが垂れ流しの状態だ。

ギャンブルもできるそうで倍率が1.7対2,3だったけどほぼ確実にギドが勝つだろうと思い財布の中の10万ジェニーをギドにかけました。


試合は開始数分でギドが念の洗礼を与え勝利した。

俺の財布も潤ったので今日はギドに感謝です。

一試合見たので俺はホテルの部屋に帰った。さてと、明日から闘技場生活だ!がんばろう。






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十五話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 02:58



さてと、やってきました天空闘技場!!

朝ホテルの玄関でポンズと再会したあとヒソカの指定した場所までやってきた。

俺は長い列を並ばなくちゃいけないと思っていましたがヒソカがここの200階の選手なので俺とポンズはヒソカの推薦という形で並ばずに申し込みをすることができた。



「それじゃぁ頑張ってね♡200階で待っているから♢」



オーラでドクロをつくって空中に飛ばし俺たちと別れてエレベーターに乗っていってしまった。

案内のお姉さんにこちらでお呼びするまでお待ちくださいと言われ俺とポンズは個室のソファーで待つことになった。

このVIP待遇ヒソカに感謝です!!

ポンズには200階までは勝てない相手のみ念の使用を許可しました。

精孔をこじ開けないように注意もしときます。

そうすると5分もしないうちに



「ポンズ様、出番ですのでCのリングまで案内させていただきます。」

「がんばってこいよ~。」

「ええ、いってくるわ。」



ポンズが出て行って2分くらいすると俺の出番になった。

リングに向かう途中ポンズからメールがきて90階に行くようにいわれたらしい。

……やっぱり現役の選手からの推薦があればあがりやすいんかな?さて俺も頑張りますか!



「ここ一階のリングでは入場者のレベルを判断します。制限時間3分以内に自らの力を発揮してください。」



俺の相手はボクシングの格好をした若い男だった。

うん…弱そうです。上半身はかなり鍛えてそうですが下半身が………この人体のバランスおかしくね?

審判の人の始めという合図とともに俺は下半身に蹴りを集中させ足腰がふらふらになったところで念も使って思い切り相手の体を殴り飛ばした。

ヒソカに勝ち方の印象が大事といわれていたからだ!相手は客席まで吹き飛んでいった。



「君は200階の選手の推薦でここに来ているそうだね。よし君は80階へいきなさい。」



え~~~~~!!ポンズより一つ下の階でした。

お~い作者~普通こういう場面は同じ階で一緒に上がっていくべきじゃないんですか~?やり直しを要求する!!

ポンズにメールで伝えると爆笑されました。…クスン




SIDE ポンズ

私たちは天空闘技場というところに来ていた。

ヒソカの紹介でここは格闘の訓練と念の修行をするには向いているらしい。

シュウに聞けば200階の選手は全員念能力者だそうだ。

ただそこまで強い能力者はヒソカを除いていないので私にとっては私と同等か少し上のレベルの人しかいないそうだ。

闘技場につくと長い列があったが私たちはそれを横目で通り過ぎヒソカの紹介で個室に通されそこで参加申し込みをした。

申し込みがすむとすぐにリングに案内され戦闘をおこなった。

審判の人に90階に行けといわれチケットをもらい、そのことをシュウにメールすると今から試合があると返ってきたので頑張れ、客席で見ていると返信しておいた。


「あはははははは。ワンフロアしか違わないんだからそこまで落ち込まなくても。」

「けど師匠のほうが弟子より下の階にいるって変じゃない?」



シュウは80階スタートで私より下の階だったのが不満だったのだろうおもいきり落ち込んでいた。

一緒にファイトマネーをもらいにいくとジュース一本分のお金が入った封筒をもらった。

私はそのお金でシュウにオレンジジュースを買ってあげちびちび飲んでいるシュウの頭を撫でた。

私たちは今日中にもう一試合組まされるらしいと聞き私たちはお互いの階に向かった。シュウは最後まで不貞腐れていた。



SIDE シュウ

80階での試合ははっきりいって俺の憂さ晴らしになった。

やりすぎた感があったが俺は勝利して90階に上がることができた。

ポンズは100階に上がって個室もらっていたけどな!へこたれそうです。

しかもポンズに丸め込まれて今日は一緒の部屋で泊まっていくことになりました。

久しぶりにポンズの纏をみたが点の効果なのか前よりきれいでスムーズに纏をおこなっていた。



「纏はやっと合格基準の半分はできるようになったわね。」

「そうだな。慢心せずにこのままじっくりとクリアしていこうな。」



ポンズはオーラを使い切ったので点を行っています。

やはり念の基本は燃えるほうの念だそうです。

基本の大事さがとてつもなく分かった。

俺もポンズの横で点を行う。とても静かな時間が過ぎて言った。



「本当にここで寝ないといけない?せめて床で!そうだ俺今からでも外のホテルいくけど…うんそうしよう!

ハンターライセンスあるしどこかには泊めてもらえるって!!」

「もういい加減にしなさい!夜も遅いんだから早く寝るわよ!!ほらそんなとこ突っ立ってないで入ってきなさい。

そんな遠慮しなくても大丈夫よ私は気にしないから!!」



ポンズと一緒のベットで眠るというイベントが発生しました。

うん普通に眠れませんよ!襲えってか?いざとなったらびびってできねぇよ!!

童貞のチキンハートにこの状態はかなりいっぱいいっぱいです!!

明日は絶対何が何でも100階にあがって個室をもらおう。

俺は眠れない夜をすごした。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  外伝五話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:01



俺は通路をひた走る!後ろからは鬼の形相をしたドゥーンが追いかけてきています。

くっそニートの癖になんでこんだけ体力あるんだよ!

エレナさんたちとの修行の前、廊下でドゥーンに出会い、あった瞬間にこっちにダッシュしてきたのでこちらもダッシュで逃げました。



「シュウおっまえ俺の本どこにやりやがった~!本棚にあった本、中巻だけ全部ねぇじゃねぇか!」

「うっせぇそれ捨てたの大分前だから時効じゃ時効!~~~しつこいなぁコレでも食らえ!」



『罠の製作者』を使い通路内に様々な罠を設置した。

ダーツの矢を懐から取り出しオーラをこめてドゥーンに投げつけ進路を限定していきます。

罠にかかるようにドゥーンを誘導しますがドゥーンは円や凝でも見えないはずの罠を次々とかわして俺に一歩一歩近づいてきます。



「くっそ何で罠にかかんねぇんだよ!」

「ふん、ひよっこが!俺くらいになるとこの辺に罠がありそうだなぁってなんとなくわかるんだよ!」

「って勘でよけとったんかい!このチート野郎が!!」

「はっはっは!さて覚悟しろおしおきの時間だぁーーーーーーーーーーーーー」


ドスン


あ~っははははは。俺の二歩手前位で落とし穴に落としました。

バカめ、エレナさん直伝全部罠をよけきったと思わせといて最後の最後にズドン作戦大成功!!

とりあえずドゥーンは落としたままで放置しときます。

そのうち一人で出てくるでしょう。



「おっといいところにいた。シュウちょっと手伝ってくれ。」

「ジンが俺に頼みごとって珍しくない?どうしたの?」

「俺の部屋にテープレコーダーと空テープ持ってきてくれないか?」

「べつにいいけど……」



何すんねやろ?と思いながらジンの部屋に行くと部屋でゴンにメッセージを録音したいから付き合ってくれと言われた。

自分でしないのかと聞くと俺みたいな能力もっていたら厄介だからできるだけ居場所のばれるリスクを減らしたいんだと。

確かに俺の場合、物質とその物質を持っていた人の名前と顔がわかってればどこにいるかわかるしな。

ゴメンよゴン!俺のせいで余計にジンに会えるための手がかり消えていってるかも!



「…ようゴン!やっぱりお前もハンターになっちまったか。それで一つ聞きたいことがある。お前オレに会いたいか?」



ジンは録音にはいった。

ジンに30分くらいしたらまた来てくれといわれたので音を立てずに退出しました。

ジンの部屋からでるとリストが箱をもってこちらにやってきたので部屋の扉を指差し録音中と伝えると録音が終わったら渡してくれと、小さい箱と神字が書かれた大量の小さな鉄の棒がはいった箱を渡された。



カチ


テープの録音を停止させる。

ジンにテープを取り出してくれと言われたので取り出すとジンは円状にかかれた神字の中央にテープを置けと指示してきたので言う通りにする。

ジンはテープにオーラをこめているようだ。

たしか停止押したら巻き戻しして、巻き戻ったら勝手に録音状態になって中のメッセージ全部消すんやっけ?すごい念のいれようやなぁ。



「そことそこくっつけてオーラ流し込め」



今は鉄の棒を組み立てています。

なにやら完成後にオーラで覆うと勝手にばらばらになるそうです。

そういや原作であったなぁ。まさかオレが作るとは思ってなかったわ。っと出来た!

ジンにみせるとOKだそうだ。

これどうするの?と聞くと



「シュウ…お前預かっていてくれないか?お前の判断でゴンが一人前のハンターになったと判断したらわたしてやってくれ」

「…はい!?俺が持っとくん?本気で?……一人前って裏ハンター試験合格くらいのタイミングで渡せばいいんか?」

「あぁよろしくたのむよ」



あっれぇ?この箱ってミトさんとこにあるはずじゃなかったっけ?

……やっべぇ原作変わってるかも!

どうしようかなぁと考え自室に戻りくつろいでTVを見ているとなにやらすごい殺気を後ろから感じた。



「「シュウ~今日は午後から修行って言っていたわよね?なにをしていたのかしら?」」

「エット、ジンニヨバレテ、オテツダイシテオリマシタ。」

「「そうそれならしかたないわね。でも終わったのなら修行場所に来るのが普通よね?

……まさか修行を忘れていたなんてことないわよね?」」



そのあと師匠を放っておいて修行をサボるとわ何事か!とかレディを待たせるのは男として最低だとか4時間にわたり肉体言語でお説教をいただきました。

お説教なので大天使で回復もしていただけません。

両手複雑骨折・肋骨バラバラ・両足は骨が飛び出していますし・骨だけでなく内臓も結構骨が刺さったりしてかなり痛いです。

エレナさんイータさんもう修行忘れたりしないので許してください!俺は二度と修行はサボらないと誓った!



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十六話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:04


俺たちが天空闘技場にきてから約3週間がたった。

俺たちはストレートに200階に到達した。

途中俺が一日二試合あってポンズと同じ階になりそのあとはそのまま一緒にあがっていった。

ポンズはその間に纏が最高7分できるようになった…他はまだまだだけどね。

200階につきエレベーターから降りるとヒソカが待っていた。



「やぁおめでとう♢そしてようこそ200階へ歓迎するよ♡」

「どうも。そういや今日の昼くらいに1階と50階でゴンとキルアが戦ってたけどみたか?」

「へぇ彼ここにきたんだ。今度見に行ってみるよ。ここについて説明いるかい?」

「受付のお姉さんに聞いたほうがテンションあがるからお姉さんに聞くわ!!」



ポンズにゴツンと後頭部を殴られた。

いやわかってください男に説明うけるよりお姉さんに説明を受けたいお年頃なんです!

ヒソカは俺たちを見てクックックと笑っていた。

俺とポンズは受付で200階の闘士登録を行った後ここについての説明を受けた。

今日の受付の人はちょと好みのタイプじゃありませんでした。



「それでは早速参戦の申し込みをなさいますか?」

「どうする?私はシュウにまかせるけど?」

「とりあえず準備期間ぎりぎりあたりに申し込もう!それまでにはポンズの裏ハンター試験が終わっていると思うし。」



二人そろって準備期間最終日あたりに申し込んだ。

どうして俺はこのときにこの過ちに気づかなかったのだろう。

まぁこのときの俺はポンズの修行のことしか考えていなかったのでそこまで頭が回らなかったのだろう。

俺とポンズはその後今までの部屋より広い部屋に案内された。

俺とポンズの部屋は隣どおしだ…気をきかせたのかな?

とりあえずポンズが俺の部屋に来た。



「ちょっとシュウ、コレ見てシュウの試合の日時が決定したってでているわよ。」

「へ?俺ってポンズと今日準備期最終日あたりに申し込んだから相手いないんじゃ…ってまさか!?」

「えっと……相手私だって。もしかして日時示し合わせて戦いたいと思われたのかしら?」



俺の最初の相手が決定した……ポンズです。

どうしよう。ポンズと気まづくなってしまうと思っていましたがポンズはこれなら洗礼受けなくてすむわねラッキーラッキーとかなり軽い感じです。

俺は戦うことにどう思うかと聞くと



「まぁ念ありの戦闘訓練の修行と思って戦うわよ?あ、できれば発も使ってほしいかも!発ありでこその念能力でしょ?」

「そうだねじゃあ俺は師匠らしいところを見せれるようにがんばるよ。」



そう言って笑いあい俺たちはポンズの念の修行にはいった。さて裏ハンター試験の合格基準まであと少しがんばろう!



SIDE ポンズ

私は200階にきてから3週間、オーラを消費したら点をやって回復したらオーラを消費してという修行を繰り返した。

そのおかげか纏は12分維持できるようになった。

軽い組み手をやりつつもその時間だからかなり進歩したほうだろう。



「そういえば、私って裏ハンター試験の基準が突破できたら自分の能力つくってもいいの?」

「裏試験の合格基準突破したあとで発の修行が終わってからってのがベストかな。なにか能力思いついた?」

「一応ね。できれば一つはシュウとの試合までに形だけでも完成させたいんだけどできるかしら?」

「ポンズしだいかな。フィーリングが合えばすぐにできることもあるしイメージ力が足りなくてなかなか完成しないってことも多々あるらしいし。」



ふむ、シュウのときはどうだったのかと聞くと両方とも2ヶ月近くかかっているらしい。が発動する分には数日でもいけたらしいので少し安心した。

オーラを使いはたしたので点の修行をしているとシュウの携帯電話が鳴った。電話かな?



