一日目
気がついたら檻の中に居た。何が起きたのか判らない。体を起こして見回してみると、同じように
檻がいくつも周りにあって、その中に人影があった。だけどぼんやりとしていてよくわからない。
目を閉じて寝ていると、たまに檻の外を歩き回る人がいた。
二日目
何故かお腹が空かない。
奥の方の檻から、女の子らしい悲鳴がずっと聞こえる。
うるさいので耳をふさいでその日はずっと寝ていた。
三日目
また奥の方がうるさい。でも違う女の子のようだ。
うるさい。
四日目
悲鳴がドンドン近づいている、私の両隣の子は怯えているようだ。
耳をふさいでいてもうるさい。
五日目
ついに私の隣の子が悲鳴を上げ始めた、よく見たら悲鳴は悲鳴でも、犯される悲鳴だった。
「いやだなぁ」と思ったけれど、どうせ逃げられないんだよね、と思ったのでまた耳をふさいで
寝ていた。
六日目
檻の中に入ってきたのは男の人たち。ぬるま湯をたっぷりかけられて、ワシワシと洗われた。
気持ち良かった。
誰かが、私の中に指を入れて探ってきた。ひんやりしていたので、ローションでも使ったんだと思う。
入口近くの天井を探られて、声が出た。おもしろがっていじくられた。気持ちいいと声が出た。
男達が騒いだ。
そういえば彼氏と別れてから男の人とヤってない。
胸をもまれて、乳首いじられて、クリを転がされて、中を探られて、すごい気持ちが良い。
しかも全部いっぺん。天国かと思った。でもなんでか体が動かない、そういえばずっと体がうまく動かない。
イかされてから、そのあとヤられた。なれてるはずなのに、「処女か」って声が上からする。おかしいな。
でもすぐになれて声が出るようになった。ほんとう、これは気持ちが良い。
よくわからないけど、何人も覆い被さってきた。相手の肩越しに、向こうを見ると私の股間で、相手の腰が
カクカクとピストンしているのがよくわかった。
周りを見たら、ちんこ擦ってる人が一杯いた。全員にしてもらえるみたいだ、あ、イく。
七日目
気がついたら腰がガクガクだった。昨日は天国だった。
前に彼氏に「イきやすくて、SEX好き」だと言われたこともある。そのとおりだ。
体が綺麗になっていたので、あの後洗われたんだと思う。すっきり。
私の隣の子が今日は犯されていた。必死にいやがっている。なまじ私が積極的?だったせいか、男の人
たちはいらついているようだった。うるさいので耳をふさいで寝ていた。
八日目
すこし離れたところから女の子の悲鳴。「今日でおしまいだ」という声が聞こえた。
何がおしまいなのだろう。「ごごうをみうけしたい」という声が多かった。ごごうってなんだ。
九日目
目が覚めた。スゴイスッキリしてる、起き上がって辺りを見回すと空間もスッキリしていた。
そういえば、ずっと白い煙が辺りに充満していたような気がする。
そしてガンガンに突かれてアンアン言ってたことも思い出す。
うぇー、レイプに「もっともっと」とかwエロゲかよw
たぶん、あの煙に認識阻害効果があったんだと思う。そうじゃないと考えられないくらい、私は
この檻の中でボーっとしていた。
部屋の中の作りは、土壁っぽいもので作られた部屋で、奥から私を通り過ぎて、大きな檻が7つ収まっている。
奥にドアがあり、そちら側から5番目が私の檻。…あれ?ごごうって…檻五号って…こと?
みうけ?みうけって身請けってこと?まじで?つーかここ何処よ。なんでつかまってんの?会社は?仕事は?
旅行先で拉致監禁奴隷扱い?旅行なんていってないよ?そうすると自宅から誘拐?
だらだらと嫌な汗が出てくる、落ち着こうとしてキョロキョロしたら、新しいことに気がついた。
檻の中で寝そべって泣いている周りの子たち、みんな。
「耳とシッポついてら…」
あと、私にも耳とシッポついてら…。なんというワンだふる。わんわんお!(U^ω^)
確かめてみたら、ピンと立った耳と、折れた耳だった。ちなみにもう片方もクニッと折ってみたら折れた。
片方を立ててみたら立った。ちょっと機嫌が良くなったので、イメージ的にしっぽを振ってみた。
「ふっさふっさ」
これはかわいい。檻の中をちょっとうろうろしていたら、男の人が入ってきた。私と目があって「うぉっ」と
声を上げた。
「あ、こんにちはー」
「え?あ?こ、こんちゃーす」
「あのー、私なんでここにいるんですか?」
「ハッ!そりゃ奴隷にされるためだよ」
「そーなのかー」
「…変なヤツ」
「乱暴されないとこだといいなぁ」
「……………」
男の人は周りの檻を見回ってから、すぐに出て行ってしまった。あーやっぱり奴隷かーたぶんエロも入るん
だろうな。いや、身持ちは柔らかいから別にいいけどさ、ぶっちゃけ好きだしSEX。
なんとなく、覚悟完了してしまった。とりあえず生きながらえることにしよう。スイーツ(笑)
つーか、これってファンタジーだよね?
あとがき
エロぢからがカッとなってやった、今でも反省してない。