ベルカ自治領 ティンズマルク。聖王教会 大聖堂
荘厳であり、美しい作りの大聖堂。そこでは、修道女の演奏するパイプオルガンと合わせて、静かだが、喜びに満ちた賛美歌が響き渡っている。
今日、この場で祝福を受ける2人の前には、聖女アストラエアが聖書と十字架を持ち、傍らには白虹騎士団正装のガル・ヴィンランドが控えていた。
「それではこれより、新郎ブレイズ・トリスタン、新婦八神シグナムの結婚式を行います。聖書13章を拝読。」
純白のウェディングドレスを着たシグナムと、その隣では同じく純白のタキシード姿のブレイズ。今日は、この2人の結婚式なのだ。
客席には、メビウスやオメガを筆頭にISAFの関係者、閃やリリン等の企業連関係者に、クロノ、ハーリング等の管理局の人物達の姿もある。
如何にISAF副総隊長や夜天の書の守護騎士とは言え、ベルカの大聖堂。ましてや、聖王教会の中でも最重要人物であるアストラエアが祝福を行うなど、異例中の異例だろう。
しかし、ブレイズが結婚すると聞いた時に、大聖堂で式を行うとアストラエア自身が申し出たのだから、教会幹部達も何も言えなかった。
まぁ、ISAFの評判はベルカ内部でも悪くはないし、借りを作ったと思えば良いと言う意見もあったのは事実だが。
勿論、この事はマスコミだけでなく、各企業にも知れ渡りっていた。だが、式を挙げる場所が場所だけに、押しかける事も出来ないのも、また事実。
万が一のテロ行為に備え、大聖堂周囲を白虹騎士団とISAFの面々が合同で警備をしているのも、また珍しい。
最も、この2勢力に喧嘩を売るテロ組織など、どこにも居ないだろう。ただでさえ、片方だけでも厄介なのに、2つ相手とは…軽く全滅させられる。
静かに、透き通った声でアストラエアが聖書を読み始めた。
「例え我、多くの国の言葉、及び天の御使いの言葉語ろうとも、愛無くば、雑音の如し。例え我、予言する能力、全ての知識、技を覚え、山の如く信仰あろうとも、愛無くば意味が無し。
例え我が財産、人に尽くし施し、人の為に我が身焼かれる事になろうとも、愛無くば、我の益になし。
愛は偉大であり、寛大、そして慈悲である。愛はねたまず、愛は誇らず、高ぶらぬ。己が利を求めず、憤らず、人の悪と思わぬこと。不義を喜ばず、まことの、人の喜びを喜ぶ事。
おおよそ事忍び、おおよそ事信じ、おおよそ事望み、おおよそ事耐えうるなり。愛は決して絶えぬのだ。。
大いなる祝福を…。2人で愛に満ち、愛で支えられた優しく暖かな家庭を、築かれる事を願います。」
静かに、聞きながらシグナムは隣のブレイズを見つめる。
以前--出会った当初--は自分の方が高かった身長も、何時の間にか追い越され、逆にこちらが見上げるようになってしまった。
思えば、彼と最初に出会ったのは、戦場であった。はやての為にと信じて行っていた、魔導師を襲撃して魔力を蒐集していた事で出会ったのだった。
今や好敵手と呼べるフェイトとの交戦中に、彼女を庇うようにして現れたのが…ブレイズだ。
夜闇を思わせるバリアジャケットを纏い、死神の如き大鎌を扱う彼は、その姿とは反した紳士であった。
その鎌を振るい、戦うを求めることは無く、静かで穏やかな対話を求めてきた。言葉があるのだから、言葉を交わそう…と。
彼は何時でもそうだった、馬鹿な位にお人好し。無人世界の砂漠の時だって、自分を捕まえれば良いのに、砂竜から庇い助けてくれた。
その後で、また対話を望んだ。結局はシグナムの望んだ、剣での対話になってしまったが。
ブレイズ--夜闇を照らし、導きの灯火の名を冠した青年。確かに、彼は自分を導いてくれたのかもしれない。
(ふふ、最初は好敵手だった筈なのだが…何時の間にか、愛すべき人になっていたとはな。…やはり、私を満たせるのはお前だけなのだな。)
