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[37619] 真・催眠†無双 (恋姫)
Name: 偽一刀(nekura)◆9c67bf19 ID:18ae317c
Date: 2022/06/22 14:07
「遅い! この程度の草案をまとめるのにどれだけ時間をかけてるのよ!!」
「……まこと申し訳ありません」

 俺は自分よりもはるかに歳下の少女に無能呼ばわりされる屈辱に耐えながら深々と頭を下げる。
 目の前にいる少女の名は荀彧(じゅんいく)、字を文若(ぶんじゃく)。
 黄巾の乱のさなかにめきめきと頭角を現し、いまや曹操軍の筆頭軍師となった稀代の才女だ。

「もういい、私がやった方が早くすむわ。今ある帳簿をすべてよこしなさい!」
「じ、荀彧様、さすがにそれは……」
「ああもう、イライラする。さっさとよこしなさい! このグズ男!」
「……こちらになります」

 俺はしぶしぶ草案のために苦労してそろえた帳簿を差し出した。
 こうして叱責されるいったい何度目になるだろうか。
 だがこれは決して俺が悪いというわけではなく、どちらかというとこの女の要求難度が高すぎるからだ。
 これでこいつが無能なら文句の一つぐらい言ってやるところだが、あいにくこの女は超が付くほど優秀で、実際に俺の十倍以上の仕事量をはるかに高い精度でそつなくこなしているのだから始末が悪い。

「……いつまでそこにいるつもり? もうアンタに用なんてないんだからさっさと出て行きなさい。それともまだ何か言いたいことでもあるのかしら。もしあるっているのなら論理的に説明してみなさい。少しでも論理が破綻してるなら嗤ってあげるから」
「……いえ何も。それでは失礼します」
「ふん、これだから男は……この世から滅べばいいのよ」

 俺は聞こえないふりをしながら執務室から出て行く。



 扉がしまり視界からあの猫耳が消えたところでようやく俺は一息ついた。

(……まったく勘弁してほしい)

 あの女が大の男嫌いであるということは周知の事実だったが、最近ますますそれがひどくなってきている。
 かつての同性の同僚達もあの女の罵詈雑言に耐えかねて自ら職を辞していった。
 かくいう俺もそろそろ限界なのではないかと思っている。

(いまさら俺一人抜けたところで政務になんの支障あるまい……)

 むなしくそう心の中で自嘲した時だった。

「―――ふふ、随分とご苦労されているようですね」
「!!」
 
 突然前方からかけられた声に肩を震わせる。
 気が付くと、俺と三歩と離れていない距離に、眼鏡をかけた学者風の優男がたたずんでいた。

(ば、馬鹿なっ!? 確かについさっきまでは誰もいなかったはず)

 日も落ちて薄暗くなっているとはいえ、見通しのいいこの通路で人一人を見逃すことなどそうそうないはずだが。

「はじめまして、于吉(うきつ)、と申します。お見知りおきを」
「……昇紘(しょうこう)だ」

 気を取り直し、口元に笑みを浮かべている于吉と名乗った男の正体を探る。

「……于吉殿、このような時間にいったいどのような御用向きか。この区画は曹家の文官以外立ち入ることは基本的にご遠慮願っているのだが」
「それは申し訳ありません。では手短にすませるとしましょう……」


――――『縛』

 ただ一言、そう于吉が囁いた瞬間、凄まじい重圧が俺の身体を襲った。

「ッ!?…ガッ……アッ!?」

 手や足といわず、全身のあらゆる箇所が鉛になったかのように固まり、悲鳴すらあげることができない。

(いったい何がッ!?)

 驚愕に身を震わせる俺の目の前で、相も変わらず笑みを浮かべたままの于吉。
 今この身に起きていることは、目の前の男の仕業であることは疑いようもない。
 言葉のみで人を縛るなど妖術や仙術が実在するとでも言うのか。
 
「ふふ、論より証拠と思いまして。安心してください。危害を加えるようなつもりはありませんので。実をいいますとあなたにぜひとも引き受けていただきたい願いがありましてこうして声を掛けたわけですが………話しだけでも聞いていただけませんか?」

 相変わらず口元に笑みを浮かべてはいるが、その目線はひどく冷ややかだった。
 抗えばどうなるかわかってものではない。
 俺は眼で抵抗する意思がないことを必死に伝える。

「話しが早くて助かります―――『解』」
「―――ぶはぁっ!」

 途端に体が軽くなり、俺は無様にも尻もちをついてしまった。
 一刻も早くこの場から立ち去りたかったが、今度は男への恐怖から身体が思うように動いてくれない。

「さて、お願いの内容なのですが……」
「―――ちょっと騒がしいわよっ!! なんなのよもうっ!!!」

 バタンと勢いよくすぐそばの扉が開くと、不機嫌そうな顔の荀彧が姿を現す。

「は?……昇紘? なんでアンタがまだここにいるのよ。こそこそ扉の前でいったい何を……」
「いや、あの……」

 荀彧に逃げろと言うべきか助けてくれと言うべきか俺が逡巡していると、この場にもう一人別の男がいることに気付いた荀彧の顔がさっと青ざめる。
 扉をつかんでいた手を、そっとはなして……何かを警戒するように後退していく。

「ま、まさかアンタ、さっきのことを逆恨みして私を襲いに来たんじゃ……しかも男二人で強姦しようだなんて……この鬼畜っ!」
「な、なに言ってんですか!?」
「お黙りなさいこの変質者っ! 近寄るんじゃないわよ! 死ねっ、地獄に落ちろっ! この馬鹿! 女の敵! 下半身精液男っ! きゃああああああああっ、華琳様ああああああ!!」

(この女コロス)

 あまりにも理不尽な荀彧の言いように、恐怖を忘れ一瞬本物の殺意が生まれた。
 そんな中、于吉はやれやれと呆れたように首を振る。

「はぁ、まったく騒がしい小娘ですね。これだから木偶人形は……」
「はぁっ? ちょっとそこのアナタ、今何て言ったのかしら」
「小煩い木偶人形といったのですよ」
「な、なんですって~~!!」

 男の無礼ないいように荀彧が激高しかけたその時だった。

 ―――『操』

 于吉がそう囁く。
 ふっと、荀彧の身体が弛緩し顔から表情が消えさった。
 さきほど激高していたのがウソのような一瞬の変化だった。

『部屋に入ってお茶でも用意なさい』
「……はい……おちゃ、よういします」

 ふらふらと夢遊病者のような足取りで部屋の中に入っていく荀彧。

「さぁここではなんですから、続きは部屋の中で話しましょうか」











「そう遠くない未来、この中華の地に『天の御使い』を名乗る一人の男が台頭するはずです」

 言われるがまま執務室の椅子に腰かけた俺に于吉はそう切り出した。

「て、天の御使いですか……」
「そう、白く光る衣装を身にまとい異国の知識を持つ、字も真名もない外法人。名は北郷一刀―――我らが怨敵です」

 北郷一刀と口に出した時の于吉の形相を見て、ぞくりと背筋が震えた。

「この男は各地の権力者のもとで何らかの形で成り上がり、いずれはこの中華に多大な影響を及ぼす人物になるでしょう」

 なぜそのようなことがわかるかなど聞くつもりはない。
 先ほど見せられたこの男の力をもってすれば未来予知などたやすいことに思えてくるからだ。

「そしてあなたにお願いしたいことなのですが……まずはこれをどうぞ」

 そう言って于吉は俺に一冊の書を手渡した。
 書の表紙には『太平要術の書』と記されている。

「この書は張姉妹が所持するまがいものとは違い本物の『力』を宿しています。使い方次第で木偶人形を操るといった私達と同じようなことができるようになるでしょう。それを差し上げます」
「木偶人形を操る……」

 俺はそうつぶやきながら于吉の足元――正確には尻の下を見た。


 そこには荀彧がいた。
 ただし、手と膝を床につきまるで犬のように四つん這いになりその背に于吉の尻を乗せて。
 そう、頭脳明瞭で自尊心が人一倍高いあの荀彧が、いまや見も知らぬ男の腰かけになっているのだ。


 あの後部屋に入り言われるがままお茶を入れた荀彧に、于吉が新たに命じた結果がこの姿だった。
 膝をついて腰かけになれという無礼千万な男の言葉に、荀彧はいわれるがまま手足を折って四つん這いになり、今も無言で于吉の体重をその細い身体で支え続けている。
 その目には相変わらず何の感情も映っていない。
 あまりに異常すぎるその光景に頬を冷たい汗が流れた。

「……この力を使って北郷一刀の抹殺に力を貸せといったところか?」

 怨敵と言っていたことから俺はそのように推測する。

「ふふ、それならもっと富も権力もある御仁に話しを持ちかけていますよ」

 もっともな話だ。
 自慢ではないが俺は家柄も能力も並を出るかでない程度だと自分で評価している。

「そもそもこの世界であの男を殺すことなど不可能なのですよ。『真』が基となるこの外史に我らが存在してはいけないのと同様に、あらかじめ決められたプロットが終了するまであの男の生は確定されています。今こうしてあなたと話していることも本来ならあってはならないことなのですが、まぁそこは管理者の特権ということで……」

 外史だの管理者だの聞き慣れない言葉に、言っていることの半分も理解できない。
 そもそもこの男、こちらに理解させる気が無いのではなかろうか。

「ならばこの書を使って俺に何をしろというのか」
「―――――別に何も」
「……は?」

 俺は思わず間抜けな声を出してしまう。

「私の頼みとはこの書をあなたに受け取っていただきたい。ただそれだけなのです。その後はあなたの自由です。なんなら即刻破り捨ててしまってもかまいません」

 何を言っているのだこの男は。

「そんなことをして、あなたはいったい何がしたいのだ?」
「――――ただの嫌がらせですよ」

 三日月のような笑みを浮かべて男はそう言った。

「まぁ本当に嫌がらせになるかどうかはあなた次第ですが。この外史に本来存在しない私ではこの程度の介入が限界ですし…………できれば書の力を使ってあの男の女の一人でも手込めにしてくれれば面白いのですが、プロット通りぬくぬくとこの世界を満喫するあの男の姿を見るのは癪ですからね」
「……」

 相変わらず意味のわからない言葉に渋面している俺を無視して、男はすくりと立ち上がる。

「さて、目的も果たしましたしそろそろお暇します。最後に少々おまけをしておきましょうか……『立ちなさい荀彧』」
「……はい」

 四つん這いの姿勢からすくりと立ち上がった荀彧は、相変わらず弛緩した表情で焦点の合わない瞳を揺らしている。

『答えなさい。あなたの使えるべき主は誰ですか』
「……かりん、さま」

 華琳は曹操様の真名だ。
 この女は曹操様を狂信的といってもいいぐらいに崇拝している。

『違います』

 男は荀彧の言葉をきっぱりと否定した。

「ちが…う?」
『そう、あなたが本当に使えるべき真なる主はこちらの男。昇紘です』
「……おとこ……しょう、こう……ち、ちがう……か、かりん、さま……」
「人形ごときが生意気な……」

 荀彧の無機質だった瞳に一瞬意志の光が宿ったかに見えたが、男が再度『操』と唱えるとその光も一瞬で掻き消えてしまった。

『再度問います。あなたの主は誰ですか』
「―――――――――――――――しょう、こう、さま」

 長い沈黙の後、荀彧は自分の主は俺だと答えた。

『その通りです。昇紘こそあなたが終生を賭して使えるべき主人。あなたがかつて曹操に向けていた敬意、忠誠、愛情、そのすべてをこの男に捧げなさい』
「しょうこうさまに……」
『あたなの肉片一つから魂魄の一片まで全てこの男のものです』
「わがあるじ、しょうこうさま……すべてをささげる……」

 俺は荀彧が徐々に歪んでいく様をただ茫然と見続けていた。

「ふふ、人形は人形らしくしていればいいのです。――――――さてこれで『王佐の才』はあなたのものです。書を読み進めればあなたもこれぐらいのことはできるようになるでしょう。存分に楽しんでください―――では良い物語を期待していますよ」

 そう言い残して于吉は消えた。
 部屋を出て行ったとかではなく、霞みのように目の前から掻き消えたのだ。

「――――――――――――――――――俺は夢を見ていたのか」

 呆然とそうつぶやくが、俺の手の中には太平要術の書がしっかりと存在している。

「あ、あれ……私、何を……」

 そういって目をぱちぱちさせている荀彧。
 さきほどまでの人形のような状態ではなく、意志に満ちた普段のままの様子だ。
 どうやらあの男の術中から解放されたらしい。
 そんな荀彧とピタリと目が合った。

「―――しょ、昇紘様っ!!?」

 荀彧は俺に気付くや驚愕に目を見開き、顔を真っ青にさせてガバリとその場に平伏しだした。
 そして震えながら声を絞り出す。

「も、申し訳ありませんっ!! しょ、昇鉱様ほどの方に私はいままでなぜあのように無礼なことを……なんて愚かなっ!…………お許しくださいっ! お許しくださいっ! お許しくださいっ!!!!!!」

 あっけにとられている俺のもとで荀彧は額を床に擦りつけながら、涙声でなんどもなんども謝罪の言葉を繰り返す。

「あ、あの荀彧様……」
「なんともったいない、私ごときに様などと! どうか荀彧と呼び捨てでお呼びください!」

 慚愧に満ちた声でただただ俺に許してほしいと乞う少女。

(これがあの生意気だった荀彧だといいうのか!?)

 男に絶対的な嫌悪感を持っているこの女が俺に平伏し、ましてや呼び捨てを許すなど、元来であれば考えられない所業だ。
 于吉の術のすさまじさに背筋が冷たくなるのを感じる。

「え~っと……それでは荀彧」
「は、はい。わかっております」

 何をだろうか。

「この荀彧すでに覚悟はできております。もはやこの罪、生きて償いきれるとは思っておりません。いかような処罰でも甘んじて受ける所存です。どうかその正義の刃にて、我が首をお刎ねください!!」

(お刎ねくださいと言われてもなぁ……)

 文官である俺は当然刀剣などは持ち合わせていないし、もし刎ねることができたとしても、自軍の重鎮を殺したとあれば俺はそのまま縛り首だろう。
 どうしたものかと思っていると、ふと手の中の太平洋術の書が震えたような気がした。
 同時に頭の中でいままで見たことも聞いたこともないような知識や言葉の数々が濁流のように流れ込んでくる。。

(……こ、これは太平要術の書の力か)


――『操』


 俺はただ一言そうつぶやいた。

「あ……」

 あの男がやったように、ただそれだけで目の前の少女は人形へと変わる。
 その無防備となった心はいかな暴論も理屈も受け入れ、己が中でただひとつの真実としてしまうだろう。
 書の知識を得たいまならばわかる。
 今やこの女は与えられる役どころを忠実にこなすだけの哀れな木偶人形なのだ。

(そうだ…荀彧の命運は俺の思うがまま……)

 死ねと命じれば即刻自害するだろう。
 曹操を殺せと命じれば己が知略の全てを持って暗殺を謀るだろう。
 だが、そのようにもったいないことはしない

 目の前に自分に絶対服従の女がいるのならば、男としてやることは一つであろう。
 性格はともかく、容姿だけならば曹操軍でも指折りの美少女だ。
 俺の中に今までは考えもしなかったような黒い思いが浮かび上がってくる。

『荀彧…お前の主は誰か』
「……しょうこうさまです」
『だがお前はその使えるべき主に対していままでひどいことをしてきたな』
「……はい」

 無表情だった荀彧の顔がわずかに歪む。

『お前は主に対して謝罪をしなくてはならない』
「はい……くび…さしあげます」
『主はお前の首など望んではいない。お前が唯一できる謝罪方法は……』

 おそらく俺の口には今まで生きてきた中で最も醜悪な笑みが浮かんでいることだろう。

『……それは主の性欲を解消させることだ』
「……せいよく……かいしょう」

 この男をゴミくずのように貶す女に俺の下の処理をさせる。
 想像しただけで興奮に頭がクラクラしてくる。

『やり方はわかるか?』
「……はい。……ちんこ……せいえき……だします」

 少し不安だったがこちら方面の知識もしっかりと持っているらしい。

『では俺が三つ数えたら目を覚ませ――――――ひとつ、ふたつ、みっつ』

 同時にパンと手を叩いてやると、荀彧の目に意識がもどる……俺と于吉により歪にねじ曲げられた意識がな。

「さて荀彧。俺はお前の首などいらぬ。本当に罪を償う意志があるのならばもっとふさわしい方法があるだろう」
「も、申し訳ありません、失念しておりました……改めて申し上げます。この身の犯した大罪を償うため、我が身を持って昇鉱様を御慰めさせていただきたいと思います」
「……わからんな。もっとはっきりと言え」
「は、はい申し訳ありません。――――どうか、どうかこの荀彧めに昇鉱様の性処理をさせてくださいませ!!」
「ふ、ふははははははは……っ!!」

 言った。言いやがった!
 俺をさんざん見下していた女が、死ねとまで言った女が! 床に手をつき、頭を垂れ、俺の性処理をさせてほしいと言いやがった。
 そのあまりも滑稽な姿に腹の底から笑いが込み上げてくる。

「くくく、いいだろう、お前の好きにしてみせろ」
「は、はい。ありがとうございます!」

 ぱっと花が咲いたような笑顔を浮かべると、荀彧はずりずりとこちらにすり寄り、うやうやしく俺の腰の紐を緩め、ずるりと下着ごと衣服を引きずり下ろした。



















―――――――――――――――――――――――――――――――
いまさらながらに恋姫をプレイしたので妄想してしまいました。
驚異のツンデレ比率10:0の桂花にびっくりです。

需要ありますか?

