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[25814] 【習作 一応完結】古龍でございます。【MH クシャルダオラ転生】
Name: 巣作りBETA◆bbda2e80 ID:2feb198d
Date: 2011/04/15 23:02


 何故か思いついてしまったのでまったりと。
 ハンターと協力したりしなかったりします。



 2011/02/04:第一話投稿
 2011/02/04:第二話投稿
 2011/02/10:第三話投稿
 2011/04/15:第四話投稿 一応完結

 2011/04/14:むしゃむしゃしてやった。



[25814] 第一話「転生でございます」
Name: 巣作りBETA◆bbda2e80 ID:2feb198d
Date: 2011/02/04 14:46


 目が覚める。あり得ないものを見る。気絶する。

 これが、俺の第二の人生最初の行動だった。



 古龍でございます 第一話「転生でございます」



 吾輩はクシャルダオラである、名はまだない。と言うか普通無い。
 ……えぇー。

 いや、ビックリした。転生云々とか以前に、目覚めて最初に出てきたクシャさんの顔にビックリした。
 アレね、クシャルダオラって卵生だったのね。身体の構造は虫みたいなのに。

 俺の知るゲーム――モンハン、因みにP2、P2G、P3の知識しかない――ではクシャルダオラは【生態・系統その他諸々不明】の【古龍】として扱われていた筈だ。
 だがまあ、現実だってそんな生き物は山ほど居たから問題じゃないだろう。知ってるか? 海の生き物って殆ど生態が解ってない連中ばっかりなんだぜ?
 っと、いかんいかん。今はそんな事を気にしてる場合じゃない。

 さて、気を取り直して現在解っている情報を整理しよう。
 1、俺は元人間で気がついたらクシャルダオラに転生していた。
 2、クシャルダオラは卵生で一度に一匹しか卵を産まないらしい。
 3、クシャルダオラは生まれてすぐに自然界に放り出されるらしい。
 4、現在俺は空を飛んでいる。訂正、落ちている。

『誰か助けてぇぇぇぇぇぇっ!』

 誰もいなかった。



『ぜーっ、ぜーっ、ぜー……』

 死に物狂いで空を飛ぶ事をマスターし、ゆっくりと地上に降りる。凄いね、人間やればできるもんだね。もう人間やめてますが。

『いや、モンスター転生は別に良い。あと先生とかじゃなくて良かった、本当に良かった』

 だってあいつら試し切りに使われるんだぜ? 道楽以外の何物でもない。
 けど今の俺ってクシャルダオラですよね。龍属性武器ってクシャさんで試し切りしない?

『……誰もいない、よな?』

 周囲をゆっくりと見渡すと、そこは雪山の絶景パノラマだった。足元を見ると秘境のようにも見える。
 やれやれ、流石に肝が冷えるな。雪山だけに。

『しかし、これからどうするかな……』

 こういう展開のテンプレとして、まず元に戻れる保証は無い。クロスとか厨二展開バリバリだったら有りだろうが、その可能性は低いだろう。
 結構な高確率でゲーム準拠に若干のアレンジが入ったモンハン世界だと考えていいだろう。どうしてこの世界に来たか、とかは時間がある時に考えよう。

『まずは人間の情報を集めるか……?』

 人間の最大の強みは情報だ。野生の動物は経験則でしか脅威を知る事が出来ないが、人間は情報を共有する事で個としては脆弱ながらも種として繁栄できているのだから。
 ならば今後生き抜くに当たって人間と関わる事は避けて通れないだろう。何せ今の俺は無く子も黙る古龍様だ。存在してるだけで脅威とみなされる。

『多少危険な賭けだが、村の近くにでも居ついてみるか……?』

 こちらから危害を加えず、第一印象が悪くなければ何とかなるかもしれない。ハンターに出会ったら最悪逃げれば良いだろう。
 なら善は急げ、だ。俺はそう思って立ち上がったのだが、

 ぐぅ

 と龍としては可愛らしい音を立てて腹が鳴った。



『うぇっぷ……生は舌に合わんな』

 湖に口を突っ込んで水を飲む。その俺の後ろには倒れ伏す一頭のポポの姿。周囲には鮮血が飛び散っており、どう見ても食事後です本当にありがとうございました状態である。
 しかし血生臭い。生前から寿司やら刺身やらは苦手だったが、生の肉がこんなにキツイとは知らなかった。これは人里に行く必要性が増えてしまったな。

『生で物を食えない野生の生き物ってどーよ?』

 げふ、とげっぷをして顔を上げる。周囲に生き物の気配は無く、ハンター達も特には見当たらなかった。

『まあ良いか。んじゃ、いっちょ頑張りますかね!』

 そう呟き、俺は風を身に纏いながら天高く舞い上がっていった。




[25814] 第二話「人里でございます」
Name: 巣作りBETA◆bbda2e80 ID:2feb198d
Date: 2011/02/04 14:47


「あ、あわ、あわわ……」

 げぇーっ、孔明!? 違うか。



 古龍でございます 第二話「人里でございます」



 空を駆ける事数十分。時計が無いんで正確な時間は解らないが、多分それ位。
 俺は山の間から立ち上る煙を見つけ、小高い丘の上からそれを眺めていた。

『露店の温泉か炊煙か……どっちにしても行って損は無いな』

 温泉なら堂々と浸かれば良いし、炊煙なら人が居る証拠だ。多少緊張はするが、ここで堂々と行かなければいずれハンターに殺されるだろう。
 いや、もしかしたら一生会わずに済むかもしれないが、そうなるとざっと千年以上は人の影に怯えて暮らす事になるだろう。そんな生活嫌だ。