「もしもし、ヒソカ?どうしたん?」

「……よ♠だか………」

「え~めんどくさい。あとそれにポンズ必要?ポンズの修行の邪魔だからポンズは連れて行けないんだけど。

え?…決まってんじゃん!てか比べるに値しないんだけどもちろんポンズ!!……わかった俺だけなら行くよ。」



電話の相手はヒソカだったようだ。

この前ヒソカと仲良くなったわねといったらシュウに涙ながらに否定されたのはおもしろかったな

……二人をみていたらヒソカが一方的にシュウを誘導・操作している感じだったけどあの子大丈夫なのかしら?というか最後のはなんなのかしら



「ヒソカと何かあった?それと最後のもちろん私って何聞かれたの?」

「ゴン・キルアが200階に念の存在を知らないで上がってくるらしから追い返すの2人で手伝ってくれってさ。

『知り合い?のキルアが洗礼受けるかもしれないのにそんなのんびりな態度って…ポンズの修行と危険なキルアたちの救出とどっちを優先するんだい』って聞かれたからポンズって答えた。

そのあと俺だけでもいいからきてくれって言われたから行ってくるポンズはそのまま点やっといて!」



いってきますとシュウは部屋を出て行った。

あの子ったら今のほとんど告白に近いって事わかっているのかしら

……わかってないんだろうなぁ。

私は少し赤くなった顔をさますために窓を開けた。


う~~~~~ん風が冷たくて気持ちいい!!









[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十七話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:07



「どれくらい早いかは君達次第♢出直したまえ♠とにかく今は早い。」

「ざけんな!せっかくここまで来たのに……!!」

「通さないよ♠ってか通れないだろ?」

「「ぐっ……」」



え~もうここまで終わってるし…俺いらねぇじゃん。

エレベーターから降りるとヒソカがオーラをキルアたちに向けて飛ばしている所でした。

なんでヒソカ俺呼んでんやろ?と思いながらキルアたちを追い越しそのまま通路を歩いていってヒソカの後ろにあるベンチに座った。

キルアたちは俺がここにいること&キルアたちが通れない通路を普通に歩いていたことに驚いている。

キルアたちに久しぶりと手を振っていたら後ろのエレベーターのドアが開いた。



「無理はやめなさい。彼の念に対して君達はあまりに無防備だ。

極寒の地で、全裸で凍えながらなぜつらいかわかっていないようなものです。

これ以上負担をかけるとしにますよ。」

「これが燃だって?あいつが通さないって思うだけでこうなるってのか!?ウソつけ!!」

「はい。あれはウソです。」



出てきたのはウイングさんです。

お~初めて見たけど普通のお兄さんってかんじです。

シャツもちゃんとでていました。キルアたちはここのスタッフのお姉さんに登録について色々聞いた後ウイングさんに連れられてエレベーターに乗り込んでいった。

ヒソカはオーラをおさめて振り返って話しかけてきた。



「彼ら今日中に戻ってくると思うかい?」

「今の感じじゃ無理矢理起こして覚えてくるやろうし戻ってくるやろ!ってか俺いらんかったやん帰ってもいいか?」

「それはキミがここに来るのが遅かったからじゃないか♢

帰ってくるまでどうやったらキミが彼女を落とせるようになるかのアドバイスをいくつか教えるから一緒に待たないかい?」



ヒソカとトランプをして待っていることにした。

ってこういう所を見て勘違いされて、仲がいいと思われたんだろうなぁ…。

ってヒソカそれドッキリテクスチャーやろ解除せい!!

まったく…ポーカーでそれ使うのとか反則やわ。

誰も勝てないじゃん!!

2時間くらいしたらエレベーターがまたここに向かって動き出した。

キルアたちかな?




「「ようこそ200階へ。洗礼は受けずにすみそうだな(ね♢)」」

「まさかヒソカやシュウがこっちにいると思わなかったよ。手間もはぶけた。」

「そうだよ何でシュウがここにいんだよ!シュウがいるってことはポンズもいんのか?」



ゴンはヒソカに話しかけキルアは俺に話しかけてきた。

キルアにポンズの修行でここにきていてヒソカとはたまたまここであったといっといた。

どこか納得していないようだった。

ヒソカがゴンにここで一勝すれば戦ってあげると伝えると自分の部屋に帰っていった。

俺も用事がなくなったので帰ろうとするとキルアに引き止められた。



「シュウも念がつかえたんだな。ポンズも念がつかえるのか?」

「ここにいるって事はそうなんだろうな。あそこが受付だから登録してきたら?ついでにここの説明も受けてきな。」



キルアに色々問い詰められたがまた今度教えるとかわしてやった。

キルアたちに登録を促し受付に案内した。

俺はキルアたちに自分の部屋に帰ることを告げついでに後ろにいるひよっこ狙いの三人衆に気をつけるように忠告しといた。

けどゴンは戦うんだろうなぁ。

部屋に帰りポンズに出迎えてもらいキルアたちが念を覚えたことを教えた。



「へぇそれじゃぁ洗礼をうけなくてすみそうね。けどキルア君たちも覚えたんだ。追い越されないようにがんばろう!」

「おう頑張れ!!」



あいつらは修行しだしたら2、3ヶ月でマスターするけどね~。

ポンズには言わず心に秘めておく。

それにしても覚えたてであのオーラの量って反則やな!!

もう纏の密度ならポンズに並んでるぞ……。

これが主人公補正か………数年で確実に俺も抜かれるな。

主人公補正なんて作った奴でてこい!!

そうして日が明けてゴンとギドの試合があると電光掲示板で発表があった。



「ゴン君って昨日纏を覚えたばかりなんでしょ?いきなりここの能力者と試合なんてして大丈夫なの?」



本当にねと相槌を打っておいた。

実際に纏を覚えただけのひよっこ能力者のくせにそこまで強くないとはいえ固有の能力を作った能力者相手に戦いを挑むなんて

…ジン並みのはじけっぷりですね!ってか親子か!!

まぁいいわ、ポンズに念能力者の戦い見せて勉強させよう。


ゴンよポンズの糧になってくれ!!






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十八話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:10



『さぁ今日は大注目の一戦です!!破竹の勢いで勝ちあがってきたゴン選手が早くも登場!!

対するギド選手はここまで五戦して四勝をあげています。

ゴン選手はここでも破竹の勢いを見せるのか、はたまたギド選手が貫禄を見せ付けるのかとても楽しみな一戦です。』


午後三時ちょうどに試合が開始された。

俺とポンズは二人とも200階の選手なので優先的に前のほうのいい席がとれた。

さて…ギャンブルといきますか!!

今回も確実に当たるのがわかっているので俺はほぼ全財産をギドにかけました。

ふっふっふコレで俺はお金持ち~!!

とりあえずこの試合以外もヒソカの試合が2試合ゴンとキルアの試合あわせて6試合(ゴンとヒソカ戦はヒソカのほうに計算)確実に当たるギャンブルができます。

確実に当たるギャンブルほど笑いが止まらないものはない!!

今の自由にできるお金の全財産が約4億と27万ジェニーなので(27万は今までこつこつ貯めていた)全部ほぼ倍に倍にふやしていけば……笑いが止まりません!!



「ちょっといくらゴン君が初心者だからってゴン君の相手にほぼ全財産かけるってひどくない?」

「ならポンズは1%でもゴンが勝てると思う?」

「それは……それでも応援はするわよ。シュウはしないんでしょ!ギドってやつに全財産賭けているくらいだしね!!」



フンとそっぽを向かれてしまった。

いやこれは仕方ないんです!

100%勝てる賭け事あるならやるでしょう?

え~いやいやそこまで仲良くないし……。

はい応援させていただきます。がんばれ~。

開始すぐにギドが独楽を10個出しゴンの近くにばら撒いた。

ばら撒いた独楽はゴンを中心にじわりじわりと距離を詰めていっていたかと思うとゴンの後ろの独楽がぶつかり合って片方がゴンに飛んでいった。

今のゴンの纏じゃぁあれは効くだろうな。



「ポンズ、ギドがどんな念をこめて戦っているか・相手の念の系統はなにか・そして自分ならどう戦うか考えながら見ろよ。」

「ええ、わかったわ。」



ドゴ

『またしても背後から独楽が直撃―――!!四方八方からの舞踏独楽にゴン選手手も足もでないかーーー!?』



ゴンが立て続けざまに4P連取された。

場外に飛ばされていないものの二回目のダウンだ。

ゴンはすぐに起き上がり構えるが数が多すぎて独楽の動きが見切れていないようだ。

おっ気配を感じ取ろうと目をつぶった……けど纏が消えかけてる。

またも背後から攻撃をうけてゴンは場外に弾き飛ばされた。



「そろそろどんな念かわかったか?」

「…多分あのリングを独楽のリングに見立てて自分以外をリングに弾き飛ばすように念をかけているのかしら?

それにリングの外の独楽はゴン君を攻撃しないし独楽がリングに戻ろうとしているからそれであっていると思うわ。

系統は自分の手元から放しているし放出かしら?」

「念の能力はそれであっていると思うけど系統は多分強化だとおもうぞ。」

「どうして?」

「強化は自分の体だけじゃなく道具のもつ働きを強くすることもできるからな。あれはそれの典型だろう。」



ポンズは何かを感じたのか自分の膝元も見つめていた。

能力でも思いついたか?試合のほうはビデオに録画しているし後でもいいか。

場外に飛ばされたゴンは何かを思いついたのだろうリングに上がって一直線にギドに向かっていき直接攻撃に行った…がはじき飛ばされまたもやリングアウトした。



「ねぇ私は放出系の能力者だけど強化系も覚えることができるのよね?」

「自系統が100%として隣の系統は80%だけどな。

それに放出系といっても操作系よりの放出系もあれば強化系よりの放出系もあるからそのへんも考えて能力作るといいぞ。」

「どうやったらそれがわかるの?」

「系統別の修行をしだしたら習得スピードが変わってくるからそれでわかるのが普通だな。

ちなみに俺は操作よりだったぞ。」



いつ系統別の修行をするかといわれたので裏試験終了してからと答えておいた。

けどなにか思いついたんなら系統別の修行は別でやらせてみるか…。

リングに目をやるとゴンが絶で独楽をよけまくっていた。

自分の力で絶に気づくたけでもすごいのに絶で防御力おちるのわかっていてそれでも使うあんたがすげぇよ。

やっぱりあれはジンの子供なんだな……



「ちょっとあれって絶でしょ?あんなので攻撃受けたらやばいんじゃないの?」

「かなりやばいな。当たり所悪かったら死ぬかもな。キルアも客席からさけんでたろ?」



ポンズもゴンの試合に目を戻し絶で相手の独楽をよけているのに気がついた。

ポンズは真似すんなよっていったらあんなバカみたいなことしないわよと返された。

さすがにポンズもあの状況はあきれたらしい。

それでもなかなか攻撃が当たらないのでギドが独楽の数を増やしていっていた。

独楽の数が50を超えて時間も一時間ほどたったとき勝負の決着が訪れた。

ゴンはすさまじい回避能力をみせていたが逃げ場のないほうへ避けてしまった。



ズギャ!!



ゴンの右腕が折れる音とともに審判にTKOを宣告されたギドが念を解除するとすぐに医療スタッフがリングに駆け寄ってゴンを担架に乗せ入場口に連れて行ってしまった。

ポンズが心配そうにしていたのであとで一緒にお見舞いに行こうというとすぐにうなずいた。

けどなぁ確かあいつ4ヶ月の怪我1ヶ月でなおるんだったよなぁ。

やっぱりあの親子人類じゃねぇな!!










[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  二十九話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:13


試合後ゴンは医務室で怪我の治療を受けその後ストレッチャーで俺らと一緒にゴンの部屋に帰ってきた。

ゴンをベッドに座らせるとキルアのお説教タイムがスタートした。



「全治4ヶ月だとさ、このドアホ!」

「本当に心配したんだからね!」

「…ゴメン。」



キルアとポンズに心配されたゴンは舌を出して謝った。

謝る気あるんかこの子?キルアが俺に謝ってもしかたないだろとかこの頭の中何詰まってんだと言いながらゴンの額を人差し指で連打している。

いいぞ、もっとやれそいつはそれくらいがちょうどいい!!

キルアはつつくのをやめてもゴンに文句を言い続けている。

ポンズがゴンの額を撫でている……うっうらやましいとかくやしいとか思ってないからな!!

とりあえずゴンを睨んでおく。

ポンズに何睨んでるのとチョップをくらった。

ゴンよ…お前にポンズは渡さんからなぁ!!


「うんでもさ大丈夫かなって思ったんだよね。何回か攻撃受けてみて…急所はずせば死ぬこともないか !!


ゴンがキルアの説教中にふざけた言い訳をぬかしたのでキルアはゴンの折れた右腕のところに足をおいた。

ゴンは変な悲鳴をあげつつポンズに手を伸ばしていた。

もちろん念で強化した手で叩き落しましたよ!!

そんな中ノックの音がしたのでキルアが出迎えに行った。

いやポンズかわいそうってこいつが悪いんですやん。

ウイングさんが無言で部屋へはいってきて、ゴンのベッドの脇までまっすぐ歩いてきた



「ウイングさん、あ…そのごめんなさ

パン!

「私に謝ってもしかたないでしょう!!一体何を考えているんですか!!

念を知らずに洗礼を受けた人をみたでしょう?

君も一歩まちがえば彼らのようになっていたかもしれないんですよ!!」

「あ、そのへん俺がいっといた。」

「全く…この程度で済んでよかった…本当に。」



ウイングさんの態度が軟化したのを見計らいゴンがもう一度謝ったが許さないと言われた。漫才かいな!

ゴンの完治にどのくらいかかるのかとウイングさんがキルアに尋ねキルアは2ヶ月とウソを教えていた。

キルアから小悪魔の尻尾がみえてます。

ポンズもそのことを訂正せずそのままスルーしてました。

俺は構わず本当のことを言おうとしたらポンズに口を塞がれた。…なにをすると目で訴えましたが無視されました。

ウイングさんはゴンに2ヶ月の間試合と念の修行および念について調べることを禁止した。

ウイングさんがゴンの指に糸をまきつけた。

ポンズにあれは何かと聞かれたので後で教えることにします。

ウイングさんに連れられて俺とポンズとキルアはゴンの部屋を退室しエレベーター付近のベンチに移動した。


「はじめましてウイングと申します。あれ?そういえば君はこの前ゴン君たちを妨害していた子だね?それとそちらのお嬢さんは?」

「シュウ・ナカジマといいます。ゴン君たちとはハンター試験の同期です。」

「ポンズといいます。私も同期で今は彼に念を教わっているところです。」



ポンズに妨害って何やったのよ!と睨まれました。

いやここで洗礼受けへんように追い返しに行くっていったでしょ?

ウイングさんめ余計なことを、いらん誤解をうけたじゃないか!!

ポンズに事情を説明し納得してもらった。

ウイングさんは知り合いなら希望すればキルアたちの師匠を俺に変更できるけどどうするかといってきやがった。

いやこんなの二人も要りませんってば。

ポンズとの二人っきりの時間をこれ以上減らさないでください!!