※般若さんという方は別人になります。



[37619] 02
Name: 偽一刀◆9c67bf19 ID:18ae317c
Date: 2013/05/24 02:38
※原作キャラ凌辱注意







「んっ…チュッ……チュルッ……んふっ……」

 執務室に響くかすかな水音。
 曹操軍の政務をつかさどるこの部屋で、決して響くはずのない淫音。

「んぽっ、んっ、チュポッ、チュポッ……んっ、チュッ…チュルッ…んはぁ~~~……。昇鉱(しょこう)様ぁ……私のご奉仕はどうですか?」
「まぁまぁだ。……そろそろ咥えてくれ」

 俺の下半身に顔埋め、うっとりと男根に舌を這わせている少女の問いにそう答えてやる。
 この少女の名は荀彧(じゅんいく)、字を文若(ぶんじゃく)。
 黄巾の乱のさなかにめきめきと頭角を現し、いまや曹操軍の筆頭軍師となった稀代の才女だ。

「はい……失礼いたします」

 もっとも、今は偽りの主人の性処理に励むしか能のない哀れな木偶人形だがな。

「あぁ、なんてたくましい……はむぅ……」

 荀彧はその可憐な口を大きく開くと、とまどうことなく俺の逸物を己が口内へと迎え入れた。
 やわらかい少女の頬肉が男根を包みこみ、俺に至上の快楽を与えてくれる。

「くっ、いいぞ……そのまま続けろ」
「ふぁい…」

 荀彧は俺の言葉に頬を緩めると、猫耳を揺らしながら懸命に奉仕を続ける。
 正直舌の動きなどまだまだ拙ないな部分もあるが、その敬愛に満ちた献身的な奉仕は、場末の商売女では決して味わえないものだ。
 ―――それにくわえ、

「チュポッ、チュポッ……んっ、チュッ…チュルッ」
「……くくっ」

 心理的な興奮のなんとすさまじいことか。

 ――あの荀彧に、奉仕させている。

 このたった一つの事実が俺にとほうもない愉悦を与えてくれるのだ。
 ここが普段仕事に励む執務室というのも大きいだろう。
 いつも俺を口汚く罵るその口が、今は汚らしい肉棒でふさがっているのだから笑いがとまらない。
 
(……それにしても、まさかこの女にしゃぶってもらう日がこようとは…)

 口内で唾液をまぶすようにして、舌でぬらぬらこすりあげてくる荀彧を見下ろしながら深く感慨にふける。

 この女の生家である荀家は、多くの優れた文官を輩出していることで知られる、大陸でも有数の名家だ。
 こうして男根を咥えている姿でさえ、どこか気品のようなものを感じるのはその血筋ゆえか。
 俺などの身分では高嶺の花を通りこして天上の花と言い換えてもいいだろう。

(そのような女が俺の意のままとは……)

 気がどこまでも高揚していく。
 次々黒い欲望が溢れだしてくるが、抑えられないし抑えるつもりもない。

「んっ、チュッ、チュバッ、んっ、チュッ……はぁ~……おいしい、んちゅ……」
「男の性器を舐めて美味とはな………荀彧は変態であったか」
「んふぅ~っ! チュルッ、ジュポジュポジュポッ!……んふ~ぅ、んふぅ~ぅ……!」

 高まった気分のまま、かつて俺に向けてきた言葉で荀彧を罵ってやると、なんとこの女は恥じ入るどころか逆に息を荒くして興奮しはじめたではないか。

「まさか荀彧……変態と罵られて興奮しているのではなかろうな?」
「んじゅ……あぁ……申し訳ございません興奮しておりますぅ……荀彧は昇鉱様に罵られて感じてしまう変態なんです」
「はは、認めるのか」

 半ば冗談で言ったのだが、まさか肯定してくるとはな。

「でもそれは昇鉱様だから……んっ、チュポッ……愛する昇鉱様だから、私はいやらしくなるんです。少しでも昇鉱様に可愛がって欲しくて……」

 この女、よく見れば空いた手で自分の股をまさぐっているではないか。
 手の甲が上下するたびにクチュクチュと水音を立て、黒色の袴にうっすらと染みができてきている。
 ここまで俺は指示していないので、これは荀彧自身の意志ということになる。
 
(くくく、男嫌いで有名な荀彧様の性癖がまさかの被虐趣味とはな)

 ならば話しは早い。

「………変態め」
「あぅぅっ」
「男の精を舐めすすり股を濡らすとは、売女にも劣る浅ましさよ」
「ああぁ、申し訳ございません…申し訳ございません…ジュルッ……」
「申し訳ないと思うなら、なぜ手を止めぬ? この淫売め…恥を知れ」
「ふぁぁぁぁ、昇鉱様ぁ……。もっとぉ……もっとなじってくださいませ……ジュルッ……」

 罵倒してやればしてやるほど荀彧の興奮は増していき、それと比例するかのように舌の動きも激しくなる。
 男根から伝わる激しい快楽と、憐みを誘う年端もいかぬ少女の声が俺を絶頂へと押し上げた。

「くッ、出すぞ……全て口で受け止めろ」
「ふぁい、おだしください。ジュルッ……昇鉱様の精液…れるっ…この荀彧のお口にすべて……」

 俺は宣言と同時に少女の頭を引き寄せると、その喉奥へと遠慮なく精を放出した。

 「んぶぅっ!?……ん………んく…コク…コク…」

 次から次へと勢いよく噴き出す俺の汚液を、荀彧は当たり前のように飲み下していく。
 一滴もこぼすまいと必死に頬を膨らませ喉を鳴らすその姿は、滑稽を通りこして愛おしさすら感じさせるではないか。
 本来であれば天地がひっくりかえってもあり得ない光景であろう。

(この女もまさか男の…しかも普段見下している俺の精を飲むことになるなど考え付きもしなかっただろうな)

 俺はそんなことを考えながら心地よい解放感に身をゆだねる。
 放出を終えた後も、荀彧は片時も離したくないと言わんばかりに口に逸物を含み舐め清め続け、俺が指示するまでその口を離すことはなかった。

「ぷはぁ……なんて濃厚な…………お情けをいただきありがとうございます」

 再び俺の前に平伏し礼を述べる荀彧。

「我が贖罪はいかがだったでしょうか? これでその罪の一片でも贖うことができてれば幸いでございます」

 ああ、そういえばそのように言って術をかけたのだったな。
 我ながらあまりにも馬鹿らしい内容だったのですっかり頭の中から抜け落ちていた。

「うむ、なかなかの贖罪であった……だが、まさかこれで終わりではなかろうな?」

 こちらは悲しいかな、生まれてこのかた独り身のままであり、いつも性欲だけはもてあましているのだ。
 いまだそそり立つ俺のものをうっとりと眺めながら荀彧はこう答えた。

「ああ…もちろんでございます。どうぞ次はこちらをご賞味くださいませ」

 そう言うやいなや、荀彧は己が服に手を掛けると、ゆっくりとこちらに見せつけるように脱ぎ棄てはじめたではないか。
 ひらりひらりと衣服が少女の手から滑り落ちていくたびに、その下に隠されていた白い肌が露わになっていく。
 最後に残った小さな下着が床に落ちた時、俺の目の前には生まれたままの姿の荀彧が立っていた。
 恥ずかしげに添えられた指の隙間から桜色の乳首や未成熟な割れ目がのぞき見える。
 身体つきは少々貧相だが、名家の令嬢だけあって実に美しい肌だ。


「どうぞ、荀彧のはしたない穴に昇鉱様のお情けを……」

 荀彧はいつも仕事に使っている机に手を突くとこちらにむき出しの尻を向け、指で桃色の花弁をパックリと開いた。
 そこは滴り落ちるほどの蜜が溢れ出ており、男を誘う淫香を放っている。
 外見だけなら文句なしの美少女だ。
 この女と交わることにいささかの躊躇もない。

(これだけ濡れていれば前戯の必要もないだろう…)

 俺は荀彧を貫くため、男根をその入口にそっと添える。

「ではいただくぞ。初めては痛いと聞くが覚悟の方はいいか?」

 俺は疑いもなく荀彧が生娘だと決めてかかる。
 男嫌いが天を貫く勢いのこの女に、男女の睦事の経験などあるはずもなかろう。

「いえ……その……」
「ん? 経験があるのか?」
「……はい」

 これは驚きだ。
 この生粋の男嫌いを既に射止めた者がいたとは、まさに晴天の霹靂である。

「その……華琳様といたしたときに……」
「――――――な、なるほど。いわゆる百合というやつだな」

 一瞬意味がわからなかったが、曹操様のそういうお噂なら何度か耳にしたことがある。
 まさか真実だったとは……なんとも非生産的な話だ。

「しかし女同士では、膣まで使用することはないだろう」
「その、華琳様が張形で……」
「……」
 
 もはや何も聞くまい。
 生娘の締りを味わえないのは少々残念だが、考えようによってはこの方が面倒が無くていいのかもしれん。

「はぁ、はぁ、あの………昇鉱様ぁ……どうか早くお情けを……荀彧は、荀彧はもう我慢できません……」
「おいおい、これは償いであろう。お前が楽しんでどうする」
「あぁ、……申し訳ありません」

 そうだ…これは俺を侮蔑してきたことへの罰のはず…それなのにさっきからこいつは罪滅ぼしといいつつ自らも楽しんでいるではないか。
 これでは罰にならぬ……長きにわたって降り積もった我が恨みはこの程度で晴れるものではない。
 
(こいつがこのような性癖だったとは……ならば……)

 再び俺の中で黒い思いが膨れ上がっていく。

 ――――『操』

「あ……」
『よく聞け荀彧。この後……』

















 ――――『解』

「っ…………あ、あれ? 私なにを……」
「荀彧様、気が付かれましたか?」

 まだ意識がはっきりとしないのか、荀彧はぼんやりとした目で俺を見ている。

「……昇…鉱?」
「はい昇鉱でございます。ところで荀彧、先ほどまでご自分が何をなさっていたか覚えておいでですか?」
「何をって―――――――――え゛?」

 初めは何を言われているのか分からない様子だった荀彧。
 だがしばらくすると、突然目を見開き、同時に身体をぶるぶると震えさせ始める。
 顔色は面白いように変わり、肌の色から赤へ、赤から青へ、最終的には真っ白となり、そして……

「うげえええええええええええええええええッ!!」

 吐いた。
 それはもう盛大に。

「ゲホッ、ゴホッ! うッ、うええええええええええええ……!!」

 ―――――荀彧は全て思い出したのだ。
 奇怪な術に操られ男の尻に敷かれたこと。
 大嫌いな男を主人と呼んだこと。
 そしてひれ伏し、男根を咥え、そこから出た汚液を自ら体内にとり込んだこと。

「うげええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
「おやおや、荀彧様ともあろうお方がこのような場所で品のない」
「うっぐっ……ア、アンタ………アンタ!!アンタはああああああああああああああああああああっ!!!」

 鬼も裸足で逃げだす凄まじい形相で俺に掴みかかろうとした荀彧だったが、その体はピクリとも動いていない。
 気付いていなかったようだが、この女は相変わらず肌を全てさらしたまま俺に尻を向け、己が指で秘所を開いた格好のままでいる。
 そのように俺が術で命じたのだ。

「なによこれなによこれなによこれええええええええ!!? アンタの仕業ね! この卑怯者おおお! 死ねッ! 死ねッ! 死ねえええ!!!!」

 荀彧は怒りに身体を震わせながら、思いつく限りの罵詈雑言を浴びせてくる。
 無理もない。この女からすれば俺の精を飲みほし、その上これから身を汚されるなど死んだ方がましなくらいの屈辱だろう。

「このゲス男……必ず…必ず報いを受けさせてやるわッ!! 耳を削いで、鼻をもいで 目玉をくりぬいた後その身を八つ裂きにして豚の餌にしてやるわ!!!!」
「はっはっはっ、そのような格好ですごまれても滑稽なだけですな」
「ぐぅぅぅぅ……」

 俺に尻を向けたまま悔しそうに睨みつけてくる荀彧。

「これから何をされるか、お偉い荀彧様ならわかりますよね」
「近づくなゲスが! この身は肉片の一片まで華琳様に捧げたもの。例え体の自由を奪われようとも、お前などの卑劣極まりない男がさわっていいものじゃないのよ!!!」

 この女ならばそう言うだろうと思った。

「そうですね。だから今改めてここ誓ってください。身も心も曹操様ではなく俺のものだと。終生賭けて俺に隷属すると……」
「はっ!?……死ねば?」

 何を言ってるんだコイツと言う顔だな。
 だがその余裕も次で終わりだ。

「……その証として『この俺に真名を捧げよ』」
「一人で言ってなさ……ハイ、ワカリマシタ……………え…なによ…今の…?」

 自分の意思とは関係なく勝手に動き出した口に驚き、目を見開いている。

「ワ、ワタシノ、マナ、ハ……や、やだ……ケイファ……や、やめ…ト…モウシ…マ、ス。あ、あんたの仕業ね! 今すぐ止めなさい!!!」

 さすがに気が付いたか。
 だからといってどうなるものでもないがな。

「……ド、ドウカ…いや……ワガ…いやだ! ……マナ、ヲ……絶っ対にいやああああああッ!!」

 なんとか続く言葉を止めようと、荀彧は舌を噛み切ろうとさえした。
 真名とはそれほどに神聖かつ重要なものなのだ。
 
 己が真に心を許した者にのみ、呼ぶことを許す魂の名。
 
 この女にとって、それを俺に委ねるということは、死にもまさる苦痛なのだろう。

 だが無駄なこと。
 口をふさぐことや己を傷つけることはあらかじめ全て禁じてある。

「……オ……オ、ウ、ケ………やりゃ……ド、リ……やめ……ク…ダ……ザ……………イ……ああぁ!?……あああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 言い終わった瞬間狂ったような絶叫が上がる。
 真名を掛けて誓った言葉はたとえどのようなものであれ、二度と取り消すことはできない。
 この瞬間、荀彧は誇りを、尊厳を、その魂を、終生にわたって俺にゆだねてしまったことになる。