『なぁに、男は度胸……ってな』

 そう言えば今の俺って雄なのか雌なのかが気になったが、今は目の前の人里に集中しよう。
 さぁ、いざフライアウェーイ!

『おー、慌ててる慌ててる』

 そりゃそうだろう。古龍が村まで飛んできたんだから。ハンターならまだしも普通の村人なら無双されるのがオチだ。
 だが俺は紳士。前世は変態紳士、今世で狙うは古龍紳士だ。穏便に済ませようじゃないか、諸君。

「な……風翔龍、だと……!?」
「ど、どうして古龍がこんな所に! ギルドの連中は何やってやがった!」
「ま、待て! よく見ろ! サイズが小さい、ありゃ多分子供だ!」
「バッキャロウ! 古龍のサイズなんぞ当てになるか!」

 おお、へぽーとかじゃなく普通に日本語で聞こえる。モンスター転生だと言語解んない確率高いんだよなー。
 とりあえず村の入り口に降りるか。どっこいしょっと。

「何だ? ドンドルマみたいに攻撃するんじゃないのか……?」
「いや、身体が錆びてない。多分雪山に居る奴だろ」
「っつーか普通に入り口から入ってきたぞ?」

 ふむ、その観察眼は見事だ。しかし物陰という物陰からこっちを窺われるのは非常に気まずい。こっちが害する意思を持ってないなら尚更だ。

「あ、あれ!? 嘘、な、何で!?」
「ん? リア、どうした?」
「あ、い―――ああっ!?」

 と、物陰の一つから甲高い声がする。その方向を見ると、そこにはパピメルとオウビートを着た二人のハンターの姿が。狩ップルですね解りますギギギ。
 と、その内のパピメルを着た子がこっちに走ってきた。え、何? 歓迎? じゃないよね。

「オイ! 馬鹿、やめろっ!」
「大丈夫ですっ!」
「っとにあの馬鹿っ!」

 一心不乱にこっちに駆けてくるパピメルちゃん。その後ろから何かが飛んでくる。閃光玉ですね解ります。そんなもん予測済みじゃい。

「よし、これで―――何ぃっ!?」
「目を瞑った……だと……!?」

 どこぞのオサレ死神漫画のように驚くハンターの皆さん。いや、それでも結構食らってるんですが。クシャって瞼薄いんだね。
 流石に俺の異常性に気がついたのか、パピメルちゃんも足を止める。うーん、何か凄く鬼気迫ってるよこの子。

『んー、とりあえずプレゼント作戦かな』

 人間、贈り物を貰うと気を許す物なのです。まあ俺人間辞めてますけど。
 それじゃあ腕の鱗を剥がして、と右の前脚で左の前脚を削ろうとすると、俺の足元で日の光を反射して何かが輝いていた。

「あれは……天鱗か!?」

 わーお。

「おいコラ馬鹿っ! んなもんほっといてさっさと戻って来い!」
「嫌ですっ! 先輩に手伝って貰ってようやく取れたんですから!」
「そんならまた手伝ってやるから戻って来い! そのクシャ普通じゃねぇ!」
「駄目です! これ以上迷惑かけれません!」

 痴話喧嘩で俺の寿命がマッハで削られてくんだが。むしろSAN値がゴリゴリ削られてるんだが。
 ……いやいや、駄目だ。忘れるな、ここは敵地。そして俺がここで命を繋ぐ最良の方法はコレだ。

「お、オイ! お前ら痴話喧嘩やってる場合じゃねーぞ! あれ! あれ!」
「何だよいきな―――リアッ! 後ろだっ!」
「ッ!?」

 バッ、とパピメル―――リアちゃんがこっちを振り向く。あとリアちゃんは大剣使いでした。しかもザントマ。うん、浪漫をよく解ってらっしゃる。
 そんなリアちゃんが目にしたのは俺の顔。正確にはその嘴に咥えられている物だった。

「……え、っと」
『ほれ、さっさと受け取れ』

 どうやらリアちゃんはこの天鱗の持ち主のようだ。ならば返すのが一番だろう。さあ、受け取るが良い!

「受け取れ、って事?」
『YES! YES! YES! YES!』

 頷いてもう一度嘴に咥えている天鱗を差し出す。リアちゃんが恐る恐る手を伸ばしてそれを受け取ると、俺は口を少し開いて後ずさった。

「リアッ! 大丈夫かっ!?」
「あ、は、ハイッ!」
「……なんだ? アイツ」

 さぁ、状況は混迷の局地! 何もせずに落し物を届けた風翔龍! 無傷で先輩とやらの元へ走るリアちゃん! さっきから馬鹿だのなんだの言ってた癖に全力で抱きしめる先輩! あぁ妬ましい!
 ここで俺が切れるライフカードは「攻撃」「逃走」そして―――!

