「わんもあ!わんもあですセンパーイ!!」
「死ねー!!」
それはそれはもう可愛い先輩と
後輩蛙なミーのお話だった。
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◆ 基本ギャグです。
◇ フラベルですが、見ようによってはベルフラ…?いや誰がなんと言おうとフラベルだ。
◆ ちょっとスクザン要素含むかもしれません()
◇ 本来のキャラとか私もう知りません(
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大きな大きな城の中。
もうそれは子供が目ぇ輝かせて『彼処に住みたーい!』って言うくらいの。
でも中には王とか王子とか、女王とか姫とか居ないし入ったら子供は大泣きするでしょうねー。
中には目付き悪い王様と叫ぶアホロン毛鮫とワガママ堕王子とクジャクオカマとムッツリ。
いやいやいや、流石のミーだって見たときチビりましたってー(大嘘)。その上拉致ですし。
ま、そんな話は置いときまして、
ミーは今堕王子に恋してるんですー、
もうゾッコンですよー、センパイのふわっふわな髪の毛とかきらっきらのティアラとかもにもにもちもちしてるほっぺたとか細くて長くてエロい指とか。あ、ついでに性格も添えといてやるかー。ツンデレ萌。
ちなみにミー達は今付き合ってて、チョコは(無理矢理)貰ったし、キスだってしてるし、セ【自主規制】だってしてますよー。
でもミー達に一番必要で最も足りないもの…
「ンっくしっ、あれー?もしかしてオレ風邪ひいちゃった?」
「うぉ゙お゙い、ボスさんに移すんじゃねぇぞぉ」
「もーうっせぇなー、ンな過保護じゃボスに嫌われるぞー」
「そしたらボスは…!」
「ちょっと黙ってなさいレヴィ」
「ベル、薬でも飲んでくれば?部屋に置いてある筈だよ?」
「ししっ、王子薬嫌いだしっ」
「ム、…仕方ない…」
「飲ませなさいよベルちゃんに甘いわねマーモン」
そんないつもの会話に笑いながらも部屋にふらふらと足を運ぶ。
別にマーモンが言ってた通り薬を取りに行くって訳じゃないけど、昨日の任務の報告書渡し忘れてたし?
すると後ろから何やら音がし反射で振り返る。
「あ、ベルせんぱーい」
奇遇ですねー、なんて真顔で言うコイツはオレの後輩兼恋人。
「あ、そだそだベルセンパイ」
「あ?」
「ミーに好きって言ってくださーい」
「するかボケ。殺すぞ」
やっぱりーなんて呑気に言うがなんて事言い出すんだよこいつ…
「そんな事言わなくても、分かるだろ…」
すると目の前の蛙(フランとも言う)が嬉しそうにニタァと笑った。
あ、気味わり…
……ん?
「…あ、」
顔に熱が集まっていくのが解った。
「センパイ大好きですー!」
これは、とある城の王子と蛙のお話。