超えられた身長は、出会ってからの時の長さ。心に積もった想いは、全て愛。人として生きれるのは、彼を愛せよと言う世界の意思。
しかし、改めて彼のタキシード姿を見ると、とても新鮮だ。管理局の制服や漆黒のバリアジャケット等、少しクールな色合いの服装が多いブレイズだが…白も似合っている。
(しかし、騎士たる私が、この様な服を着る日が来るとはな。ふふ、運命とは分からぬものだ。…そ、それにブレイズが着ているのも、私とけ…結婚する為の服だと想うと…。)
嬉しいやら、恥かしいやらで、シグナムの頬は赤く染まってしまった。…本当に幸せなのであろう。
(やれやれ、見惚れるとは、この事を言うのだろうな。我ながら本当に、ゾッコンだな。)
隣で、シグナムが自分の事を見つめているのに気が付かずに、ブレイズは先ほどのことを考えていた。
プロポーズしてから、ドレスや式場の視察などは行ってきたが、その間シグナムは、頑なにブレイズにはドレス姿を見せようとはしなかった。
はやてやシャマル達は見ているのに、何故自分だけ…と釈然としなかった…と言うか、年甲斐もなく仲間はずれにされて寂しかったらしい。
八神家やなのは達に聞いても、口止めをされていると言われて、教えてもくれなかったようだ。
しかし後で、シグナムに聞くと恥かしいし、式まで楽しみにしておいて欲しいからと言う、なんとも可愛らしい理由だった。流石に、そう言われてしまっては、彼も我慢するしかない。
まぁ、そんなこんなで式開始直後まで、お預けを食らっていたブレイズだが、いざドレス姿のシグナムを見ると、言葉が出なかったのだ。
純白のウェディングドレスを纏い、色とりどりの花が飾られたブーケを持つ彼女は、とても美しかった。
何時ものポニーテールとは違い、ストレートに伸ばした髪、少し頬を染めた嬉しそうな笑顔は、とても魅力的である。
(惚れた者の弱みとも言うが…まったく、この時ほど貴方達に見て欲しいと思うときは、二度と来ないよ。…父さん、母さん。)
ステンドグラスから差し込む光を眺め、今は亡き両親を思う。きっと…空の上で笑っていてくれているだろう。
(父さん、母さん。俺は今…最高に幸せです。愛する人が、心から護りたいと願う人が出来ました。)
静かにシグナムに視線を向けると、彼女とも眼が合い、2人で小さく笑い合う。
アストラエアの優しく透き通った慈しみの声が教会に響く。
「では、新郎新婦に誓約をしてたただきましょう。」
純白のタキシードを纏うブレイズに視線を向ける。
「新郎、ブレイズ・トリスタン。汝、この者を妻とし、神の定めにおいて夫婦とならんとす。
汝、健やかなる時も病める時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、助けて、命ある限り共にあることを誓うか。
そして、如何なる厄災を退け、この者の為にある事を誓うか。」
ただ只管に、シグナムを愛せよ。ただ只管に、シグナムと共にあれ。
静かに、自信に満ちた声で、ブレイズは言葉を紡ぐ。…なんだ、そんな事、今更問われるまでも無い、と。
「我が命。全てはシグナムの為に捧げましょう。この者を護る為ならば、如何なる厄災を退ける事を誓います。」
その言葉にアストラエアは満足げに頷き、今度は純白のウェディングドレスのシグナムに視線を移す。
「新婦、八神シグナム。汝、この者を夫とし、神の定めにおいて夫婦とならんとす。
汝、健やかなる時も病める時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、助けて、命ある限り共にあることを誓うか。
そして、この者を癒し、慈しみ、季節を超え、共にある事を誓うか。」
当たり前だ。私がブレイズを癒すのだ。私がブレイズを慈しむのだ。私は、ブレイズと一緒に居たいのだ。
