<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

チラシの裏SS投稿掲示板


[広告]


感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[34867] 【一発ネタ】まさかのコイツに憑依かよ…【某マイナー格ゲーのキャラ】
Name: ちにゃ◆85107d29 ID:a16cec49
Date: 2012/08/29 21:32
場所:ゲームセンター

そこで二人の青年があるゲームで対戦をしていた

「いよっし!、勝ったぜ!」

「ちくしょう、お前そいつ使うの止めろ!、立ちまわりが上手過ぎるんだよ!」

「ヘン、俺の持ちキャラがゾルだった事に後悔するんだな!」

片方の青年が勝ち誇ったように言う

「俺はなんたって、ゾルマスターなんだからな!」

「それ自称だろ、大会にもでてねぇし」

後ろで観戦していた青年が言う

「うるへー、大会に出たら接近戦の鬼使いじゃ勝てねぇんだよ。
お前だって戦車使いじゃねぇか、しかも弱い」

と、ゾルマスターと名乗った青年が観戦していた青年に言う

「フン、戦車タンは強さが味じゃない、あの姿で既に勝っているんだよ」

「でもよえーけどな」

「そういうのは愛だよ、愛」

と、口喧嘩をしている所で

「よぉし、何時か絶対に不律でコンボ出来るようにしてやる…!」

負けた青年はそう言うとゲームセンターから出ていく

「「……不律はコンボキャラじゃないだろ」」

残った二人の青年は見事にハモリ、溜息をつく

「んじゃあな」

「おう、次は俺と対戦だぜ!」

そう言うと、二人もゲームセンターから出て帰宅する



~ゾル使いの青年の家~

「フンフンフーン、MUGENでもやるか」

そう言うと、PCを起動させるが…

「ん……なんだ?」

PCの起動ボタンを幾ら押しても全然反応しない

「いったいどうなって……!?」

言いきる前に、PCの画面が光り出し、その場から青年の姿は消えていた……



~???~

「…………ん?」

そこで青年は起きた

「何処だ………?、ここ……?」

と、言うと立ち上がろうとするが………

「……?、なんだこの服…?」

さっきまでと違う服を着てることに気付く

「………ッ!?、この服………まさか…?」

キョロキョロと見渡すが

「鏡の様な物は無し………か、まさかとは思うんだが…」

と、少し微笑を浮かべて立ち上がる

「っていうかマジここ何処だよ………」

改めて周りを見渡す

人間が入れるサイズの試験管が幾つも並び、中はどれもカラッポだった

「ハァ、………もしかして、誰かに連れ去られた……?」

と、言うとダラダラと冷や汗が出てくる

「…………?」

歩いていくと光っているPCを見つける

「…………誰もいないっぽいから見に行ってもいいよな…?」

言うと同時にPCに近付いて見る

(…?、なんかの計画書?)

画面にはただ一つ、ファイルしか浮かんでなかった。

カチカチとマウスをクリックして中身を見ようとする前に、文字があった。

「…………ッ!?」

その文字を見た瞬間、さっきとは比べ物にならないくらいの汗が出る
かすれた声で(本当は別に言葉に出す必要が無いのだが)言う

「クローン計画…」

ふと後ろを見る、そこには先程と同じ試験管があり
ハッキリとPCの光で自分の姿を映していた
そしてそれを見た瞬間息が荒くなる

「…ハァ、ハァ…………そんな…バカな事って………」

そこに写っていたのは

「エレクトロ・ゾルダート…」

彼の持ちキャラ、そしてある高慢な男のクローンの姿であった…………

そして同時にPCの横に小さい看板が置いてありそこにはこう書いてあった

『ゲゼルシャフトクローン製造所』

~fin?~



[34867] 【まさかの続き】俺は一体…………どうすればいい…?
Name: ちにゃ◆85107d29 ID:a16cec49
Date: 2012/08/30 13:40
~ゲゼルシャフトクローン製造所~

(あの後、俺はこの現状を見て数分程硬直して
現実を見た瞬間…泣いた)

