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[11332] 猟奇歌劇(第九話完成?)
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2010/05/13 19:56
間違って一話削除しちゃいました…。バックアップ取ってない……。ワンクリックで消えた…儚い。どうしよう。



更新履歴

03月20日 更新復活宣言!…だけですすみません。

04月04日 改訂開始。時間が経つと昔の文章に納得できなくなっちゃうんです、すみません。ちょっと待ってくださいね。



初めまして、蓮と言います。初投稿ですので、文章が拙いかと思いますが、感想やアドバイスなど頂けたら参考にしてより精進しますのでよろしくお願いします。

この小説の要素は下の通りです。判断材料にしてください。


主人公は女です。キルアの双子の妹です。

女ですが恋愛要素はないです。要望があれば三秒でくっつけますが。

ギャグです。ただ、作者のギャグセンスに依存するので面白いかわかりません。

主人公はネタとノリで生きています。ノリ>命です。

主人公はチートですがH×Hのキャラ自体がチートだと思うのでそこまで強いわけではないと思います。

全年齢です。

色々ネタでクロスします。セリフ以外のクロスは出るたびに一応説明するつもりなのでたぶんわからなくてもいけます。


テイルズ、ハリポタ、禁書を重点的にクロスします。


あとはセリフとかだけ。微。
ひぐらし、リボーン、ドラゴンボール、fate、戯言、ポケモン、北斗の拳、スパロボ、聖書とか童話とか。カオス。正直出しすぎてわからなくなった。無意識もあるし。





題名は二つ名メーカーに主人公の前の名前を入力してつけて貰いました。

 【猟奇歌劇】

と書いて「ノイローゼブラッド」と読むそうです。さすが二つ名メーカー様ですね!







[11332] プロローグ
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2010/04/04 23:21
ある日の夜の、小さなアパートの一室。


夜にもかかわらず電気がついていないその部屋では、床に鎮座するパソコンの明かりだけがあたりを薄暗く照らす。
唯一の住人の目は虚ろで、隈があった。



「欝だ・・・・・・うん。・・・・・・・・・・・・死のう」



彼女は唐突にそう呟くと、右手に持った包丁で自身の胸を突き刺した。



血が噴水のように噴出し、寒気を誘う痛みが彼女の全身を駆け巡る。それでも彼女の目は虚ろで、唇から血を溢しても、立っていられなくなって、包丁が突き刺さったまま倒れても、それは変わらなかった。




(あれ。なんで、刺したんだっけ?)


彼女の思考はぐるぐると、意味のわからないことばかりを巡り。
真冬のような寒さに身を震わせた瞬間、






彼女の意識は途絶えた。






                    ◆






そこは、ぬるま湯の中のようだった。
自分と、誰かもう一人、この狭い空間を漂っている。目を開けることはできず、誰のかわからない鼓動の音だけが、その空間を支配していた。
不気味なようで心地よいこの空間で、彼女はまどろんでいた意識を覚醒させた。




・・・何が……起きたっけ?




混乱して可笑しなほうへ想像を巡らす頭をなんとか鎮めて、昨日のことを思い出した。



昨日、朝から鬱ゲーをやって・・・・・・鬱ゲーやり過ぎて鬱になって自殺したんだ・・・。
鬱死・・・・・・。ひぐらし怖い・・・。



死→天国?いやこの生々しさは地獄なのか。
そして地獄というのは閻魔の審判も下されずにずっとこんな生殺し状態なのか。
疑問は絶えず、納まったはずの混乱がぶり返す。

目は見えない。上手く動けない。息苦しい。

急に薄寒い恐怖に襲われた。
このままずっと、永遠にこのよくわからない状態のままなのか。


混乱した思考は悪いほうへ向かっていく。
すると傍にあった誰かの、微かな安心感を与えてくれていた気配が遠ざかっていった。



独りになるの………?




夢中でその気配を追っていくと、見えないはずの目に、





光を感じた。








プロローグ






「おぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




凄まじい声が聞こえた。まるで赤ん坊の産声のような。




「双子か」

「ええ、男の子と女の子ね」



遅れて、渋い男の声と高い女の声が聞こえる。




「女は初めてだな。どう育てればいいのか分からん」


「ほほほ、ちゃんと可愛がればいいわ」


「ああ。名前は・・・キルアとアルアにしよう」




ここで私は、初めて正確に自分の状況を了解した。



自分は、H×Hのゾルディック家にキルアの妹として、転生したのだと。







――――――
4月4日改稿。
大分流れが変わりましたけど要は最後の一文。それだけ伝われば大丈夫です。



[11332] 第一話 木登りできる人ってすごいと思う
Name: 蓮◆80582eec ID:c98e0068
Date: 2010/05/13 21:42
第一話 木登りできる人ってすごいと思う
 …作者が間違えて消してしまった幻の第一話。
主人公の厨二病加減、チート設定(痛覚が無い)、キルアの超人ぶり、な家族の絆、作者の文才の無さが現れていた。…と思う。

書き直したいのは山々なのですがなかなか思い出せない。バックアップとってなくてすみません。徐々に思い出せたら書き直します。
一話見てこれとかこの先読んでくれないだろとか思ったので無駄に予告を入れてみます。







※この話はフィクションです。






                              始まりはひぐらしだった。




「アルア…っ!」




        
         意識が遠くなる。どうして?






                           「あなたの名前は――――」






     本来存在しない筈の、四人の少女。









               「病弱設定とか萌えるけど自分となると話は別」    






                           【アルア・ゾルディック】暗殺一家長女。







             「接続(アクセス)―――。私設図書館(キュリオスプリズン)、発動」



  
   【ミツ】初音ミ○黄色版。




「→→↑→↓←AABAA!ふーっ…敵撃破だね!」







                           【名前未定】幻影旅団№?