全て、私が願ってきたことなのだ。優しい笑み浮かべ、シグナムも言葉を紡ぐ。
「我が命。全てはブレイズの為に。如何なるときも癒し、慈しみ、共にある事を誓います。」
人の言葉に本当に満足し、アストラエアは嬉しそうに笑顔を浮かべる。あぁ、なんと美しいのだろう。チラリと視線を向けると、ガルも笑みを浮かべていた。
弟の様に想って来ていた少年が、何時の間にか青年となり、自分達の目の前で式を挙げている。これほどうれしいことは無い。
「では…神の前にて、偽りなき事だと証明する為に、誓いのキスを…。」
向き直り、見つめあう2人。シグナムは照れた様に、しかし幸せそうな笑顔を浮かべ、ブレイズは彼女を優しく抱き寄せた。
「シグナム。…好きだ。」
「…ならば、私の勝ちだな。私は愛しているのだからな。」
静かに唇が重なり合う。触れ合った唇から、お互いの想いが、愛情を感じながら、2人は眼を閉じる。
列席の方では、特別に入場を許可されていたカメラマン達が、撮影をしている。何故かその中に、はやての姿もあるが気にしないで置こう。
そして、アストラエアも何故かカメラを構えている。いや、それ何処から出した。と言うか、そんなので良いのか聖女。
大聖堂の中に祝福の鐘の音が響き渡る。
「今ここに大いなる祝福を受け、1つの夫婦が誕生した。さぁ、祝福を…!!」
感激と祝いに満ちた拍手が、教会内に響き渡る。キスを終えて、振り返った2人が見たのは本当に嬉しそうにしている仲間達。
自分達は、これ程の人に愛され…大事にされてきたのだと…皆に出会ったことを本当に感謝する2人。
「さぁ、次は誓いの印として、指輪の交換を行います。…指輪をこちらに。」
修道女がリングピローに乗った指輪を運んできた。
そして、ブレイズの手袋とシグナムのブーケを一旦預かると、傍らに控える。
「これより2人には、これより心臓に一番近いとされる、左手の薬指へリングを通されます。まずは、新郎から新婦へ」
ブレイズはシグナムの左手を引き寄せ、白く美しい指に指輪を通す。
中心に輝くのは、ガーネット。以前、プロポーズしたときのあの指輪だ。
「では、新婦から新郎へ。」
同じようにシグナムはブレイズの左手を引き寄せる。少年から、青年へと成った彼の手は、逞しくなっていた。
彼に送る指輪の中心に輝くのは、シグナムの髪と同じ色のルビー。常に共にありたいと言う願いだろう。
指輪の交換を済ませると、2人はアストラエアの元で結婚証書に署名を行う。
そして、立会人になるのは、彼らの共通の友人、メビウスとなのはだ。本当はハラオウン夫婦、ノヴァ夫婦にしてもらおうかと思ったが…ほんの少しの感謝だろうか。
メビウスは、本当に嬉しそうな笑顔を浮かべ、なのははシグナムのドレス姿に見惚れながら、何時か自分も…と隣の大好きな彼を見る。
「2人の誓いが、神と世界中の皆様の前で、真実永久に守られますように、お祈りを致します。では皆様、黙祷を願います。」
アストラエアによって聖書の上に2人--今やトリスタン夫婦--の手が重ねて乗せられると、2人は眼を閉じて祈りを捧げる。
そして黙祷を終えると、アストラエアは声高々に列席者達に向かって、結婚宣言を口にした。
「新郎、ブレイズ・トリスタン。新婦、シグナム・トリスタン。神と皆の前にて夫婦たる誓約をなせり。
ゆえに我、父と子と精霊の御名において、この男女の夫婦たることを宣言す。この者達の幸せなる前途を阻む者は、我らの怒りにて焼かれるであろう。
2人の幸せを願い…共に歩まん事を…。」
大な拍手が巻き起こり…2人を祝福する。笑顔でうなづきあいながら、ブレイズとシグナムは手を握り合う。
「では、最後に祝福の讃美歌を、ここにいる皆さんと一緒に歌いましょう。」
アストラエアが宣言すると、列席者達は立ち上がりオルガンの演奏と共に歌い出す。
