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[37059] 世界旅行〜ワールドトラベラー〜
Name: 山の中の海◆b0e703ca ID:1b438582
Date: 2013/03/22 22:24
初小説なので、感想待ってます。



[37059] プロローグ
Name: 山の中の海◆b0e703ca ID:1b438582
Date: 2013/03/22 22:26
『あ~…暇すぎる…何かおもしれぇことねぇかな…』

青空の下、路地裏で空を見上げながら少年……空上昇(ソラウエノボル)
が呟いた

「痛ぇ…痛ぇよ」 「脚ぃ…脚がぁ」

路地裏に響く微かな声、其処には悲惨な光景が広がっていた
腕の骨が折れた人、足の骨が折れた人、既に意識がない人など10人ほど転がっていた

『てめぇらが俺にケンカ売って来たんだろ? ご丁寧に武器まで持って来てよ』

昇の顔が残虐に歪んだ、昇の周りには折れた角材、バット、鉄パイプなど一人を相手にするには過剰なほど武器が転がっていた。

『ッチ…これに懲りたらもう俺に突っかかって来るんじゃネェぞ…次来やがったら分かってんだよな?』

周りに転がっている不良達に言葉を吐き捨てた後、そのまま昇は路地を出て行った

此処が昇の分岐点だったのだろう…もし此処で不良に襲われなかったら、もし不良を倒すのに時間がかかっていたら
そんなifをかんがえても仕方がないのだろう
物語は今ここに始まったのだ



[37059] 第一界
Name: 山の中の海◆b0e703ca ID:7dc6b354
Date: 2013/03/29 22:52
不良に襲われてから少しの時が過ぎ昇は自分の家に帰るため歩いていた

『ア? 露店?』

家に帰る、ただそれだけの今まで通りの普通で何も変わらない日常の中
ふと目に付いた露店

何時もなら特に気にする事もなく通り過ぎるのだが
昇は導かれる様に露店へ足を向けた

『へぇ 色んな物が売ってんだな』

昇の目の前には色々な物がそれぞれの存在を主張していた

『指輪にネックレス、ピアスまではまぁ分かるけどよ……
鉛筆やら消しゴム、何より何でこんなところに木彫りのたぬき?』

ため息を吐いた昇の目の前に堂々とした佇まいで木彫りのたぬきが
変な威圧感を放って置かれていた

「お兄さん何か買うかい?」

余りにも場違いな木彫りのたぬきに思考を停止させていた昇が露店商の
放った言葉で意識を身体に戻した

『ッあ ⁉ あぁ……じゃあ其処のネックレスくれ』

咄嗟に昇は目に付いたネックレスを買うと露店商に言ってしまっていた

「はい、まいど」

その言葉を聞いた露店商は、素早くネックレスを袋に入れると昇に渡した

「代金は800円だよ」

今更何故こんな物を買ったんだと昇は自己嫌悪に陥りながらも露店商に代金を渡した

ネックレス購入から10分後、家に着いた昇は購入した物
黒色に少しの青色が入った、見様によっては紺色にも見えるネックレスを見ていた

『……まぁ買っちまったモンは仕方がねぇし一応付けるか』

見ていたネックレスを自分の首に着ける昇の姿は意外に似合っていた

【………が】

『あ⁉ 』

ネックレスを首に着けた後、昇は何か声が聞こえた用な気がして周囲を見回した

『気のせいか……』

周りを見回しても特に変わった物がなく何時もの自分の部屋が眼前に広がっているだけだった

昇は代わりがない事を確認するとベットに腰を降ろしたその時

“世界が停まった”

【つながる】

聞き間違いじゃないはっきりとした声、はっきりしているのに男か女か分からない声が聞こえた

その声を聞いた後、昇は家から,日本からそして世界から姿を消した


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