                           「けつ振って誘ってんのかァ?……うっせえな、わかってるよ。汚ねェ言葉使うなってんだろォ」






      【鈴科百合子】一方通行。


       


             



               四人の少女と、神に託されし手紙が織り成す。


 




             それは



                             「ふぉっふぉっふぉ。ようやく気づいたかの?」


      喜劇か


  「俺はクライスト。神の子だ」






                     それとも悲劇か








                  「私は…貴方を倒すっ!!」






                                   God only knows.(答えは神のみぞ知る。)



                            ―――猟奇歌劇(ノイローゼブラッド)










こんな感じです。厨二病感を全面的に押し出そうとしたんですが失敗して予想外にしょぼくなりました。かっこいい感じのとか無理ですね。シリアスが書ける人はすごいと思います。
壮大な感じのBGMを聞きながら読んで下さったらたぶん良い感じに補正できると思います。すみませんでした。



[11332] 第二話 辛味って痛覚なんだって。
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2009/09/15 20:46

こんにちは。アルアです。

あれからしばらくして訓練が始まりました。食事はスパイシー(痛覚ないから辛さは感じないけど)だし兄はチートだし。
痛覚がない時点でわたしもチートだけど。


痛覚がないから訓練もなくて楽できるかと思ったら、そうでもありませんでした。基礎訓練と平行して次の段階的な感じで念修行が始まった。
まぁいいけどね!だって念ってなんかファンタジーで浪漫を感じるよ。


今は点と四大行をひたすらやってます。楽しい。
練とかサイヤ人になったみたいでテンション上がる。



ただ調子に乗りすぎて「クリリンのことかーっ!!」って言わないとできなくなった。笑えない。











第二話 辛味って痛覚なんだって。



イベント「水見式」が発生しました。



これはこれからの人生を左右すると言っても過言ではない。
どの系統かなー?どの系統も便利そうだからどれでも嬉しいけど。


家族も気になるらしく、みんな(曽祖父とキルア以外)集まってグラスを覘いてる。シュール。
そんな中、父が威厳たっぷりにその沈黙を破った。




「アルア、グラスにむかって練だ」




指示に従って手元に集中する。手だけならクリリンの以下略は言わなくてもできる。イメージって大切だよね。



ふんっ!


・・・・・・・・・。


はっ・・・はっぱがーーー!くるくるしてるーーー!!
ってことは・・・



「操作系だ。俺と一緒だよ」


愛しの兄上が嬉しそうだ。わたしも嬉しい。



「わたくしともよ。おほほ」


「てか親父とじいちゃん以外は一緒だろ」


相変わらずの高笑いと、次兄(あんまり呼びたくないけど)初登場。
父と祖父はそこでorzしてる。ちょっと面白い。
うふふ。まあ操作系なら話は早い。一つ目の能力はもう考えてあるのだ。








能力名   人形劇の女王様(ドールシアター)

能力    声を媒介にして操作する。      

内容    ①命令を口にすると、ある程度相手を操作できる。
       範囲は声が聞こえているならどこまでも。 
      
      ②自身が口にしている言葉と同じ言葉を相手に言わせることができ る。対象はこれを阻止できない。
       この時、自分の声は誰にも聞こえない。また、口を動かしているようにも見えない。   
       範囲は自身の円の範囲と同じ。

制約と誓約 ①は相手が自分よりMな程操作しやすく、自分よりSな程操作しにくい。
      ②の発動中は円をしていなければならない。
      ネタに生きると誓う。









別に相手の命とかかかわってないし正直ネタだし容量もあんまりくわないし。便利な能力だと思う。・・・・・・たぶん。
無い頭絞って疲れた。実はもう一つ考えてるんだけどまだいいや。


さて、さっそく能力使ってみるか。
ターゲットは・・・・・・父!君に決めた!



「「キキョウ・・・・・・前々から話そうと思っていたんだが・・・・・・」」



父が急に動きだした自分の口に驚いている。くふふ。


「なあに?あなた」


母も急に話し出した父に驚いてる。くふふ・・・くふふふふ。


「「オレは・・・・・・オカマなんだ」」



あ。家族がぽかんとしてる。あのイルミも!貴重!



「「外見はこんなマッチョでも・・・・・・心はプリティーフェイスの乙女なんだ!!」」





ちゅどーん!!!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



みんな無言で父から距離をとった。何これ凄く面白い。
父が一番泣きそうっていうのがもう最高。おほ・・・おーほほほほ!!
ネタばらしするのがもったいないくらいだ。でもしないと家族崩壊の音がすぐそこまで迫ってる。



「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」



しっかし面白いな。ゾルディックが固まってるよ。くふふ。くははははは。



「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」




くふくはっ!・・・・・・あ。



「ねぇ、あるあのねんのうりょくどうだった?」


そう言って能力を説明する。能力を知られるのは致命傷にもなるけど、家族だし、知られてもあんまり困らない能力だし。



「・・・・・・アルア、どこで覚えてきたのあんな単語」


真っ先に復活したのは我が愛しの兄でした。流石。


「・・・はっ!アルアちゃんもう発を決めたのね!凄いわ!今日はお祝いよ!」



母はそう言って部屋から出て行った。通り過ぎる時ちらりと父を見る目が冷たかったのは気のせいだ、うん。







――――――
主人公が変態になりました。父の扱いが酷いのは気のせい。愛ゆえ。
がんばって文章増やしたけどここらへんが限界だった。
念能力の名前に悩みすぎて気づいたら30分経ってた。でもあんなん。考え直してきます。

      
      
    






[11332] 第三話 やたらSに憧れるのも中二病だ。
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2009/09/18 00:16
おっす、おらアルア!よろしくな!