「俺の!!」「私の!!」「歌を聞けぇぇぇ」「美声を聞きたまえ!!」
ISAFの席では、チョッパーとスカイアイが自慢の歌声を披露し、ISAFのメンバー達に笑いを提供していた。
クロノとエイミィも寄り添いながら、2人で親友であるブレイズを祝福し、ハーリングとリンディは…若干、涙ぐみながら彼の姿を眼に焼き付けていた。
息子だと思ってきたのだから、2人は嬉しくて仕方が無いのだろう。
ノヴァは何処から出したのか、大量の紙ふぶきを撒き散らし、閃は額に青筋を浮かべ、そんなノヴァを張った押していた。
シャマルは仕方が無いなぁ、と言った様子で、ノヴァを見つつ、その笑顔に負けぬ優しいな歌声を響かせる。
後ろでは、ザフィーラが、デジカメと携帯とフィルム式カメラと言う3段構えで撮影を行っていた。…八神家アルバム担当恐るべしである。
そして、なんと言うか当たり前と言うか、立会人席に居たメビウスとなのはも、2人で寄り添い、手を握り合い綺麗な歌っていた。
余談だが、なのははこれより1週間後、評議会直轄地に演習という形で、行く事になっていた。その間を埋めるように、手を握り合う。
先ほど、アストラエアが言ったとおり、ブレイズとシグナムの仲を引き裂こうとするものが居たら、神だろうと容赦はしないだろう。
最も、引き裂こうとした瞬間に、2人の怒りで生まれて来た事を後悔する事になるのは、眼に見えているが。
「これをもちまして、お二人の結婚式を閉式と致します。さあ皆さん、二人を祝福の拍手でお送りください。」
アストラエアとガルが2人を送り出す。
ブレイズはシグナムの手を引いて祭壇から降りると、右腕を少し曲げる。その腕に、シグナムは自分の腕を巻きつけると、ゆっくりと歩き始めた。
祝福するかのように、ステンドグラスから差し込む光が、純白のバージンロードに虹色の光を落とす。
控え室
「やれやれ、緊張感が凄まじいな。」
「ふふ、同じくだ。先ほどから、心臓が鳴りっぱなしだ。」
椅子に座り、シグナムは隣に立っているブレイズに優しく微笑みかける。今頃、大聖堂の前ではフラワーシャワーの準備が行われているだろう。
シグナムは手元に視線を移した。白いリボンで留められ、色とりどりの花が作られているブーケからは、甘い香りが漂ってくる。
これがあと少しで、自分の手から無くなってしまうと考えると…少し残念だ。
「まったく、手元から無くなるからと言って、そんな残念そうな顔をするな。」
「そ、そんな事は思ってない…と言いたい所だが、やはり少し残念だ。折角、こんなに綺麗なのに…。」
「確かに。そのブーケを持っているシグナムは、とても綺麗だからな。」
「~~。よ、良くも照れずに言えるな、そんな事…。」
「事実なのだから、仕方があるまい。」
窓から差し込んだ光が、シグナムへと降り注ぐ。純白のウェディングドレスがキラキラと輝き、とても幻想的な光景を映していた。
「さて、シグナム。またお前に言う事がある。聞いてくれるか?」
「また改まってどうしたのだ?」
キョトンとする彼女を前にブレイズは片膝をついて、頭を垂れる。
そして、先ほどまでの甘い声とは違い、凛とした声で言葉を紡ぎ始めた。
「ぶ、ブレイズ、どうしたのだ?」
「…シグナム・トリスタン、我が姫よ。我が名はブレイズ・トリスタン。これより、我が命、我が力、我が名、全て貴女に捧げましょう。」
「そ…れは、騎士宣誓…か?ま、待て、ブレイズ、そんな事をしなくても…。」
古きベルカの騎士達が、主君に誓った証の言葉。それをブレイズは、シグナムへと誓っている。すなわち、彼は、彼女の騎士になると言っているのだ。
突然の宣誓に戸惑うシグナム。まぁ、当たり前であろう。目の前の夫が、そんな事をすれば驚くし、何よりシグナムも烈火の将の名を冠する騎士だ。