『これだぁぁぁぁぁぁぁっ!』

 ズシャァッ! と俺は地面を滑る。その体勢は後脚を畳み、羽を大きく開き、頭を地面に擦り付け、そこから伸びる尻尾は見事な一直線、仕上げに前脚は僅かに曲げて大地を食む!
 そう、フライング土下座であるっ!

「あ、あれは!?」
「知っているのかライディ!?」

 後ろで誰かが適当言っているが無視無視。とりあえずゆっくりと身体を起こし、村の入り口の隣にある小高いスペースを目指す。
 え、何をするかって? 眠るんですよ、疲れたから。よっこらせっと。

「……寝た?」
「寝た……ねぇ?」
「と言うか、寛いでるって感じですね。目、開いてますし」

 まあ俺も飛びっぱなしって疲れる訳よ。と言わんばかりにため息をついてみせる。できればこれで警戒心を解いて欲しいんだが……。
 と、暫くハンター達は遠巻きに見ていたが、一人だけこちらにゆっくりと歩いて来た。装備は漆黒のパピメル、さっきのリアちゃんだった。

「あの……さっきは、ありがとう」

 こちらに害意が無い事が伝わったのか、おっかなびっくりだが礼を言ってくれた。可愛いけどこの子、中古なのよね。
 え、この思考最低? 知るか。

『どーいたしまして。まあ、俺が来たせいで落としちゃったんだろうから、プラマイゼロって事で』

 どうせ伝わっていないだろうが、一応答えておく。ああそうだ、どうせなら当初のプランを今使おう。
 俺は前脚を擦り合わせ、パキンと鱗を一枚外した。あ、これ結構痛い。

「え、っと……くれる、の?」

 先程と同じように俺の鱗を咥え、リアちゃんに差し出す。流石に二度目ともなるとすぐに解ったのか、あっさりと受け取ってくれた。

「な、何なんだよアイツは……」
「俺に聞くな。もう何がなんだかサッパリ解らん。あとリア、さっさと戻って来い」

 ツンデレ乙。
 さて、さっきポポを食ったせいで腹具合も良い。何をするか……あ、やべ、寝そう。

「こっちに何かする気は無いって事か?」
「どうだろうな……閃光を避けやがったって事は、かなり頭が良い筈だ。もしかしたら油断した瞬間に、って事かもしれん」
「先輩、人……じゃないですけど、無闇に疑ってかかるのはいけないと思います」
「お前はあっさり信用しすぎだ」

 それには同意。あーやべ、これ、本格的に眠……ぐぅ。




[25814] 第三話「クエストでございます」
Name: 巣作りBETA◆bbda2e80 ID:2feb198d
Date: 2011/02/10 10:09


 デュクシwww デュクシwww

 うっわ殺してぇ。



 古龍でございます 第三話「クエストでございます」



 俺がここ、ポッケ村に着いてから一週間程が経った。確か今日で一週間……だよな? 五日目辺りで数えるのやめちゃったからよくわかんね。

 ちなみに今日までの俺の行動。
 1、寝る。
 2、起きる。
 3、野生のポポかガウシカを狩る。
 4、猫に頼んで焼いてもらう。
 5、ンマーイ!
 6、寝る。
 この繰り返しだ。ニート万歳。

 でもなぁ……何か物足りないんだよなぁ……? 歯ごたえが無いと言うか無さ過ぎると言うか。

 流石に最初の数日は村中がピリピリしており、俺が少し動く度に全員がこっちに注目していた。
 が、俺が何もしないのが解ったのか今では数人しかこっちを注目していない。ちょっと寂しいのは内緒だ。

『まあ、もう少ししたらギルドガードとかも来るだろうしなぁ……』

 そうしたらこの生活も若干変化するだろう。どう変化するかは賭けだが。

「クーシャーちゃんっ」

 と、欠伸をしていた俺の前には一人の女の子。言うまでもなく初日の天鱗娘ことリアちゃんだ。っつーかこの子G級ハンターなんですね。パネェ。

「アハハ、今日もぐーたらだねー」

 よーしよしよし、とまるでどこぞの動物王国の国王よろしく俺の頭を撫でる。美少女ハンターのお触りプレイとかもうね。一時間お幾らですか?
 どうも、この子を筆頭にこの村に居るハンター達の殆どはすっかり毒気を抜かれてしまったらしい。今じゃこうして頭を撫でられる毎日だ。うん、悪くない。

「でも凄いよねー。下級なのに人里に来るなんて」

 あ、そうそう。俺やっぱり下級でした。そりゃ生まれたばっかりですから。生後数日っすから。
 判明した理由は簡単。俺があげた鱗をそのまま鍛冶屋に見せたんだとか。人の好意をそのまま鍛冶屋持ってくとか酷くね? まあいいけど。

「良し……と。それじゃクシャちゃん、私そろそろ行くね」
『何?』

 俺を撫でまくっていた手を離し、リアちゃんは表情を引き締める。ここ一週間クエストに行った様子が無かったからてっきり休業でもしてるのかと思った。
 あ、もっかして俺が原因か?