私も本心は途中で弟子を投げ出すことはしたくないってなら言わなきゃいいじゃん。

え?規則なんですか?えっとならポンズはどうする?一応ウイングさんに念を教わるようにしてもいいけど

……今のままでいいと言ったポンズの言葉に涙がでそうになりました。



「スリルを楽しんでいるようだった。」

「命を落としかねない状況なのに楽しんでいた…と?」

「あぁ俺もそういうとこあるし。けど俺の場合は場所と相手を選ぶけどね。あいつは夢中になったら見境なしだしな

…けど同じ約束を二度もやぶるような奴じゃないから大丈夫!!」

「………」



二人の会話を聞いて思ったけど、どうやろうなぁあれってジンの息子やしなぁ…夢中になったらまたおんなじ事やりそうやとおもうぞ!

ウイングさんとの会話が終わりキルアはゴンの部屋に戻るそうだ。

キルアが階段を下りたところでゴンに燃えるほうの点を毎日行うようにキルアに伝言を頼んでいた。

そんな大声で念の話していいんかい!!

俺とポンズも部屋へ帰ろうとしたらウイングさんに呼び止められた。



「ポンズさんは念を覚えてどのくらいなんですか?」

「ハンター試験前に始めて教えたんで…約2ヶ月ですね。」

「そうですか。彼女のオーラを見て感じたのですが足のほうのオーラに何か違和感を感じたり精孔を閉じにくかったりオーラを出しにくかったりしませんか?」



なぜわかったのか聞きポンズの状況をすこし話すとどうやら無理矢理精孔をこじ開けて点をあまりやっていなかったのが原因なのかそういう癖みたいなものが出来上がってしまっているらしい。

オーラを見ただけで色々わかるのはやはり師匠としての経験なのか?話しを聞いているとやはり無理矢理こじ開けた場合何らかの変な癖がつくケースが多いらしい。

そんな癖ができていたなんて…どうやったら矯正できるかと考えていたら今度から練習する時にコレをつけて練習してくださいと誓いの糸のようなものをもらった。



「それは癖を消すための補助具みたいなものと考えてもらってかまいません。癖が消えるとその糸が勝手に切れますのでわかりやすいとおもいますよ。」

「「ありがとうございます」」



ウイングさん、自分の弟子でもないのにそこまでしてくれるなんてなんていい人なんでしょう!!

さっそくポンズは両足首に糸を結んだ。

早く部屋に帰って練習しようと張り切っている。

俺とポンズはお礼を言って駆け足で部屋に戻っていった。







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:17




ゴンの試合から一ヶ月近くがたったころ、ヒソカと一緒に昼飯食っていると今日試合するからポンズと来たらどうだとチケットをくれた。

ああカリメロ?かラスカル?かなんかそんな名前の分身つくるやつのか!!

ヒソカにそいつの評価を聞くとここにいる中じゃまあまあのレベルになれる奴らしい。

そういえばポンズには能力者同士の試合はもう何回か見せていたけどヒソカの試合は見せれていなかったな。


「彼女にとってもボクの試合は結構プラスになると思うけどな♡」

「さんきゅ。それじゃあポンズと見に行かせてもらうわ。」

「またね♢」



ヒソカは自分の皿のスパゲティを全部平らげると立ち上がって俺の飯代も含めてテーブルにお金を置いて立ち去った。

ふむ…お釣りってかえすべき?ちょっと悩み向こうが言ってくるなら返すことにした。

そういえば何気にポンズとヒソカってなかいいんだよなぁ

……まえに狙っているのかと聞いたら友人の好きな人は取らないといってくれた。

最初変態のホモショタ気違いピエロかと思っていたけど今じゃわりと普通のピエロです。

ポンズのアプローチの仕方を教えてくれるのでヒソカの評価はうなぎのぼりです!!

部屋に帰ってヒソカの試合を録画設定します。

これを使って後で再度勉強させよう。隣へ行き俺はポンズの部屋のドアをノックした。



「は~い。シュウじゃないどうしたの?」

「ヒソカの試合のチケットあるから見に行かない?修行にもなると思うけど」

「準備するから待ってて。」



少ししてポンズは部屋着から外行きようの服に着替えてでてきた。

ポンズとエレベーターに乗り込み試合のある階へ行きその階の入場ゲートの係りの人にチケットを渡すと個室に案内された。

ヒソカのくれた席は一番料金の高い席だったようでポンズにお金を心配された。

ヒソカのおごりだというと、ならいいやと個室のイスに腰掛けた。

ここの部屋からは直接試合をみられるし備え付けのTVで選手をいろいろなアングルでとらえたもので観戦することもできるらしい。

控えていたボーイの人に料金を聞くと…いつも自分たちが見ている席と桁が違っていた。

……昼食のお釣りを返そうと心に決めた。



『さぁーーいよいよです。本日のメインイベント!!出れば負けなし最強の死神ヒソカ選手対フロアマスターに一番近い男カストロ選手。

以前一度戦った時はヒソカ選手が勝ちましたが2年の間で二人はどう変わったのか大注目です!!』


「ヒソカ対カストロ。始め!!」



開始の合図がされてすぐにカストロは距離をつめヒソカを右の手刀でなぎ払う。

ヒソカはそれをしゃがんでかわした…がかわしたところに右の手刀がまた飛んできた。

あれが分身か…厄介だな。

ポンズは今起こったことに驚き目を見開いている。

多分初見で分かるやつなんてほとんどいないだろう。

俺も原作で知ってなかったら絶対わからないままだったと思う。



「ちょっとあれどうなってるの?よけたのにすぐまた右の手刀で攻撃してきてたわよ。」

「あれがカストロの発なんだろ?あのレベルだと相手の能力を見破るのはむずかしいけどその分勉強になるから頑張って頭働かせてみ。」

「シュウはカストロがどんな能力かわかったの?」

「一応知ってる。」



分かったとは返さない。

けど本当に消えているようにみえるな…キルアも言ってたけどあの服もミソだな。

ポンズの頭から湯気がでそうだ……かわいい。

ポンズはぶつぶつといいながら試合を見入っているしカストロの攻撃の時に凝を使っているようだった。

関心関心習ったことをちゃんと実践できてる。

カストロはさらにヒソカを攻め立てヒソカを蹴りでダウンさせた。

これでポイントは4対0だ。



「気のせいかな?キミが消えたように見えたんだが……♠

いや表現が正しくないな、目の前にいてボクに蹴りをくれたはずのキミが一瞬にして背後にいた

…が近い表現だと思うのだがまだ何か違和感がする♢」

「無駄だ!お前では俺の念は解けまい。なんにせよもう手加減なしだ…次は腕をいただくぞ。」



カストロが手を虎の口に見立てた構えを取りヒソカに向かってダッシュしていった。

ヒソカは腕をくれてやるとカストロのほうへ腕を伸ばした。

余裕と見せかけて正面で相手の能力調べるつもりか…俺ならやらんな。

カストロがヒソカの伸ばした左腕に攻撃したと思った瞬間カストロの体が消えヒソカの右腕を切断した。

ヒソカは悲鳴一つあげていない。

ヒソカの痛覚ってどうなってんねやろ?ポンズをみると両目をつぶり片方の目だけうっすら隙間が開いている?程度で試合を見ようとしていた。。



「ポンズ、目つぶるな!目を離すな!実際の戦闘ならその隙つかれて殺されるぞ!!」

「……わかった。大丈夫もう目ははなさない。」



ポンズの顔が青くなってかすかに震えていますがここは我慢してもらわないといけません。

実際の戦闘ではその一瞬が本当に命取りになるからです。

ポンズにとってはきついことかもしれませんがこれも念での戦闘では簡単にありえる出来事なので慣れてもらうしかありません。

ポンズがしっかりと試合に目を向けていることを確認して俺は後ろに立っているボーイさんを呼び中身が見えないようなビニール袋を持ってきてほしいと頼みました。



「すべてがお前のおもいどおりにいくと思うなよ!!」

「これも計算のうちだよ♡」

「ほざけ!!」



ヒソカはカストロの攻撃を今度はちゃんとかわしお互いの距離が10Mほどになった。

ヒソカは切断された腕が上空から落ちてきたのでそれをキャッチした。

あの顔は今ので能力に気がついたんやろな……口角あがってるわ。



「くっくっくなるほど♡キミの能力の正体は…キミのダブルだろ?」

「……流石だな。そのとおりだ。」



この時点でもう初めてみた能力見破るってどんだけ経験あるねん!

ほんと…ああいう所で自分と化け物の実力差が思い知らされる。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  外伝六話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/09 00:42
(23話後半くらいです)


SIDE ミト

ゴンがハンター試験を合格したという知らせが届いた。

やはり親子なのだろうジンのあとを一歩ずつ確実に追っている。

少しさびしい気もするが、ゴンが成長している証なのだからと自分に言い聞かせ、家事で体を動かし余計なことは考えないようにする。

外でベッドシーツを干していると、一人の青年から声をかけられた。

どうやらゴンと同期のハンター合格者らしい…びっくりなことにジンの事も知っていて今日はジンとの約束できたらしい。

小さな鉄でできた箱を渡された。



「ジンがコレをゴンが一人前のプロハンターになったら渡してやってくれ、と言われたのですが、僕もハンターですのでゴン君とそういつでも会えるわけではないんですよ。

だからご実家のほうに送っておけばいいかとも思ったのですが、ジンとの約束ですので自分で届けに参りました。」

「それはどうもわざわざすいません。そうだ今日の宿泊先はきまってますか?

せめてものお礼に泊まっていってもらえればうれしいんですけど。」

「えっと若い一人暮らしの女性の家に泊まるのは、ちょっと危ないと思うんですけど…」

「あら、うれしい。けどこの家には私以外にも祖母も暮らしているので大丈夫?ですよ。」



そこまで言ってくれるのならとシュウ君は泊まっていってくれることになった。

試験が終わってすぐにどうしてこの箱をゴンに渡さなかったのかと聞くと、ハンターは試験を受けてライセンスを取るだけでは一人前のプロハンターとはいえない、と教えてもらった。

そうなんだ知らなかったわ。

…けどそれならいつこの箱を渡せばいいのかと聞くと、次にこの家に帰ってきた頃には、多分一人前かそれに近いレベルまで達しているだろうからその時でいいと言われた。



「ゴンは試験中元気でやっていましたか?怪我とかしていませんでしたか?」

「もうすんごい元気でしたよ。同世代の友達もできていましたし、今度ここに帰ってくるときには一緒に連れてくるかもしれませんね。

それに結構ジンにそっくりで遺伝の恐ろしさを思い知りましたよ…。」



シュウ君が遠い目をしていた。

ゴンに同世代の友達ができたと聞いてとてもうれしかった。

もし連れてくるならいっぱい御馳走作って歓迎してあげないと。

シュウ君は、ご飯を食べながらハンター試験でゴンがどんなことをしていたのか、などかなり詳しく教えてくれた。

部外秘な事とかないのかと聞いたら、私達が他の人に言わなきゃ大丈夫らしい。

おばあちゃんもゴンの話を試験の話しを聞いて、一緒にはらはらドキドキしていた様子だった。

ご飯も食べ終わったのでお酒を出しお酒の酔いに任せて聞きたいことを聞いた。



カラン

「……ジンは私が養育権を奪ったことについて恨んでいますか?」

「いいえ。むしろミトさんに迷惑をかけて申し訳ないと言っていましたよ。」

「…そうですか……それとゴンの母親について何か知ってますか?」



シュウはどうやら知らないようだった。

ジンが島から出て行ったあとの数年は、わからなかったけどジンがゴンをつれてきた前後からは、シュウに色々と話しを聞いてジンが何をしていたかなどを知った。

そして今ジンがどこにいるか聞いたが、あいつは電波が届かないくらいのジャングルにいるらしい。

詳しく場所を聞いても、どうせ数日もすれば飽きてまた別のところへ行くと言っていた。

ジンのアドレスを教えてもらえないかと言ったが、極秘指定人物というものにジンが登録をしていて、一般人はジンの携帯などにかけても通じないようになっているらしい。

身内でもダメなのかと聞いたがダメといわれた。

おばあちゃんは洗い物から帰ってきて、今一緒にジンの昔話をシュウに聞かせている。



「…っていう話がでたりでジンとミトは昔からやんちゃだったんだよ。ゴンも二人の変なとこばっかり似てしまったよ。」

「おばあちゃん!!」

「あはははは」



おばあちゃんに変なことを言われた。

初対面の人にそこまで言わなくてもいいじゃない…私は話題を変えようとシュウ君がジンと過ごしていた時の話しを聞くことにした。

そうすると酔ったシュウ君が言うわ言うわジンの不満や愚痴が雪崩のようにでてきた。

聞かないほうがよかったかもと少し後悔した。

ジン、なにやってるのよこんな子に…。



「……だとかで寝ている間に女装させるは、おねしょドッキリするは、人の変なアルバム作ってるは、人のおやつ取るはでひどいと思いません?

しかも仕返ししたらその倍で返ってくるしなんなんですかあいつは!!」

「そ…それはひどいわね…。」



私が持っていたイメージがガラガラと崩れていった。

その日はシュウ君の愚痴大会になっていった。ってジンこの子のアバラ粉砕って、しかも年齢一桁って、裁判したら確実に負けるわよあなた!

最近のジンについて色々聞いてゴンの将来がとても不安になった。

あの子はまっすぐないい子にそだてよう!!

絶対ジンみたいな大人にしちゃいけないんだわ!!と強く誓った。



「昨日は遅くまですいませんでした!! OTZ」

「ほらほら、そんなこと気にしてないで朝ごはんたべましょ?」



昨日の長時間の愚痴を覚えていたのだろう、朝一で頭を地面につけて謝ってきた。

シュウ君に対してジンがやってきたことに比べればそんな事は、問題にすることすらおかしいことなんだけど、シュウ君はよほどいい子なのかきちんと謝ってきた。

ゴンもこの子の様ないい子になってくれるといいんだけどな……。

シュウ君は約束があるのでと帰ってしまった。

それにしてもどうしてシュウ君がここにきたこと秘密にしてほしいんだろう……。

まあシュウ君の事情があるんでしょう。


さて今日も一日がんばりますか!