さて、あれから三年経って五歳になりました。

今回はミルキを調教せよと天の声が聞こえたのでそんな内容です。
そしてよく考えたらキルアが初登場だった!
あっはっはっはっはっは。











第三話 やたらSに憧れるのも中二病だ。




事の始まりは優雅なティータイムだった。



「キルア。突然ですが質問です」


「何だよ」


小さいキルア可愛いよはあはあ。
まあキルアの可愛さは置いといて。今は、あれの話をしたいのだ。



「ミルキのことをどう思いますか」


「・・・・・・お前はどうなんだよ」



気まずそうな顔をしたあたり、こんなことを聞かれる心当たりはあるみたいだ。


「あれを兄貴とは認めん」


即答したら変な顔をされた。


「あっそ。で、急にどうしたんだよ」


ん?なんか話を逸らされた気がする。気のせいか。



「退屈じゃん?ミルキを調教し・・・げふんげふん。あのニートを何とかしにしようよ!」



「別にどうでもいいじゃん、本人は好きでやってんだろ」



冷たい。この頃から兄弟の亀裂はあったようだ。


でも、無理やりにでも連れて行く。
何故なら、面白そうだからだ。







ところ変わってミルキの部屋。
この頃のミルキは既にぽっちゃりしているが、オタクではない。(かろうじて)



「なんだよ急に」



本を読んでたらしいミルキが不機嫌そうに言った。
小癪な!


「痩せろ」

「はぁ?」

「痩せろ」

「意味わかん「痩せろ」


ふむ。相当のMか。高速で腹筋を開始している。
いくらわたしの念能力と言ったって、ここまで効果が出るのも珍しい。



「お前ミルキに何したんだよ・・・・・・」


「いや何も。敢えて言うなら命令した?」


「・・・・・・」



ため息吐いて、どうしたの?






それから一週間ぐらい毎日命令したら痩せた。そしてなんか変な道にも目覚めたっぽい。
キルアが侮蔑を含んだ眼差しで、ミルキのことを豚くんと呼ぶようになった。
痩せて今はイケメンなのにね?






某日。


「ミールーキー」

「なんですか?」


ミルキはわたしにだけ敬語を使うようになった。ついでに妙にひっついてくる。よく分かんないけど猫は可愛いので良し。



「ゲームがー。したいのー」


「僕が買いましょうか?何がいいですか?」



さっすがミルキ。便利ー。



「ううん。もう買ったんだけどさ。手が小さくて操作できないの。かわりに操作してくれない?それを見るから」



そうしてfateを見せる。なんとこっちにもあったのだ。見つけたときには有頂天になってしまった。まあ18禁だけどそこは気にしない。
そしてこの話は嘘。わたしのゲームに対する執念はそんなものを凌駕する。だが、仲間がほしいのだ。オタク仲間が。
だってイル兄は全然興味持ってないしキルアはアクションとかRPGしかやんないし。(それでも楽しいけど)
その点原作で相当のオタクだったミルキは素質があるはずだ。オタクの。



「ゲームですか・・・・・・。やったことがありませんから出来るかどうか分かりませんけどあなたのた「それでもいいよ。選択肢しかないから」


だってギャルゲーだし。




この後見事にミルキはfateにはまり、オタクへの道を進んだのだった。ちゃんちゃん。




――――――
どうでしょうか。今回はミルキの話でした。彼にはこれからも活躍して貰おうかと思ってます。
今回も短い。ごめんなさい。すぐにオチに持って行きたがる癖があるみたいです。







[11332] 第四話 いーちゃんの本名は西尾●新だと信じてた。
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2009/09/16 18:45
こにゃにゃちは~。アルアです。・・・あれ?これなんのネタだっけ。
・・・・・・ごほんごほん。
今回はアルアちゃんが神様に力を授けられる話でっす。どうでもいい人は一気に最後までスクロールすると簡単にアルアちゃんのスキルアップが書いてあるよ☆







第四話 いーちゃんの本名は西尾●新だと信じてた。



気づいたら異空間にいました。
なぜわかるかって?・・・なんとなくだよ。



「知らない天井だ」



上を向いてとりあえず言っとく。正直使い古されすぎて言っても面白くない。
はあ。・・・うーん。とりあえず何してたっけわたし。


朝起きて・・・ごはん食べて訓練して食べて踏んで食べて・・・・・・寝た。
・・・・・・?



【ほっほっほっほっほ】



思考していると頭になんか聞いてると殴りたくなってくるようなじいさんの声が響いてた。そして、実際に殴りたく(以下略)が現れた。



【初めましてじゃの。い「わーー!!前の名前は言うなーーー!!・・・・・・いーちゃんと呼びなさい」



前のわたしの名前は泥沼なのだ。



【・・・こほん。ではいーちゃん。わしは神様じゃ】

「へー」

【・・・・・・実はの、そちを転生させたのはわしなのじゃ】

「へー」

【嘘じゃ】

「はあ?死ねよ」


何がしたいのこいつ。面白くも無い嘘ついて。



【・・・・・・それでの、そちを転生させたのは頼みがあるからなのじゃが・・・】

「頼み?報酬は?」



急にでてきて頼みとかなんか昔のRPG王様みたいだな・・・。



【・・・・・・達成できるよう力を授けよう】


「おっけー☆神様大好きぃ!」



神っていいやつじゃん。楽しい睡眠時間を削って何様かと思ってたよ。




【・・・そこで頼みなのじゃがな、わしには息子がおっての】

「マジで!?」



素で驚いた。



【・・・・・・その息子がわがままでのぉ...




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・。



以下略。神の話を要約すると、神にはわがままな息子がいて、そいつが何か大変なことをしてしまったらしい。
それというのが、

「いろんな世界の人々をランダムで別の世界にトリップさせる」

というもの。


【おぬしにはの、愚息がトリップさせてしまった人々に謝罪、願われれば帰還させてやってほしいのじゃ】


「はあー?なんでわたしが謝んなきゃいけないのー?」



交渉は有利に進むよう上から目線で。
それ以前に帰還とかどうやってさせんの?