「アハハ、心配してくれるの? アリガト。でも大丈夫だから」
『心配……はしてないな。腕前的な意味では』

 むしろ健康面とか、倫理面とかは若干心配だ。聞こえて来るんだぞ、お前と先輩―――レオが毎晩よろしくやってるのは。
 くそぅ、孕んじまえ。引退せざるをえなくなっちまえ。太陽が黄色いなんて都市伝説だバーロー!

「それじゃ行ってくるね!」
『ハイハイ逝ってらっしゃい』

 ベタな同音語を使いつつ、俺はため息をつく。

 …。

 ……。

 ………。

 さて、暇だ。

『今から行けば追いつけるよな……』

 さっきから五分も経っていない。もしかしたらまだ出発していないかもしれない時間だ。

『どうせ暇だしついてってみるか』

 思い立ったが仏滅、と不吉なワードを思い出しつつ、俺は久々に食事以外の用途で空へ飛び上がった。



 さてさて今週~のビックリドッキリメ~カ~。

『デュハwww ウバシュww ウバシュルシュwwww』

 ゲリョスでした。
 うん、でも何か変だよ? あんまり聞きたくない類の声が聞こえるよ?

「せいやぁっ!」

 オウビートの男―――レオがすれ違いざまにザントマをなぎ払う。そう言えばザントマ持ってるって事は装備もXだよねこいつら。

『うっはwww 効かねぇしwwww 全然痛くなんかねぇしwwww』

 やっぱり聞こえる。どーも見た所、ゲリョスが鳴いてるのと同時に聞こえるんだよね。
 ……そろそろ現実逃避やめよう。あれ、ゲリョスの声だよね。

「はぁっ!」

 裂帛の気合と共にリアちゃんがザントマで切り上げる。が、ゴム質が堅いのかまともにダメージが入っている気配が無い。
 近くで見れば何かしらの変化は見えるのだろうが、こちとら戦闘童貞君である。遠巻きに見るのが一番だ。

『痛スwww テラ痛スwww おにゃのこに斬られる俺バロスwww』

 ……うわぁ。
 脳汁がダダ漏れになっているのかアレが素なのか知らないが、あんな状態の奴とは戦いたくない。今後何があろうとも。

『俺のターン! 魔法カード『尻尾びろーん』発動!
 デュクシwww デュクシデュクシwwww』

 ゲリョっさんは足を止め、尻尾をべっちんべっちん振り回している。
 ゲームではあまり怖くない行動だが、きっと全力のラリアットぐらいの威力は有るのだろう。
 だってさっきから二人が全力でガードしてるし。スタミナ切れんぞお前ら。

「だぁぁもう! うっぜぇんだよテメェは!」
「落ち着いて下さい先輩! 第一、ゲリョス行こうって言い出したの先輩ですよ!」
「解ってるが今日は調子が悪い! 糞っ、罠でも持って来るべきだったか!?」

『ゲリョっさん相手に大剣で罠とか無いわー』

 経験を基に呟いてみる。ついーと。

『うっはwww 疲れたwww ちょっと時間稼がねぇとwww』

 と、ゲリョっさんはずっと続けていた尻尾振り回しを止め、代名詞とも言える行動を始める。
 頭のハンマーを打ち鳴らし始めたのだ。っつーかあれってどうやって動いてんの? 筋肉?

『いーち、にーい、さーん……テレーン!』
『うおっまぶしっ』

 お約束お約束。ってか結構離れてるのに効くな、コレ。こないだの閃光玉ばりに。

「効くかボケェェェェッ!」
「だから先輩落ち着いて下さいって!」

 そんな間にもハンター二人はデンプシー中。楽だけどあんま効果無いよね、それ。

『ヤバスwww 殺されるwww 上w空w退w避wwwwwうぇwww』

 さっきと言ってる事違うよね、と思いつつ俺も飛び上がる。あの程度なら何とかなるだろう。腐っても古龍ですから。

「ってオイ! あいつまさか!」
「クシャ、ちゃん……?」

『ちょwwww 何でこんな所にクシャいんのwwww ギザヤバスwwww』
『ギザとか言ってんじゃねぇぇぇっ!』

 この俺、クシャルダオラには絶対に許せねー事が幾つかある。その中の一つが日常的に『ギザ』を使う事だ。
 っつー訳でお前は俺がここで倒す。異論は認めない。無謀かもしれんがそんなもんは関係ない。

『意地ってのは張り通した方が勝つんだよぉぉぉっ!』
『何コイツwww テラ熱血www ってか痛スwww 飛びながら攻撃とかヒドスwww』

 俺は滞空しながら空気の弾をボッカンボッカン放つ。全身が風を纏っている気がするが気にしたら負けだな。
 流石にG級なのかゲリョスは巧みに避けるが、一方的に攻撃されればいつかは必ず当たってしまう。