[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十一話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:23


ヒソカがカストロの能力を言い当てるとカストロはわかりやすく鏡に映ったような分身を作り出した。

今までポンズは念での戦闘を一般の戦闘の枠組みで見ている印象だったがさすがにこの試合みれば見方もかわるだろう。

予想通りポンズの体の振るえもとまり今はしっかりと試合を見据えている。



「ちょっとやる気出てきたかな?」



うわぁ実際に自分の手食ってるの見ると気持ち悪いなぁ。

ポンズは口元を押さえているがまだ大丈夫そうだ。

さてと、ここからがこの試合の見所でありポンズに見せなくてはいけないところだ。

俺はポンズにこれから怪しいと思ったところがあったら凝をしろと伝えておく。



「それじゃぁボクの予知能力をお見せしようか♢」



ヒソカは原作どおりにマジックショーを始めた。

ポンズはヒソカの言われたとおりトランプの数字をえらび数字に4を足しさらに倍に、そこから6を引いて2で割った後最初に選んだ数字を引いていったのだろう1?と答えた。

ヒソカは自分の切断された腕に手をつっこみトランプを一枚取り出した。

俺とポンズは同時に顔をしかめた…あれは見てるだけで痛い!ってポンズ全く凝行ってないやんけ…あとでお説教かな?

記念にあげると取り出したトランプを投げ渡しつつオーラを飛ばしているのが見えた。

普通のマジックショー見せていると見せかけてここまで準備できるってやっぱりすごいな…ポンズは全く気づいた様子がありません。

カストロはトランプを叩き落とすとヒソカへと突進していった



「左腕もそぎ落としてくれるわ!!」

「だからいってるだろ?あげるって♡」



服が汚れているほうのカストロへ左腕を突き出してオーラを飛ばし顎にくっつけていた。

これでチェックメイトだ。

ポンズに試合が決まったと告げるとポンズは急いで立ち上がり凝を行いカストロに色々貼り付けられたオーラを確認した。

ポンズはいつくっつけたのか分からなかったとイスにドンと座り込んだ。

確かにこれは初めてで見破るのはきついわ。

ポンズには後でもう一度ビデオをみながら解説するからと試合に集中させた。



「やっぱり分身のほうで攻撃してきたか♠もし本体できたらカウンターくれてやろうとおもったのに…右で!!

くくくくこれも手品です♢さてどんな仕掛けでしょう?」



カストロの精神に揺さぶりを駆け出した。

もうこの後は知っている通りになるのだろう。

俺はポンズにちょっと用事があるから試合終わったら一人で部屋に帰っておいてくれといい個室から出て行った。





SIDE ポンズ

試合の途中でシュウが試合は決まったと言ってきた。

マジックショーなんかで何が決まったのかと思ったが少し前にシュウに怪しいところがあれば凝をしろといわれているのを思い出し思わず立ち上がって凝を行った。

……いつのまに!?私は全く気づかなかった。

カストロの体には無数のオーラが伸びておりそれの先にはトランプや腕があった。

あのマジックショーはこれの仕込みだったのか

…シュウは気づいていたようだったしこの試合のレベルの高さに愕然としイスに強く座り込んだ。



「この試合はビデオにとっているから部屋でもう一度最初からみたらいいよ。俺も解説いれるから!」

「ありが!!あれって右?どうして!…切断されたのに!!」



カストロの一人がヒソカの左腕を切断したとおもった次の瞬間いつの間にかヒソカの右腕がくっついていた。

どうして?なんで?私は頭の中で色々考えたがどうしても答えが出なかった。

シュウに聞こうと思ったら用事があるとかで試合をみないで出て行くそうだ。

ヒントはゴムだといっていたがどういうことだろう?

シュウが部屋を出て行った3分後ヒソカの勝利が決まった。




SIDE シュウ

俺はポンズと分かれた後、暗い通路を歩いている。

2回ほど曲がり角を曲がったところでピンクの髪をした女の人が通路出口近くの壁にもたれていた。

多分マチだろうと思ったが顔や態度には出さず初対面を装う。



「ヒソカの知り合いですか?」

「そうだけど…あんたもかい?」

「えぇシュウ・ナカジマといいます。一応ここの選手です。」

「へぇあんたが。私はマチっていうんだ。ヒソカとは仕事仲間よ。」



あんたがってことはヒソカ…俺のこと話したのか?自己紹介が終わった瞬間に外から歓声が聞こえた。

どうやら試合が終わったようだヒソカが出口のほうからこちらへ歩いてきた。

マチとヒソカが少し会話したあとヒソカの部屋で腕の治療をするから一緒にこないかとヒソカに誘われた。

マチに見せてもらってもいいかと聞くと別にいいといわれたので行くことにします。


さて…マチさんのポイント稼ぎにいきますか!!






[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十二話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/14 00:15


ヒソカの案内でヒソカの部屋にやってきた。

ヒソカの部屋は俺やポンズの部屋と違い、倍くらいの広さに加え俺たちの部屋にはないような高級そうな食器や家具が並んでいる。

200階では試合に出れば毎回チケット完売するくらいの人気選手にはフロアマスターに近いほどの優遇を受けられるらしい。

ちなみにここと同じくらいの部屋に住もうと思ったら最低一年近くこの闘技場にいないといけないそうだ。

食器や家具は申請すればいくらでも用意してくれるらしい……知らんかった!!

帰ったらさっそく色々申請しよう!!

ヒソカはどうやらマチさんに言われリビングでイスに腰掛けているようだ。

俺は二人の近くで突っ立ってます。



「前から思ってたんだけど今日はっきりした。あんたバカでしょ?

わざわざこんな無茶な戦い方して…あれってパフォーマンスのつもり?

ま、私が儲かるからいいけどね。」



マチさんは左手の甲に刺してあった針を一本抜き、針先じゃないほうを左の人差し指にポンと当て針を顔の高さまで持ち上げた。

オーラの糸は凝を使わないと出ているのが分からないくらい細いです。

あれって攻撃にも使えるんやっけ?あれで攻撃されても分からんやろな。

マチさんの糸に感心していると念糸縫合が始まった。

ぎりぎり目で追えるスピードで筋肉や骨や神経を縫っていってます。

両方縫合するのに5分かかりませんでした。

ヒソカはくっついたことを確認するように両腕をぐるぐる回しながらいつ見ても惚れ惚れすると言っていた。

確かにめっちゃ綺麗だった。



「はい終了。左手2千万、右手5千万払いな!ところどころ千切れてるけど自分で処理してね。

あんたのバンジーガムとドッキリテクスチャー使えば何とかなるでしょ?」

「そうだねそのほうが試合中に治したようにみえるもんね♢」



ヒソカは二つの能力をつかって途切れ途切れになっている切断面をハンカチでおおいドッキリテクスチャーで肌を表現し完璧を隠してしまった。

試合中もやってたけどはやいなぁ…やることわかってないと何が起きたかわからんやろな。

ヒソカは携帯を使いマチさんの口座にお金を振り込み、マチさんは俺に聞こえないようにヒソカに耳打ちをして何かを伝えていた。

伝言かな?



「彼女の念どうだった?綺麗だったろう?」

「あぁ今まで見た念の中で一番綺麗だったと思うよ。」

「…どうも、それじゃあ私帰るか

「彼女の念見せてあげたからお礼にシュウの念見せてほしいんだけど駄目かな?

たしか人を捜し当てれる能力って聞いたんだけど♢」

「ポンズに聞いた?誰か探してほしい人いんの?」

「うん♡クロロ・ルシルフルって名前の人なんだけど分かるかい?」

「ちょっと!!」



帰ろうとしていたマチさんを手で制してヒソカは俺に旅団の団長を探してほしいと言ってきた。

驚いたマチさんはヒソカを隣の部屋まで連れて行き、なにやら話しをしている。

マチさんの念見てなんでヒソカにお礼をしなきゃいけないのかと思ったけどその辺はスルーします。

それにヒソカには俺の能力を勘違いしたままでいてほしいので能力の詳細は明かしません。二人が隣の部屋から帰ってきた。

ヒソカはかなり楽しみな様子だしマチさんは俺のことをさっきまでとは違いかなり警戒した目で見てきています。



「それじゃあさっそく探してほしいんだけどいいかな?」

「探すのはいいけどその人の顔が分かるものとその人が所有していた物ないと探せないぞ。」

「それが能力発動の制約かい?マチ、持ってるかい?」

「携帯で取った写真とクロロから借りている文庫本でいいならあるよ。」



それで十分ですとマチさんに携帯を見せてもらい団長の顔を確認し文庫本を手にとって団長の位置を探ります。

発動し方角と距離が分かったのでヒソカに地図を持ってきてもらいます。

まず世界地図で大雑把な場所を探す…そのあと細かい場所の割り出しはヒソカにやらせましょう。

とりあえず向こうに○○km○m○cmの場所にいると伝え地図でこのあたりと印をつけます。

ヒソカは細かい地図を引っ張り出してきてメモを片手にいろいろ数字を書き込んで細かい位置を出そうとしています。

どうやら大体の場所がわかったようだ。

団長はどうやらジャポンにいるようです…しかも東京…何してんねやろ?

ヒソカはPCで何かを調べたあと携帯を取り出しどこかにかけていた。



「すごいねキミは♢本当にクロロがいたよ♡」

「そりゃよかったな。マチさんも誰か探してほしい人いたら探しますけどどうですか?」

「…今はいい。また今度頼むよ。」



ヒソカは建物の住所を調べお店だったのかそこに電話をかけ団長がいるのを確認したそうだ。

店のアナウンスで呼ばれる団長…あかん、かなり見てみたい!!

マチさんに俺も今度怪我したらマチさんに治して欲しいからと連絡先を交換しないかと持ち掛けた。

まあいいよとすぐに交換してくれたけど天下の旅団メンバーがこんな簡単に番号交換していいもんなんかな?

交換後にマチさんからも人探しの用件があればいつでも手伝うと伝えるとありがとうと軽く笑いかけてくれた……これはポンズ並み!!

心臓が脈打つのが分かります。

マチさんが帰るようなので一緒に退室することにしました。

マチさんと二人きりでエレベーターまでの廊下を歩いている途中、俺はダメ元でマチさんに食事に誘ってみると奢りなら一緒に行ってもいいといってくれた。

………いやっほ~~~~~い!!

OKした事を認識するのに少し時間がかかってしまった。

俺は心の中でえらいこっちゃ、えらいこちゃと踊りを踊りながら平静を装いマチさんと会話を続けた。





「シュウの能力は相手が死んでいても探すことが出来るのかい?」

「やったことないですけど多分分かると思いますよ?」



俺とマチさんは、闘技場の外でマチさんが選んだレストランで食事をしている。

マチさんよく食べますね……しかも値段の高いものばっかり。

マチさんがデザートを4つほど食べ終え満足したようなので店を出た。

食事代で24万ってすごいなぁ…まぁ原作キャラ&人気の美人キャラと食事できたので安いものだ!!……多分。




マチさんの宿の前で別れ、俺はルンルン気分で部屋に帰ると、部屋の中でポンズさんが鬼の形相で待っておられました。



「こんな時間までどこ行ってたの!心配したでしょ!!」



ビデオを解説してくれるといっていたのに4時間も待たせたのが駄目だったようだ。


ポンズさんにしこたま怒られた。








[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十三話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/08 03:30


『さぁみなさん本日注目の一戦!!なんとここ200階で最強の死神として有名なヒソカ選手推薦の選手が2人揃って登場です!!

ここまでお互いが負けなしという大変すばらしい成績で勝ち上がってきましたがここ200階で二人の初対決です。

いったいどちらが強いのかそしてヒソカ選手の推薦を受ける実力はどのくらいのものなのか注目しましょう!!』



ワーワーと試合会場のすごい歓声がモニターごしに聞こえている。

アナウンスとともに俺とポンズの紹介VTRがオーロラビジョンに流されていた。

いつのまに撮っててん、ポンズかわいいやんけ!!

ポンズのVTR欲しいなぁ……って販売するんかい!!

買うよ予約いるなら予約するよ、どこで売ってんねん!!

アナウンスで今流れたVTRを200階のオフィシャルショップにて1,980ジェニーで販売すると言っている。

俺は待合室のすぐ横で待機しているスタッフに買いに行ってもらった。

釣りはいらねぇよと1万ジェニーを渡した。

人生の中で言ってみたかった言葉ベスト10入りをしている言葉が言えたのでちょっとうれしい。

買いに行ったスタッフが戻ってきた…あとでポンズにサインもらおっと!!

俺はDVDを鞄の中に大事にしまい出番なので試合会場を目指し控え室を後にした。



『さあシュウ選手に引き続きポンズ選手が入場してまいりました。

200階ではめずらしい女性ということもあってか、一試合も行っていないのにファンクラブが出来ているという情報も入っています。

お~っと客席で横断幕が掲げられました!!

それとともにポンズ選手に声援そしてシュウ選手にはブーイングとシュウ選手は完全にアウェー状態です!!』



ファンクラブか…もちろん俺の会員ナンバー一桁です!!

てか俺の応援は!?ここまでアウェーってなかなかないよ?ポンズは客席の方に手を振りファンサービスを行いながらリングまでやってきました。

アナウンスの人がギャンブルスイッチを押してくれと言い集計が始まった。

少しするとオーロラビジョンに倍率が表示された。

1.5対2.5でポンズが優勢でした…空気読めってか?読むかバカ野郎!!



「ポンズ対シュウ 始め!!」



開始の合図とともにポンズは纏を行った。

以前と比べて大分発動までの時間も短縮されたし維持もできるようになっている。

俺もポンズにあわせて纏を行いそのままポンズとの距離をつめ攻撃を仕掛けた。

拳や蹴りが交差するもののお互いそれだけでは決定打にならない。

ポンズの表情もいつもの修行の時と一緒で真剣なことは真剣だが必死さがたりない……相手の能力はなにか?系統は?弱点は?それを探っているようにも見えないし殺されないと分かっているので安心しきっているのだろう凝もやっていない始末だ。

これじゃあ試合の旨みがないし……これはやりたくなかったんだけどなぁ。

俺はバックステップで5歩ほど後ろへ下がりバックステップ中に懐からダーツの矢を出しオーラをこめ距離をとったことを確認するとダーツの矢をポンズの肩にかする程度を狙い投げた。

ポンズには難なくかわされてしまったが、ダーツの矢は大きな音を立て客席の下にある壁に陥没した。


SIDE ポンズ

バン!