(これでこそ罰になるというもの)

 少々かわいそうな気がしないでもないが、考えて見ればこの木偶はもともと俺のものなのだから遠慮する必要など微塵もないだろう。
 絶望に涙を流す荀彧の姿に俺は満足し、次は性欲を満たそうと改めて挿入の準備を整えた。

「さぁそれでは改めて楽しませてもいただきますよ。心の準備はよろしいですか荀彧様……いや桂花(けいふぁ)」
「その名で呼ぶなぁああああああああ!! このゲス! クズ! 強姦魔!! アンタに真名を呼ばれるぐらいなら死んだ方がましよおお! 殺せっ!殺しなさいよおおお!!」
「……ふむ、そこまでいわれると萎えますな」

 あの男の言葉ではないが本当に小煩い。
 いかに胸がすくといっても、こう何度も叫ばれたのでは飽きがくるというもの。

 ―――『操』

「あぁ……昇鉱さまぁ……どうかその逞しいもので、この桂花をお貫きくださいませぇ」

 俺がただ一言囁くだだけで桂花はねじ曲がる。

(…所詮は木偶人形か)

 あっさりと尻を振って媚び始めた桂花の腰をつかみ、俺は肉棒の先端を蜜の滴る秘所の奥へとねじり込んでいく。

「ああぁ、入って、入ってきますぅ~」

 亀頭でまだ熟れきっていない熱い膣肉を押し分けながら、奥へ奥へ侵入を果たしていく。
 そして実にあっさりと先端が少女のもっとも神聖な場所へとたどり着いた。

「あぁ、膣に……いっぱい……昇鉱様ぁ……わたしの…桂花の中……いかがでしょうかぁ」
「なかなかいいぞ」

 甘く惚けた顔をこちらに向けながらそう尋ねてくる少女に鷹揚に応えてやると、俺はゆっくりと腰を振り始める。
 桂花の膣は小柄な体格のわりに奥行きがあり、しっかりと俺のものを根元まで咥えこんでくれる。

「あっあっ…おおきっ! すご、すご…すてきぃ…あはぁっ!」

 締りも十分で、使い心地は商売女などとは比べるべくもない。
 これだけのものを持ちながら男嫌いとは何とももったいないことだ。
 俺が存分に有効活用してやろうではないか。

「もう少し早くいくぞ、お前も動きを合わせろ」
「は、はい、もっと強く、もっと激しくしてください。…私を、めちゃくちゃにして…! 桂花の身体を存分にお使いくださいッ!」

 よりいっそうの快楽を得るべく、俺は猛然と腰を動かし始めた。
 桂花もそれにけなげについてこようとしている。
 さっきまで死ぬ死ぬ言っていたこいつが、今はへこへこと腰を動かしながら、艶声を上げているのだからたまらない。
 俺は桂花に尋ねた。

「答えろ桂花。曹操様の張形とどちらが良い」
「ああ、こちらです! 昇鉱様のおちんぽ様の方が、華琳様の何億倍も気持ちいいですぅ」
「そうそうか。そんなに気持ちのいいのか。そんなおちんぽ様に出会えて桂花は幸せ者だなぁ」
「は、はい、桂花は大陸一の幸せ者です! …ああんっ……昇鉱様っ、すきっ! 愛しておりますぅ!」
「くははは、そうか愛しているか」

 ――――『解』

「いっ―――いやあああああああああああああああっ!! 入ってるぅッ!? 抜けッ!抜きなさいよおおッ!!!!!」
「おいおい、俺を愛しているのではないのか」
「そんなわけあるかぁ! 死ねぇ! 死んでしまえええっ!!!」

 もとにもどすと桂花は絶叫して嫌悪に身体をこわばらせ、同時に膣が入口がじつにいい感じに締まる。
 
 ――――『操』

「あぁ……これでぇ、これでよろしいでしょうか? 至らぬところがあれば言ってくださいまし。昇鉱様のためでしたら桂花はなんでもいたしますぅ!!」

 こちらの桂花は自ら腰にひねりを加えるといった工夫を凝らし俺に必死に奉仕しようとする。
 どちらの桂花も淫らで哀れでなにより最高に愉快だ。

 ――――『解』

「やだぁ、やだぁ!……誰か、誰かたすけてええええええっ!!」

 ――――『操』

「あぁ……また大きくなって……昇鉱様の愛を感じますぅ。どうかこの桂花めの愛も…愛もお受け取りください」

 ――――『解』

「うぅぅ……いやぁぁ……もうやめてぇぇ……」

 ――――『操』
 ――――『解』
 ――――『操』
 ――――『解』
 ――――『操』
 ………
 ……
 …

 俺を求める桂花。
 俺を拒絶する桂花。
 相反する二人の桂花のおかげで術を掛けるたびにいつも新鮮な反応で俺を楽しませてくれる。
 このままいつまでも楽しんでいたいところだが、そろそろ限界が来たようだ。

「あぐぅっ! なにぃ、急におおきくぅ…………ま、まさか……」

 今は素の桂花だったか。
 俺はしっかりと根元までねじり込み、鈴口を子宮口に咥えこませるようにした。

「そろそろ出すぞ。準備の方はいいか?」
「いッ――」

 ――――『操』

「――ぃいですぅ!!……どうぞお出しください! 桂花の中に昇鉱様の子種を注ぎ込んでください!!」
「くっ……存分に受け取れっ」

 桂花の中で爆発するように弾けた白濁は、勢いそのままに最奥へと流れ込んでいく。
 脳髄が焦げ付くような圧倒的な解放感と征服感。

「ああああぁ、熱いぃ……昇鉱様の精液が、子種がぁ、子宮にながれこんでいるのがわかりますぅ……。……桂花はしあわせで……しあわせで……あぁ!……イッくぅ!!」

 敬愛する主人の子種を子宮で受け止めると言う行為に感極まったのか、桂花も身体を震わせながら遅れて絶頂に達した。
 俺は射精後の気だるさに身を任せ、桂花の上に覆いかぶさるようにして倒れ込んだ。
 桂花のすぐ隣に俺の顔が並び、しばしの間見つめ合う。

「……昇鉱様……お慕いしております……永久に……」

 その瞳には確かな真愛と深い情が宿っていた。
 俺は桂花の誓いにこう返す。

 ――――『解』

 俺の見つめる中、恋慕に潤んでいた瞳がたちまちのうちに濁りを帯びて行く。

「…………華琳……さ、ま……もうしわけ…ありま…せ…ん……」

 はらはらと涙を流しながら、壊れたかのように曹操への謝罪を繰り返す桂花。
 あるいは本当に心が壊れたのかもしれない。
 だが、安心しろ。すぐに元通りにしてやる。
 なにせこいつは木偶人形、言葉一つで思いのままだ。
 さぁ、今ひとたび俺に忠誠を誓え。




 ――――『操』



















――――――――――――――――――――――――――
 需要多!?
 エッチな描写はかなり難しかったですがこれで需要を満たせているのでしょうか?
 また感想いただければなと思います。


 さて、一刀はどこに落とすかな……





[37619] 03
Name: 偽一刀◆9c67bf19 ID:18ae317c
Date: 2013/06/11 07:27
「……昇紘(しょうこう)、あんた最近調子がいいじゃない」

 俺が作成した草案に目を通した桂花(けいふぁ)が、非常に不満そうな顔をしながら俺をそう評する。

「はい、自分でも最近とみに力を付けてきたと実感しているところです。これも荀彧(じゅんいく)様の日頃のご指導のたまものかと……」
「ま、当然といえば当然よね。仮にもこの私のもとでこき使ってやってんだから日々成長しないほうがおかしいのよ…………そうよ、むしろ今までが遅すぎたぐらいだわ。この愚図ッ!」
「……」
 
 はて? 褒められていたはずなのにいつの間に貶されているのはなぜだろう。

「まぁ、脳ミソの代わりに精液がつまっているような男なんかに期待すること自体がそもそもの間違いよね。愚図は愚図らしく邪魔にならないよう身の丈にあった仕事をしてればいいわ」

 男嫌いだということを差し引いても、あまりに乱暴な桂花の言葉。
 かつての俺だったなら腹の一つも立てていただろうが、今は心に大きな余裕がある。
 この程度の暴言、風を受ける柳のごとく軽く受け流そうではないか。

「……はい、これからも荀彧様と共に曹操様の覇道の礎となるべく精進していきたいと思います」
「はああああああああああああああああああっ!?」
「な、なにか…?」

 俺としてはできるだけ当たり障りのない返答をしたつもりだったのだが、どうやらお気に召さなかったらしい。

「な・ん・で! この私がアンタごときと同列扱いなのよ! 半人前以下がようやく及第点になっただけで調子に乗ってんじゃないわよ!! あんたなんて礎の下に敷かれる砂利で十分……いえ、それ以下よ!!」

 まさか我が人生において小石に負ける日が来るとは思わなかった。
 だが気にしない気にしない。
 人智を超越した力を持った今、凡人の戯言など孔子に論語がごとく俺の心には何も響かぬ。

「身のほどをわきまえなさいこのグズ男。砂利以下の存在がおこがましいのよ」

 気にせぬ。

「馬鹿なの? 死ぬの?」

 ……。

「むしろ死ぬべきよッ! 死ねッ!! ゴミ! クズ! 変態!!」

「おい黙れ」


 ――――――『操』


















「入るわよ」

 執務室の扉を無遠慮に開け放ちあらわれたのは、金色の煌びやかな髪と透き通るような碧眼をもつ美しい少女。
 その可憐な容姿とは裏腹に、その身にまとう力強い覇気がこの少女が只者ではないことを示している。
 姓は曹、名は操、字を孟徳。
 先日黄巾党の首領である張角を討ち、一躍時の英雄となった俺の使えるべき主である。

「こ、これは曹操様!」

 突然の主人の来訪に俺は慌てて礼をとろうとしたが、曹操様はそれを軽く手で制す。

「気にしなくてけっこうよ。私用だから仕事に集中なさい………あら? 今はあなただけなのかしら?」
「……はい、そうですが」

 執務室の中を見渡して首をかしげている曹操様。

「桂花……荀彧を探しているのだけど、今はどこに行ってるのかしら?」
「はっ…いえ…それはその~」

 少々答えにくい質問をされ、俺が口ごもっていると曹操様の後ろに付き従っていた女の一人が強い眼光でこちらを射抜いた。

「貴様ぁ! 華琳様がお聞きになっているのだ。もっとはっきりと答えんか!」
「まぁまぁ姉者。花のようにお美しい華琳様を前にしてこの者も緊張しているのであろう」

 剣の夏侯惇(かこうとん)と弓の夏侯淵(かこうえん)の夏侯姉妹。
 どちらも見目麗しい女性でありながら、同時に武勇に秀でた猛将であり、曹操軍においてその人ありと名を馳せている将軍である。
 そのような方に叱咤され俺はますます答えを窮してしまう。
 我ながら実に小心者だ。

「なに?……わからないのかしら?」

 いつまでも答えられない俺に曹操様が不機嫌そうに眉をしかめる。

「も、申し訳ありません」
「職務中の上司の行方が分からなくなるなんて、少し問題ね」

 冷めた口調でそう告げられると、それだけで心臓をわしづかみにされたような感覚に陥った。熱くもないのに汗が頬を伝い落ちて行く。
 これが格の違いというものか。

「華琳様、きっとあ奴は仕事をさぼってどこかで遊び呆けているに違いありません。まったくけしからんやつです!」
「それはないわ。あのこが私の信頼を裏切るはずがないもの」
「………む~」
「姉者はかわいいな~……」

 曹操様が桂花を褒め、それに嫉妬する姉の姿を夏侯淵様が微笑ましそうに見つめている。
 俺はそんな三人の様子をうかがいながらそっと視線を俺の足元に下ろした。

「(ぴちゃぴちゃ……ずずず……)」

 そこでは膝まづいた桂花がうっとりと俺の肉棒を舐めしゃぶっていた。


 力を手に入れたあの日から今日まで、俺は操り人形と化した桂花を毎日のように抱き、その瑞々しい身体を思うがまま貪る日々を楽しんでいた。
 普段は周りに悟られぬよう元の人格に戻してあるが、合図一つでいつでも好きな時に俺の下僕になるようにしてある。
 今日も暴言の腹いせとして執務室でしゃぶらせていたのだが、そこに折り悪く曹操様達がやってきて今に至るというわけだ。
 曹操様らの位置からはちょうど机が死角となって桂花のことは見えないようだが、この状況がいつまでも続くのはまずい。

「(れるぅ…じゅるっ、じゅっ…………れぇ~~)」

 萎縮して小さくなった肉棒を舌に乗せて吐き出し、悲しげな目でこちらに問いかける桂花。
 仕方なかろう、この状況を楽しめるほど俺は豪のものではないのだ。
 このまま曹操様達が立ち去るまでやり過ごそうと考えていた時だった。

「うおっ!?」
「……なにかしら、気味の悪い声を出して」
「い、いえ、なんでもありません。失礼いたしました」

 不審そうにこちらを見ている曹操様をごまかしながら、俺は必死に平静を装う。
 下を見ると、普通のやり方ではだめだと判断したらしい桂花が、今度は玉を責め始めたのだ。

「(ン…ちゅる…れろ…れろん)」

 桂花は俺の股の間に潜り込み、竿を顔面に乗せながら玉袋の片方を口に含むと、愛おしそうに袋の中身をころんころんと舌で転がしていく。
 かつての主人がすぐそばにいるというのに、その一連の動作にいささかの迷いもみられない。
 新しい主人に尽くすことに夢中で、曹操様のことなどもはや眼中にないようだ。
 亀頭をしゃぶられるのとは違う、むずがゆいような気持ちよさがじわじわと腰に伝わり、血流が再び肉棒へと集まっていくのを感じる。

「(んふぅ~♡ ちゅ、ぢゅ…ぢゅるるぅ…んぅ)」

 顔面越しに肉棒が硬くなっていくのを感じるのか、桂花が実に嬉しそうに鼻を鳴らす。
 同時に溢れ出る唾液を啜り飲む。

「……なぁ秋蘭、今なにやら水が跳ねるような音がしなかったか?」
「ん? 私にはなにも聞こえなかったが」

 どうやら夏侯惇様の耳に桂花の出す淫音が届いてしまったようだ。
 俺は音を押さえるように目で指示を出すが、すっかり玉舐めに夢中になってしまった桂花はそれに気付いてくれない。
 それどころか、肉棒に添えていた手をしゅっしゅっと上下に動かし始めたではないか。

「くおっ……」
「……あなた、確か名は昇鉱だったわね。さっきからなんだと言うの?」
「い、いえなんでも……」
「とてもなんでもないようには見えないんだけど?」

 この間も桂花の指は亀頭に絡みつきながら竿をしごきあげ、玉は暖かい唾液の海で泳がされ翻弄される。
 股間から溢れ出るこの甘美な感覚を完全に隠しきることなど不可能だ。

「……申し訳ありません。実は朝から体調が思わしくなく……ぐふぅっ…」
「あらそうだったの? 言っておくけどそれを理由に与えられた役をおろそかにすることは許さないわ。体調管理も官の勤めの内なのだから」
「は、はい。それはもちろん承知しております」
「なら結構」

 何とかごまかしきれたようだ。
 いかな卓越した洞察力を誇る曹操様とて、自分の腹心であるはずの桂花がすぐそばで目の前の男の玉袋を舐めしゃぶっているなどと考えつきもしないだろう。