『玉w砕w粉w砕w大w喝w采wwww 落ちてるwwww 俺落ちてるっしゅwwww』
『ぜー、ぜー……』

 錐揉みしながらゲリョスは地上へと落ちていく。俺は慣れない攻撃で疲労し、一番近くにあった岩の上に着陸した。
 どうもさっき風を纏っていたのは勘違いではないらしく、ゲームで言う怒り状態になっていたようだ。

「ハハッ! やりやがったなアイツ! 行くぞリアっ!」
「はいっ!」

 落ちる先には二振りの眠剣。溜めと同時に二人の全身が赤く光っている。どんな技術だ。

『ヤバスwww 俺オワタwwww』

「「どっせぇぇぇぇいっ!」」

 うわ、グロっ。



 そうだよね。ここゲームじゃ無いんだよね。人間大の剣で三枚に下ろされる竜とかグロいよホント。
 何が言いたいかって言うと人間舐めてました。怖い。
 なので現在、村の人間が絶対に来れないような断崖絶壁で丸くなってます。

「おーい、クーシャーちゃーん?」

 だから呼ばないで下さいリアさんマジ空気読んで下さい。

「むぅー……折角鉱石持ってきたのに……」

 ん?

「先輩、クシャが鉱石食べるってホントなんですか?」
「聞いた話だと、な。古龍は良く解らんから古龍って言われてんだ、俺もよくは知らん」

 な、なんだこの鼻孔をくすぐる香りは!?
 香ばしく且つ甘みが乗った……そう、まるで極上の脂身!

『何でやねん。いや、でも何故だ……この匂いはどこから……』

「とりあえず投げてみたらどうだ」
「大丈夫ですかね?」
「腐っても古龍だ、問題無いだろ」

 鉄鍋○ジャンばりの飢餓感を味わっていると、匂いの元がどんどん近付いてくる。
 そして俺は見た! 匂いの元はぐうめぇっ!

『う、旨いっ! コリコリとした歯応えの中に弾けるような爽やかさ! それでいて味はピリッと舌を裂くような痛み―――辛さを超えた痛みっ!』

 自分のテンションがおかしくなっている事を自覚しつつ、口の中に残る味を噛み締める。これだ、俺が求めていたのはこれだったんだ!

「……食べてますね」
「旨いのか? あれは……」

『げぇふぅっ』

 食べた量は少なく一息で食べきれる物だったが、それでも俺は生まれてこの方味わった事の無い満腹感を感じていた。

「汚っ」
「……まあ、喜んでくれたようで何よりじゃないか?」
「……ですね」



 一方その頃、華やかかつ機能美に溢れた装備を纏う影が見知らぬ地に足を踏み入れていた。

「ここが……ポッケ村か……」
「ユクモ村にようこそ! 俺っちはこの村の門番さ!」
「あれ?」

 ……中身は、それに見合っているとは言い難いが。




[25814] 第四話「ギルドガードでございます」
Name: 巣作りBETA◆bbda2e80 ID:2feb198d
Date: 2011/04/15 23:01


「くぉらぁー! 降りてこぉーいっ!」

『誰がまともにやるか! バーカバーカ!』



 古龍でございます 第四話「ギルドガードでございます」



 えー、おはようございます。クシャルダオラです。名はまだ無い。

「………。」

 朝から赤い海賊みたいな格好した女の子に睨まれてます。っつーか誰よこの子。

「あれ? ミア、どーしてここに?」
「あ、姉さん!」

 はて、と首を巡らすとそこには黒のパピメル。毎度お馴染みリアちゃんでした。

「あ、紹介するね。妹のミア。ギルドガードやってるんだ……って言っても解んないか」
「ちょっ、姉さん! 何古龍相手に普通に話してんのよ! 危険かもしれないのよ!?」

 ご丁寧に紹介してくれたリアちゃんとその妹らしい子。うん、やっぱリアちゃんって天然だよね。

「えー? 別にクシャちゃん襲ったりしてこないし、頭も良いから大丈夫だよー?」
「あのねぇ……そもそも生態が殆ど解ってない生き物なんだからもっと警戒してよ……」

 ミアちゃんとやらの全身から立ち上る苦労人オーラ。それもそーだよね。だって俺もよく解ってないもん。
 しかしギルドガードねぇ……名前だけあってどーゆー設定かイマイチはっきりしてないんだよね。あの連中。

「ってゆーかミア、密猟対策班じゃなかったっけ? 確か前の手紙にはそー書いてあったよーな……」
「うぐ……べ、別に良いでしょ。古龍の生態調査だって立派な仕事よ」
「でもそれは専門の人達が居るし……あ、あーあーあーあー」

 俺が思索に耽っていると、リアちゃんが何か納得したような声を出す。どしたん?