アナウンスでシュウの放ったダーツの矢が客席の下の壁に陥没したらしいと聞こえる。

私は念での戦闘を行ったことがない。

だけど初めての戦闘相手がシュウだったので緊張しないですんだし殺される心配もない上に洗礼なんてものも受けずにすむと高をくくっていた。

だが今の矢は完全に私を殺す気で投げられていた。

私はどうしてという表情でシュウを見たらシュウは今まで見たことのないような冷たい表情でこちらを見ていた。


「修行だって言ったのが間違いだったな…。ポンズ、俺はこの試合でお前を殺す気で試合する。死にたくなかったら俺を倒せ!」



言葉とともに矢が足元に飛んでくる。

私は一歩下がりそれを避けた…ダンダンという音とともに今度はリングが矢を中心に1mほど陥没した。

私は体制を建て直しつつ頭の中でパニックになりそうな自分を必死に押さえシュウの動きに注目しどうすれば倒せるか頭を回転させる。

シュウは放出系能力者で私より経験のある能力者で多分私より強い……どうすれば勝てる、どうすれば負けないの。

シュウから飛んでくる矢を必死に避ける。

シュウが矢を投げつつ敵意をもってオーラをぶつけてきているのが分かる。

肌にぴりぴりとした何かを感じるし足や腕が震えそうになる。

私は中距離~遠距離では分が悪いと思い近接戦闘を仕掛けることにする。

矢を一本二本と頬次に右わき腹と掠めたがそのままシュウに向かっていき、オーラを通わせた右腕でシュウの顔面に一発入れてやった……と思った瞬間自分の右拳に痛みを感じた。

まるでコンクリートを素手で殴った感触だった。

凝?…シュウを殴った場所にオーラが集中していた……違う確かこれは、そう流だ。

動きが止まってしまった所にシュウからお腹に向かって矢が一本投げられた。

オーラを集めて防御するものの目の前が真っ白になった。

体が浮いたのでまずいと思った次の瞬間に、頭上から衝撃を受けリングに叩きつけられた。


「クリーンヒット&ダウン 3ポイント」

「とっさに防御したのは褒めるけど密度がたりなかったな。今のポンズのオーラの密度なら俺は簡単に突き破るぞ。

…そういえば発も使って欲しいとか言ってたけどこのままなら使わなくても殺せそうだな。」



シュウは私を見下ろしながらそういった。

そういえばそんなことも言っていた覚えがある。

あの時の笑い会っていた時間に戻りたいなどと不可能なことを考えたがそんな考えは今必要ない。

今のシュウははっきり言ってかなり怖い。

いつも一緒に行動していたけどこんな表情や戦いをするところなんて見たこともなかったしここまで強いと思わなかった。

どこか姉というポジションに立っていてシュウに対して色々なフィルターをつけて見てしまっていたようだ。

立ち上がり少し距離をとった。

オーラの密度が足りずシュウの攻撃はダメージを受けてしまうし攻撃にいたってはシュウのオーラを突き破れない…どうすればいい。

シュウからの足元への攻撃を避けつつ私はさっきから頭に引っかかっているシュウの言葉を思い出す。

密度、そうたりないなら増やせばいい。

密度が上がる練で対抗すればいいのだが、私が全身を練で纏う時間をシュウが待っていてくれるはずもないし……。



「さっきから俺が足元に向かって投げているのがわかっているみたいだけど疑わずに放置していてもいいのか?」



私ははっとして凝を行ったが何もなかった。

シュウから、あ~あ無駄なオーラを使って、少ないオーラは考えて使わなきゃと言われた。

くやしい!口に手を当てて笑い私を煽っている。

けど発を使ってくるかもしれない相手に凝をしてないのはまずかったわ…凝か、目にオーラを集めて隠を見破る応用技。

手などにも集めることができそれを流とよぶ。

私も試したけどあれだけゆっくりなら攻撃に使えないし…まてよ、もしかしてそれ以外にも!!

私はあることを思いつき感触を確かめ…いけると感じた。

これならあのダーツを防御しつつオーラの消費もそれなりに抑えられるわ!!



「なにか思いついた顔だな。」

「さぁどうかしら、試してみれば?」



じゃあ遠慮なくとシュウは矢を投げつけてきた。

私はそれを手で受け止める…できた。

私は攻撃が当たる瞬間に手の平のみ練を行い、矢を防御することに成功した。

お腹のみや背中のみなど色々なところでも出来そうだ。

私はシュウに対しての防御手段を手に入れた。

さあシュウ試合はこれからよ!







[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十四話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/11 14:50


纏で受けていれば確実に手のひらを貫いていた一発は、ポンズが使った練の応用技の一つの『圭(ケイ)』で防御していた。

任意の場所のみ練を行う『圭(ケイ)』は、流や硬へとつながる応用技の一つで、防御だけでなく攻撃にも使える。

言葉で誘導して気づくように仕向けたけど、本当に気づいてくれてよかった……貫いたらどうしようかと、心臓がバックンバックンいっていました。

今の攻防でポンズが自信をつけたのか、ガンガン前に出てくるようになった。

さてと、もうワンステップ上がってもらいましょうか!!



「痛っ!!」



堅と凝を使いポンズの攻撃を受け止める。

さっきまでの纏での凝とは違い、練での凝なので防御は段違いに上がっている。

今のポンズでは、この堅を破ることはできないだろう。

堅を保ったままでいると、ポンズからオーラ切れを起こすわよと言われたので、2時間は余裕で維持できるから大丈夫!と親指を立てて言うと、ポンズの顔が引きつった。

練のまま維持する事=応用技の一つって気づくかな?

ポンズがなにかに気づいた顔をした後、両手を『圭(ケイ)』で強化し、殴りかかってきた。

どうやら凝を使って防いだ時、周りのオーラが薄くる事に気がついたようだ…連続で流はできないと思っているのかな?

俺はポンズの一発目を防御した後、高速で流を行い二発目もガードした。

ポンズに流は本来、練の状態で何度も素早く行うのが普通だと教えてやる。

…ある程度応用技も見せたし、そろそろ発を使って終わらせよう。



「それじゃあそろそろ発使ってあげる。殺されないようにしっかりと防げよ!!」



そう言って俺はポンズの周囲に罠を展開した。





SIDE ポンズ

シュウが発を使うと宣言したので、私はすぐさま凝を行った。

しかし、特に何もしてこない上に、口に手を当てて笑っているシュウを見て、また騙されたと思い凝を解除しシュウに殴りかかった。

しかし二歩くらい進んだところで、両足が地面から離れなくなってしまった。

しまったと思い私はもう一度凝をすると、私を中心に1㎡ほど地面がオーラで光っていた。

コレがシュウの発なのだろうか、私は急いでその場所から脱出しようとするも、全く抜け出せそうにない。

シュウが前からゆっくりと歩いてきた。

私は焦って腕を振り回し攻撃しようとするものの、シュウが私の間合いの外にいるため空振りしてばっかりだ。

シュウはコレが最後だ、とダーツの矢を取り出し私めがけて投げた。

私は『圭(ケイ)』でガードをしようとしたが、今までよりはるかに威力があり、ダメージを殺しきれなかったので後ろに倒れた。



「ポンズ…そのまま寝ていろ」

「クリーンヒット&ダウン!!3ポイントシュウ!!!6-0」



シュウは私に向かって右手を伸ばした状態だ。

私は立ち上がろうとしたが、今度は体全体が地面からくっついて動かない。

審判が早く立ってといっていたが、私が何かをされて立ち上がれないと分かったのだろう、10カウントを数えだした。

私は力を振り絞り、体を動かすが全く起き上がることが出来ない。

無常にもカウントがどんどんと数えられ、10カウントたってしまい私の敗北が言い渡された。

その瞬間地面と私をくっつけていた何かがなくなり体を起こすことが出来た。

負けたことと、何も出来なかった自分にショックを受けて俯いていると、シュウが近寄ってきて私に手を差し出した。



「驚かせてごめんね。立てる?それと試合お疲れ様、よくがんばったな。」



いつものシュウがそこにいた。

安心したせいか涙が出て止まらなかった。


こうして私とシュウの試合は幕を閉じた。




――――――数時間後


「あれが修行で実際は殺す気なんてカケラもなかったですって!!」



シュウに今日の試合のことについて聞くと、そのようなことを言ってきた。

試合のVTRを見ながら解説をしてくれたが、確かに最初の一発以外致命打になる攻撃はシュウからしかけていないし、その一発にしたって簡単に避けられる場所を狙っていた。

まさかシュウの手の平の上で遊ばれていたなんて考えもしなかった。

修行と言われれば確かに今日の試合は、かなり自分がステップアップしたことが自覚できるくらいだったので、効果的だったのは納得する。

しかし、くやしいものはくやしいのです!!

……そうだお仕置きをしようではないか。

私は、本当に怖かったんだからねと涙をすすり、顔を隠しシュウに心配させることにする。

シュウはすぐさま土下座で謝ってきたが、私はそれを無視して泣きまねを続けた。

これくらいしたってバチは当たらないでしょ

…お姉ちゃんをここまで怖がらせた罰だ。

もう二度とこんな事をやらせないためにしっかりとシュウに反省させた。




SIDE シュウ

いや、まいったまいったポンズに土下座をして3時間、やっと許しを得た。

まさかここまで怒るとは思ってなかったなぁ~。

今俺は、自分の部屋でポンズに今日の試合のVTRを見せながら試合の復習をやらせている所だ。

今日ポンズが一番印象強かったものは、やはり『圭(ケイ)』だったらしい。

俺は『圭(ケイ)』の説明を行い、この応用技を経て流に至ることを教えた(硬にも至るがポンズが知らないので教えない)。

ヒソカとの試合を通して、ポンズが知らない応用技は周と硬になった。

これは今回みたいにいつか自分で気づいてもらおう。



「裏試験合格したけどまだまだ知らないこといっぱいあるのね。」

「修行に終わりはないですよ?」



ポンズの裏試験合格は、試合前日に言い渡してあった。

明日からはポンズの系統別の修行をやり始め、それと平行して能力開発を行うことを告げると、今すぐにやろうと言ってきた。

俺はそんなポンズをドウドウと落ち着かせ、今日は試合でオーラを酷使したから明日からだと説得した。

不満たらたらの表情だったが、一応納得したのだろう今日も寝る前に残りのオーラを練で全部消費してもらい、眠ってもらうことにする。

毎日少しずつこつこつと、オーラの総量を上げてもらいます。

ポンズが部屋に帰ったので俺も寝るまでの間練ですごし、オーラを使いきります。

ベッドでゴロンとしながら雑誌を読んでいると、電話が鳴り、はいはいどちら様?と受話器を取った。

……ウイングさん?どしたの珍しい。

へぇ…俺はウイングさんの提案に乗ることにした。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十五話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/11 15:13



「ゴン君、キルア君、今日から2人は、ズシと共に修行をすることになります。ゴン君、この2ヶ月の間よく約束を守りましたね。」



ゴンの修行解禁が言い渡された。

俺とポンズは、ウイングさんが一度一緒に修行をさせてみないか、という提案に乗りウイングさんの宿まで来ていた。

この部屋に入った瞬間、キルアに何しに来たと言われ睨まれた。

俺そこまで嫌われることしたかな?ちょっぴりショックです。

ウイングさんに私が誘ったのですよ、と言われるとキルアはえーこいつらと?みたいな顔をしていた。

少し会話したあとウイングさんに言われ、ゴンが2ヶ月ぶりに纏を行った。

この主人公補正野郎め……俺がそのオーラの流れになるまで何年かかったか知っているのか!!

どんどんゴン達との差が、縮まっていることが分かります。

ポンズは自分より早く綺麗な纏をされたのを見て、すこし驚いています。

悔しいですよね~けどポンズも俺と比べたらかなり習得速度速いんですよ?

俺にもそのチートを分けて下さい!!

ゴンの誓いの糸が切れ、キルアが疑問に思いウイングさんに質問し、そのままヒソカの試合と俺の試合の話になった。

ウイングさんはまずヒソカ戦のビデオから、と試合の映像を流しだした。



「さあ、この場面のヒソカの体からオーラは見えるかい?」

「…はい!…13本だと思うっす。」

「ポンズさんはどうかな?」

「私はシュウにこの試合は解説をされて答えを知っています。

けど今の私の実力だと14本は見えますけど、あと一本は見落としそうな程うっすらとしか見えていません。」



キルアとゴンはポンズがヒソカの隠を見破れる事に驚いている。

ポンズは、二人にハンター試験中から俺に念を教わっていたからだと二人に教えると、キルアはどうして自分には教えなかったんだよ、と絡んできた。

いや念をそんな簡単に教えるものじゃないってウイングさんに習ったでしょ?

けどキルアにポンズに念教えた理由がばれたら殺されそうだな…。

ウイングさんがキルアを宥めた後、俺とポンズの試合のビデオの映像を流した。

流している映像がポンズの『圭(ケイ)』の所でストップされ、ポンズにどういう状況でこの応用技を思いついたかみんなに説明してくれと、ウイングさんがポンズに詳しく話させた。

ウイングさんにポンズが応用技に気づけるように俺が色々行ったことを褒めてもらった。

ポンズはもう少し他のやり方がよかったと言っていますが、あの時のポンズは、ああでもしないと成長できなかったでしょ?というと頬を膨らませそっぽを向かれた……ああもうこの人はナチュラルでかわいいなこんちきしょう!!



「最後にポンズの動き封じたのってシュウの能力なんだろ?よく分かんなかったし、ちょっとやってみせてよ。」

「お断りっす」

「なんでだよ!!」



キルアに能力を見せろと言われたので、いい笑顔で親指立てて返答したらツッコまれた。

キルアに念能力者同士の戦いで、相手には極力能力をばらさないようにしないといけないことを一生懸命説明した。

……戦う事になるわけないんだから教えろって、あんた横暴やなぁ。

ポンズやゴン、ズシも聞きたそうな顔をこちらに向けてキルアの応援をしている。

ウイングさんにもできれば見せてやってほしいと言われ、仕方ないので一回だけという条件で見せることにした。

ゴン・キルア・ズシ・ポンズと一直線に並ばせ、そのまま前に5歩進めと言い、俺は全員の進路の先に罠を4つ仕掛けた。

キルアとゴンとズシはそのまま歩き、ポンズは凝をしながら歩いた。

4人が4歩目に差し掛かった頃、4人共足が地面から離れなくなった。

4人とも必死に離そうとしています。

俺はタイミングを見計らって能力を解除し、4人全員をすっ転ばしました。

……これだからこの能力は、作ってよかったと思います!!