【・・・・・・謝罪の手紙を書いておくのでそれを渡してください・・・】




何泣いてんの?




とりあえず報酬を先にもらった。夢は魔法使い!
なんか知らないけど対価はもう払っていたらしい。

その後神様から手紙を預かった。
数は三つ。宛名をざっと見るとみんな元日本人らしい。よかった。

・・・ん?宛名に





「鈴科百合子」




というのがあった。・・・・・・オワタ。







ピロリロリン♪

アルアは称号 「いーちゃん」 を手に入れた。

アルアは称号 「神の使い」  を手に入れた。

アルアは称号 「主人公」   を手に入れた。

アルアは   「神秘の力」  を手に入れた。

アルアは   「後天性特質系」 になった。

アルアは称号 「魔法使い」  を手に入れた。



能力   邪道派主人公の特徴(アンチヒーロー)

内容   ピンチになっても口先だけで乗り切る。
     戦闘中に喋ったり決めポーズを決めたりしても攻撃されない。
     KB(空気ぶっこわす)
     ラッキースケベ(される?)


制約と誓約 特になし。というかあんまり役に立たない。
 


能力    神秘の力(あいあむまじしゃん)

内容    願いなどを口にすることにより現象を実現させる。願いにはオーラを消費し、現象が困難なほど消費オーラは大きい。現在所持しているオーラでは足りない場合、オーラ徴収が終わるまで強制的に絶になる。

制約と誓約 ■■と■■を神に捧げる。  
      





――――――
鈴科百合子 簡易説明:禁書にでてくるチートキャラ。何でも反射しちゃうよ☆
最後の■には好きな言葉をいれて推理してみてください。処女とか。
あと、邪道派主人公の特徴って他に何かありましたっけ?指摘を頂いて書き直したのですが思い浮かばなくて・・・。


 



[11332] 第五話 全国のキリスト教信者の人ごめんなさい。
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2009/09/16 18:58

「お前達、天空闘技場に行ってこい」




お父様にいきなり言われて家を追い出されました。

しかも念無しでやれだって。産まれてこのかた纏を解いたこともないよ。
・・・不安になってきた。いやでもキルア2年かかるもんね。それまでに何とかすればいいんだ。



「・・・・・・意味わかんねえクソ親父」



心なしかキルア君が原作より口悪くなった気がする。気のせいだ。



「うん。お父さんに意味なんか無いよ。でさ、天空闘技場ってどこ?」



わたしは地図が読めない。というか地理が無理。
20過ぎても東京の場所もわかんなかったし。旅行なんてもってのほかだ、恐ろしい。


「おれ知ってる。行こうぜ、アルア」

「うん」



助かった。なんかキルアが原作よりしっかり以下略。






第五話 全国のキリスト教信者の人ごめんなさい。



天空闘技場につきました。
むさいです。熱気が・・・・・・。絶対もやし●んみたいな状況になってるって。
臭いよー。てかお風呂に入ってますか?




「・・・・・・」

「アルア?どうかしたのか?」


キルアが神に見える・・・・・・。マッチョの中にショタ一点・・・。ああもうショタコンになっちゃう。


「いや・・・その・・・キルアは平気なの?」

「何が?」

「・・・・・・・・・・・・・・・まっちょ」

「ああ・・・。まあ仕方無いだろ。頑張れ」

「うん・・・」


とりあえず無駄に長い行列に並んでおく。つまんない。



2時間経ってやっと申し込むところまで来られた。申込用紙に例の「格闘技経験」の欄を見つけた。


確かキルアが原作で「10年って書いとけ」とか言ってたけど10歳いってないし・・・。



・・・あ!纏解いてない。・・・どうやって解くの?んー・・・。わかんないから発使おう。




そして、








「纏を解きたい」







そう言った瞬間、胸が急に苦しくなって









血を、吐いた。








痛みはない。ただ苦しさだけが胸を支配して。咳が止まらない。





なんだろう。



なにがおこ「アルア!」


「ゲホッ・・・キ、ゴホッガハッ、ルア?・・・・」







たすけて。






声をだそうとしても、掠れて唇が動くだけで。


それでもキルアに訴えたくて。




最後に、キルアの方に手を伸ばしてわたしの意識は、暗闇に溶けて消えた。



 

          



 


                (助けてよ)
 








遠い夢を見た気がした。
前の世界の、懐かしい・・・










杏仁豆腐ーーーーー!!

あ、ごめん。さっそくkb(空気ぶっこわす)?
ふはははは残念だったねこの小説にシリアスなんて文字はないよ!!!!


「・・・・・・むなしい」


まあというわけで起きたら何故か自室にいました。説明は求めないで。わたしもわかんない。

夢オチ?


「う~ん。なんかだるい。こんなのは初めてだ・・・」


だってぞるでぃっくはチートボディだもん。


【それもそうだろう】


なんかイケメンボイスが聞こえた。やっぱ男は声だよね☆顔じゃないよ。



【い「お前もかーーー!いーちゃんです。そんな名前ではないんです」・・・人が話しているのを遮るとは良い度胸だな】


まるでそこにいるのが当然とでも言うように、窓辺に腰掛けた男が現れた。その唇はニヒルに歪んでいたが、浮き出た青筋が隠せていない。


てかイケメンだけど登場の仕方が厨二臭い。ぷふー。


【お前、失礼な人間だな】


心読めるのかよ。ますます厨二!



「人間とかじゃあお前はなんですかあー」


【クライスト。神の子だ】


「はあ?」


【お前本当に口悪いな。あのジジイに会ってねぇのか】


めんどくさそうに男が言った。こっちがめんどくせえよ。乙女の部屋に不法侵入する変質者が!