騎士が騎士に忠誠を誓うとなると、少しおかしい気がする。だからであろうか、ブレイズはあえてシグナムを、騎士では無く姫と呼んでいた。
「我が姫よ。我が全てを賭けて、貴女を護ろう。貴女を愛そう。…全ては、貴女--シグナム--の為に。」
「…本気なのだな。…ならば、我が騎士、ブレイズ・トリスタンよ。主であるシグナム・トリスタンが命ずる。」
「はっ。」
「…常に我が側に居よ。常に我が元に帰ってこい。…私を1人にしない事だ。…約束…出来るか?」
「Yes,your majesty。」
シグナムは笑顔で左手を差し出すと、その手の甲にブレイズは唇を落とす。今ここに、烈火の将…いや、今は烈火の姫と漆黒の騎士が誓いを立てたのである。
準備が終わり、修道女たちが控え室の扉を叩く。そして、案内されるままに大聖堂の扉を開けると、祝福のするかの様に降り注ぐ太陽の光と、色とりどりの花。
「シグナムさん、ブレイズさん、おめでとうございます!!」
「シグナム、こっちむいて!!そうそう、良い笑顔やよ~!!」
「ブレイズ、シグナム。おめでとう!…いいなぁ、私も何時かお兄ちゃんと…。」
沢山の人達から祝福の言葉を受け、2人は本当に嬉しそうに手を振る。そして、徐にブレイズは、シグナムの事を抱き上げた。
所謂、お姫様抱っこだ。突然の行動で驚いたシグナムだが、直ぐにブレイズの首に手を回して幸せそうに笑う。
そして、徐に持っているブーケを勢い良く宙に送り出した。キラキラと光を反射しながら、ブーケは宙に舞い…1人の女性--なのは--の元に降り立った。
「あ~あ。やっぱりなのはちゃんかぁ。まっ、そうやとは思ったけど。…負けへんよ?」
「けど、私は嬉しいかな。お兄ちゃんとなのはが結婚するの。…私もするけどね。」
「2人とも…うん、ありがとう。けど、私も負けないよ?」
クスクスと笑い合うなのは、フェイト、はやて。…現在、2人の狙いはなのはが不在時の1ヶ月間。…メビウスにアタックを仕掛けるのは好都合だが、これは別の話。
そして、上空には、ISAF所属の魔導師達が、魔力光で祝福の言葉を空に残している。その中には、メビウスやアーサーの姿もあった。
新たなる門出を、我等が友の為に祝福を、我等が灯火の為に。
これより、ブレイズとシグナムは共に歩んでいく事だろう。共に生きることを願った、2人に…盛大なる祝福があらんことを。
時刻 夜。
「ブ…ブレイズ、電気は…消さないのか…?」
「消したら、可愛いお前が見えないだろう?」
「かか、かわいいだと!?…いや、しかしだな…その、は、恥かしい…」
「ふむ、そうか。別に消しても構わんが、知っているか?人間は、視野が極端に制限されると、聴覚に頼るらしい。…意味が分かるな?」
「~~…!!お、お前…キャラが変わりすぎだ…ばかもの。」
「魅力的過ぎるシグナムが悪い。…手加減は出来そうも無いな。」
「ま…待て!!…や、優しくしてくれ…。」
あとがき
あっついですね~。夏ですね~。扇風機フル稼働ですね~。猫がソファをボロボロにしてくれますね~。
パソコンの熱とPS3の熱と液晶TVの放熱が凄まじいですね~。猫が網戸によじ登りますね~。
こんな感じに溶けておりますへタレイヴンです。某所にて別の名前でSS書いてる大馬鹿です。ライ×カレンは最高です…!!
今更ながらダークソウルに熱中。ブラウン管だとやりづらかったんですもの…。
ようやくブレイズとシグナムは結婚しましたね。これから、時々はこの夫婦の話も挟んでいこうかと。
次回はなのはが評議会直轄に行く話し。そして、メビウスの忍び寄る金色の影。さて、一体どうなる!!で行こうかと思います。
…いい加減、なのは以外にも良い思いをさせなくては。片思いは何時までも続けるのは大変なのです。
では、皆様も夏の暑さに負けないでくださいね。へタレイヴンでした。