キルアたちが、ぎゃーぎゃーと文句言ってきていますがスルーです。

ポンズとウイングさんは、俺の能力に気がついたのか腕を組んで考えています。

凝で俺の罠が見えないことに気がついたかな?

ゴンがさっきからもう一回見せろと何度も言ってきています。

一回だけって条件だったのもう忘れたのか?

…しつこい!と俺はゴンに拳骨を落とし黙らせた。



「シュウの能力って探索系の能力と今の二つだけなの?」

「ああそうだな。それ以上覚えたら能力が弱くなるからな。」



ゴンは探索系の能力と聞きすぐにジンを探してもらえないかと言ってきた。

……まずいなぁ、俺が探したら確かに分かるけどジンには協力するなって言われているしなぁ。

俺はゴンに探すために必要なものを告げ、ジンのライセンスレプリカでは無理だと言ってごまかした。

本当はそれでいけたけど、この時点でジンの居場所を知ると、物語がどういうことになるか分かったもんじゃない。

他に探す人はいないかと言うと、特に探して欲しい人がいないので、ハンター試験で一緒だったハンゾーを探すことになった。

ヒソカの時と同じように、あっちの方向に○○km○m○cmと伝え地図にだいたいの印を書き込み、細かい場所を探すなら自分で計算よろしくと告げた。

4人にそれだけ?と言われた。

…お前ら人にやらせておいてその感想ってひどくないか?

まあこのままウイングさんを含め5人には俺の能力を勘違いしてもらいましょう。

ウイングさんから今日はここまでにしよう、と言われたので俺とポンズ、キルア達は闘技場内の部屋に向かった。

そんな帰り道の途中に



「そういえば、シュウってヒソカ戦の後ピンクの髪した女の人とどっかに出かけてなかった?ポンズいるのに他の女とデートか?」

「…私とシュウは、付き合ってるわけじゃないからシュウがどこの誰とデートしていようが、私には関係ないけど私の修行より優先するなんて、相当仲がいいんですねシュウ。そんな人がいるなら私にも紹介して欲しかったな。」



キルアがいらん事を、やってのけてくれやがりました!!

お前にはがっかりだ!!

ポンズにマチさんはヒソカの知り合いで、その時は闘技場の外まで送っていくつもりだったけど、晩飯時だったからたまたま一緒にご飯食べただけなんですと言った。

だから…いやあの彼女じゃなくてですね…ちょ違いますって言い訳とかじゃなくてウソでもないですってば!!信じてください!!

キルア達が雰囲気をさっしたのかいつの間にかポンズと二人で歩いている。

あの野郎次会ったらひどい目にあわせちゃる。

俺はポンズにマチさんと何があったなど、詳しく話をしたが一向に信じてもらえません。

ポンズの部屋の前に到着した。



「それじゃあモテモテのシュウ君おやすみなさい」

バタン!!



ものすごい勢いでドアが閉められた。

何度かドアを叩いていたら、今日は帰ってとポンズから言われた。


えぇ…どうしよう…俺はその場で立ち尽くした。



あとがき

花粉症⇒鼻水止まらん⇒脱水になる⇒水がぶ飲み⇒下痢⇒脱水でばたんきゅ~⇒病院で点滴⇒少しの間安静!!

という感じの2日間でした。読者の中で花粉症をもっている皆様は、作者の二の舞を踏まないように気をつけてください。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  外伝七話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/12 12:17

(32話スピンオフ ネタ提供:トト様)



SIDE マチ

私は今、ヨークシンでヒソカの治療の時に、知り合ったシュウという子と一緒に、食事をする店を探している。

めずらしくもヒソカはシュウを友人(シュウ本人は否定)だという。

ヒソカの奴と友人になる輩は、どこか頭のネジが外れているやつか戦闘狂のどちらかだと思っていたが、シュウは多分どちらでもない。

私から見た感じシュウは、戦闘に向くとは思えない。

やはりあの探索能力に目をつけていたのか?

たしかにあの能力はすごいと思ったが、時間をかければ他の方法で探せるし、本人の持ち物を使わないといけないという点でかなり評価は悪くなる。

やはりなにか隠しているのか……




「この店なんてどうですか?」

「お金出してもらうんだから私はどこでもいいよ。」

「俺は、マチさんが喜んでもらえる店で食べたいんですよ。」



なかなかうれしいこと言ってくれるじゃないか。

私たちは、この街で最高レベルの洋食店に入った。

たしかここは、前に雑誌で紹介されていた店で、どの料理も値段がそれなりにするはずだ。

さらっとこんな店に誘うなんてやっぱり闘技場で稼いでいるのかね。

ウエイターの案内で私たちは個室に案内された。

メニューを見ると普段の私なら絶対に頼まないような値段ばかり並んでいる。

私はとりあえず任せるというと、シュウは私に食べられないものと好きなものを聞いて、それをウエイターに告げメニューを決めていた。

まぁ無難なやり方だけど心使いはうれしいね。

頼んだもの意外で、何か単品で他に頼むかと言われたので、メニューの中の高いもの上から5つと頼んでやった。

しかしシュウはいやな顔一つせずに食べ切れますかとだけ聞いてきた。

少しこの子の評価が上がった。

料理がくるまで、ヒソカのことやシュウの能力のことで話しが弾んだ。

シュウは能力を使って一律500万で人探しの仕事をしているらしいが、私にはデートや食事一回でチャラでもいいと言ってきた。

旅団にとってもシュウの能力は使えるので、私は素直にその話しを請けることにした。

食事や遊んでやるだけで、探してもらえるなら安いもんだ。



「マチさんは普段やっぱりあの能力使って仕事しているんですか?」

「…あぁそうだね。たまに他の仕事もやっているけどね。」



仕事の話になったが、旅団のことについては一切話さなかった。

とりあえず私は、普段は今日のヒソカ相手みたいな仕事をしていると言っておいた。

シュウはそうなんですかと言って納得している様子だったが、その表情にすこし違和感を覚えた。

勘であったが、シュウは私の本当の仕事(旅団)について、知っているんじゃないかと思った。

私の警戒レベルが一気に上がり、シュウにカマをかけてみることにした。

……引っかからなかった、私の勘が外れたのかとも考えたが、なぜか勘が外れたとは思えない。どうにも疑問が晴れないので、私は自分から本当の仕事(旅団)について話をしてやった。

本当に知らないでいて、他の奴や警察に言うようなら、言われる前に殺せば良いと思った。

しかしどうやら私の勘は当たっていたようで、前にヒソカのシャワー上がりで蜘蛛の刺青を見たらしい。

あの馬鹿何やってんだかと頭を抱えたが、シュウは他に言うつもりもないし気にもしないと言ってきた。

シュウは旅団にとって不利益な奴ではないと勘が言っているので、その言葉を信じ殺さないでおく。

その後は酒を飲みながらシュウとヒソカの悪口で盛り上がっていった。




「マチさん、デザートは何にします?」

「それじゃあコレとコレとコレとコレ。」



これでも一応女なのでデザートにはうるさい。

シュウはお金を気にしないでいいと言っているので、自分の金なら絶対に頼まないような高いデザートのみ頼んだ。

どれもこれもとてもおいしかった。

帰るときにまたもシュウのおごりで、お土産用のケーキを買った。



今日の宿を聞かれたので、決めていないとシュウに教えると、どこが良いですかと聞いてきた。

さすがに会ったばかりの男と寝ないと伝えると、真っ赤な顔をして宿代を出すだけで、自分は闘技場の部屋に帰ると言い返してきた。

私はそれならと、シュウの言葉に甘えることにして、目の前にあった宿に泊まることにした。

シュウはフロントでハンターライセンスを提示し、その後カードで宿泊代を支払うとまた今度と去っていった。

なかなか紳士じゃないか。

シュウと別れた私は、宿のスタッフに案内され部屋に向かった。

ハンターライセンスの効果なのか一番良い部屋だった。

私は部屋に入るとお土産用のケーキを机に置き、ベランダに出てクロロに電話した。



「もしもしクロロ、今日ヒソカから電話があったろう?」



クロロにシュウの能力でクロロの居場所を特定した事や、蜘蛛について知っていたが不利益にはならないような奴だったと報告した。

クロロは、その関係を維持しろとだけ言い電話を切った。

その後私は、部屋に戻り携帯をベッドに放り、シャワーを浴びて寝ることにした。






―――――――次の日

SIDE ヒソカ

マチに腕をなおしてもらった次の日、シュウの部屋に朝ごはんを一緒に食べようと誘いにいくと、シュウは反省中の札を首から下げ正座をして眠っていた。

シュウのベッドには、ポンズがぐっすり眠っているし、また何かいらないことをしたのだろう。

とりあえずボクは、シュウを起こすことにする。

シュウを起こし事情を聞くと、どうやらポンズを放っておいて、マチと食事に行って、4時間待ちぼうけを喰らわせたらしい。

シュウにあれほど女性との付き合い方をアドバイスしてあげたのに、とため息をつくとどうやらポンズも起きたようだ。



「あれ…おはようヒソカ。シュウは?」

「正座して寝ていたから起こしたところだよ♢」

「そう、寝ていたの…それじゃあまだそのまま放っておいていいわよ。」



どうやらボクは、言葉を選び間違えたらしい。

シュウは、涙を流しながらこちらを睨んでいる。

ゴメンよ、シュウ。

ポンズが朝ごはんは食べたのかと聞いてきたので、まだだと伝えると、シュウのお金でルームサービスを2人前頼んでいた。

どうやらシュウのご飯は抜きらしい。

とりあえず許してあげればと助け舟を出すことにしたが、ポンズの怒りは収まらないらしい。

これも2人らしいかと、ボクはそれを見ながら朝ごはんを食べることにする。

それにしてもこの二人は、昨日のボクの試合を見てここまで態度が変わらないなんて、ある意味大物だね。


ボクは自然と顔が笑ってしまうのを抑えられなかった。



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十六話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/14 00:24



ポンズにマチさんとの食事がばれて、ポンズの機嫌が最悪になってからはや一週間!!

表面上は、機嫌が直ったように見えますが、かなり距離を感じます。

例えば、ポンズが俺の部屋で寝ることがなくなったし、ご飯も一緒に3食食べていたのが、最近は一緒に食べる?と聞かないとポンズは一人でご飯を食べに行ってしまいます。

そして何より、俺の名前を呼んでくれません。

あの日からポンズは俺のことを師匠と呼び出した。

しかも呼ばれたとしても、なんというか…冷たく感じる。

ヒソカに事情を話し相談したが、今はお互いに少し距離を置いて、立ち位置を見直してみては?と言われた。

これでうまくいけば自分に脈があるが、失敗したらポンズとさよならだね♢と言われ、かなりビビリまくりの日々ですよ。

それからさらに2週間くらいたった日、俺の限界が来たのでもう一度ちゃんと話し合うことにした。



「ポンズ…話しがあるんだけど……。」

「なんですか師匠?今日の分のメニューは終わりましたよ。」



修行の話じゃなくてマチさんの事なんだけど、と言うと部屋から出て行こうとしたので、発で動きを止めさせてもらいます。

いや話を聞いてください。

ってそんな力いっぱい嫌がらないで下さい。

ポンズの前に回りこんで肩を掴み、本当にマチさんとはなんでもないですし、俺はポンズの方が大事なんです!!とか、ヒソカがマチさん狙っているのにそんな相手に手は出さないなど、色々言った。

途中ヒソカにも来てもらって一緒に説得?を行い、ヒソカ提案でマチさんとポンズが電話で話すことになった。

携帯でマチさんに連絡を取り事情を話しポンズと会話してもらいました。

ポンズにとりあえず外に出て行け、と言われたので、俺とヒソカはドアの前でドアに耳を当てて、待機することにします。



「……ま…。けど……な…。」

「ヒソカ、聞こえるか?」

「う~ん、一応耳を凝で強化しているんだけどむずかしいね♡」



練⇒凝で耳を強化し盗み聞きをしていますが、ドアが防音使用なので途切れ途切れでしか会話が聞こえません。

その後円を広げ、ポンズの口の動きを読もうとしましたが、読唇術なんてやったことないので、さっきよりは分かりますが、それでも途切れ途切れでしか会話がわかりません。

十数分すると、どうやら電話が終わったようだ。

ポンズは携帯を耳から話し、こちらに来ようとして、ドアの近くまで来ると動きが止まった。

どうしたのかと思った次の瞬間、ポンズは俺の携帯をいじりだしました。

何?メールチェック?別にいいですけど……。

メールチェックも終わったのか、今度こそドアを開けて俺とヒソカを招き入れた。

部屋に入りポンズから携帯を返してもらった、そして少ししてポンズから謝罪された。

マチさんに色々話を聞いて、その後マチさんに説教?されたらしい。

マチさん本当にありがとうございます!!



「というわけで私が悪かったし、反省もしてる。シュウさえよかったら前みたいな関係に戻りたいの!だめかな?」



久しぶりにポンズから名前を呼ばれた。

安心して思わず腰が抜けた。

ポンズは急に腰が抜けた俺に驚き、心配してくれた。

ポンズに手を貸してもらうと思わず涙が出た。

どうしたの?と体を抱きしめてもらい、背中をポンポンとされながら、俺は久しぶりにポンズの体温を感じながらポンズに嫌われたらどうしようと思っていたとポンズに伝えた。

その後も色々思っていたことを伝え、満足したら眠気が来た。

瞼が落ちそうな中ヒソカは?と思ったが見える範囲にはいない。

気を使ってくれたのか?今度お礼しないとなと思った。

俺はその日、ポンズの腕の中で眠りについた。






SIDE ポンズ
シュウが私の腕の中で眠ったので、私はシュウをベッドに運んだ。

シュウをベッドに寝かせようとしたが、服をしっかりと掴まれていて、どこにもいけないような状態だったので、私はシュウと一緒にベッドに入ることにした。

シュウは眠りながらも泣いていたので、私はなんてひどいことをしていたのだろうと自己嫌悪に陥る。

マチさんとの電話で、焼き餅を焼いていることを指摘され真っ赤になったり、そんな態度だと他の人に取られるぞと言われ、かなり嫌だと思っていた自分にびっくりした。

マチさんとの会話中に、私はシュウの事が好きなのだと自覚したが、ここ数週間の態度で完璧に嫌われたと思った。

しかしシュウは私を許してくれただけでなく、こんなにも思っていてくれた事を伝えてくれた。

私はシュウをもう一度強く抱きしめて、寝ているシュウに自分の気持ちを伝えた。



「………だよ。………。」



シュウが起こしてはいけないのでシュウの耳元でささやいた。

おやすみシュウ、また明日からよろしくね。

私は久しぶりに安眠することが出来た。





SIDE シュウ
朝目が覚めると、ポンズの顔が目に入った。

思わずびっくりしてベッドから落ちてしまった。

あれ?俺昨日ベッドに移動したっけ?それよりなんでポンズがここに?パニックに陥りそうになったが昨日ポンズと仲直りしたことを思い出した。

夢じゃなかったのか不安になったのでポンズを揺すって起こし確認することにした。



「ん?…どうしたのシュウ…もう起きたの?私はもう少し眠るから朝ごはんきたら起こして。」



夢じゃなかった。

思わずポンズに抱きついたら、ポンズにまだ眠いからもう少し大人しくしていなさいと言われた。

以前のような関係に戻った事を実感した。

俺はとりあえずルームサービスで、朝ごはんを2人分頼んだ。

数分したら届けられたのでポンズを起こすと、ポンズにお詫びの印と朝ごはんを食べさせてもらった。

……生きていてよかった~我が人生に悔い無し!!