「ああ!サンタ?会った会った。じゃあお前がわがままプー?」


【・・・・・・】


「てか年の差すげえな。じいさん随分ハッスルしたじゃん。お母さんは?美人で若かったら笑える」


【お前聖書読んだことねぇのか】


男の顔が凄い。歪みまくってる。


「日本人に求めないでよねー。わたしの家は浄土真宗・・・あれ日蓮宗?まあいいや。とりあえずキリスト教ではない」


【神と血が繋ながるものは存在しない】


「よかったね」


そう言うと男―クライストは黙り込んだ。なんで?


【・・・話が逸れた。戻すぞ】


「どうぞー」


【・・・・・・もういい。帰る。疲れた。・・・・・・・・・三次元の女は怖いな】



ため息を吐くと男は消えた。てか最後のセリフ何。





「・・・・・・何がしたかったんだ?」








――――――――――
主人公の倒れる時の描写を変更。
とりあえずキリスト教の人ごめんなさい。あくまで題材ですから。作者自身は神は信じてる方です結構。
毎回gdgdでごめんなさい。特に意味無くその場のノリで書いてます。
てか一万行ったよ!!行くとは思ってませんでした。もう皆さん愛してます。こんなの読んでくれてありがとうございます。
次か次の次は天空闘技場編にします。それで無理矢理ヒソカでも出そうかと。・・・・・・いいじゃんいそうじゃん・・・・。



[11332] 第六話 これは作者の気分によってジャンルが変わる小説です。
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2009/09/16 19:19


わがままプーが消えて一人になると、急にいろんなことが頭に押し寄せてきた。







倒れた。纏を解いた瞬間?




二度目の死、その先にあるのは?




そもそも、神とはいったい・・・・・・





ベッドの中で目を瞑って考えていると、なんだか世界に一人だけなような、そんな気がした。辺りは静かで、人の気配も無い。

部屋に誰かが入ってきた。
でも、なんとなく今起きていくのも変な気がして、寝たふりをする。




「アルア・・・・・・いつ、目を覚ましていただけるのでしょうか」




ミルキかよ!空気読めよ。しかもそわそわしだしたかと思ったら頬を赤く染めてやつはこうのたまった。(全部気配でわかる。特にこいつは)



「眠り姫は王子の口付けで目を覚ま「さねーよ」


お前は乙メンか。



「おっ起きてたんですか・・・」

「起きてました」


残念そうにするな。近親相姦は大好物だが自分が対象になるのは別問題だ。
あ、あとここで主張しておくけどわたしは腐女子ではない。友達が腐女子だったの!これ結構切実!!


「あ・・・・・・。じゃあ、みんな呼んできますね」


頬を染めてはにかまれて胸がきゅんとした。そんな馬鹿な!


「ミルキ」

「なんですか?」


わたしに呼び止められたのが嬉しいらしく素晴らしい笑顔だ。




「豚は死ね」











・・・・・・。
やっぱり胸のときめきなんて気のせいだったようだ。










第六話 これは作者の気分によってジャンルが変わる小説です。






ミルキが家族を呼びに言って数分後。
わたしは真剣な顔をした家族に囲まれていた。





「アルア」





代表らしい父が重々しく口を開く。


「お前は、生まれつき体が極端に弱かったようだ。さっきも、天空闘技場の空気が体に合わなくて死にかけた」




死っ!?ど、どんだけ・・・・・・。
でもあそこありえないくらい空気悪かったからなぁ・・・。
・・・じゃあ流星街に行ったら即死か。





「だから、一種の防衛本能で生まれつき纏をしていたんだろう」



トリップ特典じゃなかったのか・・・。ちぇっ。



「え、じゃあ」


「纏を解いたお前は倒れたんだ。今はまた無意識に纏をしているから大丈夫だが」



・・・・・・病弱設定?いや萌えるけど自分が対象以下略。






「ごめんなさいね、アルアちゃん。丈夫に産んであげられなくて・・・・・・」



母に涙ながらに謝罪された。気にしてないよ!美人に涙は似合わないよ!



「キキョウ、お前だけのせいじゃな「そうよ!あなたの遺伝子が劣悪だから!」

「へぶほっ」


え?



「ああ、アルア。僕が貴方を守りますから」


うっとりと陶酔する次兄。


「アルア、どんまい」


いつもの無表情の長兄。何が!?何のどんまいなのお兄様!やめてよね!



それと、真剣な目でこっちを見ている我が双子の兄。シリアスはお呼びじゃないよ。てか今思いっきり念の話したよね?居て大丈夫なの?






「アルア・・・・。その・・・念とかの話、親父達から聞いた」




え?
ヤバクね?原作・・・。



「オレ、天空闘技場で200階まで行ってくる。それから、親父達に念教えて貰って、強くなる。オレが、お前を守るから」


病弱だと判明してから扱いが変わってない?
あー・・・。原作・・・。まあ、とりあえず



「ありがとう」



初めて、
「ああ、家族なんだなあ。」と思った。

みんなも笑い返してくれて。前のわたしには無かった、ものだ。



「あ、アルアが僕に笑いかけ「お前じゃねーよ豚君」



・・・兄を豚と呼ぶ家はどうなんだろう。



「じゃあ俺に「あなたじゃないわ」



原作でこの夫婦の関係はこうだっただろうか。色々疑問は尽きないが世の中には聞かない方がいいこともある。
逃避の意味もこめて唯一喋らない長兄の方を見ると、希少な笑顔を浮かべて彼は言った。




「どんまい」



だから何ィィィィィィ!?どんまいで全てが許されると思うなよ!




――――――――――――
最初につけ足しました。
ふう。短いですねごめんなさい。次こそは天空闘技場に行きます。
というか一人称が「俺」のキャラが多くて書き分けられない。誰か助けて。





[11332] 第六と四分の三話 ある男の日記
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2010/03/20 22:51
○月×日



妹が生まれた。名前は、ボクの名前に因(ちな)んで「ミツ」となった。
ボクに似て、とても可愛い。将来凄い美人になるだろう。だが、残念なことにボクには全く笑いかけてくれない。
何かしただろうか?