「あと桂花戻ってきたら私が探していたことを伝えておいて頂戴」
「わ、わかりました」
「では二人とも行くわよ」
「「御意」」

 そしてようやく曹操様御一行様は執務室から出て行ったのだった。



「くっ、出すぞ桂花! 顔で受け止めろ!」

 足音が遠ざかるのを確認すると、限界を迎えていた俺は慌ただしく桂花の顔を両手でつかみ発射口の前に固定する。

「あぁ……お出しください。桂花の顔に昇鉱さまの証を……」

 男の精を顔に掛けられるなど、女にとって屈辱以外の何物でもないはずだが、桂花は期待に目を輝かせながら発射の瞬間を待っている。
 その間も桂花の左手の指が竿をしごき、右手が玉を揉み、ちろちろと尿道に舌を這わす。
 この数日でみっちりと仕込まれた淫技をもって俺が少しでも気持ちよく射精できるよう懸命に奉仕するその姿は、生意気だった頃の姿が記憶に焼き付いているぶん、よりいっそうの興奮を俺に与えてくれる。
 そして俺はこの上ない満足感に包まれながら、たまりにたまった欲望を解放した。
 先端から放出された精液は狙いたがわず桂花の整った顔へと降り注いでいく。

「…あつぅ……あぁ、昇鉱様の精液ぃ……」
 
 桂花は顔をそむけようとすらせず、うっとりとした表情で俺の汚液を受け止めていく。
 頬に鼻に唇に……顔面にたっぷりと俺の汚液を乗せながら恍惚の表情を浮かべる桂花。
 そんな桂花の淫らな顔を見据えながら、俺は最後に一滴まできっちりと絞り出した。

「んんちゅぷ……おいしぃですぅ」

 放出が終わったのを確認すると、桂花は顔に付いた精液を指で拭い、蜜でも舐めるように口に運んでいく。
 これが、あの「王佐の才」とまで謳われた才女の変わり果てた姿だ
 民はもちろん、表の主人である曹操様でさえ想像だにしていないだろう。

(まぁ、俺がそうしたんだがな)

 精液を全て舐め取り、今度は肉棒の後始末に舌を伸ばす桂花の頭を撫でながら、懐から太平要術の書を取り出した。
 この書の扱いにもだいぶ慣れてきたし、そろそろ別の女も味わってみてもいいだろう。

(だとするとどの女がいいか……)

 これだけの力があるのだからその辺の町娘などではなく、地位も名誉もある通常なら手の届かないような高嶺の女を目指したいところだ。
 幸いにもこの城に勤めるものは曹操様の趣味で美しい女子が多い。
 それでも桂花並みの器量良しとなるとおのずと限られてくるが。
 そう言った意味では先ほどの三人は実にいい獲物ではないだろうか。
 
(夏侯姉妹、たしか真名は春蘭と秋蘭だったか)

 あの二人はその美貌もさることながら、実にそそられる身体付きをしている。
 あのたわわに実った二つのふくらみは貧弱な桂花の身体では決して味わえない至上の快楽を俺にもたらしてくれるだろう。
 姉妹というのも実に興味引く要素であり、犯す時はぜひ二人並べて味比べ等してみたいものだ。
 そしてもう一人……。

「桂花、曹操様もお前と同じように俺の下僕にしてやろうと思うのだが協力してくれるか?」
「はい、もちろんでございます。偉大な昇鉱様の下僕になれると聞けば、きっと華琳様もお喜びになられるかと」
「くっくっ、そうかそうか……」

 曹操様のことは主人としてある程度尊敬はしていたが、それは俺が力のない一文官だった時のこと。
 今やあの小娘は俺にとって性の対象の一つでしかない。
 あの自信と才覚にあふれた天上天下唯我独尊女を俺の下に跪かせた時、いったいどれほどの愉悦を味わえるだろうか。
 どす黒い欲望が心の内から湯水のように溢れだしてきて止まらない。

(だが落ちつけ…今はまだその時ではない)

 あの女の才覚は本物だ。
 うかつに飛び込めば逆にこちらの喉笛を噛みちぎってくるだろう。
 なに、時間ならたっぷりある。
 楽しみながらじっくりと進めていけばいいさ。

「桂花、今夜も俺の部屋に来い。たっぷりと可愛がってやる」
「はい! 喜んで行かせていただきます!」












「桂花、先ほど執務室に行ったのだけどあなたはどこに行ってたのかしら?」
「申し訳ありません! 華琳様が私のためにせっかくお越し下さったというのに、この桂花一生の不覚でございます。実は……」

 桂花が席をはずしていた理由を述べ、それは理論整然としていて疑いようもないものだった。

「そう、それなら仕方がないわね。あとどこかに行く時は部下にきちんと行き先を伝えてからにしなさい」
「はい、以後気を付けるようにします……あの、どのような御用だったのでしょうか?」

 桂花の問いを受けて華琳は妖艶に微笑む。

「ふふ、貴方にとってとても重要なことよ。桂花、今夜私の部屋にきなさい。久々にたっぷり可愛がってあげるから」
「っ! ……はい!! 喜ん……」

 華琳からの夜の誘いを満面の笑みで快諾しようとしたその一瞬、桂花の顔から全ての表情が抜け落ちた。
 それは瞬きするほどの刹那の変化だったが華琳の中で違和感として残る。

「……どうしたの? 何か都合でも悪いのかしら?」
「―――いえ、その…大変光栄なのですが、実は私、先日から風邪をひいてしまいまして…コホッコホッ……万一にでも華琳様にお移しするわけにはいかないと……」
「……風邪? 随分と季節外れだけど……まぁそういうことなら仕方ないわね」

 一瞬なにか引っかかるようなものを感じた華琳だったがそれがなんなのかはっきりとしない。

「まったく、だらしのないやつだ。え~と確か、たいちょうかんりもかんのつとめのうち…なのだぞ」
「よく全部覚えていたな姉者」
「ふふ~ん。華琳様のお言葉なのだから当然だ」
「うるさいわね、あんたみたいな体力馬鹿と違って私は繊細なのよ!」
「秋蘭、たいりょくばかとはどういう意味だ?」
「とても身体が強いという意味だ」
「なんだ、私は褒められていたのか。照れるではないか」
「ほんと馬鹿……」

 いつも通りのやり取りを見て、華琳が先ほど感じた違和感は気のせいだと切り捨てようとする……その時だった。

「ん? 桂花よ、右の首のところどうかしたのか? 赤くなっているぞ」
「え、やだ。虫にでも刺されたのかしら?」

 よく見れば桂花の首筋の一部が赤く腫れている。
 そう、まるで口吸いの跡のような。

「………」




 桂花が立ち去った後、華琳は秋蘭に一つの命を出す。

「桂花の周辺を調べなさい……」









―――――――――――――――――
はい、全く話が進んでおりません。
ちょっと短いですが本格的なエロは次話ということでご勘弁を……
とりあえず魏はあと1~2話ぐらいで一区切りつけてさっさと他陣営にも手を伸ばしたいです。





[37619] 04
Name: 偽一刀◆026e592f ID:ec30f5a6
Date: 2013/11/11 06:09
――――『操』




『俺に絶対の忠誠を誓え。その肉片一つから魂魄の一片まですべて俺に捧げよ』
「「「「……はい、わかりました」」」」








「ふぅ~、さすがに疲れてきたな」

 ぞろぞろと部屋を出ていく十数人の一団を見送りながら俺はそうつぶやく。
 一息ついて茶をすすっていると、ほどなくして桂花が次の一団を連れてきた。

「昇鉱様。準備はよろしいでしょうか?」
「ああ、さっさと入れろ」

 桂花に連れられて、また先ほどと同じような一団が部屋に入ってくる。
 彼らは曹操軍に属する文官や武官であり、その中でも特に能力に秀でた者たちばかりだ。
 日々職務に励んでいるはずの彼らであったが、今は桂花の権限で強引に呼び出されており、全員なぜ自分がここに呼ばれたのか分からないといった様子だった。

 さて、さっさと済ませてしまおう。

「すいませんみなさん、こちらに注目していただけませんか」


――――『操』


 全員の視線が俺に集まったのを確認してから俺は呪を唱える。

「「「……」」」

 それだけで十を超える人々が顔から一斉に表情が抜け落ち、焦点の合わない目でこちらを見ているだけの木偶になりさがった。
 意志を誇りを失い、ただただ俺が言葉を発するのを待つだけの存在。
 俺は先ほどと同じように、一字一句違わぬ命令を出す。

『俺に絶対の忠誠を誓え。その肉片一つから魂魄の一片まですべて俺に捧げよ』
「「「「……はい、わかりました」」」」

 ここ最近何十回と繰り返してきたやりとり。
 これでまた忠実な俺の木偶人形が完成したのだった。







「おめでとうございます昇鉱様! これで我が軍の半数が昇鉱様の下僕となったことになります」
「ようやく半分か……まだまだ先は長いな」
「主だったものたちは華琳様の直近を除き全て押えました。後は雑兵や下級士官のみです」

 なら後は早いだろう。
 地位が下がるほど動かしやすく集めやすいからな。

「残りもすぐにご用意いたしますのでご安心を。全てこの桂花めにお任せください!」
「そうか、期待しているぞ桂花」
「ああ! 何ともったいない! そのお言葉だけで桂花は満足でございます!」

 俺は目を潤ませて感動に打ち震える桂花を抱き寄せ、下着の中に手を差し入れる。
 桂花のきめ細やかな肌を堪能しながら無毛のあそこに指を這わせていると、そこはすぐに湿り気を帯びてくる。

「ああ、昇鉱様ぁ……」

 うっとりと俺の愛撫に身を委ねる桂花の姿を楽しみながら、俺は新たに下僕となった者たちを眺めた。
 先ほどのモノたちが壁際に直立不動のまま並んでおり、俺と桂花が淫らな行為に及んでも身じろぎひとつしようとしない。
 俺のすることを全肯定し、俺に尽くすことを至上の喜びとする。
 魂魄を――己が魂を捧げるというのはそういうことなのだ。

「……ん?」

 屈強な兵士達の中に一人だけ小さな少女がいることに気がついた。
 疲れて若干流れ作業になっていたのでさきほどは気付かなかったのだろう。
 桃色の髪を後ろで二つに束ねた年端のいかぬ小柄な少女。

「桂花。あの娘は何者だ?」
「あふぅ……季衣(きい)…のことですか?」

 蜜が溢れ出した秘所をくちゅくちゅといじられながらも、桂花は懸命に俺の問いに答えようとする。
 少女の名は許緒(きょちょ)、字を仲康(ちゅうこう)。
 陳留領内の外れのほうにある村の出身であり、故郷が賊に襲われたさい獅子奮迅の働きを見せ、それが曹操様の目に留まり最近親衛隊に加えられたらしい。

「親衛隊だと?」

 曹操様のお側付となる親衛隊はそれこそ精兵中の精兵だ。
 並大抵の才覚では歯牙にもかけられぬと聞くが、少女の小柄な身体からはとてもそれほどの武は感じられない。

「見た目に騙されてはいけません。腕力だけなら春蘭にも迫ります」
「……そいつはすごいな」

 季衣の身体をマジマジと観察する。
 俺の無遠慮な視線を浴びても呪で絶対服従となった季衣は身じろぎ一つしない。
 なかなかかわいらしい顔立ちで、どちらかと言えば華奢な方か。
 おなかが出るような露出の多い服を着ており、そこから見える肌は少女の丸みを残したままほどよく引き締まっている。

(……抱き心地は良さそうだな)

 この年頃の身体にも興味はあったしいい機会だろう。
 少々田舎臭いが、それも純朴な感じが出ていて嗜虐心がそそられる。

「桂花、今日はこの娘で楽しむ。後の予定は全て明日に回しておけ」
「御意」







 誰はばかりなく女を抱ける環境を作るために、俺がまず始めたのは地盤固めからだった。
 何事も味方が多いこしたことはない。
 方法は単純なもので、曹操軍の人間を片端から俺の木偶人形に変えていくだけだった。
 筆頭軍師である桂花のおかげで、俺より地位の高い人間も簡単に呼び出すことができたし、裏切り者が出る心配もないので隠蔽工作も楽なものだった。

 次々と俺のところにやってくる有象無象の輩に呪を掛け絶対服従を誓わせていく。
 その後たいていの者は普段通り生活するように命じてから帰すのだが、その中に容姿の美しい女子がいた場合そのままいただいてしまうこともある。
 こんな風にな……





「にいちゃああ!! 気持ちいいよおおおおお!!」
「ははは、そうか。気持ちいいか!」

 俺の寝床の上で全裸となった季衣が大きく股を広げながら絶叫を上げている。
 俺はさらけ出された季衣の秘所に怒張を潜り込ませ、いまだ破瓜の血を流すその幼い膣を何度も何度もえぐり続ける。
 季衣の身体は胸や尻こそ不足していたが、その童女特有のプニプニした肌は想像通りなかなかの抱き心地で十二分に俺を楽しませてくれていた。

「ほらほら、もっと気持ち良くしてやるぞ」
「んにゃああああああ、そこだめぇぇぇ!!!」

 あそこを抜き差ししながら陰核をいじってやると、季衣は身体をのけぞらせながらぷしゃーっと潮をふく。
 白目を向きながらがくがくと身体を痙攣させながらイキまくる季衣。
 そのたびにあそこの締まりが良くなっていくではないか。
 ただでさえ未成熟で小さな膣だったが、今は中のモノを押しつぶさんばかりにギチギチと締まり、俺に痛いぐらいの快楽を与えてくれる。

「こら季衣。達するときは「イク」と言えと教えただろ」
「ご、ごめ、にいちゃ……あ、イク、イク~~!!」

 むろん初めて性交で季衣がこれほどの快楽を感じられるわけもなく、全て太平要術の書の力によるものだ。
 いまや季衣は開発されつくした熟練の娼婦の身体に負けないぐらい性に対して敏感となっている。

「俺に処女を捧げられたことに感謝しろよ。初めてでこれほどの愉悦を味わえるなど普通では無理なのだぞ」
「は、はひぃ~、兄ちゃんありがとうございま、あああああ!」

 特に命令したわけではないのだが、いつのまにか季衣は俺のことを兄と呼んでいる。
 俺に妹はいないのだが、そう呼んでくる幼い少女と交わるというのはなかなかに背徳感を刺激されるものだな。
 世の中には童女しか愛せぬ特殊な性癖を持つ者もいると聞いたが、なるほどこれは癖になりそうだ。
 幼い膣肉にしごきあげられ、肉棒がいつも以上に固くなっているのを感じる。
 この勢いで季衣の無垢な子宮にはじめて精を注ぎ込んでやろう。

「そういえば季衣は初潮が来ているか?」
「う、うん。今年の春に来たよ」

 俺はにやりと口を歪める。
 なら孕めるということだ。

 この力を得てから抱いた女には全て膣出ししてきた。
 安全日だろうが危険日だろうが関係ない。
 呪の力によって女は喜んで受け入れるし、なにより女の膣で出すのが一番気持ちいい。
 なぁに、腹が大きくなってもそのころには俺に文句を言える奴など周りからはいなくなっているはずだ。
 実際に孕むかどうかは運次第だが、子ができたらちゃんと面倒も見てやろう。

「だから安心して受け止めろ!」
「あああああああ!!」

 俺は遠慮なくに腰を押し出し、季衣の膣の最奥で精を放出した。
 小さな子宮口が雌の本能に従って、注ぎ込まれる精子を必死に飲みほしていく。

「兄ちゃん! あついのがおなかの中に入って……ああああ!?」

 俺はこんな幼い子に種付けするという行為にゾクゾクとした背徳感を感じながら最後に一滴まで季衣の中に注ぎ込んでいった。

「……ふぅ…なかなかよかったぞ季衣」

 全てを放出し終えた俺はゆっくりと季衣の秘所から肉棒を引き抜く。
 無残に広がった無毛のあそこからは血の混じった精液が漏れ出している。
 これまで桂花以外の女は一度抱いたらそれっきりだったが、こいつはこれからも使ってやってもいいかもしれない。

「よ、よかった。兄ちゃんに喜んでもらえてうれしいよ」

 今日初めて会う男に純潔を奪われ、種付けまでされたというのに季衣は涙にぬれた目で心からの笑顔を見せる。

「うれしい…か…………くくくっ……ははははははは!!」

 当然だ。
 俺に尽くし、奉仕することこそが喜びだと、そう認識させた。

 この書の力で!