「もしかして密猟者相手に『ヒャッハー! アタシが法律だー! 泣いて喚いて怯えて竦んで三回廻ってワンと鳴く前に死ねぇー!』
 とかやってお前危険過ぎるよ、ってツッコミと共に左遷された? それで珍しい古龍が見つかったから手の空いてるミアが来た、と」
「……何でそういう無駄な所で鋭いのよ姉さんは」
「おねえちゃんだもーん」

 きっとさっきの台詞は一字一句合ってたんだろうな。それがセオリーってもんだ。

「と、とにかくそういう事だから姉さんはあんまりコイツに近寄らないで。いつ襲い掛かってくるか解らないから」
「えー。別に大丈夫だよね、クシャちゃん」

 当然だ。肉より美味く感じる物があるのに何故人間なぞ食わねばならんのか。雑食だからきっとマズいぞ。

「あのねぇ……今は大丈夫でも脱皮前は気が立つんだから、いつ襲われたっておかしくないのよ?」
「んー、でも暫くは大丈夫じゃない?」
「だから、本当に安全かどうか調べ終わるまでは近付いちゃ駄目なの!」

 のんびりとした姉と頭カッチカチの妹。これなんてエロゲ?

「むぅー……いいもーん、先輩とお出かけしてくるもーん」
「先輩……ってレオ兄ぃ!? 嘘!? 居るの!?」
「んっふっふー、ひぃーみぃーつぅー」

 ……モゲロ。



『うわ、ついて来やがった』

 監視開始から三日。俺はこの間とは違う沼地で一休みしていた。
 そしてさっきのやり取りでプッツンしたのか鼻息の荒いミア。女の子がそんなフンスフンス言っちゃいけません。お行儀が悪いですよ。
 っつーかミアちゃんも中々可愛いから監視生活も割と良いんじゃないかな、とか考えてた俺がアホでした。ええ。

 一日目
「まさかあんな事まで……近くに居る今がチャンスかな……」

 二日目
「アイタタタタ……うぅ……お尻ヒリヒリする……」

 三日目
「っつーかアンタホント何なの? こないだからずーっと食うか寝るかだし……」

 イラッ☆

「や、やぁっと追いついたわよ……ハァ、ハァ、ハァ……」
『ごくろーさん』
「な、なんか今馬鹿にされた気がする……」

 気のせいです。ええ。フヒッ。

「ったく……なんで、こんな、所に……」
『なんとなく飛んでたらココに。NTKっすよ』
「……やっぱり馬鹿にされてる気がする」

 だから気のせいですってば。プークスクス。

『ま、もーちょい休んだら帰りますかねー』
「……何で?」
『んぁ?』

 はて、俺の言葉は人間には通じない筈だが……?

「どうしてアンタ、人間を襲わないの?」
『いや、だから襲う必要が無いんだって』
「……アンタが何言ってんのかは解んないけど、段々アンタがどんな奴なのか解ってきた気がする」

 これは俗に言う人間と怪物の友情物語って奴ですかい?

「……何、どしたの? 急に頭抱え込んで」

 遂に自分の事怪物って言っちまった……何かショック。

「まあアンタ割と頭も良さそ―――ッ!?」
『ん……?』

 何かいい雰囲気になってきた瞬間、周囲の空気が変わる。

「チッ……縄張りに踏み込んでた……?」
『これは……』

 肌をジクジクと焼くような重圧。これは以前にも感じた事がある、そう、これは―――、



『テレーン!』



 ゲリョスだ。あ、亜種じゃんコイツ。



『うっはwww 何こいつらwwww 獣姦? しかも青姦? キモスwwww テラキモスwwwww』
「チッ! こんな時にっ!」
『……しゃーねぇ、休憩中止だな』

 問題はコイツの強さが解らないって事だが、ミアに前衛任せてボッカンボッカン撃ってれば問題無いだろ。

『うぇwwww 何スwww ヤルキッソスwwww エキノコックスwww ウーップスwwww』

 あとアレだな、俺の理性が持つかどうかだな。滅茶苦茶ムカつく、コイツ。

『ダッシュダーッシュダッシュルッシュwwwwww ウェッwwww ウォェェェッwwww』

 毒を撒き散らしながらゲリョスが走り回る。流石にゲームと全て同じとは言わないだろうが、あれは食らわない方が良いな。

「っく! このぉっ! 待てぇっ!」
『ってオーイ』

 すげーよあの娘さん。ゲリョスの後ろ走って追いつこうとしてるよ。武器は双剣……ギルドナイトセーバーか?

「だからっ! 待てって! 言ってるだろぉーっ!」
『うっはwwww おにゃのこに追い掛けられてるwwww でもあんま嬉しくない罠wwwwwww』

 ……薄々気付いてたんだけどさ、もしかしてあのゲリョスって俺と同類?
 でも、あんな奴と一緒にされるのは嫌だなぁ……うーん……よし、殺そう。

「まっ、待てっ! コラァーッ!」
『っつーかマジであいつ頭弱いな』

 スタミナ切れなのかフラッフラになるミア。スタミナ赤ゲージですね解ります。

『しゃーねぇ、いっちょ派手にいくぜっ!』
『波w動w砲wwwww ヒドスwww 遠距離からの攻撃テラヒドスwwww 踏み込みが足りんスwwww』
『トラウマやめいっ!』

 何で攻撃空母が切り払い使ってくるんだよ!