○月×日



妹の成長が世間一般と比べて明らかに速い。それに、こちらの言葉を理解している節がある。かなり賢いようだ。
ただ、賢いなりに何かを悟ったのかは分からないが、2歳にして死んだ魚のような目をしている。少し不安になってきた。





○月×日



妹が話すようになった。最初に話したのは「ピエロは死ね」だった。やけにはっきりと断定していて、そもそもピエロに接する機会は皆無だったはずなのに何処で覚えてきたのだろう。
最初に話すなら「お兄ちゃん」がよかったのに。





○月×日



妹は本ばかり読んでいる。
幼い頃の環境は人格構成に深く関わるらしいが、これで大丈夫なのだろうか。






○月×日



妹が興味でも持ってくれたら、と思って「バンジーガム」という子供向けのお菓子を買ってきたが、まるで親の仇のように睨み付けるだけだった。ガムはお気に召さなかったようだ。







○月×日



妹の独り言が多くなった。「兄がピエロとか・・・オワタ」と言っていたが、意味が分からない。なにやら思いつめているようだ。
ボクに何かできることはないだろうか。






○月×日



妹に
「ここにまだ熟れてなくて、熟れたら美味しくなりそうな果実があります。どうしますか?」
と訊かれたので、
「熟れるまで待つよ」と答えたら殴られた。思わず少し涙が出てしまった。







○月×日


妹が、お兄ちゃんはそのままが一番かっこいいよと褒めてくれた。今日は人生で一番幸せな日かもしれない。
ただ、その後何度も「だから髪を逆立たり染めたり、メイクしたりしたらだめだよ!嫌いになるからね!」と言われた。
いったい妹はボクを何だと思っているのだろう。








○月×日


この日記も最後のページだ。日記はこれで最後にしようと思う。
明日からはミツと旅に出る。二人でハンターになるという夢を実現するためだ。
これからもたくさん困難はあると思うけど、
そんな時に、ミツを守れるよう強くなることをこの日記に誓う。





ミツがこの先も幸せでいますように。













・・・書いていて恥ずかしくなった。この日記は埋めよう。うん。












――――――――
ヒソカ→密か→密→ミツです。因(ちな)んでるんです。
後半足しました。うちのヒソカはこんな子です。
というかこの小説のキャラ達はたぶんずれてるので気をつけて。この先もジグザグマのままでマッスグマには進化しません。







[11332] 第七話 戦闘シーン怖い・・・。
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2009/09/25 20:35
今度こそ天空闘技場にエントリー!
また最初から並ばせられるとか耐えられなかったからミルキに並んで貰いました。
まあ喜んでたからいいんじゃないかな。


「2097番、3番リングへ」


アナウンスが流れた。・・・ってわたしだ!


「アルア、一応気をつけていけよ」


「うん。一応」


キルアもその後すぐよばれて行ってしまった。
何はともあれ初戦闘シーン。
不安だ・・・。胃がキリキリする・・・・・・。と、といれ行ってもいいですかー!?
というか比較対象がゾルディックしかいないから正直自分がどれだけ強いのかわからない。
・・・どうなんだろう。









第七話 戦闘シーン怖い・・・。


リングに入ると不安が掻き消えて不思議な高揚感に包まれた。
なんかすっごくヒャッホウ!って叫びたい。自重自重。






第一回戦 VSゴリマッチョ



「げへへへ。嬢ちゃん来るとこ間違えたんじゃねぇか」


「・・・理想を抱いて溺死しろ」



とりあえず溺死は無理なので首を絞めてみた。手が回りきらなかったのでどっちかというと押しつぶしたけど。





→50階





第二回戦 VS細マッチョ



「・・・・・・・・・・行く!」



「俺の邪魔をするやつは、みんなスクラップにしてやる!」 




スクラップにすると反則になりそうなのでまたもや首を絞めた。今度は両手で何とかいけた。





→60階






第三回戦 VSモヒカン




「・・・銀髪ロリ少女ハアハア」



「・・・・・・・お前はもう死んでいる」



とりあえず首絞め。
・・・なんか呆気なくない?もしかして俺Tueeeeeeeeeeeeee!なの?




→70階



日が暮れたので初日終了。
残念ながら100階には行けなかったので、近くのホテルに宿泊することに。
キルアもとりあえずここまでは順調なようだ。というかキルアが手刀じゃなくてとても残念だ。見たかったのに。




「アルアはやっぱり強いんだな」


「ん?ああ、だってずっと纏だったもん。こう・・・なんていうかな、人間とスーパーサイヤ人みたいな・・・うーん」


こっちにもあるよDB。うふふ。



「あ、わかった」


納得していただけたようで何よりだ。


その日は兄弟仲良く一つのベッドで寝た。この方が安いし、子供だから別に狭くないし。
一番の理由はミから始まる変態が怖いからだけど。
だって朝起きたら隣にとか・・・キm、げふん・・・絶が一番得意なだけある。



しかしその努力も空しく朝起きたら変態と目が合いました。



・・・・・・・。



「ッギャーーーーー!!」



び、びっくりしたHPが赤だよ・・・。
とりあえずキルアと二人でボコっといたけどそれでも嬉しそうだったのがムカついた。
朝から最悪な気分だ。







二人そろってイライラしながら闘技場に入るとさっそく呼ばれた。キルアはまだみたいで応援してくれるらしい。頑張ろう。

張り切ってるから、対戦相手もきちんと観察する。
・・・イケメンだ。何処からどう見てもイケメンだ。顔立ちは西洋人なのに華やかな着物を着ているイケメンだ。

彼の蜂蜜色の髪がやわらかく光をうけて輝く。観客席には顔立ちのよく似た少女がおり、おそらく妹だろう彼女に満面の笑顔で手を振っていた。


「・・・場違いだねイケメン」

「キミもね」


反応が返ってくるとは思わなかった。
いつのまにかイケメンはこっちを向いていて、アルカイックスマイルをしている。
別にイケメンは嫌いじゃないはずなのに胸に嫌な予感が広がる。何だろう。超直感?