 人の意思を! 尊厳を! 何もかもを踏みにじり、自分の都合のよい木偶人形に変える。
 なんと素晴らしい力なのだ。


「……くはははは…………ほんと……そう思いませんか……








 …………夏侯淵(かこうえん)様?」





 ガタンと壁の向こうで何かがぶつかる音がする。
 窓開けると暗闇の中、その場を走り去ろうとする青髪の女の姿が見えた。
 俺はその背中に向けて指さし一言つぶやく。


 ――――『縛』










「ぐっ…きさ…ま……なにを……し……た」

 『縛』の呪で拘束した秋蘭を季衣に命じて部屋の中に運びこませてみると驚くべきことにまだ口がきけているではないか。

「俺が掛けられた時は息をするのも苦しかったのですがね」

 これは俺の呪が未熟なのかこの女がすごいのかだろうが……おそらくはその両方だろう。
 太平要術の書は読み進めるたびに持ち主に力を与えていく呪いの書だが、内容が難解すぎて桂花の助けを借りながらも俺はまだ書の半分も読み解けていないでいる。

「な……ぜ……」
「ん? なぜ夏侯淵様いるのがわかったということでしたら、教えてもらったからですよ」

 すでに曹操軍の半数が支配下にあるのだ。
 夏侯淵将軍が筆頭軍師荀彧の周辺を探っているという報告はすぐに俺のもとに届いた。
 そこから俺のところにたどり着くよう細工をしておいたので今日くらい来るだろうとあたりを付けていたのだが、実に見事にひっかかってくれた。

「……季…衣っ……」
「ん? な~に秋蘭様?」
「た、助け……を……呼んで……」
「え~、兄ちゃんの邪魔は駄目だよ~」
「くっ……季衣……どう…して」

 秋蘭が季衣に助けを呼ぶよう言うがあっさりと断られ悔しそうに顔を歪めている。

「だって、ボクもう兄ちゃんのモノなんだもん」
「まぁそういうことなんです」

 俺はそれを証明するように季衣に口付けをした。
 互いの舌を絡める濃厚なやつだ。
 季衣は嫌がるどころか、背を伸ばしながら積極的に吸いついてくる。
 俺はたっぷりと季衣の甘い唾液を味わうと、信じられないと眼を見開いている秋蘭のほうを向く。

「さて、こちらからの質問をさせてもらいますよ。夏侯淵様が桂花のことを調べていたことは分かっています。それをだれの指示でどの程度までつかんでいるのかを教えてくれませんか? まぁだいたい予想はつくんですが」
「……だ…れ、が」

 激しい憎悪を宿らせながら切れ長の目で俺をにらみつけてくる。
 秋蘭ほどの美人にそんな目で見られるとぞくぞくしてくるな。

「まぁそうなりますよね。それでは素直な木偶になってもらいましょうか」


――――『操』








「ふむふむなるほど。まさかそんな早い段階で怪しまれていたとは……曹操様恐るべしだな。では次に曹操様はどの程度までつかんでいる?」
「はぁ、はぁ。桂花に男ができたかもしれないこと……権限を使って様々な官を呼び付けていること……」

 俺は寝台に腰かけ、隣で半裸となって身体を預けてくる秋蘭の身体をまさぐりながら知りたい情報を聞き出していく。

「妙な動きをしているという程度でまだ確信にまでは至ってないわけか。実際に動いているのは何人だ?」
「私と、子飼いのモノが三人…あぅぅ!」

 大きく張り出した胸を揉みこむんでやると秋蘭が何とも哀れな声を漏らす。
 これが先ほど射殺さんばかりの殺気を放っていた、わが軍随一の弓の名手の姿だ。
 まったく恐ろしい書だ。

「しかし何とも見事な身体をしているな」
「あ、ありがとうございます」

 俺が褒めてやると、ポッと頬を染めて秋蘭は恥ずかしげに眼を伏せる。
 俺はそんな秋蘭の反応を楽しみながら、青い中華服の下から露わとなった魅力的な身体を観賞する。
 幼児体型の季衣を抱いた直後だから余計にそう感じるのかもしれないが、合理性を優先させたかのように絞り込まれた均衡のとれた秋蘭の身体は、機能美と女性らしい美しさを同時に兼ね備えており何とも男心をくすぐってくれる。
 容姿のほうも我が軍でも間違いなく最上級だ。
 昔は遠くからその美貌を眺めながら同僚と「夏侯惇将軍と夏侯淵将軍どちらが美人か?」などとよく議論したものだったが、その女が現実に俺の手の中に転がり込んでくるとはな。

「あ、兄ちゃんのまた大きくなった♪」

 俺の股の間に入り込み肉棒をしゃぶっていた季衣が嬉しそうな声を出す。
 口での奉仕を仕込むため秋蘭を尋問する間適当にしゃぶらせてみたのだが、物怖じしない季衣の気質もあって、竿や亀頭はもちろん玉袋から最後には肛門のほうにまで舌を伸ばし俺を驚かせてくれた。
 やはりこの娘は当たりだ。
 これから仕込んでいけば使い心地のいい木偶人形になるだろう。



「あ、あの昇鉱様。そろそろ時間が……」

 れろれろと俺の玉袋を舌であやす季衣の頭をなでながら秋蘭に今後の動きを指示していると、その秋蘭が申し訳なさそうにそう切り出してくる。

「おっともうそんなにたつか。確か曹操様に調査の報告に行かねばならないのだったな」
「はい、華琳様は大変聡明な方です。私の報告が遅れればそこから何かしらに気付くかもしれません」
「なら仕方ないか…曹操様への報告は先ほど指示したとおりに頼むぞ」
「はい」

 勢力の半数を支配したとはいえ、あの曹操様を相手にするにはまだまだ不安が残るところだ。
 もう少し秋蘭の柔らかな肌を楽しみたかったが仕方ない。
 もともと初めて秋蘭と犯る時は、夏侯惇将軍と並べて姉妹丼ですると決めているので今は我慢だ。

「どこかおかしいところはないでしょうか?」
「……ああ」

 秋蘭が乱れた衣服を直し髪を整えると、その場には儚げかつ冷徹な雰囲気を宿す名将『夏侯淵』がたたずんでいた。
 こんないい女が俺のいいなりになったとは今でも信じられないな。

「それでは行ってまいります」
「……ちょっと待て」

 部屋を出て行こうとする秋蘭の背中に思わず待ったをかける。

「は、何でしょうか?」

 振り返る秋蘭に俺は意地悪く口を歪める。
 そして季衣の玉しゃぶりで勃起している俺の股間を指さしながらこう命じた。

「咥えろ」
「……御意」

 秋蘭は嬉しそうに頬をゆるめると、立った姿勢のまま腰を曲げ俺の肉棒を口に含んだ。
 俺の最も敏感な部分が秋蘭の温かな頬肉に包み込まれる。

「うっ……吸え」
「じゅ、ずずずずずずずぅ」

 何も言わずとも秋蘭は亀頭に舌を絡め、下品な音を立てながら俺の肉棒を吸いたてる。
 秋蘭の吸引と季衣の玉舐めに、もともと高まっていた俺はあっさりと絶頂を迎えた。
 秋蘭の柔らかな髪をなでながら俺は気持ちよくその口内で精を放つ。

「い、いいぞ。そのまま吸い続けろ!」

 射精中も季衣はしっかりと玉をなめ転がし、秋蘭は尿道の吸引を続け俺は最後の一滴まで絞りとられることとなった。

「ん、んむぅ……」

 秋蘭は射精が収まるのを確認してからゆっくりと口を離す。
 そして射精後の余韻に浸っている俺に口の中のモノをどうすればいいか眼で問いかけてくる。

「見せてみろ」
「んあ……」

 秋蘭が中身がこぼれぬよう口をあけると、精液のたまった桃色の口内が見えた。
 さきほど季衣の膣に出したばかりだというのに随分と出したものだ。

「そのまま口に含ん行って曹操の前で飲み込め」

 俺の命令に秋蘭が何の躊躇もなくコクリとうなずく。

「よし、行っていいぞ」

 季衣に股間の掃除をさせながら俺は今度こそ秋蘭を見送ったのだった。










 コンコンと扉を叩く音がする。

「入りなさい」

 華琳は竹簡に目を通しながら私室への入室を許可した。
 予定通り秋蘭が桂花の件で報告に来たのだろう。
 あの子が自分を裏切るとも思えないが、実際理に適わない動きをしていることは確かなのだ。
 問いただすのは簡単だが、その前にあの子の真意を知っておきたい。
 
「……」

 無言で礼をして部屋に入ってくる秋蘭。
 普段なら「失礼します」の一言もあるが、話す内容が内容なのでできるだけ声を出したくないのだろう。


「それじゃ、今わかっていることを聞かせてちょうだい」
「……」

 部屋の扉が完全に閉じ、外に声が漏れないのを確認してから華琳は端的に切り出した。
 いつもなら打てば響くといった感じで、すぐに秋蘭の答えが返ってくるのだが、なぜか今回はしばしの沈黙が続く。
 何事かとよく見ると、秋蘭の喉がわずかに上下しているのがわかった。
 ゴクリゴクリとまるで何かを飲み込んでいるように。

「……秋蘭?」
「ゴクン……あ、いえ、失礼いたしました。少々喉の調子がおかしく…」
「はぁ、桂花に引き続きあなたまで風邪をひいたというの?」

 何か言いにくい知らせがあるのかと思った華琳は心の中でほっと安堵する。

「気をつけなさい。かわいい秋蘭の声が聞けなくなるなんて、私の精神衛生上非常によろしくないわ」
「はっ、以後気をつけます。それで桂花の件ですが……」

 本題に入り弛緩した空気が再び引き締まる。
 結果は……

 
 白。
 

「……私の誕生日会?」
「はっ、我々で行うものとは別に、内緒で大々的なものを計画しているようです」

 覇道を極めんがため自分を研磨することに夢中だったが、そういえばもうすぐそんな時期だった。

「あの子ったらそんなことを考えていたの……」

 だとしたら桂花には悪いことをしてしまった。
 せっかく私のために心を砕いてくれているというのに、あろうことかその忠誠をわずかとはいえ疑ってしまったのだから。

「秋蘭、今の報告は聞かなかったことにするわ。それから桂花への調査は打ち切ってしまってけっこうよ」
「御意」

 お詫びに誕生会の後はたっぷり時間を使ってかわいがってあげましょう。
 治世の能臣、乱世の奸雄と評される覇王曹操はそう考えながら穏やかにほほ笑んだのだった。








――――――――――――――――――――――――
季衣と秋蘭ゲット。
季衣って人気いまいちですよね。原因は頭の春巻きだと思っていますが、個人的にはまぁ普通な感じです。

だいぶ間があきましたがまだ需要があるとうれしいです。







[37619] 05
Name: 偽一刀◆026e592f ID:ec30f5a6
Date: 2013/11/11 07:00
 まぶたの向こうに温かな朝の光を感じる。

「んふっ、ちゅくっ、ちゅぷ…ちゅ、ちゅぅ」

 それと同時に感じる股間からの甘い刺激。
 何とも言えない心地よさに包まれながらゆっくりとまぶたを開けると、そこには我が軍の筆頭軍師である桂花が股の間に顔を埋め、勃起した俺のモノに舌を這わせている姿があった。

「あぁ、昇鉱様ぁ……なんてたくましい」

 うっとりと目を細めながら、朝立ちした俺の肉棒を舌で磨き上げる猫耳軍師。
 そして俺が目覚めたことに気付くと、パクリと先端を口に含んでしまう。

「んふふ…おふぁようごひゃいます、ひょうこうひゃま」

 口の中でもごもごと亀頭を内頬に擦りつけながら挨拶をする桂花。
 右頬が俺の形に膨らんでいるのがなんとも卑猥だ。

「ん…もう朝か」

 俺は眼をこすり眠気を払いながら、腰を軽く上げて桂花に続きを催促する。

「ふふ……もっと気持ちよくしてさしあげますね……はむ、じゅっ…じゅぷ」

 桂花は嬉しそうにほおを緩めてチンコを咥えなおすと、舌を亀頭に絡めながらゆっくりと顔を上下させて、俺のモノをそのみずみずしい唇でしごいていく。
 桂花の柔らかな唇が段差を通るたびに、股間に甘いしびれが走る。
 俺の朝の気だるい気分を考慮して強い刺激ではなく、じっくりと時間をかけて快楽を高めていくような優しい奉仕。
 俺は再び目を閉じてまどろみのなか心地よい快楽に身を委ねる。 

(……我ながらいい思い付きだったな)

 もともと俺は朝が苦手な方で、なんとかすっきり目覚める方法はないかと思い考え付いたのがコレだ。
 桂花が肉棒をしゃぶって起こしに来るようになってからというもの、俺の目覚めは非常に快適なものとなり、寝坊も一切なくなった。
 今ではすっかり日課となっており、急な朝議等で桂花が来れない日は朝起きるとき違和感を感じるほどだ。
 ほどなくして俺は本日一発目の射精を桂花の口内に放つ。

「んぶぅ、きょうもいっふぁい♪……ごきゅ、ごきゅ、んじゅっ!」

 尿道から吐き出される精液を、桂花は当然のように喉を鳴らし飲み込んでいった。
 どこで勉強したのか最近では吸引しながら裏筋を舌でくすぐるという技術も身に付け、射精時の快楽をさらに引き上げてくれる。
 俺は脱力しながら桂花の口吸いに身を任せ、朝から美しい少女の口内で射精する快楽にどっぷりとひたった。
 やがて、桂花は全ての精液を飲み込むと、モノを舌で清めてからそっと身体を離す。
 そして布団の上に三つ指を突くと俺の股間に向かって深々と頭を下げた。

「本日も新鮮な子種を桂花めのお口にお恵み下さりありがとうございました」

 出すものを出してすっかり目が覚めた俺は身を起こす。

(くくっ……変われば変わるものだ)

 かつて嫌悪しつくしていた男の象徴に感謝を述べながら最上級の敬意を払う元上司の姿を見て、つい憐憫にも似た感情がわいてくるがそれはすぐに黒い衝動に飲み込まれる。
 性はたっぷりと吐き出したがまだ完全にすっきりはしていない。
 なぜなら俺の下半身にはもう一つ別の欲求が残っているからだ。

「桂花、小便だ」
「ぁ……はい!」

 そう短く告げてやると桂花はうれしそうに顔をあげ、半立ち状態の肉棒をパクリと再び口に含んだ。
 そして「どうぞお出しください」と上目づかいで伝えてくる。
 その桂花の従順な様子に興奮し、再び肉棒への血流が激しくなる。
 これ以上勃起すると出しにくくなるので、俺はさっさと膀胱にたまっていた欲求を解放することにした。


 しょぼ……しょぼしょぼしゅぼ……。


 尿道を黄金色の水分が疾走し、少女の口内に注ぎ込まれていく。
 それをごくごくと喉を鳴らしながら飲み込んでいく桂花。
 他人の小便を飲むなど普通なら絶対あり得ない、異常かつ屈辱的な行為だが、桂花は陶酔したような表情でうっとりと頬をゆるめながら嚥下していく。