青年の、いや、憑依ゾルダートの足元は少し濡れていた

(…普通の転生者ならここで色々とするだろう。
だが俺はそんなに行動力があるわけじゃないし…なにより転生というものや憑依というものなんてあこがれていたなかった)

と、思うと隣の試験管を思い切り殴る

(……ちくしょう、ちくしょう)

「ちくしょぉおおおおおお!!」

思い切り叫ぶ、目に大粒の涙を溜めながら、その叫びは、この建物のほぼ全体に響いた…

(………、父さん、母さん……会いたいよ……なんでこんなことになったんだよ…)

膝をつき、四つん這いになり、また泣く

(会いたいよ……皆ぁ……俺、こんなこと望んでなんかねぇよぉ……)

「うっ、おっ、うっぐっ」

声を押し殺して泣く、それは転生した意味もあるだろう、それは望んでいなかったこともあるだろう

だが一番の理由は…………自分の周りに知る者がいなく、誰にも頼る事が出来ない………頼れる存在がいないからだ

(………………うっ)

「うわぁあああああん!!」

声を押し殺してきたが、完全に現実を知った後、とても大きな声で泣き叫ぶ

「父さぁん、母さぁん、良人ぉ、陣屋ぁ、皆ぁ……………会いたい……誰でも良い、知ってる人に会いたいよぉ!!
誰かぁ!、俺を一人ぼっちになんてさせないでくれぇえええ!!」



~数時間後~

(くっ、うぅ…)

泣きつかれたのか、しばらく寝ていたようだ……自分の今着ている服、電光服にも涙の跡がついている

(……………、落ち着こう、今は落ち着こう、泣いたところでどうする?
俺は今は一人、誰もいない、なにより知っている人もおそらくこの世界に存在しない
発狂した所で無意味だ……俺は生きたい)

現状把握の為に手を胸に置き、深呼吸する

(……………まずはこれからどうするか………だ)

そう考えるとまずPCの前にある椅子の上に座り、PCを弄る

(えっとまず……………今年は……………書いてねぇ
しかしこの場所が極最近破棄されたのは書いてあるな、しかし何故書いておく必要があったのか…?)

ファイルの中身を見るにつれ、この場所がエレクトロ・ゾルダート製造所で、最近破棄されたのが書いてあった

するとガシュン、ガシュンと音が聞こえた

「……………ん?」

そしてその聞こえるところを見るとライトの光が見える

(人?、いや、この音は……………まさか)

そっと立ち上がり、そこに歩いていく

ガシュンガシュンという起動音はさらに大きくなってくる

(これはもしかして……………もしかしなくてもこの音は…)

ダラダラと冷や汗が出て、その光の発生場所にあと一つ角を曲がるところまで来て立ち止まる

(…………………………間違い………ない……)

ゴクリと唾を飲み込む、ハァ、ハァと荒い息を出し、そっと角を覗き込もうとする

(頼む………)

そして覗き込むと同時にそのライトを出す『物』がこっちを見る

そしてその『物』を見た瞬間、彼は叫ぶ

「対戦車戦よぉおおおおおいッッ!!」




※エレクトロ・ゾルダート、ゲーム「アカツキ電光戦記」のプレイヤーキャラの一人で、あるもう一人のキャラのクローン

※「アカツキ電光戦記」とは、あるマイナーな格ゲー、地味に注目があるが
  知名度が滅茶苦茶低い、操作は初心者でも出来るので見る事があったらやってみるのもいいだろう
  なお、続編の「エヌアイン完全世界」もあるが、こちらはアカツキ電光戦記よりも稼働数が少ない為、見つけるのは困難



[34867] 【まさかの続編】おいおいおい…【一発ネタだもん】
Name: ちにゃ◆85107d29 ID:83ad7690
Date: 2013/03/26 22:54
~ゲゼルシャフトクローン製造所入り口付近~

そこに二つの影が対峙していた

片方は、灰色の体に髑髏の様な頭部を付け、ガシュンガシュンと音を鳴らしている、どうみても人間ではないモノ

片方は、金髪の整った髪、青い目、軍服の男で、体中から汗がダラダラと出て、ガチガチと歯を鳴らしている

(な、なんだよ、…なんだよこの展開!?)