そんな悶々とした思考を、審判の快活な声が遮った。




「アルアVSヒソカ、始め!」










えええええええええええええええええええええ!?
あんまり驚いたから、相手の初撃を食らってしまった。続いてカードを投擲される。ご丁寧に周付きで。
今度はちゃんと反応をして、以前から欲しかったのでその中の一枚を掴む。



「・・・な、なんで花札ーーー!?」



もう色々疲れたよ。部屋に帰って寝たい。これ以上ショックはいらない。
そう本気で嘆いている間も攻撃は止まない。



「さっきから余裕だね。でも・・・女の子だからって容赦はしないよ」



さっきまでの笑顔が嘘だったような無表情で、彼は言った。
かっこつけてるけど、あのトランプマークが無い。なんという物足りなさ。



「わたしの知ってるヒソカに戻ってよ!」

「ボクとキミは初対面だと思うケド」



つ、冷たい。
しかもいつのまにか接近を許していた。強い。腹に一発。吹き飛んだけどなんとか立て直す。


「クリティカル!2ポインツッ!」


審判の声にイラっときた。よく考えたら女王様の人形劇(ドールシアター)を審判に使ったら勝てる。空気は読むけど。
っとまた考え事してたら接近された。今度はかわして蹴る。それは防御されて札で顔・・・顔!?何狙ってんの!?
ピクッと口元を引きつらせながらぎりぎり回避。風圧だけで頬が切れた。

・・・いや勝てないよこれ。力の差・・・ってぐふーーー!!右腕が変な方向に曲がってる。気持ち悪いなぁ。


とりあえず右腕は放置して、具現化した杖で殴りかかる。ヒソカはそれを首一つでかわすと今度は左腕を狙って突きを繰り出してきた。


「あ、両腕もっていかれたー」


思っていたより平坦な声が出た。でも痛くないし、どっちかというと楽しくて笑ってしまう。



「キミ、痛覚ないの?」


札を一気に投げながらヒソカも言う。眉は潜めておきながら、その顔には隠しきれない笑みが浮かんでいた。


「無いよー」

「じゃあ、キミはボクに勝てないな」






そこからは一方的な戦いだった。いや、戦いとすら呼べない。






ただ、青年に嬲られていた。




観客席は静まりかえり、審判ですら口を噤む。

・・・この役立たずー。どうみてもヒソカの勝ちじゃん。10ポイント取られてるじゃん。



そして、遂には四肢が可笑しな方向に折れ曲がり、血まみれ。
それでも痛みはなく、遠いところから自分を傍観している自分がいた。

というかこれずっと続くんだろうか。むこうは勝ちたいしこっちは痛くないし。
うーん。力の差がありすぎて逆転とかも無理そうだ。
・・・暇だ。キルアどこらへんで見て・・・


「あ・・・、あれ?」



急に、体が動かなくなった。視界も霞みだす。







本当に理由が分からなくて、首をかしげると、そのまま意識が途切れた。







―――――――――――――
また気絶オチ。ごめんなさい。
私は腕が変な方向に曲がってたりするのにヘラヘラ笑ってるキャラが好きです。
主人公のキャラが安定しない。どうしよう。
戦闘シーン怖い。ちょくちょく書き換えます。誰かアドバイスをください。
というか攻撃手段って殴る蹴る突くしか知らないです。ヘルプミー。









[11332] 第八話 なんか色々末期。
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2009/10/17 20:58






「マジで知らない天井だ・・・」





確かヒソカ(仮・・・と信じたい)と戦って負けたはず。
で、たぶん病院かな、ここは。白いし。
夢だったりしないかな。両腕変な方向に曲がってるし全身傷だらけだけど。

あれ?足は無事だ。おかしい。最後のあの時よりあきらかにボコられ具合が違う。
脅威の回復力?足だけ?・・・意味わかんない。


すると、誰かの気配が近くにあるのを感じた。数は二つ。
本当に扉の前に来られるまで気づかなかった。何奴!
その何者かはご丁寧にノックをすると、そっと入ってきて、何かを言おうと口を開いたが、こっちが起きているのに気づくと目を見開いた。



「・・・こんにちは?」

「こ、こんにちは」



挨拶をすると返してくれた。一人は好意的なようだ。というかもう一人は本を読んでいて一度もこちらに視線を寄越さない。何をしに来たんだ。



「あーえっと・・・、改めて初めまして、ボクはヒソカ。こっちが妹のミツです。あ、本読んでるのは気にしないで。重度の活字中毒で」



やっぱりヒソカなんだ・・・。
自己紹介って何がしたいんだ二人そろって。止めを刺しにきたのだろうか。











第八話 なんか色々末期。





「・・・兄さん」



なんか挙動不審な態度の兄に呆れたのか、妹が初めて本から顔を上げた。








「あ、あーーー・・・。ご、ごめんなさい」





は?自己紹介→謝罪?
まさか寝てるわたしに何かしたの!?このロリコン!



「兄さん、主語」


「あ、うん。えっと、女の子だからなるべく怪我させないようにしようと思ってたんだけど、キミが予想外に強くって。だから・・・怪我させてごめん」




わざわざそれを言いに来たのか。本当にヒソカなの?



「気にしてないよ!痛くないし。それよりさ、どう見ても怪我が減ってるんだけど何かした?」




まあ知ってるわけ無いだろうけど一応聞いておこう。



「ありがとう。怪我が減ってるのはね、ボクの念能力だよ」



安心したように笑ってヒソカが言った。
え、ヒソカのくせして回復系なの?