 これは「厠に行くのが面倒だ」となんとなしにつぶやいた俺に桂花が「では私のお口に」と提案してきたのがはじまりだった。
 最初はいささか抵抗もあったが、ものはためしとしてみたところ少女の暖かな口内での排尿はいままで感じたことのないえも言われぬ心地よさがあり、同時に男の支配欲をすさまじく満たしてくれる。
 今ではすっかりはまってしまい、最近の小便はすべて桂花をはじめとした、呪をかけた女どもの口ですませている。

「ごきゅ、ごく、ごく……」

 就寝中に膀胱にたまった尿はなかなか量があるようでまだしばらく終わる気配はない。
 排尿は射精とは違い、たっぷりと観賞する時間と余裕があるのがいいところだ。
 俺は桂花の栗色の前髪をかきあげ、顔がよく見えるようにする。
 名家の令嬢様の美しく整った顔が朝の光を受けてよりいっそう輝く。

(あの口うるさかった桂花が俺の小便をよろこんで飲むようになるとはな……くくっ……)

 桂花の顎下の細い喉にそっと指を触れると、コクコクと上下し俺の尿が通り過ぎていくのがはっきりと伝わってくる。
 今度飲ませながら正気に戻してやるのも面白いかもしれん。
 そんなことを考えていたせいで少々出しにくい状態になってしまったが、そのころにはほとんど放出し終えていた。

「……んちゅうぅ………ごくり………ごちそうさまでした昇鉱様」

 放出し終わった後も残尿を吸い取り、全て胃に納めてから射精のときと同じように深々と頭を下げ礼を言う桂花。
 俺はそんな従順な桂花に、再び勃起した肉棒を指さしながら命令する。

「もう一度だ。しゃぶれ……うぅっ……」

 暖かい桂花の口内にぬるりと包まれる感触に思わず声を上げる俺。
 それから半刻、存分に桂花の口を堪能してから気持ちよく二度目の射精おこない、俺は今日も与えられた務めを果たすため職場へと向かったのだった。






「うわ~、この時間はあいかわらずすごい人だねぇ」

 午前中の職務を終え、程よく空いてきた腹を満たすため、俺は食堂へとやってきていた。
 すぐ隣には来る途中で一緒になった季衣もいる。

「まぁ、昼時だしな。それに……」

 俺は飢えた男共でごった返す食堂の奥、厨房へと目を向ける。

「典韋(てんい)ちゃ~ん! 回鍋肉飯ちょうだ~い」
「典韋ちゃん! こっち餃子三人前ね」
「典韋ちゃ~ん! こっち着て一緒にお昼食べようよ」
「はぁ~~い♪ みなさん待っててくださいね! あと仕事がありますからお食事はご遠慮しておきます」

 前髪に大きなリボンを付けている緑がかった髪の女の子が忙しく鍋を振りながら、次から次に押し寄せる客の注文を笑顔でさばいていた。

「あ、流琉(るる)だ。今日はこっちに入る日だったんだね」
「そうみたいだな」

 流琉というのは典韋と呼ばれている少女の真名であり、季衣とは同郷の出身で親友同士だということを以前紹介してもらった時に聞いた。
 季衣と同様その細い身体にはとてつもない怪力が秘められており、現在は季衣とともに曹操様の親衛隊に加えられている。
 以前二人の模擬戦を見せてもらったことがあるが、小柄な二人からは想像できないほど凄まじい戦いぶりで、終わった後は破壊されつくした訓練場が一時使用不能になるほどだった。

「流琉! 食べに来たよ~」
「あ、季衣、それに昇鉱兄様も。いらっしゃいませ♪」

 お玉を片手にうれしげにほほ笑む流琉。
 そういえばこの娘もなぜか俺のことを兄と呼んでくるな。
 立場的には下級士官の俺よりも親衛隊の流琉のほうが上のはずだが、おそらく季衣が兄ちゃんと呼ぶのでそれに倣ったんだろう。
 なんともくすぐったいが悪い気分ではない。


「御苦労だな。あいかわらず忙しそうだが、親衛隊の役目もあるし大変ではないか?」

 恐ろしいほどの武を誇る彼女だったが、趣味は料理らしく、その腕前は味にうるさい曹操様が認めるほどで、本人の希望もあってときどきこうして厨房の手伝いとして入ることがあるのだ。
 そうなると料理の腕もさることながら、その愛らしい容姿と気立てのよさで曹操軍の数少ない癒しとして男共に人気がある流琉。
 一説には彼女が厨房に入る日は利用者の数が倍増するとか。

「ありがとうございます兄様。でも料理を作るのは大好きですからぜんぜんへっちゃらです。それに厨房に入るのはこちらからお願いしてやらせてもらってるんですから、わがままは言ってられません」

 むん、と細い腕で力こぶしをつくってみせる頑張りやな料理少女。
 なんともかわいらしい姿で、これなら人気があるのもうなずけるというものだ。

「……ちっ」

 すぐ隣でさきほど流琉を食事に誘っていた男が舌打ちするのが聞こえてきた。
 自分のお気に入りの少女の関心を持って行かれたのが気に食わないのだろう。

「……そろそろいくぞ」
「……時間ないんだからさっさと食っちまおうぜ」
「あ? なんだよ急に……お、おいそんなに引っ張んなって……」

 その男は同僚たちに引きずられるようにして俺たちから引き離されていった。
 当初は二人の愛らしい少女から突然兄と慕われ出した俺にこのように嫉妬の眼を向ける輩もいたが、支配圏が広がるにつれてそれも下火となり、今では気に止めるほどのこともなくなった。
 いずれあの男も同僚達と同じように俺の木偶人形となるだろう。

「それで、二人は何を注文するんですか?」

 そんなやりとりは気にも留めず、流琉が笑顔で訪ねてくる。

「ボクは肉団子と天津飯を超特大盛りで!」
「俺は同じものを並みで頼む」

 そして俺は口元をゆがめながら「それから…」と付け加える。

『一緒にお昼を食べないか』
「……ぁ……は~い、ご一緒させていただきます♪ それじゃいつも使ってる部屋で待っててくださいね」

 一瞬目が虚ろになった流琉が俺たちを厨房奥の部屋へ通してくれる。
 さて、楽しい昼食の始まりだ。








 厨房で働く者の休憩所にもなっている小さな一室。
 供えられた机の上には頼んでおいた流琉の手料理が並べられている。

「はい、兄様あ~ん」
「あーーーん」

 俺の膝の上にまたがった流琉が食べやすい大きさに分けられた肉団子を箸で挟んで俺の口元に運んできてくれる。

「きゃんっ!…だめですよ兄様ぁ…おちんちん動かしたら感じちゃってうまくお口に運べないじゃないですかぁ」

 たしなめるような口調でかわいらしく頬を膨らませる流琉。
 その下半身には何も身に着けられておらず、露わになった幼い無毛の割れ目には俺の男の象徴が深々と突き刺さっていた。

「ふあぁ! だ、だから動いちゃだめですってばぁ」

 このようなかわいらしい娘を俺がいつまでも放っておくはずもなく、季衣に紹介してもらったその日のうちに呪いをかけて、季衣に手伝わせながらおいしく処女をいただいてしまっていた。
 あそこの具合も中々のもので、今では同じ年の季衣と同様、俺のお気に入りの木偶人形の一人となっている。

「すまんすまん。流琉がものほしそうにキュウキュウ締め付けてくるもんだからついな」
「も、ものほしそうになんかしていません。兄様のが大きすぎるんです」
「流琉はまだ慣れてないもんね。大丈夫、この調子で毎日入れてもらえればすぐに兄ちゃんの形に広がるよ」

 巨大などんぶりからご飯をかき込んでいる季衣が実体験を語る。
 この部屋には俺たちだけしかいないのでいくらでも他に席は空いているのだが、季衣は当然の様に俺の隣に座っていた。

「それじゃもう一度いきますよ。あ~ん」
「あ~ん……もぐもぐ…」

 肉団子の食感と、流琉の膣肉の感触を同時に味わう。
 食欲と性欲を同時に満たす、まさに画期的な食事法ではないだろうか。
 空いた手は発展途上の身体のふくらみを堪能するのに忙しく、時には隣の季衣にも伸びていく。

「それじゃ次はご飯を…きゃん! もうまたぁ、いたずらするならもう食べさせてあげませんよ」

 そういいながらも、流琉はかいがいしく俺に食事の世話をしてくれる。
 俺はこうして赤子のように食べさせてもらいながら、気が向いたらに腰を突き上げて初々しい膣の締まりを楽しむ。
 まさに極楽というやつだ。
 そういえば流琉という戦力が抜けた厨房の方は今頃地獄となっているだろう。
 まぁ俺の知ったことではない。
 彼女の手料理と笑顔を求める男共を差し置いて、俺がその身体を一人占めしているというこのほの暗い優越感もこの食事法の隠し味の一つなのだ。


「あの兄様……お味はどうですか?」

 流琉が自分の手料理はどうかと少し不安げに訪ねてくる。
 俺は待ってましたとばかりに用意していた言葉で応える。

「ああ、とても『おいしいぞ』」
「ふぁぁ……ほ、ほんとうですか……」

 俺がおいしいと答えた瞬間、流琉が身体を震わせた。
 顔が幸せそうにとろけ、膣肉がきゅっと締まる。

「もともと流琉の料理は『おいしい』けど、こうしてあそこに突っ込みながら食べさせてもらうともっと『おいしいく』なるな」

 繰り返しおいしいと流琉ほめてやる。
 ほめられるたびに、びくびくと彼女の身体が露骨に反応する。

「あぅぅ……ぅ、うれしいですぅっ」

 流琉は頬を桃色に染めながら何かに耐えるように腰をもぞもぞと動かしている。
 そのたびに肉棒も刺激され実に気持ちいい。
 流琉には俺に料理をほめられると、イク寸前の切ない気持になるように呪をかけておいたのだ。
 これで食事を終えるころには流琉の身体は文字通り『おいしく』出来上がっているだろう。

「くく、さぁ流琉の『おいしい』料理をもっと食べさせてくれ」
「ふぁぁぁ、は、はぁい♡」





 …………
 ……
 …


 華琳は不機嫌であった。

「流琉がいないなんて、当てが外れたわね」

 春蘭、秋蘭、桂花を引き連れて一般食堂で食事をとっている華琳。
 王者の気質を持つ華琳は普段食事等は全て自分のもとに運ばせているのだが、たまにこうしてやってきていつもと違う場での食事を楽しむことがある。
 今日も流琉が厨房に入る日だと聞いてやってきたのだが、あいにく肝心の本人が体調を悪くしてはずれており、代わりの料理人が作った食事に手を付けることになってしまった。

「華琳様、そのような不満げなお顔で食事をされては作ったものが気の毒です」

 調理を担当した男が顔を真っ青にさせながら戦々恐々な様子でこちらをうかがっているのを見て秋蘭が華琳に声をかける。

「はむはむ……私は十分においしいと思いますが」
「春蘭。味の問題ではないの。私は流琉の料理を食べに来たのよ」

 流琉の料理用に舌を調整していた華琳はやはり不満げだった。

「体調を崩したというのでは仕方ありませんよ」
「流琉のやつめもまだまだお子様だな。たいちょうかんりもかんのつとめのうちだというのに…はぐはぐ」
「あんた、まだそれ使ってるのね」
「うむ、華琳様のお言葉だからな」
「ふふ、そんなことも言ったかしら………」

 春蘭のかわいらしい言動に若干心癒される華琳。

「……そういえば最初に具合を悪そうにしてたのはその時の男だったわね」

 ふと華琳の脳裏に一人の男の姿が浮かぶ。
 平々凡々な顔立ちのさして特徴のない男。
 確か名前は昇鉱と言ったか。

(あの男が変な病気でも撒き散らしてるんじゃないでしょうね…)

 半ば冗談のような考えだったが、なぜか華琳のカンに引っかかるものがあった。

「桂花。あなたの部下に昇鉱という男がいるわね。普段どんな様子かしら?」
「はい、確かにおりますが…なぜ華琳様があれのことを…………はっ!? ま、まさかあの男、華琳様のあまりの美しさに血迷って、身の程もわきえず襲いかかったのではっ!!? そ、即刻首をはねて…!!」
「落ち着きなさい桂花。なんてことないわ。ただ以前会った時体調を悪そうにしてたからそれからどうなったか少し気になっただけよ」
「ああ! あのような下種な生物にまでそのお心を砕いてくださるなんて……なんてお優しい華琳」

 桂花は感激し、うっとりとしながら華琳を見つめている。
 このままでは話が進まないと華琳が続きを切り出す。

「それで……今はどうなのかしら?」
「はい、頭と顔はともかく身体が悪そうな様子は特になかったかと……午前中もそれなりに働いていましたし、朝もいつも通り濃厚なのをたっぷりと――」

 しゃべっているうちにいつしか桂花の瞳がとろんと陶酔したかのように溶け落ちていく。

「…桂花?」
「は、はい……あれ?……私今何を言おうとしてたんでしたっけ?」
「…それはこちらが聞きたいわ」

 桂花が突然言葉を切ったかと思うと、今度はぱちぱちと瞬きしながら不思議そうに首をかしげている。
 いったいなんだというのだ?
 華琳はこんな不自然な桂花を以前にも一度だけ見たことがある。
 確かあれは……

「華琳様、もうすぐ午後の面会者が来る時刻です。そろそろ準備をいたしませんと……」
「……秋蘭。いま考えごとをしている途中よ。邪魔しないでもらえるかしら」
「はっ、しかし相手はこのあたり一帯の豪族の頭です。いまの時期に隙を見せればあとあと面倒事の種になるかと……」
「……まったく…面倒ね」

 結局秋蘭に促され、華琳は最後まで考えをまとめきれずにその場を去ることになった。
 この時、華琳がもう少し時間をとる判断をしていれば、あるいはまた別の運命があったやも知れない。


 …………
 ……
 …



「ふぅ、ごちそうさま。『おいしかったぞ』流琉」
「ひっ……ふぁ……お、おしょまつしゃまでひたぁ……」

 全ての料理を胃に納めた俺に、ずっとイク寸前でじらされ続けた流琉が息も絶え絶えな様子で応えた。
 そのまだ幼さの残る愛らしい顔が今はだらしなくゆるみ、大きな二つの瞳は情欲でとろけきっている。
 肉棒を咥えこんだ小さな割れ目からはお漏らしでもしたかのようにだらだらと蜜をしたたらせており、まさに食べごろと言ったところだ。

「……にいしゃま…………あ、あの……」
「ああ、わかってる。今度は俺が流琉に御馳走してやろう」

 そう言ってやるとぎゅうぎゅう膣肉を締め付けて喜びの意思を伝えてくる。
 俺は小ぶりな尻をわしづかみにしながら、思いっきり腰を突き上げ始めた。

「ひっ、ひゃぅぅ、き、気持ひいいれすぅ!!?」
「たっぷりくれてやるからな。ほら、流琉も腰を振れ」
「は、はい、こう? これでいいでふかぁ?」

 広いおでこに汗を光らせながら、幼い身体が俺に合わせて上下に跳ねまわる。
 処女を破ってまだ日は浅いが、散々じらしたかいがあって流琉の膣内は狭いながらも実によくからんでくる。
 流琉目当てに食堂にやってきている男共も、いつも笑顔を振りまいてくれるお気に入りの少女のアソコがこんなにもいやらしく成長しているなど夢にも思っていないだろう。
 人気者の幼い少女の生膣を誰より先に味わい、こうして開発していけるとは男冥利に尽きるというものだ。
 俺ははりきってダラダラ漏れる先走り汁を愛液と絡めながら流琉の膣壁に擦り込んでいく。