『しかし何と言うエアロブラスト……』
『エアロブラスト(キリッ』
『フンッ!』
『ゲロガード!』

 うわ汚ぇっ! 二重の意味できたねぇっ! っつーかそんな使い方できんのかよ……。

『俺wのwタwーwンwww 一、二の……』
『今更食らうかそんなもん』
『モンスター召喚! 兄者!』

 え―――ぶおぁっ!?

『うはwwwwww バロスwwwww 流石兄者wwww』
『うはwwwwww ゲリョスwwww オーケーまず兄者をやめろwwww』
『ソーリー兄者wwwww』
『聞いてねえコイツwwwwwww しかしなんという天丼wwwwwww』

 な……もう一匹いやがっただと!? 糞っ! しかも毒ゲロ直撃かよ!

「クシャ、ル……」

 声のする方へ向くと、つい先程まで元気だった筈のミアがボロボロになっていた。

 ―――あ、これやべぇ。

『兄者パねぇwwww 女子供にも容赦ねぇwwww』
『当然wwww 俺、最強wwwww』
『(キリッ』
『うはwwww ヒドスwwwww テラヒドスwwwwww』
『兄者兄者www とりあえずwwww 小さい方殺ッシュwwww』
『ころっしゅwwwww 新しすぎて古いwwww』

 ―――よし、殺そう。今すぐ殺そう。その糞喧しい喉笛食い千切ってやろう。

『……オイ、テメエら』
『デュフwww 兄者www クシャが何かのたまってゴザルwwww』
『シーッwww 目合わせちゃいwけwまwせwんwwww』
『往生せいやああああああああああああっ!』

 感情の昂りと共に全身の鱗が動き、角が跳ね上がる。その隙間から風が吹き乱れ、俺は全身に風を纏った。
 ―――途端、激痛。体表に残っていた毒液が鱗の隙間から体内へと染み込んで来る。そういう仕組みか畜生!

『けどなぁっ! この程度で止まれる程っ! 賢くねぇんだよぉぉぉっ!』

 痛みを無視し、呼気に合わせた吸気を強めた。胸が膨らみ、空気の充填が終わった事を悟る。

『ヤバスwwww 兄者www ピンチの予感wwwww』
『ゲリョス一族にはwww 伝統的な戦いの発想法があってなwwww ひとつだけ残された戦法があったぜwwwwww』
『次にお前は逃げると言うっ!』
『それは! 逃げぐぼあぁっ!?』

 特大のブレスをツッコミと共にぶち込んでやる。

『流石wwwww 兄者wwwwwww 俺に真似できないボケを軽々とやってのけるwwwwwwwww』
『勝手に痺れて憧れてろっ!』
『ゲボスッwwwwwww』

 残った方に飛び掛り、そのままタックルで吹っ飛ばす。

『ウハwwww あんま痛く無いスwwwwwww ぶっちゃけ弱いスwwwwww』
『まだトンファーの方が痛いスwwwww ぶれいるなwwwww ぶれいるなwwww』
『チッ……手詰まりかよ……』

 ここはポルポルみたいに三択で考えるべきか? と考えた瞬間だった。

「ウィーッ!」
「サァーンラァーイズッ!」

 乱入用の『あの』テーマのように二つの影が躍り出る。その手には鈍く光る蒼い砲身。
 老山龍砲極を振り回し、ナルガ装備に身を包んだリアちゃんとレオだった。

「だだだだだだだだーっ!」
「撃つべし! 撃つべし! 抉り込むように撃つべし!」
『ちょwwwwww ラオートwwwwwww フル装備すぐるwwwwww』
『痛ぇwwwww ヤバスwwwwww テラヤバスwwwwwwww』

 何か段々暴れん坊なテーマまで聞こえてきた。あ、死んだ。

『助かった……か』

 それにしても締まらないな……また助けられちまった。



 疲れていたので三人に合わせて歩いてポッケ村へと戻る事にした。来る時は解らなかったが、街道を通れば遠回りながらも安全に行き来ができるらしい。
 飛べば日が暮れる前には村に戻れそうだったが、たまにはこうやって野宿するのも悪くないだろう。まあ毎日野宿なんですが。

「………。」
『………。』

 野宿と言っても準備はリアちゃんとレオがやっている。俺は細かい作業はできないし、ミアは全身ボロッボロだ。
 で、何故かミアが俺に背を預けてきた。そうなると下手に動くとミアがすっ転ぶ。だから動けない。ついでにミアが喋らない。