と、彼が思うのもおかしくない、なんせいきなり別人になっていたと思ったら、いきなり目の前に得体のしれない…いや、知ってはいるが

いきなりこんな状況でこんなモンに出会ったら焦るのも無理はない

(この…髑髏がついてる頭の様な物…間違いない、『電光戦車』だ!
でもなんだってこんなところにあるんだよ!?)

※電光戦車:アカツキ電光戦記のキャラの一人で、本当に戦車、実はものすごく深い設定なのだが…その圧倒的な弱さで萌えキャラに
      戦車タソマジ天(ry

と、無理矢理思考を動かしている所で戦車から声がでる

「任務…入口待機、怪シイモノヲ見ツケレバ抹殺セヨ
任務了解、抹殺シマス」

「ッ!?」

何処から声を出しているかわからないが、電光戦車から声がでる
それと同時に電光戦車の背部から電球のようなものが飛ばされる

(て、敵と認識されているぅ!?、ヤバい、ヤバいぞこれは!?)

必死に今の状況を考える

(マズイッ!)

と、考えると、傍にあった木箱の後ろに飛びこんで隠れる

なんとかその電球から逃れるが、現在の状況、まさに絶体絶命だ

(考えろ、考えるんだ!!、俺は今一人、相手は電光戦車の一体だ
圧倒的に俺は不利…か?
ゲーム的にはぶっちゃけ弱キャラだが…。
…状況をなんとか覆わせねば…そういえば!)

ふと自分の手足を見る、今まで気づかなかったが、線が入った手袋とブーツを身につけている

(幸い俺は電光機関を身につけている、なんとかこの電光機関を最低限に使えばなんとかなるかもしれない)

と、考えるが

(………どう使えばいいんだ?)

そう、ゲームのキャラはほとんどが電光機関と呼ばれる武器を使用して…
いや、7割が使用している。

説明は後で話すが、その電光機関の使い方など、まるで明かされていないのだ!

(やっべぇ!、マジやっべぇ!…ん?)

ふと思い出す、電光機関を持たないキャラでもこの電光戦車を普通に倒してるやつ。
完全な素手で殴り倒したり投げ飛ばしたりする奴。

(魏(ウェイ)は呼吸法を使っているとはいえ結局は素手で倒している。
鼎二尉はアレを素手で投げ飛ばしている、マリリンは本当にパンチやキックでアイツを叩きのめしている
しかも全員3ゲージのどう考えても常人なら死ぬギャルンホルンを受けて立ちあがれる!
ならば俺でも倒せる可能性はある!)

「やってやる…やってやるぞ!」

と、意気込んだ瞬間











カチリ









歯車が…噛みあった…。



※電光機関とはこのアカツキ電光戦記、エヌアイン完全世界での重要アイテムの一つである
色々と説明を省くが要は兵器という認識でOK
この憑依者は電光機関を最低限と言ってるがその理由はこの電光機関には
適合する人間としない人間がおり、アカツキ電光戦記における主人公のみが適合している
他は全員適合していない模様。
適合していなくとも使うことはできるがその代わりその人間の寿命をゴリゴリ削る為、この憑依者は電光機関を使うのを躊躇している。
さらにエレクトロ・ゾルダート(以後ゾル)はクローンという設定で
アカツキ電光戦記でのクローンは短命の為、電光機関のせいでさらに寿命が少ない。
そのためこの先を生き残るならば節約せねばならない。

なお、使用方法については(おそらく)不明。
その為書き手独自の設定を加えている…使われることができるかは書き手のテンション次第。

※反省点:文字数少なすぎ、更新遅い、以上
次投稿で来たらいいな…

誤字脱字等があればご報告ください


感想掲示板 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.011308908462524