「くぅんっ! ああっ! すご…すごいっ……! おなか……いっぱいにっ」
「くく、味のほうはどうだ?」
「おい…しいですっ! ああっ……兄様のっ! おちんちん……おいしいよぉっ! ああっ! あんっ!」
「……いいなぁ流琉」

 流琉を突きながら隣に目を向けると、同じように食事を終えた季衣がうらやましそうにこちらを見ていた。
 親友の痴態を見て我慢できなくなったのだろう、季衣は椅子の上で脚を開き、下履きの上からあそこをすりすりとなぞりながら自分を慰めていた。

「流琉がおなかいっぱいになったら、次は季衣にもご馳走してやる。楽しみにしておけ」
「ほ、ほんと? やったぁ! すぐ兄ちゃんのが入るよういっぱい濡らしておくからね」

 季衣は快楽への期待に目を輝かせる。
 こいつもすっかり好きものになったな。

「ふあぁぁ、に、兄様ぁ! 今はわたひに集中してくださ…あっ! ああっ!」

 もう一人の快楽の奴隷がもっと私を突けとしきりに催促してくる。
 こいつも季衣につられてだいぶ興奮しているようだ。
 小さな手足を俺の背中や腰に回してしがみつき、実に気持ち良さそうに腰を振ってる。
 
「よっと」
「きゃあっ!?」

 俺は座る向きを変えると一度流琉を引き離し、膣から肉棒を引き抜きぬく。

「え、あ、兄様?」

 戸惑う流琉の身体をくるりと回し、前を向かせてから両ももを抱えあげ、季衣見せつけるように脚を開脚させる。
 小さな流琉の身体は驚くほど軽いので、非力な俺でもこれぐらい芸当はできる。

「や、やだぁ。これじゃ季衣に丸見……あひいいいいいいい」

 赤子がおしっこをさせてもらうような格好に羞恥の声をあげるが、俺は気にせず再び肉棒をパックリ開いた秘裂に突き入れた。

「…ぁ……流琉ってば……赤ちゃんみたい」
「あぅぅ、……季衣にみられちゃってるぅ」

 真っ赤になって両手で顔を隠そうとする流琉。
 俺はいっぱいに股を開かせながら、見せつけるようにして膣をかきまわしはじめた。
 すぐに流琉から顔を隠す余裕などなくなる。

「あっ、あん、あっ、にいさま……あっあぅっ!」
「……流琉…すごい……」

 こうしてお互い見せ合いっこをした方が二人ともより興奮するのはすでに実証済みだ。
 その証拠に季衣の自慰の手が一層激しくなり、流琉も膣をギチギチと痛いぐらい締め付けてくる。
 俺は腰をゆすって、流琉が一番大好きな部分をグリグリと擦ってやる。

「はぁっ……くぅんっ! 季衣、季衣、季衣ぃ……」
「あぁ……流琉、流琉、流琉ぅ……」

 初潮を迎えたばかりの年端もいかぬ少女二人が、お互いの痴態を見せあいながら快楽に染まっていく。
 その異常で、あまりに背徳的な光景に俺の興奮も一気に高まってきた。

「さぁそろそろ精液をご馳走してやるからなっ……全部こぼさず受け止めろよ!」
「いっ、いただきますっ……にいさまのせーえきぃっ! …私のなかにぃっ!!……あっ……あああああ!」

 射精を乞われながら、俺はその最奥で白く澱んだ欲望を思いっきり解放した。
 まだ成熟しきっていない小さな子宮に次々と精液が注ぎ込まれていく。
 その刺激に流琉も深い絶頂を迎え、幼い膣肉の収縮が射精の快楽をさらに一段階上のものに押し上げてくれる。

「…うっ……ぉお」

 目もくらむほどの快楽に思わず声が漏れてしまう。

「しゅ、しゅご……ま、まだ出て……もうお腹いっぱっ……はひいいぃ!!」

 流琉の苦痛とも快楽ともとれる艶声を聞きながら、俺は心地よい解放感に身を委ねたのだった。




「ふにゃぁ…あ、あうぅ…」

 最後の一滴まで出しつくし頃、俺に背中を預けてぐったりと脱力してくる流琉。
 どうやら気が高まりすぎて失神してしまったらしい。
 その腹をなでてみると、下腹部がわずかにだがぽっこりと膨らんでいるのがわかる。
 我ながら随分と出したものだ。

「に、兄ちゃん。次はボクの番だよね」

 そして感慨にふける間もなく、モノほしげな声が俺を再び快楽へと誘う。
 季衣はすでに衣服は脱ぎ去っており、蜜で濡れる無毛の秘所を指で広げながらその最奥を惜しげもなくさらして俺に情欲の目を向けている。

「はやく兄ちゃんのチンチン入れてぇ……もうがまんできないよぉ」

 幼い少女の直情的な誘惑に再び肉棒に力が戻っていく。
 さて、食後の運動を始めるとしようか。












―――――――――――
今度こそ姉妹丼だと思った? 残念、おでこちゃんでした!!
……すんません。次回こそは姉妹丼を……そういやあの三人も残ってるか


というわけで牛戦術に磨きがかかっていますが需要がある限り頑張って続き書いていきたいと思いますのでできればご支援よろしくお願いします。


追記
肝心の華琳様なんですが実はシチュにむっちゃ迷っています。
身体の自由を奪ってプライドをへし折って快楽に屈伏させる、というのが当初のシチュだったんですが、認識や記憶をねじまけて覇王状態のままエロことをする滑稽な華琳様、というのも書いてみたいと最近は思い。
たぶんどっちも書くんですが、最初をどっちで行くかです。
みなさんならどちらが好みですか?





[37619] 06
Name: 偽一刃◆b6e50725 ID:72b26458
Date: 2015/02/10 15:58


「―――――はぁぁぁぁぁぁ!」

 聞こえてきたのは裂帛の気合。
 同時になにかが爆発したかのよな轟音と兵たちの悲鳴。

「まだまだぁぁぁッ!!」
「「「「げほぶぁあぁあぁぁああああっ!?!?」」」」

 その女が剣を一振りするたびに、兵達がまとめて木の葉のように宙を舞う。

「どうしたきさまらぁッ! この程度で根を上げるなど華琳さまの兵として恥ずかしくないのかッ!! さっさと起き上がらんか!!!」

 倒れ伏す兵たちに激を飛ばし、よろよろと立ち上がってきた者たちを、また容赦なく一撃で吹き飛ばす。





「さすがは曹家きっての猛将と名高い夏侯惇(かこうとん)将軍、得物が木剣であってもその武はいささかも衰えんな」

 俺は訓練場で兵に稽古をつけている夏侯惇将軍を遠目に眺めながらそうつぶやいた。
 
 それにしても数百の兵をたった一人で叩き伏せていくその強さはまさに鬼神のごときだが、その姿のなんと美しいことか。
 艶のある黒髪に強い意志を宿した紅い瞳。
派手に動くたびにはちきれんばかりの乳房が揺れ、赤い中華服の隙間からはなまめかしい美脚が露出する。

「くっく、実にいい」
「ずいぶと姉者を気にいられたようですね」

 俺の隣で寄り添うように立っていた秋蘭がそう尋ねてくる。

「あぁ、お前の姉だけあってその容姿は文句のつけようがない」

 あの美貌であの強さなのだからまさに天は二物を与えんだ。

「あの美しくも勇ましい女の股に俺のモノをぶち込んでやったらいったいどんな声で鳴いてくれるのか……いまからじつに楽しみだ」
「はい、その時は私もご一緒に……」

 秋蘭が俺の耳元でそう囁きながら、熱い息を漏らす。

「たっぷりとかわいがってやるさ」

 俺は秋蘭の青い中華服の腿の切れ目に手を滑り込ませた。
 きめ細やかな肌を撫でたあと下着の中に手を差し入れ、しっとりと塗れた秘所に指を二本突っ込んでやる。

「……ぁん///」
「今夜だ、少々待たせてしまったが今夜二人並べてここにたっぷりと俺の子種を注ぎ込んでやる」
「は、はいぃぃ♡」

 切れ長な目をとろけさせている秋蘭を抱き寄せながら、軽く指を出し入れしてやる。
 秋蘭は抵抗するどころか、俺の手が動きやすいように股を開きながらうっとりと俺に身を任せてきた。
 知将と謳われたこの女も随分とかわいらしくなったものだ。

「……ん?」

 秋蘭を可愛がりながらふと訓練場に意識を戻すと、なにやら流れが変わってきていた。
 あのまま全員夏侯惇将軍にのされて終わりかと思っていたが、いくつかの部隊が踏みとどまって善戦をしているようだ。

「将軍の正面に立つ者は攻撃はせず守りだけを固めろ! 真桜(まおう)、沙和(さわ)、兵を率いて左右に回ってくれ。常に大人数で囲んで重圧をかけ続けるんだ」
「了解なの凪(なぎ)ちゃん。ウジ虫ども、沙和についてくるのー!!」
「おっしゃいくでみんな! 死ぬ気できばりやー!!」

 その中心には一般兵たちを声を張り上げて鼓舞する三人の少女の姿があった。

「ほぉ……」

 三人ともまだ荒さはあるが、なかなかの用兵だ。
 凪と呼ばれた傷のある銀髪の少女に関しては武もかなりのもので、夏侯惇将軍とまがりなりにも渡り合えている。

「……楽進(がくしん)、李典(りてん)、干禁(うきん)です。少し前に加わった者達で……ぁっ、ふ、普段は街の警備の任に着いています。少々癖は強いですが見ての通り、三人ともなかなかに……ぁあんッ!」

 俺の視線を察して、股間を指でほじられながらも秋蘭は健気にそう説明した。
 なるほど、曹操軍のめぼしい女はほぼいただいたと思ったがまだこんな上玉が残っていたか。

「……お気に召しましたか?」
「無論だ」

 春蘭や秋蘭ほどの華はないが、三人ともそれぞれ違った魅力を持った見目麗しい女子だ。
特に李典の胸布から今にもこぼれ落ちそうな巨大な二つの塊は、そうそうお目にかかれるものではない。

「あの女達もいずれ……ククク」
「……ひっ!?」

 きゅっと陰核をつまんで秋蘭をイカせながら今宵の宴を思い、俺は期待に胸と股間を膨らませるのだった。







 夜半。
 宮城の廊下を進む影が二つ。

「ふあ~あ……それで秋蘭、私に合わせたいその人物とはいったい誰のことなのだ?」
「ふふ、まだ内緒だ。」

 一人はたぐいまれなる剣才の持ち主、曹操軍最強と名高い夏侯惇(かこうとん)。
 もう一人はその双子の妹である夏侯淵(かこうえん)であった。
 
「しかし、もう寝なければいけいない時間ではないか。華琳様もおっしゃっていたぞ。えっと……た、たんちょんかんりも、かんのちゅとめ?」
「ふむ、だいぶ怪しくなってきたな」
「なぁ秋蘭、明日ではだめなのか?」
「いや、もうついた。この部屋にいらっしゃる。姉者にはぜひとも紹介しておきたいのだ」
「……秋蘭(しゅんらん)がそこまでいうなら」

 普段物静かな妹の珍しく強引な誘いに、夏侯惇は訝しみながらもとりあえず納得することにした。
 そして夏侯惇は扉を開き部屋の中に足を踏み入れる。
 それと同時にその言葉が聞こえてきた。
 ただ一言、

 ――――『操』










「紹介しよう姉者、私と姉者の新しい主人となる昇降様だ」
「……」

 秋蘭に後ろから抱きしめられながら、虚ろな瞳のままぼうっと立ち尽くす夏侯惇将軍……いや春蘭(しゅうらん)。
 下手な小細工は逆に危険だと言う秋蘭の進言を受けて、出会いがしらに問答無用で術を掛けさせてもらった。
 結果はこの通り。
 この黒髪の美しい女将軍はただの木偶人形になり下がった。
 あとは俺の思うがまま……

「御苦労だったな秋蘭。どうだ、実の姉を差し出す気分は?」
「ふふ、この上なく胸が高鳴っています。華琳様と真名を交わしたときでもこれほどではありませんでした……さぁ姉者に最初の御命令を与えてください」
「くっくっく、なんとも姉想いなことだな……では手始めにその身体を拝ませてもらおうか……春蘭、服を脱げ」
「……はい……ふく……ぬぐ……」

 春蘭は意志の感じさせない声でそう返事をすると、ゆっくりと緩慢に服に手を掛けた。
 服の結び目を全てほどき、紅い中華服がするりと床に落ちる。
 それだけで春蘭の身体を隠すのは上下の下着と、太ももまで届く黒い足袋のみとなった。
 そのわずかに身体を隠す布切れすらも春蘭は躊躇なく脱ぎ捨てていく。

 そして実にあっけなく、春蘭は俺の目の前で生まれたままの姿となった。

「……美しい」

 思わず俺はそうこぼした。
 シミ一つない肌に桃色の小さな乳首。
 胸と尻にはたっぷりと肉が乗っているのに、垂れることなくしっかりと引き締まっている。
 秋蘭と同様、まさに男の劣情をもよおすために用意されたような素晴らし身体だ。
 今からこの身体を好きに味わうことができるのかと思うと、興奮で頭がどうにかなってしまいそうになる。

(……落ち着け。これだけの上玉をあっさりと終わらせるなど……)

 俺は一度深呼吸をし、気分を落ち着けてから命令を出す。

「よし、では春蘭。まずはあいさつ代わりだ、俺に口付けをしろ。愛情を込めてたっぷりとな」
「……はい……あいじょう」

 とたんにガバリと春蘭が襲いかかってきた。
 すわ術が解けたのかと一瞬体が強張ったが、そうではないことはすぐにわかった。

「んちゅ…ちゅっ、ちゅっ、ちゅるるぅぅ……じゅる……あむっ、んっ…ちゅ……じゅるるるぅ」

 春蘭は俺の顔を両手でしっかりとはさむと、それはもう情熱的に俺の唇に吸いついてきたのだ。

「んふぅ~っ…ん、はむっ…んん……れらぁ…れるれるぅ…んじゅっ」

 その勢いはとどまることを知らず、すぐに俺の口を割り開いて舌を伸ばしてくると、口内を隅々まで貪りつくし、とろとろと甘い唾液を積極的に送り込んでくる。

(これはこれは、なんと情熱的な……)

 愛情を込めろとは言ったがまさかここまで激しいものになるとは思わなかった。、

「たっぷりと愛情を込めるようおっしゃったので、一番大きな想いである華琳さまへの愛情がそのまま表れたのでしょう」

 秋蘭の推察になるほどと言おうとしたが、あいにく口の方は春蘭が片時も離すまいとむしゃぶりついてくるので何も言うことができない。
 いつのまにか俺も夢中になって、貪るように春蘭の舌を迎え入れていた。
 お互いの鼻息がくすぐったいがそれもまた興奮する。

 やがてぐいぐいと柔らかな身体も押し付けてくる春蘭の口吸いに気分が高まり、俺の肉棒は服を押し上げてすっかりと臨戦態勢となってしまっていた。

 まだまだこのまま情熱的な口吸いを楽しみたい俺は春蘭と舌を絡めながら、秋蘭に視線を送る。
 それだけで察してくれたのか秋蘭は色っぽい笑みを浮かべると、そのまま口付けをかわす俺の足元に跪き下履きを脱がしていく。

「ふふ、ずいぶんとお苦しそうで……いまお慰めしてさしあげます……ちゅっ」

 そして露わとなった俺に肉棒の先端に恭しく口付けすると、そのままねっとりと舌を絡ませながら暖かな口の中に納めていった。

(くはぁぁぁ……っ)

 口がふさがっていなければそんな情けない声が出ていただろう。
 唾液がまとわりつき、柔らかな粘膜に肉棒が包みこまれる快楽に俺は腰を震わせた。

 美しい女将軍と激しい口付けを交わしながら、猛った肉棒をその実の妹の口に咥えさせる。
 術によって作り上げたそのあまりに背徳的な快楽の海に、俺はどっぷりと浸っていった。

「んくっ! ん、んっ…ちゅぷ、ちゅ、ちゅうっ! れろえろぉ……じゅるう!」

 春蘭はいつのまにか俺の首に腕をまわして頭を抱き抱えながら、あいかわらず阿呆のように俺の口を吸っている。
 唾液でお互いに口の周りはべとべとだがそんなことお構いなしに舌を絡めてきた。

「んぱぁ……こんなにかたく…まだまだよくして差し上げます……んぢゅっ! ん、んっ、ぢゅぶっ、ぢゅぐぅぢゅぢゅぢゅぅぅ」

 秋蘭は唇で肉棒を締め付けながら激しくその端正な顔を前後にゆすり、しっかりと頬肉の感触を肉棒に擦りつけてくる。
 それと同時に裏筋に押し当てられた舌がずるずると舐めあげ、極上の快楽を与えてくれた。

(くはは、極楽とはまさにこのことよっ!)