『………。』
「……ぁと」
『ん?』

 ミアが何か呟いた……ような気がする。

「……ありがと。助かった」
『……別に礼を言われるような事はしてねーよ』

 助けたのはリアちゃんとレオだし、結局俺はゲリョス程度にも歯が立たなかった。

「だから何言ってるか解んないんだってば……とにかく、ありがと」
『……ずりぃな、お前』

 俺にこれ以上の無力感を味わえというのか。割と鬼畜だなテメー。

「とりあえず、報告書には危険性は低いって書いとく。そうすれば普通のハンターには襲われる事は無いと思う」
『……密猟者はそっちで何とかしろよ』
「何か気に食わない事言われてる気がするけど……ま、見逃しといてあげる」

 やれやれ、と息を吐いて頭を大地に預ける。明日も早い、さっさと飯食って寝よう。







 ―――ここは、龍や獣が跋扈する世界。そこで人々は、日々を懸命に生きている。


 ―――俺は、その世界で龍の身体を得た。そこにどんな奴のどんな意図があるのかは解らない。


 ―――でも、俺はこの世界で生きていく。出会いと別れを繰り返し、時に助け合い、時に殺し合いながら。



 ―――終わりの時が来るまで。



 END...?


 どうも、巣作りBETAです。拙作ですがここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました。

 ネタさえあれば続けられるのですが、長く続けてると終わり所が見えなくなりそうなのでここで一旦終わりです。
 ただ気分次第で続く可能性もあります。独り身のレウスの話とか構想だけはあるので気が向いた時に追加されるかもしれません。

 元々がクシャ転生って見ないなーって思いつきだったので、細かく考えてない部分が山ほどあります。
 一応難しい事考えずに『プッ』と笑える話を目指しているので、これを読んだ方の口角が少しでも上がれば幸いです。

 次は更新が止まってる恋姫か流行り物に手を出すか……もっかしたら昔のSSのリメイクとかもするかも。あとオリジナルとか。
 退学なったり専門学校入ったり色々と忙しいのでどうなるかは解りませんが、少なくとも今出してる分は完結させたいと思います。
 別名義で絵描いたりゲーム作ったりしてるんで遅々として進まない可能性大ですけど……。

 あとここの下の方に考えてるSSのネタとか置いてます。これが見てぇ!ってのがありましたら感想板までどうぞ。

 それでは、巣作りBETAでした。





[25814] 何か全然進まないので
Name: 巣作りBETA◆bbda2e80 ID:2feb198d
Date: 2011/04/15 23:21
むしゃくしゃしてやった。

っつーことで以下ネタの構想を箇条書きでぶち込んでます。この話とは本気で関係有りません。ご注意下さい。

































 せいびのかみさま:佐倉源蔵
・ISのチート持ちオリ主転生。一夏に双子の姉(別にモブとかでも良い)。設定若干変更有り。
・束や千冬と同い年の幼馴染。チート持ちだが本物には敵わなかった。
・IS学園整備科主任教員。世界で最もISに詳しい男、神の手、整備の神様等の異名を持つ。
・コア製造以外の技術ならなんとか束に追いつける。でも本職はAI開発。
・普段は落ち着いているが芸人気質な上に悪戯好き。束と千冬にセクハラしては殴られるので男の尊厳低下の一因になっている。
・左肘から先はサイボーグ。最初期のISの起動実験時に下手こいて吹っ飛んだ。本人は整備に役立つので満足。
六花(リッカ)
・第二世代の特徴を突き詰めた機体。肩、背中、腰のスロットにパックを装備する事でありとあらゆる戦闘が可能。
・パック名はそれぞれレインダンサー、メテオストライク、レーザービーム、ハミングバード、スパイダーガール、グラップラー、フォートレス、スタンダード、エンゼル。
・パックは基本的に搭載されているAI「六花」により制御されるので使用者は敵に専念できる。
・単一仕様能力「虚像実影」全身装甲の六花を五体展開し問答無用で「多対一」の状況を作り上げるチート技。
・展開される機体はAI制御なので使用者の負担がほぼゼロ。タイムリミットは一分ジャスト。



 俺達リリカルマジッククラブ!:ラール、カリン、ユーナ、ケンタロー
・リリカルなのはに転生オリ主複数ぶち込み。パロ魔法パロデバイスてんこ盛り。
・電気資質のラール、デバイスマイスターのカリン、ユーノの双子の妹のユーナ、古代ベルカ武術(笑)の継承者のケンタロー。
・バルディッシュ製作に介入したり、ロボアニメ見せてバリアジャケットを劇場版仕様にしたり、はやてと知り合ってたり、ラジバンダリ。
・ラールのインターミドル編とかやりたい。ネタ切れしそうだけど。
・あと空白期編限定でクロスとかやりたい。収拾つかなそうだけど。



 火を知らぬ明日へ:藤畑貴時、姫乃
・マブラヴオルタ転生オリ主兄妹。それぞれチート持ち。でも本物には敵わない。あとブラコン。でも兄は築地狙い。
・不知火の開発者やってたらなんやかんやあってオルタ4に協力、整備大隊を率いる事に。妹は戦闘描写担当。
・Mk57とかOTHの改造とかスサノオ壱型とかA-6の改造機とかロマンに走る事ばっかりする。
・致命的な部分をちょこちょこ介入して何とかしようとする。
・キャーエイジサーン



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