至福の時をすごさせていただきました。





「仲直りおめでとう♡とりあえず別れる事にならなくてよかったね♢」

「その節では大変お世話になりました。今日はお礼なんで好きなだけ食べてください。」



俺はヒソカを連れて食事に来ている。

前にマチさんと来た店だ。食事をしながら今後について話し合うことにした。

俺は今回の件で原因をつくってくれやがったキルアに、少しお仕置き(肉体言語を使って)を行うことにする。

ちなみにイルミに凹ってOKの許可ももらったので、俺はいつでもキルアを凹れます。

今回は将来の怖さよりも、今の怒りが優先です。

ヒソカに、ヒソカとゴンが戦う時期に合わせたらどうか、と言ってきたのでそれに乗ることにした。

俺はさっそくキルアに電話したが、断ってきたので餌を用意することにした。



「なんで俺とシュウが戦わないといけないんだよ。」

「どうしてもイヤか……俺と試合して勝てれば、ゴンの父親の情報あげようと思ったのにな…」



キルアの了解をもらった。





[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十七話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/19 01:21

「なかなか成長しているみたいだけど大丈夫かい?」

「あの程度の奴に負けると思う?」

「ククク♡いいや、思わないよ♢」



キルアと車椅子の人の試合をヒソカと観戦中です。

ポンズは、放出系の系統別修行を部屋で行っています。

ヒソカの奢りで試合を見に行かないかと誘われたので、断る理由もないので見に来ました。

前見た時より、またオーラの流れが綺麗になっていました。

あの子ら本当に成長速度早過ぎないか?

俺が自転車並みの速度で成長していったのに対して、ポンズは自動車、ゴン・キルアは飛行機のレベルだな。

チートってすごいなぁ…俺は現実逃避した。お花畑でコサックダンスしそうなところで、ヒソカに呼び戻された。

おっとキルアが車椅子の人を上に大きく投げ飛ばした。

うわ、天井ぎりぎりじゃないですか。

キルアは電流が流れている鞭を持ちつつ、車椅子の人をキャッチした。

車椅子の人は電流によって気絶し、キルアの勝利が宣言された。

車椅子の人の名前がリールベルトだと、試合後初めて知った。

ヒソカと別れ、俺はキルアの部屋で待ち伏せすることにする。




「で、試合いつすんの?俺は別にいつでもいいけど?」

「ゴンとヒソカって戦う約束しているんだろ?ならその日にあわせないか?」

「オッケー。じゃあゴンに聞いとくよ。決まったら俺から連絡するから。」



キルアの部屋の前で、試合について決めた。

別れ際に、絶対俺が勝つからなと言われた。

いや、今回は勝たしてあげないどころか、一方的に凹る気満々ですけど?

応用とかオンパレードでボッコボコにしてやんよ!!




試合日当日



『さぁ本日の試合はなんと、シュウ選手対キルア選手、ヒソカ選手対ゴン選手の二試合が続けて行われます。

この試合のチケットは、なんと100万ジェニーを越える値段で、取引されたという情報も入ってきております。

それほどの注目の試合がまもなく始まろうとしております。』



かなりの客の大歓声を受け、俺はリングへと入場した。

俺から遅れること数秒、キルアが入場した。

キルアとリング中央で相対すると、ギャンブルスイッチの結果がオーロラビジョンに発表された。

うん……俺の圧倒的な負けです。

なんだよ2.9対1.1って!!

確かに俺ポンズ以外と戦ってない上に、キルアは3戦全勝しているけれど、ここまでの差ってひどくないですか?

怒りのゲージがグンと上がったが、応援に来てくれていたポンズを発見できたので、和んだ……やっほ~と手を振った。



「本当にゴンの父親の情報くれるんだろうな!」

「あぁジンがゴンに宛てたメッセージの入った箱を、俺が預かってるからそれのある場所を教えてやるよ。」



キルアにどうして俺がそれを持っているとか、ゴンの父親とどんな関係だとか、色々喚いていますがスルーします。

というか、俺にあれだけのことをしておいて、謝罪もなしに情報だけもらっていこうってか!?

今回はイルミの許可ももらったから思いっきり凹ってやるからな!!

審判の試合開始の合図とともに、キルアがゆっくりこちらに歩いてきたと思ったら、キルアが増えた。

えっとこれなんだっけ?影分身?ってそりゃNAR○TOか!!

カストロなんて念でやっと増えたのにお前は生身で分身か!!

チートにも程があるぞこの野郎!!

いつのまにかキルアに囲まれており、やばいと思った瞬間、首に衝撃を受けた。あぶな、俺は反射的に凝でガードしたが、予想以上に攻撃が強かったので数歩前に足が出た。

ミスった、1Pキルアに取られてしまった。

キルアの纏での攻撃なら、ここまでの衝撃を受けないはずだけど……こいつもしかして



「気がついた?これ、前のあんたの試合でポンズがやってただろ。

俺も練習したら結構すぐにできてさ。これって応用技の圭っていうんだろ?」



ちなみにどのくらいで出来たかと聞いたら、2回目か3回目で出来たそうです。

チートの理不尽さが身にしみた。

ショックを受けうつむいていると、本気出してこいよと言われました。

えっと俺今のキルア程度でどうにかなる相手と思われてる?

ムカツク……いやいやここは、大人なところを見せなければいけません。

俺はダーツの矢を取り出し、キルアにいくつか投げつけた。

キルアは簡単に避けたが、それと同時に凝でこちらを警戒しだした。

このままオーラ切れまとうかな……。

矢を投げ続けながらそんなことを思いましたが、こいつは原作チートの恩恵を受けているので、どこで裏技的なことをしでかしてくるかわからないので、油断は禁物です。

俺はとっとと試合を決めることにした。





SIDE キルア

いける!

シュウとこれまで戦ったが、ヒソカとのような圧倒的な戦力差は感じない。

シュウの強さは、以前から何度か測ろうとしたが、いまいちよくつかめなかった。

ヒソカと仲がいいようだから、シュウもそれくらいなのかとも思ったが、明らかにヒソカクラスじゃないと俺の経験が告げている。

今のシュウからの攻撃も、あの矢は危なそうだが、避けられないこともないし、当たらなければどうってことない。

ただ、俺が何度か見たあの能力。

あの地面から足が離れなくなるやつだ。

あれをまだ使ってきていないのは、俺がなめられているのだろう。

さっきから挑発しているが、のらりくらりとかわされている。

そういえばウイングさんに、シュウと闘うに当たって、シュウの能力についてどういう能力か相談したが、ヒソカの時とは違い、凝でも見破ることが出来ない能力らしい。

けれども発動のタイミングは分かる。

シュウがオーラを広げてから発動しているのだとウイングさんに教えてもらった。

っと、シュウがオーラを広げた。

俺はその瞬間足を止め、オーラを足に集める。



「へぇ、俺の能力対策も考えてきたんだな。」

「はん、そう簡単にシュウの予想通りにいくかって!!」

「なっ!!」



俺は、圭を使い一歩でシュウまでたどり着き、シュウに攻撃したがガードされた。

俺が一歩でシュウとの距離をつめた事に驚いたのか、シュウは先ほどより、かなり表情が真面目になっている。

本気にさせたかな?…すこしわくわくしてきた。








[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十八話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/19 02:47
SIDE キルア

シュウからの攻撃を避けつつ反撃を繰り返し、9Pまで奪った。

シュウは途中からなぜか纏しか使わず、終始俺のペースで試合が進んだ。

やっぱりシュウは俺より弱かった。

以前は念を覚えていなかったので、勝負にもならなかったが、覚えさえすればここまで簡単にシュウを圧倒できるなんて、少しがっかりした。

おっしゃ背中がら空き!!

俺は止めと、シュウに圭で攻撃を仕掛けたが、シュウの体に当たったと思った瞬間

……俺の肘から先が無くなった。



「キル、俺に攻撃してくるなんてどういうこと?殺れるとでも思った?」



いつのまにかシュウがいなくなり、目の前には兄貴が立っていた。

兄貴の右手に、俺の切断された左手が握られている。

なんだこれは!?いつ入れ替わった?

俺は兄貴から距離をとり、兄貴と話をしようとしたが、兄貴に間合いを詰められ、もう片方の腕も切り落とされた。

俺は尻餅をつき、兄貴に誤解だと伝えようとしたが、声が出なかった。

俺は口の動きで兄貴に伝えようとしたが、兄貴はそれを無視して俺の足を切り刻み、俺の体を蹴り飛ばした。

兄貴に蹴り飛ばされ、周囲に意識がいき、ここが闘技場じゃないことに気がついた。

もしかしてシュウの念なのかと考えたが、この痛みは間違いなく現実だと感じる。

兄貴が俺のもとまで来ると俺の頭を踏み抜いた。

そこで俺の意識が途切れた。







「キルア、起きた?体大丈夫?試合残念だったね。」

「…試合?……っ!!」



試合のことを思い出し、どうなったか聞こうとしたが、痛みが全身に走り、うずくまった。

どうやらベッドで寝ていたようだ。

体中があざだらけな上左腕がギブスで固定されているのが目に入った。

ゴンがいうには全治1ヶ月で腕は罅が入っただけらしい。

今日は試合のあった日の翌日で、ゴンも試合に負けたらしい。

俺は9P取った後どうなったかゴンに聞いたら、ゴンに最初1P先制した後は、1Pも取れず一方的にやられたと聞かされた。

おかしい、俺の記憶と食い違いがある。

どういうことか考えようとしていると、ウイングさんがお見舞いに来た。

俺はウイングさんに昨日の試合について説明され、シュウとの実力差を思い知らされた。





SIDE ウイング

キルア君の成長を見て、もしかしたらと思っていましたが、彼の実力はそれを遥かに上回っていました。

彼の動きを止める能力に対して、対策を練った上にキルア君は応用技の圭を身につけ、いい勝負かそれ以上の結果が出ると思っていましたが、甘かった。

結果キルア君は、1Pしか取れずその後は一方的で、手も足も出なかった。

キルア君の病室へ行くと、キルア君はさっそく昨日の試合について聞いてきた。



「ここからキルア君は棒立ちになったので、どのような能力かは分かりませんが、このあたりで彼は能力を使ったのでしょう。」



試合の映像を見せながら昨日の試合を説明しました。

どうやらここからキルア君が覚えていた事と違っていたそうだ。

シュウ君の能力について聞かれましたが、私では彼の能力がどんなものなのかうまく説明できませんでした。

人の記憶を操作したり幻覚を見せる能力かと思いましたが、そのような能力だと系統は十中八九特質系です。

しかし以前彼に聞いたときは、放出系だと言っていましたし、彼の弟子のポンズさんもそうだと言っていました。

ならば他にトリックがあるのでしょうが、私では全く分かりそうにありませんでした。

キルア君の試合を見た後、ゴン君の試合を見たいと言われたので、そのまま見せることにしました。

ヒソカのオーラ別性格診断は、私でもびっくりするものでした。

そしてヒソカのバンジーガム…ここまで厄介な能力とは思ってもみませんでした。

シュウに引き続きヒソカと、私の対策は全然意味をなしませんでした。

試合の映像が終わり、二人はそれぞれ意見を出し合い、試合の反省を始めました。

前向きないい子達だ…彼らのこれからが楽しみになりました。





SIDE ヒソカ

「昨日のあれ、キミなにしたの?キミの能力は、人探しと相手の動きを封じるだけだと思っていたんだけどな♢」

「動きの封じ方の種類変えただけだから、そこまですごい能力じゃないぞ。」



食事をしながら彼に、昨日の試合について質問したけど、のらりくらりとかわされている。

シュウの能力や性格では、それほど戦闘に向かないと思っていたが、間違っていた。

あの能力はとても厄介だ。

発動されればほぼ100%負けが決まるし、殺されるだろう。

少し興味が出たよとシュウに告げると、土下座されて勘弁してくださいと言われた。

ボクの戦いのテンションがガクンと下がるのが分かる。

こういうところが無ければすぐに戦って殺し合っていたんだろうなと思う。

冗談だと言えば、本当だなと半泣きで言いながら、何事も無かったかのように食事に戻っていた。

ボクの数少ない友人の一人は、とてつもなく変な奴でおもしろい奴だと再認識した。

そういえばもうそろそろ旅団の仕事が入っており、ここを離れることを思い出した。

そこでシュウの今後が気になったので聞くことにした。



「キミはこれからどうするんだい?9月にボク仕事でヨークシンに行くけど一緒に来ないかい?」

「ん~ポンズ次第かな。」



それならポンズを誘えばいいかな?