 曹軍の誇る麗しき姉妹によって行われる、上下同時の熱烈な口奉仕。
 こんな贅沢な状況でいつまでも耐えられるほど俺は我慢強くなかった。
 腰のあたりからグツグツと熱いものがこみあげてくるのがわかる。
 それを察した秋蘭が一層激しく俺の肉棒にしゃぶりついてくる。。
 ついに耐えきれなくなった俺はいまだ虚ろな目でレロレロと舌を絡めてくる春蘭を力いっぱい抱き返し……どす黒い欲望を解き放った。


 ドップッッドピュッ、ドピュルルルゥゥウゥッゥl―――ッ!!


「んぐううっ! んぶっ!!んぐっ……!!」

 すさまじい解放感にがくがくと膝が震える。
 春蘭が抱えてくれていなければ俺は無様に尻もちを付いていたかもしれない。
 俺は姉の春蘭に舌を吸わせながら、妹の秋蘭の口内の汚液を注ぎ込んでいく。

「…んっんぐっ…んっ……まだで…じゅぅう、じゅるる! じゅじゅうぅっ!」

 次々吐き出される男の精を秋蘭は躊躇なく嚥下していった。
 やがて放出がおさまると、尿道に残った残滓をちゅるりと吸い出し、敏感になった亀頭をいたわる様にそっと舌を這わせてくる。

「ぺちょ、ちゅるぅ……んふぁ…」
「れろ、んじゅ……じゅるぅ、ちゅちゅちゅうぅぅ」

 満足そうにほおを緩ませながら舌を伸ばす秋蘭と相変わらず阿呆のように俺の舌を吸っている春蘭。
 二人の奉仕をうけながら俺はゆったりと射精の余韻に浸るのだった。

 





「さっきあれほど出されたのにもうそのように反り返って…すぐに慰めて差し上げます。どうぞ私のここにお挿いれください」
「むぅ、秋蘭はさっき昇降様のお情けをお口にいただいたばかりではないか。ならば次は私の方が先だろう」

 俺の目の前で二つの引き締まった桃尻が男を誘うようにゆらゆらと揺れている。
 秋蘭と同様に術で春蘭の魂魄をいじくりまわし、いまやこの姉妹の絶対の主人となった俺は二人に命じて、肉棒が挿れやすいよう寝台に手をつかせてこちらに尻を向ける格好をさせていた。
 ツンと上を向いたお尻と、白い背中がじつに艶めかしい。
 蜜を滴らせる花弁から恥ずべき菊穴まで、姉妹そろって全て丸出しだ。

(この光景を何度夢見たことか……)
 
 鬼神のごとき強さと天真爛漫さを兼ねそろえた夏侯惇将軍。
 理知的で冷淡な見た目とは裏腹にそのじつ穏やかで情の深い夏侯淵将軍。
 この美しい姉妹を同時に抱くというのは、曹操軍の男なら文官武官問わず誰もが一度は夢みる行為であろう。
 かく言う俺もそうだった。

「ではまず春蘭の身体から味わわせてもらおうか」
「は、はい! 存分に味わってください。私の身体は全て昇降さまのものですから!」

 嬉しそうな声を出す春蘭の尻をわしづかみにし左右に開く。

「はぅ……///」

 春蘭が恥ずかしそうに声を上げた。
 淡い桃色の肛門の下でトロトロと涎を垂らしている膣口。
 準備万端の息子の先をその入口にあてがう。

 そして万感の思いを込めて、腰を前に進めた。

 ずぶぶっぶ……。

「んっ! ふぁ、ふぁあああああああっ!」

 初めて男に貫かれる感覚に春蘭は背筋を震わせて悦びの声を上げた。
 同時に俺も感嘆の声を上げる。

「ほぉ!これはこれは……!」

 たっぷりと分泌された愛液とトロトロに溶けた膣肉の柔らかなの感触。
 そのくせ根元と亀頭はギリギリと痛いほど喰い締めてくる。
 まさに名器というやつだ。

 俺は本能の赴くまま、最初から激しく腰を打ち付け始める。
 腰を前後するたびにギチギチと締まりのいい春蘭の膣肉が俺の肉棒をしごきあげ、極上の快楽をうみだしてくれる。

「あは、ぁっ、あ、あぁぁ……っ! 昇降様の逞しいものがゴリゴリと私の膣を……っ!う、うれしぃ……こうえいでございますぅ……はぁんっ……あ、あぁぁぁぁああっっ♪」

 くわえて何ともなまめかしいこの声だ。
 昼間に剣の一振りで男共を吹き飛ばし、他者を寄せ付けぬ圧倒的な武を誇っていた将軍が今は俺の肉棒に貫かれて情けない女の声をあげている。
 実に愉快だ。

「あぁ…あの姉者がこんなに乱れるなんて……」

 その隣で茫然と春蘭の痴態を眺める秋蘭。
 姉の性交を見てすっかり発情してしまったらしく、腰をもじもじとさせながら股から大量の汁を垂らしている。
 俺は最後に強く春蘭の子宮を一突きしてから肉棒を引き抜き、そのまま間髪いれず秋蘭の膣に肉棒をねじりこんだ。

「んひぃっ!! ひぃ、ひあぁぁ……お、きぃ……」
「くはは、これで姉妹丼の完成だッ!!」

 からみつく膣肉に、極上の締まり具合。
 秋蘭の膣は姉に勝るとも劣らない素晴らしい挿れ心地だった。

「あぁ、私の膣いっぱいに……ようやく昇降さまにこの身を捧げることができたのですね」

 感動に打ち震える秋蘭をよそに俺はその美肉を味わうため、遠慮なく腰をふるう。

「ん、んぁっ! はぁぁっんっ! ああっ! こ、こんな気持ちいいものとは……あぁぁん♪」

 奥を付いてやるたびに普段の知的で落ち着いた姿からは想像もできないような可愛らしい声を上げる秋蘭に俺はますます興奮する。
 全体的な締まりは春蘭のほうが上だが、秋蘭の膣は柔軟性に富んでて挿れる時も引き抜く時も常にぴっちりとハマるような絶妙の使い心地だ。
 締め付けは強いのに少し動くだけで滑るように奥まで入っていく。
 姉妹そろって実にいいものを持っているではないか。

「うぅ昇降さまぁ、秋蘭ばかりずるいですぅ。私のことももっとかわいがってくださいましぃ」

 悦びの声をあげる妹を見て、春蘭がフリフリと尻を振って俺を誘ってくる。
 男に媚び切ったそのしぐさは、もはやそのへんの売女となんら変わりない。

「全くこらえ性のない奴だな。そぉら」

 俺は秋蘭から肉棒を抜き取り、すぐ隣の淫らに開いている割れ目にそれを突き入れた。

「ふぁぁぁ……ひゃったぁ、昇降ひゃまのおひんぽぉ……♡」

 鍛え上げられた膣穴が生み出す下手をすれば痛みまで伴いそうな強烈な締め付けを味わいながら、俺は春蘭の尻をわし掴みにする。
 この姉妹は豊かな乳房と同様に尻のほうも大変魅力的だ。
 きめ細かな肌がすいついてくるのがいい。
 軽くもみこむと切なそうな声を出してくる。
 俺はそのまま尻をがっちりと固定して大きく腰を打ち付ける。

 ずぶっぶぅっ……

 腰が固定されている分さきほどは届かなかった春蘭のより奥まで蹂躙することができた。

「はひぃぃ♡ おっきくてカタイのが私の奥に当たって……しゅ、しゅごいぃ……♡」

 春蘭が呆けた悲鳴を上げ、ガクリと寝床に顔を落とす。

「あひ、ひぃっ! おくぅ、そんなにグリグリとぉ……ひ、ひあわへでふぅ…!」

 尻をこちらに差し出したまま寝床の上で身もだえる春蘭のあわれな女の姿は征服欲を実に満たしてくれる。
 そうして最奥の子宮目がけてを腰を振りまくり、たぷっりと春蘭の剛力マンコの締まりを味わったあと、秋蘭の柔軟マンコに挿れかえる。

「く、は……ぁ……っ! しょ、昇降さまそんな激しく腰をお振りなって…あぁん そ、そんなに私の中が……ひんっ! お、お気に召しましたか……ふふ、また姉者が嫉妬してしまいますよ」

 俺に後ろから突かれながらなんとも色っぽい流し目でそんなことを言ってくる秋蘭。
 言葉とは裏腹にもっと深くとねだるように、ぐりぐりと尻を押し付けてくる。
 俺は春蘭のように激しく突くのではなく、ゆっくりといろいろと角度を変えながら出し入れし、柔らかな粘膜と肉の吸いつきを楽しむ。
 そうこうしている内にまたあの強烈な締め付けが恋しくなってきたら春蘭の尻に手を伸ばす。
 春蘭を十分に楽しんだら秋蘭に……。
 秋蘭飽きたら春蘭に……

 春蘭、秋蘭、春蘭、秋蘭、秋蘭、春、秋、春、春、秋……

 姉、妹、妹、姉、妹、妹、姉、姉、妹、姉、姉、姉………

 最上級の美人姉妹の膣を交互、あるいは連続してうしろから突きまくってやる。
 抜けば切なそうな声を漏らし、挿れれば悦色の声を上げる。
 抜いては挿れて、挿れては抜く。

「あひぃっ! しょう、こうしゃま……んぁ、ああぁん、しょうこうしゃまぁ! もっともっとわたくしのなかを可愛がってくださぃ!」
「あ、あねじひぐぅぅ!? き、きたぁぁ、お、奥をそんなをズボズボとぉ! ひぃっ、ぃ……ん、んぁ…い、いぃぃぃ……っ!」

 姉妹の甘い嬌声を聞きながら、俺は絶頂に向けて出し入れを限界まで激しくさせる。

「ふぅッ、ふぅッ……さて、どちらに出してやろうかっ!」

 いよいよ限界近くまで高まってきた俺は亀頭の先で秋蘭の子宮口をこねくり回しながらそう尋ねてやる。

「わたしにっ、このままわたしのなかでお出しくださいぃ! くぅっ、い、いってきのこらず搾り取ってさしあげます」
「ず、ずるいぞ秋蘭! しょうこうさまぁ! わたしです、わたしの子袋にしょうこうさまの子種をそそいでください!! 必ずや昇降さまのやや子を孕んでみせますからぁ!」

 膣出しを競って懇願する姉妹の熱が伝染するかのように、腰の奥から深い快感がグッとせり上がってくる。
 同時に湧き上がってくる粘つくようなどす黒い征服欲。

 ―――このまま孕ませてやる……
 ―――俺の子種で……
 ―――強さと美しさを兼ねそろえたこの極上の姉妹をっ!

「うおおおおおおおぉぉ!!! 孕みやがれぇえぇぇええっ!」
「えっ……あ、うあっ!……しょう、こう、さ……まっ!……うっ!……あああぁぁあぁぁあああっ!!??!?!?」

 腰を勢いよく突き出し、亀頭を秋蘭の最奥にぶちあてる。
 そして限界まで膨張した先端を熱く柔らかな子宮口に密着させながら、俺は全ての欲望を解き放った。

 どぴゅ…どぴゅるるるぅぅ!?

 熱い快感が腰から背中、頭のてっぺんまでを貫く。
 大量の精液を、子宮に注ぎ込む。
 誰も触れたことのない、秋蘭の一番大切な場所。
 そこを俺の汚液が穢しまくるのだ。

「あ、あぁ……んぁあああっ……あつ、ぃ……!!」

 すさまじい放出感に腰がガクガクと震える。

(だがまだだッ!)

 俺はションベンを我慢するときの要領で吐精を一時せき止めると、秋蘭の膣から肉棒を引き抜き今度は春蘭の膣に押し込む。
 そして子宮にしっかりと亀頭を咥えこませてから放出を再開した。
 この女の望みどおりたっぷりと種付けをしてやる。
 
「……ぁ……ああぁあ……出て……る、ぅ。しょう、こうしゃま……びゅくびゅく、出してぇぇぇ……」

 歓喜の声をあげながらきゅうっ、と春蘭の膣肉が締まった。
 ただでさえキツかった膣がさらにキツくなる。
 俺はその中を強引に出し入れして肉棒をしごき、最後の一滴まで春蘭の膣に絞り出した。




「ぁ……しょう……こ……さ、まぁ……」
「あぁっ…はぁ……はぁ……はぁ……おなかがしょうこうさまのこだねでぇいっぱいぃ」

 俺はたっぷりと欲望を吐き出して力を失った肉棒を春蘭の膣内からずるりと引き抜き、あらためて目の前の光景を見下ろした。
 全身を艶っぽく火照らせた二人の美しい姉妹がこちらにケツを突き出したまま、ぐったりと力なく身を伏せて荒い息を吐いている。
 その秘裂からは、そろって白い濁液をごぼごぼと溢れ出させていた。

 ―――姉妹そろって種付けされたというなによりの証。

 それを眺めながら俺は深い達成感と征服感に酔いしれるのだった。






「そうだ、出したあとはそうやって舐め取って後始末をしろ……うっ……敏感になってるから優しくな」
「……ちゅ、れろ……このぐらいでよろしいでしょうか?……れろぅ……」
「こんなに太いのが……ぺちゃ、ぺちょ……わたしたちの中に……ちゅ、ちゅぅ……」

 俺は寝台の上で大の字に寝転び、今は二人に後始末のやり方を仕込んでいる。
 春蘭と秋蘭は嫌な顔一つせず、嬉々として舌を伸ばし肉竿にこびりついた三人分の淫液を舐め取っては胃におさめていく。
 そこに曹操軍にその人ありと謳われていた二人の誇り高き将の姿はどこにもなかった。
 もはやこの姉妹は完全に俺の虜だ。

「さて、あと残るは……」

 脳裏に浮かぶのは小さな身体に巨大な覇王の器を宿す気高き金髪の少女。

「くっくっ……もうすぐにお側にまいりますよ、華琳さま……」







――――――――――――――――
恋姫の新作が出ると聞いてこっそり更新。
とりあえず予告してた姉妹丼を完遂させました。

なんとか華琳を貫通させるところまではたどり着きたい……
新作面白かったらモチベ上がるんだろうけど分割商法で後日談らしいからなぁ。
もっかい一から作り直してくれないかしら。


ノクターンでも「タイムストップ・クエスト」ってタイトルで投稿してたりします。
オリジナルですがよかったら読んで、おもしろかったら感想書いてやってくださいまし。


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