「兄さん、言葉が足りない。兄さんの念能力は、


能力名   妹隔離世界(ミッシング・ワールド)


内容    自身のオーラに幻覚作用を付加し、対象を幻覚の世界へ誘う。視覚<嗅覚<感覚の順に働きかけ、対象によって効果の差異はあるが、長時間、又は多量に接しさせたほうが効果が大きい。
      この幻覚は使用者の発言、行動などによる対象者の思い込みを利用し、効果を増大させることが出来る。


制約と誓約 この世界はあくまで幻であり、現実には何の影響も与えない。
      妹を対象にしない。
      妹を大事にする。
      妹に嫌われるようなことをしない。
      妹は神。                   」






妹が兄の念能力を無表情で全て公開してしまった。
後半部分に若干引っかかりを覚えたような気がしたが、便利そうな能力だ。


まあ、つまりは途中から幻覚だったからわたしの怪我が少ないのだろう。




「観客とか審判が何も話さなかったのはそこまでキミに作用してなかったからなんだ。ちゃんとキミの弟?かな。ずっと応援してたよ。倒れたキミに駆け寄ってたし。いい弟?だね」






弟を褒められるのはなかなか良い気分だ。




「自慢の弟ですから。・・・と、用事はそれだけ?」


「あ、うん。本当にごめんね、腕」


爽やかだ!ヒソカが爽やかだ!・・・大事なことなので二回言いました。
まあ気に病んでいるようで申し訳ないので直しておこう。




「癒しの光よ・・・ヒール」




神秘の力 応用 「ヒール」

効果 骨折など怪我ならどれだけ重傷でも治す。 
   



杖を具現化して、回復呪文。
テイルズなのはドラクエだとなんとなく効果がショボい気がするから。「ホイミ」って正直全然回復する気がしない。イメージが大切だよね。



・・・目の前の兄妹が目を輝かせている。




「凄いね!キミの念能力!」

「凄い!なんという厨二病!」



兄はいいが妹それ貶してる?みんな永遠の14才なんだから!


まあこれで確定した。妹は、トリッパーだ。






「ねぇ、女の子二人、水入らずで話してみたいんだけど」


「あ、ごめんね。気がつかなかった!ミツをよろしくお願いします」




丁寧にお辞儀をすると、最後まで爽やかにヒソカは出て行った。
・・・。なんだかなあ。









・・・確かミツだよね?
クーデレ乙!相手は兄?まあなんにしても・・・






「ヒソカの妹とか・・・どんまい!」


「・・・殴るよ?」





すみませんでした。







――――――――――
疲れた。書き始めて二時間半経ったのにこれだけ。オワタ!
なんか前後の文をうまく繋げられません。どうしよう。
方向転換より納得になってましたかね?伏線とか苦手です。一気にどぱーっとやってどぱーっとバラしたい。



[11332] 第九話 自分の笑った顔が大蛇丸に見えたorz
Name: 蓮◆80582eec ID:3c699573
Date: 2010/05/13 19:55

あのあと結局殴られた。
・・・・・謝ったのに。






「・・・・・それで・・・何の用」



く、くーる!ぞくぞくしちゃうっ・・・。
で、用・・・ん?


「えー、・・・・・・」




何がしたかったんだろう。





「・・・あ、あーー!そうそう、神サマから手紙を預かってるよ」


前の名前を聞いて手紙を渡す。ミツは胡散臭そうな顔でこっちを見・・・な、何さー!?
そのもの言いたげな目やめてくれる!?


「まあ・・・転生があるなら、神、もいるのかな・・・・・・」


一応手紙は読んでくれるみたいで、・・・一瞥するとわたしのほうに視線を送ってきた。その目は心なしか冷たい。いや暖かかったことなんてないけど。




「何・・・この手紙」



覗き込むと、そこには・・・






庭宮 千 様へ  (にわみや せん)





ご・め~ん。後はそこの人に聞いて~。







ば~い 神様










「・・・・・・え、」




めんどくさぁぁぁ!くさぁぁぁぁぁ!大事なことなので二度以下略。





「・・・聞く、けど・・・いい?」


「え、イヤ」



・・・反射的に答えてしまった。
殴られた。おかしいな、わたしってSじゃなかったけ。むしろそこがチャームポイントというかうりというか・・・あれーー!?ギャグほせ・・・いやぁ!



「いい?」

「ハイ」




洗いざらい吐かされた。
更に殴られた。何故だ。





「・・・神だして」

「え、どうするの」

「殴る」

「そ、そうですか・・・」





気合でだした神様はミツにたこ殴りにされた。・・・彼女のことは密かに最終兵器彼女と呼ぼう。




「い、いーちゃんが書く時間くれなかったんじゃ」



確かに・・・?え、でもうわあああああああああ。









第九話 自分の笑った顔が大蛇丸に見えたorz



初めてこの天空闘技場に来て二年。
終にキルアと二人、200階に来ることができた。これまでの過程は気にしないで欲しい。大切なのは結果だ。


「終に…ここまで来たね」

「ここから先は念能力者ってのがいるんだよな?」

「うん。一応基本の四大行は教えたし、キルはムカつく位才能あったから大丈夫」





こうして私たちは一ヶ月でフロアマスターとなったのだった。










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意味わかりませんね。さっさと本編に入りたかったんです。悪気は無かったんです。後悔もしてません。
大分経ちましたから文体も変わっちゃいました。読み返すと当時は私銀魂ブームだったんですね。ここのところずっとなんとか訂正しようと頑張ってましたが手がつけられませんでした。
過去編はあと一話位で終わらせたいです。本編やってる最中にふっとネタが浮かぶと増やしたりすると思います。


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