シュウがヨークシンに来れば、もしかしたら面白いことを、仕出かしてくれるかもしれないしね。

ボクは早速ポンズにメールを送ったらすぐに、シュウ次第だと返信が来た。

二人の仲の良さに思わず笑ってしまった。

急に笑い出したボクに、シュウが変な目でこちらを見ているので、シュウにポンズからの返信メールを見せた。

するとシュウの顔が一気に蕩けた。

以前喧嘩して仲直りしてから、この二人はとても急接近したと思う。

まだちゃんとした恋人ではないようだが、時間の問題だろう。

シュウは復活すると、今日のご飯は俺の奢りだとかなり上機嫌になっている。

それじゃあお言葉に甘えようかな…楽しい時間が過ぎていった。





そして8月30日、ヨークシンへ行く前日、ポンズとシュウがまたもや喧嘩をした。




あとがき
前話のキルアSIDEからシュウの念で夢を見せられていたというオチでした。
一応これで闘技場編を終わります。
喧嘩の内容の話しは、次の話しで一緒にしたいと思っています。



[7930] 主人公(少し修正)とポンズ(ヒロイン?) 能力設定
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/04/14 00:23

シュウ・ナカジマ

放出系(操作寄り)

2つともドゥーン・リスト・ジンのいたずらなどに対抗&復讐をするために作った能力。
3人が念能力者としてかなりの格上(3人とも世界トップクラス)だったため制約なしだとまったく効果が表れなかった。
そのため制約と誓約の数を増やして念をかけることに成功した。
ただし罠の製作者の方は、3人に勘や経験・ノリで避けられるためもっと制約などを増やすか検討中







『罠の製作者(インスタントトラップ)』
円の範囲内に特定の罠を瞬時に設置することができる。
罠は凝や円でも知覚することができない。
発動した罠は凝で見ることが可能。

使用方法
罠をかける範囲に円を広げる⇒円が固定される⇒罠を設置⇒標的を罠に引っ掛ける。
※罠を設置した後移動して円の範囲から出れば能力は自然解除される(罠が1個でも発動している場合)しかし罠に一つも標的がかかっていなければ円から出られない(相手は自由に出入りできる)。


制約
・ 自分の年齢の数しか罠を設置できない。
・ 設置できる罠は今まで文献や映像などで一度自分の目で見たものしか設置できない。(自分自身で新しく罠を作ることはできない)
・ 罠の効果を知っていないといけない。
・ 罠がかぶるように設置はできない。(落とし穴の中に地雷などは不可)
・ この発を使用中自分も動けるが、罠の発動条件を満たしていれば自分でも罠にかかる。
・ この発を使用中強制的に体は纏の状態で固定される(絶・練・凝・隠・周・円・堅・硬・流は使用できない)
・ 一度この発を発動させたら設置した罠のどれか一つ以上に標的がかからないとこの能力は解除できない。



誓約
・発の発動中に他の人に触られると(肉体で)罠が強制的に消失するとともに纏と絶以外がランダムで1時間~72時間使用不可になりこの発も168時間(一週間)使用不可となる



『感染呪術(コンテージョン・カーズ)』
離れた相手に触媒を使い、呪いをかけることができる能力。
主に、金縛り・腹下し・病気にさせる・念封じ・強制睡眠・呪殺 ができる。(呪殺の場合触媒は最低10個以上必要)
自分よりオーラ総量が多い相手には効きにくい。(ただし触媒の種類や数・質量を増やせば効果も上がる⇒少なければ効果も半減)
触媒とそれの持ち主の顔と名前がわかっていればその触媒の持ち主がいる方向と距離を知れる。(触媒は呪いをかけなくても使用と計算される・時間制限1分・念で姿を隠していたり念で作られた空間にいる場合探知不可)
呪殺は人だけでなく他の人からかけられた念も殺すことができる。(除念の場合、かけられた相手の抜きたての毛髪×10・切りたての爪×すべての指分・血液400cc・唾液or精液少々と愛用品をいくつか必要)


使用方法
触媒を使って相手を探知⇒その触媒を使って呪いをかける⇒呪いを維持する

制約
・ 念をかける相手の名前と顔を知っていなければいけない。
・ 念をかける相手の位置を知っておかないといけない。
・ 念をかける相手の体の一部や接触していたことのあるものを触媒に使わなければいけない。(体の一部に近いほど威力が上がるが接触していたものなどは持っていた時間によって威力が上下する)
・ 一度使った触媒は二度使えない。
・ この念を使用した相手に再度念を使用する場合は72時間以上空けなければならない。
・ この念は同時に3人までかけることができる。
・ この念の効果を同一人物に重複させることができない。
・ この念を使用している間使用者の円の範囲が一人にかけていると1/2 二人にかけている1/4三人にかけていると1/8になる(もうひとつの能力がよわくなっていく)
・ この念は一日(24時間)に3回までしか使えない。(複数同時にかけるときは一度と計算・呪殺は三回分と計算される)

誓約
・ 呪殺を行った場合一週間(7日×24時間)纏と絶以外の念能力が使用できなくなる。
・ かけている念を除念で消されるとかけていた呪いを逆に受ける。(時間は、かけていた相手の時間分)
   例)Aさんに念封じを3日かけていましたが除念師の人に解かれてしまいました。
     主人公にかけていた呪いが反転し念封じを3日受けなければなりません。









ポンズ

放出系(強化寄り…自分の体を強化したりするより物を強化するのが得意)

『蜂達の弾丸(キラビーズ・バレット)』
蜂をオーラでまとい、相手を攻撃させる能力(あくまでも蜂の意志で攻撃する)。
オーラで包まれた蜂の攻撃は人のオーラを無視し直接肉体へダメージを与える。だが、攻撃の際に蜂の纏ったオーラは効果をなさず、与えるダメージは純粋に蜂のみの力による攻撃となる。その場から動けなくなるがオーラを纏った蜂と視界を共有することが出来る。


制約
・ 帽子の中でオーラをこめなければいけない。
・ 自分が育てた蜂にしかオーラをこめることができない。
・ 同時に八匹(蜂とかけています)までしか外に出すことができない
(オーラをこめなければ蜂を出すことが可能)
・    雨の日は使用出来ない。
・    蜂を1匹使用するにあたり、念の総量の1/8ずつ消費する。




誓約
・ 蜂が攻撃されると、その分のダメージが術者にフィードバックする。
・    8匹全て使うと術者は絶の状態になってしまう。能力を解除すれば使用していた分の念は戻ってくる。途中で破壊されれば戻ってこない。
・    制約を破った場合、『術者が蜂の猛毒(念)に8日間犯されてしまう』or『8日間強制的に絶の状態になってしまう』。ペナルティがどちらかになるかはランダム。その後、能力は元の状態に戻る。



『年代物の薬品(ビンテージ・ドラック)』
薬品の効力を強化する能力。
薬品の入ったケースやビンに蓋をする時にオーラをこめる、そうすると日が経てば経つほどクスリの効力が強力になる。
一度オーラをこめた薬品は自分の手元をはなれても熟成(強化)されていくが強化のスピードは手元に持っているときと比べ1/10になる。
一度蓋をあけるとその薬品はそれ以上熟成されない。
自分が強化した薬のケースとビンの“表面部分にのみ”円の役割を果たす(誰が何処で触れたのかなんとなく理解することが出来る)。


制約
・ 蓋をしめるとき薬の効果の強さによって決まった量のオーラをこめなければいけない。
・ オーラをこめる時点での薬品の名前と効果・副作用を熟知しておかなければならない。
・ 一ヶ月に一本までしか作ってはいけない。
・ 他の熟成させた薬品と混ぜて使用してはいけない

誓約
・今まで熟成された薬品がすべて真水になる。
・過去に薬品を使用して癒した全ての傷が、一気に術者へとフィードバックする。(自分以外のものが制約を破った場合破ったものが誓約をうける)



[7930] 明日天気になぁれ(現実⇒H×H)  三十九話
Name: NEK◆10bf4ba8 ID:7c3dc450
Date: 2009/06/06 21:45



SIDE ポンズ

「はぁ~~~~」



飛行船の中で自己嫌悪に陥る。

なぜ自分は、あそこまで意地になって、シュウにつっかかってしまったのだろう。

飛行船の窓のそばの手すりにもたれかかり、シュウとの喧嘩を思い出す。

シュウと明日からヨークシンへ一緒に行こうと誘われ、明日いやさっき日付がかわったから今日か、まあそれはどうでもいいが、デートに誘われたと思い期待し、1日目はここで2日目はここと、色々と予定を立てたのだが、ヨークシンへ向かう空港の中で、最初の4日間は仕事だから、一緒に居れるのはその後になると言われた。

私はせっかく予定を立てたのに、それがすべて無駄になったので、思わずカッとなりシュウに、仕事と私どちらが大事なの!!と言ってしまった。

シュウが答えに迷っている姿を見て、ますます怒りがこみ上げ、私はシュウにビンタを食らわせ、別の飛行船をチャーターし、ヨークシンへ向かったのだった。




ヨークシンに到着し、空港から一歩外を出ると、目の前がお祭り景色一色で覆われた。

私が今まで見たことのないほどの、人の海である。

どこもかしこも珍しいものや出店など、楽しい雰囲気であふれている。

私は少しその雰囲気に酔うことし、市場をふらふらと歩くことにした。





「あれ?ポンズじゃん。シュウと一緒じゃないのか?」

「本当だ。ポンズもヨークシン行くの?」

「ん?キルア君にゴン君、久しぶり!シュウは……ちょっとね」



しばらく歩いていると、すぐ横をどこか見たことある二人組みが通り過ぎたと思ったら、向こうから声をかけてきた。

シュウは仕事があるから、ドリームオークション5日目までは、別行動なのだとごまかした。

シュウの仕事が何かと聞かれ、普段の仕事は聞いたことあったけど、今回の仕事がどんな仕事なのか、教えてもらっていないことに気がついた。

危ない仕事じゃなきゃいいけど……私はシュウが心配になった。

言葉に詰まった私を心配して、ゴン君が大丈夫?と声をかけてくれた。

私はすこし人ごみに酔ってしまったのだとごまかし、シュウの仕事は人探しよと、普段の仕事を教えることにした。

キルア君達は、オークションにかけられる、とても高価なゲームを手に入れるためにヨークシンへ来たそうだ。

そのためにお金を稼ごうとし、騙され、その後二人で勝負していたようでゴン君が勝ったらしい。

けどゴン君……プロハンターなのに2週間で1万5千は少なすぎると思うわよ。

それとは違い、キルア君は12億まで稼いだが、博打で最後は無一文になったらしい。

この年で競馬ってどうなのかしら?

ゴン君が携帯電話を持っていないので、買いに行くことになった。

私も暇だったので二人についていくことにする。

手近な店に入り、オススメの携帯を聞いていると、後ろからマッタという声がかけられた。

振り返ると、私に最終試験で負けた奴がそこにいた。

そいつは目が会うと一瞬いやな顔になったが、私を無視し、自分のオススメの携帯を二人に教えていた。

携帯の性能を聞き終えると、私とキルア君とゴン君はその携帯を購入することにした。



「3本で60万?たけぇよ!!3本も買うんだから12万にしてくれよ!!わかった他で買うよ…ん?ん~~~~~じゃ15万!!これ以上出せん……」



1の位まで値切りだした。

すごいわね、あれは見習わなくては!!

値切りが終わると最終的に1本11万で買えることが出来た。

約半額まで値切るなんて思ってもいなかったので、最終試験で私に負けた奴…じゃなくてレオリオの評価を上方修正した。

そういえば、もう一人金髪の女の子みたいな男の…そうクラピカとかいうやつ、そいつも来るのかと聞くとどうやらクラピカも仕事らしく、時間が出来たら向こうから連絡してくるらしい。

今日泊まる宿を探すために宿屋やホテルがある地域を目指し、歩いているとレオリオからもシュウについて聞いてこられた。

私は5日まで仕事だと教えてあげると、放って置かれたのかと耳障りなことをぬかしてきやがりました。

普段なら流してあげられる言葉でしたが、イラッときた私は、オーラでちょっと強化した拳でレオリオを殴ろうとすると、ゴン君とキルア君に念覚えてない奴にそれはまずいと止められた。

確かにそうだと思い、落ち着きを取り戻すために何度か深呼吸をしていると、レオリオは念ならもう覚えたぞと言ってきた。

私はその言葉を聴いた瞬間、さっきより強化した右拳で改心のストレートを顔面にくれてやった。


さて、今日の宿はどこにしようかしら!






―――――9月1日 夕方
SIDE シュウ

ポンズと喧嘩別れしたまま、ヨークシンへ到着した。

飛行船の中で、ヒソカにいろいろと慰めの言葉をもらったが、俺のテンションは一向にもどらなかった。

ヒソカはこれからアジトに行くそうなので、空港で別れることにした。

ヒソカがバイクに乗っていくのを見送りとりあえず、ポンズに謝罪の電話をしたが、留守電になっていたので、メッセージを入れておくことにした。

メッセージを入れ終わり、通話を切ると、見計らっていたかのように声をかけられた。



「「久しぶりねシュウ、彼女にラブコール?」」

「ラブコールってエレナさんイータさん、えらい古い事いいますね」

ガシ!



エレナさんに右手で頭を捕まれました。

まずいと思った瞬間、頭を硬でガードしましたが、そのままアイアンクローをくらいました。

イタタタタタッタタ痛い痛い痛いやばい身がでる!

硬でガードしているにも関わらず、さっきから頭の骨がミシミシと、聞こえてはいけない音を発し、ありえない鈍痛が襲ってきています。

しかも横からイータさんが、オーラの薄くなったわき腹に拳をねじ込み、グリグリとしてきています。

しまった久々すぎて突っ込み度合い間違えた!

俺が見えてはいけないものが見えそうになった所で、エレナさんとイータさんに古いって私たちのことかしら?と背筋がぞっとする声で質問された。

俺は涙ながらに力の限り否定と謝罪の言葉を繰り返した。

満足したのか、もう逝くってところでエレナさん達に開放され、俺は力尽きその場で横たわった。

二人は俺の足を持ち、ズルズルと引きずりながら用意していた車まで行くと、文字通り俺を車に投げ込みました。




――――――車内

「で、なんで俺を呼んだんですか?二人で手に負えないレベルの仕事なら、俺呼んでも変わらないと思うんですけど。」

「「絶対当たる占いする子がいるって聞いたことない?

今回の依頼人は、そこの子に定期的に占ってもらっているらしいんだけど、今月の占いを見るに、どうやら私達とシュウがオークションに参加しないと、欲しいものが絶対手に入らないって出たんだって。」」

「依頼人って誰ですか?」

「「G・Iのスポンサーしていた会社の会長さんよ。」」



いたなぁそんな人、顔も覚えてないけど。

二人が出てきて、ゲームの管理はどうしているのかと聞くと、入島と出島の管理はゲームキャラを作ってそいつにやらせ、侵入者対策はリストとレイザーさんにやってもらっているらしい。

それなら安心だと、今回の依頼人について聞くと、どうやら安全のためにヨークシンにすら来ていないらしい。

金はいくらでも掛かっていいから競売品を競り落として来いとの事らしいです。

二人に原作知識で、今回の競売品は全部旅団に持っていかれると伝えると、こんな事を言ってきました。



「「それならその旅団から、買い取るか奪い返すかしてきなさい」」



………うそん!?










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